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【もしもの時は】ここだけ世界の境界線【ここで】
18
:
◆T/233Moei6
:2018/09/16(日) 23:06:59 ID:???
【全員対象】
「………」
ウォルターの叫び声とソーマタージの威嚇…であったが、しばらくはそのまま作業に没頭し、
無視されたと判断されるギリギリのタイミングで赤ローブはそちらに振り向く。
「00011110101――何か?」
無機質な電子音交じりの声音を発するソレは明らかに異様であった。
「デス?」
【顔…本来、人間の顔があるべき部分は鉄の仮面にレンズ…否、機械の頭部に置き換わっている】
【腕…二本ではない。四本はある。そのうち一本が錫杖めいた杖を持ち、残り三本が機器を操作している】
【足…二本の足ではない。多足類めいて、金属の触手めいたマニュピレイターの群れがうごめいている】
機械化…それでもスプロールなどのサイボーグは出来るだけ人間の外観をどこかに残そうとする傾向がある。
それは、人間から離れすぎて、違う「何か」になってしまうことへの忌避ともいえる。
しかし、赤ローブにはソレがない。人間性を削ぎ落としきったその外見は、ある種の狂気を臭わせる。
「0001110101――臣民とも違う。異星種でもない」
ここで赤ローブはゲートをチラリと見て、再び越境者達を見て――
「越境者」
ソーマタージのサイバネティクス。ロイの聖遺物。ウォルターから検出される生体反応。
これには赤ローブな内心歓喜していた。〝使えぬ〟ことがほぼ明らかになったゲートよりもよほど魅力的な
多数のサンプルの出現に速やかなる解剖と実験のため錫杖を向け――ようとして下ろした。
「0001110101――迷惑なことだ。わざわざ連れて来たか」
ロッテの厭な予感。ソーマタージの感知。鈴虫の狂喜。
入り口より濃い腐臭が吹き荒れ、ヒタビタと奔る影の群。
【汚濁塗れの蕩けた瞳孔を持つ一つ目が複数、病的な舌を垂らしながら迫ってくる】
【プレーグペアラー(疫病兵)…
ディーモンの尖兵。レッサーディーモン。病的な薄緑に肌。不自然に膨れた腹から粘液塗れの臓物を垂らし、
邪悪なる祝福を受けた片刃の剣(プレーグソード)を手に怒涛の勢いで殺到してくる】
【状況判断…赤ローブは一瞬だが明らかに濃密な殺気を漏らしていた。今は霧散している。が、果たしてコレに背を向けるべきか!?】
信用ならざる者と明らかに敵意を持つディーモン。これは挟み撃ちとなるか否か。
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