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【もしもの時は】ここだけ世界の境界線【ここで】
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:
◆T/233Moei6
:2018/09/16(日) 21:12:04 ID:???
【前回までのあらすじ】
異星種の侵略により滅びが確定した惑星で奔走する越境者達。
脱出プランの一段階目である技術継承者の救助に成功するも、
エイリアンにより改造されたサイカー:アラズァヘッド9999(フォーナイン)との遭遇、
そして、第三勢力であるディーモンの降臨により事態はますます混迷を深めつつあった。
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【ディーモン降臨より1日後:兵員輸送ヘリにて――】
「つーワケで事態はいやんな方向に悪化したデス」
教師と筆文字で書いたTシャツにガスマスクという
見る者に頭痛を誘発させそうな格好のα-12はとくとくと説明中である。
「状況はポンコツ=サンの借金返済計画並みにやべえ感じデス。悲惨デス。
利子だけで極貧・ジリ貧になる前にさっさとお仕事すまさないとデス」
いやんな方向に悪化…端的に説明すると衛星軌道上に存在する
カノッサ機関スペースシップからの支援が絶望的になったというお知らせである。
が、なんかアレすぎるα-12の説明にα-09が咳払いし、
「こほん。愚妹のいい加減な説明とぽんねえさまの喜劇的人生はともかく…本来なら宇宙からの支援物資投下。
不確実ながら衛星軌道爆撃(オービタル・ストライク)も期待できてはいたのですが
ディーモン降臨で盤上と諸条件が激変しています」
ディーモンにスペースシップの存在を気取られれば、撃墜あるいは侵食という最悪の事態もありえる。
そうなれば越境者達はこの世界からの脱出の手段を失い、遅かれ早かれ全滅するのみとなろう。
ゆえに一切の支援が期待できない、寧ろしてはならないといったジレンマに陥ってしまった。
「ただでさえ少なかった時間的猶予も消滅しました。
脱出プランのスケジュールを短縮する必要が出ています」
救出作戦より帰還した者は加速再生治療を受けた後、
タンクベット睡眠(1時間でほぼ8時間分の睡眠。常用は身体によくない)
次の作戦に出撃することとなったわけだ。α-09からの説明は以上である。
【越境者達を乗せた兵員輸送ヘリが炎羅に染まった空を駆けている。朝も夜も晴れも雨も最早消滅した】
【地上に状況は作戦以外の事は報告をあげなくなった。ディーモンの降臨はすなわち地獄の出現と同義。
惑星人類の悲惨に絶望を塗り固めた末路の仔細など、あえて聞きたくも無いということだ】
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