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ゴストゥルーパー・ドールズ臨時レス置き場
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:
阿部真里亜
◆PxcqTTd2Bc
:2014/09/09(火) 22:16:23
>「ねぇあなたたち!アタシの名前は暮呼理緒。プロトの開発者よ!
プロトのためにも、この戦闘は絶対に勝利するんだからね。ショボい敗北なんて絶対に許さないんだから!
歌姫は気合い込めて歌って、Tタイプの人はバッチリプロトをバックアップ。わかった!?」
>「!?何者ですかあなたは、もうすぐ戦闘が始めります!関係の無い通信は控えてください!」
何故か謎の民間ヘリが現れて騒ぎはじめ、長篠君にたしなめられるというちょっとした騒動がありつつ。
言われなくても歌姫は全力で歌うだけだ、歌姫に出来ることはそれしかないのだから。
>『福音展開ヘリ!逃げろ!!逃げろ!!』
もう何なのよ、リサイタル中の大声は禁止よっと思いつつも後ろをチラ見して、その意味を理解する。
これには、サバンナでお腹をすかせたライオンに出会った時のような素敵な笑みも浮かぼうというものだ。
一気に高度を落としてスナカケババアの襲撃を逃れようとする操縦士。
しかしそれが裏目に出て、ヘリは墜落を始める!
不幸中の幸いがあるとすれば、スナカケババアのターゲットからはとりあえずは外れたこと。
そしてーー今歌っているのが自由の翼であることだ。
なぜなら、福音は生身の人間に最も効果を発揮するのだから!
私自身がどれぐらい福音の加護を受けられるかは意識したことがないので未知数だが
福音を紡ぐ張本人が福音の加護を受ける適性が無いわけはない、きっと、多分。
(福音の神様、私に力を貸してーー!)
福音だから神様だろうというだけで、何の神様かはさっぱり不明である。
とにかく、祈りは届いたようだ。周囲の時間がゆっくり流れはじめる。
実際にはそんなわけはなく、こちらの処理速度が速くなっている、つまり素早さが上昇しているということだ。
「無意味な死であったとは言わせない 最後の一人になるまで」
(死んでたまるかっつーの!)
私は体感的にはゆっくり流れる時間の中で、実際にはものすごい早さで脱出用パラシュートを装着し、ヘリから飛び降りた。
ふわりふわりと降下しーー木に突っ込む。
折れた木の枝などが擦り傷を作る。
「痛っ」
その瞬間、時間の流れが元に戻る。歌が途切れたのだから当たり前だ。
戦闘の福音は桜さんが繋いでくれているだろうが、二匹の妖怪を同時に相手にしている状態。
一刻も早く戦線に復帰しなければ。
まだ歌唱時間は残っている。私の歌で二匹の妖怪の連携を崩すことができれば……。
操縦士さん達は無事ろうか、とちらりと思うが、今は妖怪を倒すことに集中すべきだと頭の片隅に追いやる。
上を見上げれば、先程の謎の民間ヘリが飛んでいる。
この際素性不明でも何でもいい。福音展開用の専用装備は無いにしても、音声の放送機能ぐらいはあるだろう。
パラシュートの布を降りながら大声で呼んでみる。
「お願い、乗せてって!!」
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