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掃除報告スレ その４
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ちょっと前の話だけれど、物凄い汚部屋に住んでた。
読みもしない本や漫画がタワーになってたり、年に一二度使えば良い方のデスクトップパソコン、見栄を張って買った一人暮らしには大きすぎるテレビや、書類や着ない衣服でパンパンの押入れ。
思い出してもゾッとする。
ある日、いつものように鬼女系のまとめを読み漁っていて、偶然ガルスピを見つけたのだけれど、これが転機だったと思ってる。
掃除のまとめを読んで、自分の部屋を眺めて、これじゃ駄目だと一念発起。
その日から、捨てて捨てて捨てまくった。
叶わなかった夢や願いの残骸ばっかりだった。何だか虚しいものばかりに囲まれてたことに気付いて泣いたし、落ち込んだなあ。
ゴミ置場まで何往復も、何ヶ月もかけて足繁く通って、何にもなくなった。
そしてもう一度部屋を眺めたときに、ここじゃないなって思った。
もともと期限ギリギリで動き出して決めた、対して愛着もない、好きになれない部屋だったんだ。良い思い出もなかったし。
それで、もう部屋ごと捨ててしまえ！って思って、引っ越しを決意した。
それから何度も不動産屋さんを訪ねたり、雑誌やネットを検索して、すごく良い条件で素敵な部屋を見つけた。
窓もいっぱいあって、明るくて静か！
もう、何となく恋に落ちたような気持ちだったね。初めて部屋を内見したときは。
即刻契約して、すぐに引っ越した。
全部捨てたあとだったから、すごく身軽に動けたことを覚えてる。
そうして引っ越し完了後すぐに、私の住む土地で大きな地震が起こった。
このときほど、掃除の持つ力に感嘆したことはなかったよ。
積む収納はしていなかったから、家財の被害はほぼゼロ。
新しい建物だから揺れには強かったし、避難所も目と鼻の先だった。それどころか、広くて何もない部屋だったから、知人をうちに避難させることもできた。
以前の部屋に、以前のまま住んでたとしたら、間違いなくゴミたちの下敷きになって怪我をしていたと思う。
寝床の枕のすぐ上に、大きな本棚も置いていたしね。
本当に、掃除や捨てることって大事だよ。
家を守り、命を守ることと同義だと、私は信じてる。
そして同時に今は、私が捨て去った全てのものにも感謝してる。私に大切なことを気付かせてくれたからね。
長文ごめんなさい。
でもどうしても、ガルスピやここに居る人たちに伝えたかったので、取り急ぎ。
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