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ゴストゥルーパー・ドールズ臨時レス置き場
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【ゴストゥルーパー・ドールズ】長篠 鉄
◆fr8igvtEPg
:2014/04/07(月) 13:36:11
程なく二人を乗せた車は基地の敷地内に入り、鉄は車をそのまま滑走路に入れて、飛行空母へと向かっていった。
すると、空母の前面にある巨大な横開きのシャッターが大きな音を立てて開き、そこから通路が伸びてきて、鉄たちの乗る車を中へと導いていく。
空母の中、巨大なシャッターの向こうは広大な整備スペースになっていて、大勢の整備士が忙しく動き回り、正面左右には巨大な人型兵器の拘束具と整備用の足場が6っつあって、そのうちの一つ、正面左の拘束具には整備中の50m級人型兵器が鎮座している。
「あれが現在第5小隊に配備されている人型兵器、零九式対妖怪人型兵器、ゼロキューです。」
車を空母の隅のジープやトラックが数台止まっている駐車スペースに停めて、車から降りた鉄は、阿部に視界いっぱいに広がる巨大ロボットを指さしながら言った。
自分の乗るロボットのため、その声は多少、弾んでいる。
「ゼロキュー自体はもう自衛隊が配備してて、何匹か妖怪を葬ってますが、こいつは4番目に作られた新品で、まだ実戦は経験してません。
最も、調整は済んでますし、パイロットも一世代前の機体で実戦を経験してますから特に問題はありませんけどね。
ではこちらです、この後機密事項に関する守秘義務を守るための契約書や、各種の書類に目を通して、いただきます。
それが終わりましたら、自室へご案内いたしますので、その後は艦内で自由に行動していてください」
嬉々としてゼロキューに関する説明を終えると、鉄は彼女を作戦室へ案内した。
重々しい扉と、衛兵に守られたそのテニスコートより広い部屋の中では、ホログラム投影機能のある巨大な机と、それを背にして囲み、通信装置やモニター、レーダーなどに向かっている大勢のオペレーター達が座っている。
「ここは作戦室です。
有事の際は、まずここに集合する事になります。
書類はあそこのテーブルの上にまとめておきました、書き終わりましたらその書類を事務局に提出しますので、お声をおかけください」
鉄の言葉に彼の指さす先を見れば、ホログラム投影機能のある巨大な机の一角に、艦内マップや、契約書類など、阿部がこれから書かねばならない書類と、筆記用具がまとめられていた。
−−−−−−−−−−
一方その頃、阿部の自宅がある街にほど近い山中。
突如として白い燐光のようなものが山に降り注ぎ、それが一か所に集まって、巨大な塊になり。
そうして出来上がった白い塊は、激しく何度か光ったかと思うと、次の瞬間、赤黒い巨大なエビの怪物へと姿を変えた。
巨大なエビの妖怪は、木々を押し倒しながら、街へと進撃していく。
しかし、自衛隊も、われらがゴストゥルーパー・ドールズも、その異常事態を察知することはできない。
妖怪はあらゆるレーダー波、電磁波を素通りさせるため、光学観測以外に発見の手段が無いからだ。
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