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ゴストゥルーパー・ドールズ臨時レス置き場
24
:
オスカー
◆z4KXiuQxT6
:2014/05/08(木) 00:29:30
>「つづけ、オスカー!」
「了解っ。ベオウルフ、発進!」
背中のノズルがけたたましく咆哮する。
煌々としたエネルギーの光芒が大空に尾をひき鋼鉄の巨人が飛翔する。
そんななか、耳朶を打つのはオペレーターの報告。続けて鉄の質問。
>『目標が静止しました』 >「何?どう思う、オスカー」
「わからん。ただ、的が止まっているぶん、こちらとしては戦いやすいな」
未知の妖怪という存在。
奴等はいったいなにが目的なのだろう。
全個体に共通の目的があるのか、それすらも不明だ。
(……いったい何を考えている?)
モニターごし。拡大遠視で観測するバケエビの姿。
人には巨大過ぎるフォルム。
無機質な瞳。
沈黙の不気味さにオスカーは固唾を飲んだ。
(ええいっ、怯むな。今の私は戦う駒だ。
みなここにいるものは役割を全うするという覚悟に満ちているはず)
「きぃ!」
子猿が小さく鳴けば、警告音。
オスカーが気がつけば、ベオウルフの速度が上がっている。
前方を飛ぶゼロキューに数秒で激突するほどの速度だ。
(力みすぎだ)
オスカーは深呼吸。
操縦レバーから力を抜いて子猿の小さな頭を撫で沈黙。
だが子猿は密かに心配していた。
動物の本能で、オスカーはまだこの群れには馴染んでいない。
生き残るためには群れの一員として確かな繋がりを得るべきだと。
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