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【もしもの時は】ここだけ世界の境界線【ここで】
235
:
『フロム・ミスター・ヴァレンタイン』
:2019/02/15(金) 00:02:53 ID:???
>>233
ソーマの電撃で加熱された飴は、タェンティースの拳を受けるために緊急凝固される。
しかし物質の特性に反した急激にな状態の位相は、個体時の脆さとして表面に現れた。
すなわち、中に大量の空気を含んだ濁った状態のまま、飴はカチコチに凝固してしまったのだ。
まるでカラメルを焦がしたかのように。硬ければ硬いほど、柔軟性は失われる。
掌底が飴を粉砕し、ジャブが拳圧で砕けたそれを霧散させ、ガラ空きの脇腹に回し蹴りが叩き込まれる。
ベキボキと飴玉を噛み砕いたような音。肋骨の二、三本をまとめてへし折った感触が帰る。
ブラッドシュガーは血を吐いて後退すると、タェンティースとソーマ目掛けて尖らせた飴を無数に射出する。
おまけに分厚い飴の壁で防御を行う徹底ぶりだ。体内の血糖を操作できない事に大分焦っているらしい。
>>234
タェンティースの生んだ隙を、ソーマは見事モノにした。
撒き散らされた紫電の血潮は飴の壁を再び脆弱なものとして融かす。
無効化された防御、本体は凡人とそう変わらない耐久力。一撃見舞えば勝ちだ。
無論ブラッドシュガーも抵抗を試みるが、ダメージを負った状態では壁の回復も見込めず。
せめてもの抵抗として右手を差し出すと、ソーマの腕を切り裂いたナイフがその手へと戻った。
どうやら付着しているクリームの糖分を用いて遠隔操作を可能としているらしく、先ほどの追尾もそのせいらしい。
ソーマと刺し違えるつもりらしく、ナイフを突き立てるように構えて突進するも
「復活したぜコラァ……散々やってくれたなァ!?」
背後から現れたジョシュアが、彼女の右腕を掴んで出鱈目な方向へとへし折った。
顔を青くして声にならない悲鳴を上げるブラッドシュガー。砂糖の操作は途切れ、その全てが地上へ落ちる。
間も無くして、ソーマはブラッドシュガーへの接触に成功するだろう。
「叩き込めッ……!!地獄の底に!!」
恨みに形相を歪めたジョシュアは、組み合うソーマとブラッドシュガーをファウンテンの方へと突き出した。
抵抗する力すらないブラッドシュガーを、ジョーダン並みのエアウォークで沼へ突き刺すことは朝飯前である。
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