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ゴストゥルーパー・ドールズ臨時レス置き場

21オスカー ◆z4KXiuQxT6:2014/04/30(水) 22:18:08
>「――そうなる前に仕留めましょう。私の歌ならあの装甲を突破できるはず
ただ……それを察知した妖怪が必死の抵抗を試みる事があるの。だから必ず仕留めて」

「ああ…任せてくれ」一言、頷くオスカー。
率直な感じ、阿部の言葉はまるで壁のようだった。
故にそれ意外の反論の言葉、まして賛同の言葉さえも必要としない完璧さをもっていた。
その通り、今は戦って勝利すると思う他ないのだ。
それが正義は勝つと信じて疑わない子どもの盲目さを兼ね備えていたとしても。

(任せてくれ……か)
自分は兄のような天才を演じている。
不安を圧し殺している。

そこへヒガキが口を開く。
彼の話では妖怪は物体を貫通できるとのこと。
それもそうだ。通常兵器が通用しないということは
妖怪はこの世界のものではない。
その怪異に対抗するために福音があるのだろう。

>「パイロットはパイロットスーツを着用、歌姫はヘリに急げ。 続きは機内でまとめる。」

「了解」
そう言ってオスカーは駆け出した。
その瞬間、子猿がオスカーの肩へと飛び乗ってくる。

「ん……あの子の肩のほうがよかったんじゃないのか?」

「ききぃ」

――搭乗口を移動しベオウルフの内部へ。
パイロットスーツはすでに着用済み。
それは手首のボタンを押すと体にベストフィットした。
座席に座ると無数の隔壁が閉じ一瞬の暗闇。
続けて虹彩認証によりベオウルフの全機関に火が灯る。
ベースは超電導。戦闘時は福音とのハイブリッド、ゴスペルドライブが発動する。

「つらいものだな」
妖怪を殲滅し続け、生き続ける。
それがオスカーの願い。
それだけが戦死した兄を越える唯一の方法。


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