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ゴストゥルーパー・ドールズ臨時レス置き場
19
:
阿部 真里亜
◆uMJFatUpYM
:2014/04/26(土) 08:36:55
慌ただしく通信隊員たちが行き交う中、ようやく司令官が現れる。
>「私が自衛隊のヒガキだ、作戦立案と、情報の取りまとめを行う」
モニターに今回の妖怪が映し出される。
両手に鋏を持つ、巨大なエビのような姿の妖怪だ。
>「敵の誘導は、自衛隊が担当する、我々は敵が市街地へ進路を変える事を前提に、市街地の前で待機し、目標が市街地へ進行再開した場合、これを迎え撃つ」
“敵が市街地へ進路を変える事を前提に”――そう、妖怪は何故か人間の住む場所に行きたがる性質があるのだ。
空気が汚れている場所に引き寄せられるのではないか、とか文明を壊そうとしているのではないか、という様々な俗説が飛び交っているが、理由は不明。
というより妖怪の目的も正体も何もかもが不明なのだ。
ただ一つ確かなのは、戦わなければ殺されるという事。
>「最初は笹倉桜、次に、阿部真里亜の順で行く。両者は福音展開用ヘリに2機に各々乗り込み、上空からロボットに追随、福音展開開始は、現場のパイロットの判断に従ってくれ
福音展開開始の合図は、長篠鉄」
>「了解しました」
「……そう。あなたが……」
ここに来て、歌姫の護衛か何かだと思っていた青年がパイロットだという事をようやく認識する。
>「現場での判断、指揮は鉄、君が執ってくれ、オスカーはまだこちらの土地に慣れていない。
以上だ、何か質問は?」
>「……一般的にエビは腹肢を使い、砂にもぐる習性があると聞くが、
もしもあのバケエビもその様な戦略を使ってきたらどうするつもりだ?
……その前に仕留めるか。出てくるまで待つか。あくまでも仮定の話なのだがね」
と、子猿が肩に乗り、毛づくろいをするように髪をすきはじめる。
まるでこちらの緊張を解そうとしているよう。かなり人に懐いているようだ。
よしよし、と頭をなでて両腕で抱く。
「――そうなる前に仕留めましょう。私の歌ならあの装甲を突破できるはず
ただ……それを察知した妖怪が必死の抵抗を試みる事があるの。だから必ず仕留めて」
私の福音出力は標準より少し低いが、妖怪の装甲を脆弱化させ、防御力を大幅に下げるという特殊効果がある。
ただし妖怪によってはその事を悟って死に物狂いで暴れ出す事がある――それが敬遠されていた所以だ。
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