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ゴストゥルーパー・ドールズ臨時レス置き場
1
:
あべさん
◆uMJFatUpYM
:2014/03/28(金) 23:56:16
スレタイの通り
145
:
◆x5gMz05B9A
:2014/11/03(月) 22:28:18
>>144
了解です。
146
:
DIVA
◆x5gMz05B9A
:2014/11/04(火) 22:50:52
歌唱可能時間は残りわずか、それ以前にユーアンエリオンは使いきりの装備
ここで確実に決めたいところで
「ふっざけんじゃねぇーよ!!!」
迫る長篠のフレンドリーファイアにDIVAは悪態を漏らしながら、ブースターを吹かして刃を加速させた。
次の瞬間、鳳とヨナルデパズドーリは閃光に包まれた。
光が収まるとそこにいたのは、ユーアンエリオンごと両腕がボロボロになった鳳の姿があった。
鳳はあの一瞬、ヨナルデパズドーリを切りつけ、その勢いのままユーアンエリオンで長篠の妖撃砲を受けたのだ。
だが、しかし、エネルギー残量がわずかのユーアンエリオンでは威力不足で相殺しきれず、大破も免れなかったのだが、
かろうじて阿部の福音が効果があったお陰で、小破ですむことが出来た。
歌唱可能時間を使いきり、鳳はすぐさまその場を離れ、阿部の乗るヘリの方向へ向かう。
その最中、DIVAはT改に通信回線を開いた。
「0点」
開口一番に長篠にそう吐きつける。
「恐怖にあてられたか?それとも人間賛歌から来る使命感か?単なる八つ当たりか?
何にせよ、あの程度で闇に飲まれるんじゃ話にならねぇな
そこの豚を見てみろ、あの中で自分の空虚さと無力さを嘆くばかりか、冷静に状況を把握し
あまつさえ、私のフォローまでやってのけてる。アンタと比べ物にならないぐらい見込みあるよ
その点、てめぇはそこにいるヤンキーども(アメリカ軍)と同程度だね
なんか?反論でもあるぅ?それともまたぶっ放すかい?」
147
:
長篠 鉄
◆fr8igvtEPg
:2014/11/11(火) 02:37:48
関ヶ原、DIVAの悪態を無視し、鉄は無言で再び福音砲の狙いをDIVAに向ける。
DIVAの駆る鳳は、有人の人型兵器をはるかに上回る速度、機動で動くことができる。
鉄の技量でこちらの攻撃を察知している鳳を、反動が大きく連射が利かない福音砲で撃ち落とす事は難しい。
当然、DIVAも反撃してくるだろう、そうなれば、鉄の命も危ない。
そうでなくても、鉄のしている行為は友軍攻撃、戦闘後、軍法会議にかけられても仕方のない行為だ。
だが、それらのリスクを負っても、目の前の機械を撃たなければならない。
鉄にはそんな漠然とした使命感が心の中から湧いていた。
なぜか、それは、DIVAの歌にある。
DIVAは人造物であり、その人造物が、人に害をなす福音を放ったのだ。
DIVAの福音を受けて狂気を見せた笹倉や、米兵たちを見て、鉄には、DIVAが戦争に利用され、福音が人間を苦しめる道具に利用される未来を感じたのだ。
(福音を…福音を人を傷つける道具に何かさせない!!させてたまるもんか!!奴は…奴はここで…ここで完膚なきまでに破壊しなければ…じゃないと!)
不安な未来を感じた事による、未来への漠然とした不安が、DIVAの歌と妙な相乗をして、恐怖した鉄が、再び、鳳を攻撃しようとし、未だ恐慌状態にある上空のスタークラスター隊が攻撃を再開しようとした、その時!
突如、上空より数発のミサイルが飛来し、T改の周囲に着弾し、さらに、スタークラスター隊の脇をかすめた。
鉄はとっさに、爆発の衝撃を両手で防いだ。
ミサイルは周囲の地面に着弾し、土嚢と煙を上げて、鉄の視界をゼロにする。
『全ロボットへ!戦闘行為を中止せよ!こちらは合衆国空軍である!戦闘行為を中止せよ!既に妖怪は殲滅された!これ以上の戦闘行為を合衆国政府は禁止する!戦闘行為をやめろ!』
立ち込める煙の中、T改のコクピットにジャクソンでない米軍将校の声が聞こえてきた。
他の機体にも、同様の警告が聞こえてくる。
やがて、煙が晴れると、T改の上空を合衆国空軍のステルス戦闘機の編隊が横切っていった。
それも一編隊二編隊ではない、全方位から爆音が聞こえるほどの数のステルス戦闘機が、この戦場に集結しているのだ。
妖怪は福音以外の攻撃は受け付けないが、ロボットは通常兵器が有効であるため、巨大ロボットの暴走に対しては通常兵器が用いられる。
そして、人型などと言う無茶な構造で、あちこちに無駄が多いロボットよりも、戦闘機や戦車の方がこの世界では強い。
これだけの数のステルス戦闘機に一斉攻撃されれば、この場にいるロボット部隊などひとたまりも無いだろう。
たちまちのうちにT改やスタークラスターは空を舞う無数の航空機編隊にロックオンされた。
さらに、航空隊は鳳もロックオンする。
『DIVAに次ぐ、我々は戦闘を許可した憶えはない!直ちに機体を停止せよ!繰り返す!機体を停止せよ!他の機体もだ!全ての機体は地面に降り、停止しろ!然らずんば攻撃する!』
先ほどの将校のDIVAへの怒声が、広域無線を通じてT改やスタークラスター隊、阿部らのヘリにも聞こえてきた。
その声を受けて、鉄ははっと我に返り、自分がとんでもない事をしでかしていた事に気づいた。
DIVAの歌の効果が、今になってようやく切れたのである。
T改はすぐに機体を停止させ、その場にひざまずく。
スタークラスター隊もすぐに正気に戻ったのだろう、ゆっくりと降下を始めていた。
「……俺はなんって事を…」
小刻みに震え乍ら、鉄がふと空を仰ぐと、そこにはあの、民間ヘリの姿があった。
「そうだ、阿部さん……阿部さん!無事だったんですね!!」
突然の出来事に混乱していた鉄だったが、とりあえず、謎のヘリに通信を送った。
不安定な状況であったから、阿部が生きていた、と言うせめてもの安全を、彼は求めたのだ。
148
:
◆z4KXiuQxT6
:2014/11/11(火) 22:30:21
「ん〜、めでたしっ……てとこかなぁ」
暮古は身をよじり苦笑い。
かたや、関ヶ原はというと沈思したまま。
鈍感というのも、ある意味武器になる。
人の気持ちは諸刃の剣だということだ。
「DIVA。お前は酷なことを言うな。
人は背負っているものの重さで己の魂をも沈めてしまうのだろう」と関ヶ原。
「「てか……」」
長篠は大丈夫なのだろうか。赤の他人の理緒でさえ心配なようす。
すると長篠の無線から阿部を呼ぶ声がした。
だから理緒はやれやれといった感じで
「あなたの歌が必要なのはDIVAじゃなくって彼のほうだったのね」
ぽりぽりと頬をかいた。
149
:
◆z4KXiuQxT6
:2014/11/11(火) 22:35:43
訂正
×ぽりぽりと頬をかいた。
○と、阿部を意地悪な目付きで見つめ、にこりと笑った。
150
:
阿部真里亜
◆PxcqTTd2Bc
:2014/11/15(土) 10:05:53
もう妖怪は撃破されたのだろうか、あろうことか長篠とDIVAが激突を始めた。
その光景を実際に目の当たりにしてDIVAが封印されていた意味を痛感する。
>『全ロボットへ!戦闘行為を中止せよ!こちらは合衆国空軍である!戦闘行為を中止せよ!既に妖怪は殲滅された!これ以上の戦闘行為を合衆国政府は禁止する!戦闘行為をやめろ!』
>『DIVAに次ぐ、我々は戦闘を許可した憶えはない!直ちに機体を停止せよ!繰り返す!機体を停止せよ!他の機体もだ!全ての機体は地面に降り、停止しろ!然らずんば攻撃する!』
いつの間にか、ロボットの暴走を止めるために通常兵器が集まってきていた。
ロボットは対妖怪のために作られた特殊な兵器、普通に戦ったら通常の兵器の方が強いのだ。
ようやく正気に戻ったのであろう、T改が崩れ落ちるように膝をつく。
と、通信が聞こえてきた。
>「そうだ、阿部さん……阿部さん!無事だったんですね!!」
「ええ、拾ってくれた彼女のおかげでね。
妖怪はすでに撃破済み。終わったのよ。犠牲者は無し……いえ、プロト一台ってところかしら……」
>「あなたの歌が必要なのはDIVAじゃなくって彼のほうだったのね」
理緒の言葉にしみじみと頷く。一戦にして色々な事がありすぎた。
二体の妖怪の同時襲撃、心を持つロボット、そして禁断の電子の歌姫――
いったん封印されたものの妖怪の攻撃の激化に伴って投入されたのか
何にせよDIVAの封印は解かれてしまったのだ、もう後戻りはできない。
これが救済への福音になるか、破滅への序章になるかは、これからの私達人間次第なのだろう。
151
:
名無しさん
:2014/11/23(日) 03:00:08
お鉄や、生きてるかえ
152
:
名無しさん
:2014/11/23(日) 04:32:34
本スレはどこに?
153
:
長篠 鉄
◆fr8igvtEPg
:2014/11/23(日) 20:50:09
>>151
今DIVAさんの番ですよ。
とりあえず連絡無いのでもう三日待ちます。
>>152
ここが本スレです。
実験スレが一時使用できなくなったのでこちらに移り、以後こちらで進行しています。
154
:
長篠 鉄
◆fr8igvtEPg
:2014/11/26(水) 20:14:24
DIVAさんがいらっしゃらないようなので、近日中に俺が続きを書きますね。
155
:
長篠 鉄
◆fr8igvtEPg
:2014/11/30(日) 23:29:22
戦いは終わった。
輸送機でどこかへ運ばれていくDIVAと鳳を、空母の窓から見つめながら、鉄はこれからの事を考えていた。
まず、妖怪は完全に殲滅が確認された。
T改は脚部をやられて、専用の施設での修理が必要になった。
プロトの方は理緒でなければわからないが、素人目にも二度と使えそうにないほどにやられたのがわかる。
そういえば、T改から空母へ戻る最中、プロトの頭のカバーが壊れていたように見えた気がした。
どんな風だったかは、疲れていたので、あまり気にしている余裕は無くよく覚えていないが、戦闘中に暴走した理由に関係しているのかもしれない。
プロトもまた、ゴスペルマニューバ等、DIVAには劣る物の強力な機体で、一度の戦闘で失うには惜しい機体である事に間違いはない。
できれば、修復、もしくは、改良発展させた機体の開発と建造が待たれるところだ。
歌姫は全員無事。
特に、ヘリ墜落で大きな怪我なく生きていた阿部は奇跡と言える。
…ただ、残念な事にヘリの操縦士と、副操縦士は遺体で発見された。
それを、彼女が気負わなければいいのだが…。
鉄には、阿部を信じる事しかできない。
いや、阿部は強い女性だ。
妖怪に殺された人の死を、無念を、力に変えて、再び戦ってくれるだろう。
理緒については、作戦への介入と、阿部救出、ゴスペルマニューバの導入と、プロトの暴走、もろもろの手柄と失態が合わさって、今扱いが協議されていた。
もしかしたら、このまま理緒は第五小隊へ新型機や装備の開発要員として配属になるかもしれない。
それだけ、彼女の技術力は高かった。
しかし、阿部に勝るとも劣らない強烈かつ毒のある性格の彼女とこれから一緒に戦う様を想像すると…。
…鉄は、想像する事を放棄した。
今それを考えるには、疲労が蓄積されすぎている。
DIVAは再封印されるらしい。
どうも命令解除コードが甘すぎたという理由らしいが…。
なるべくならもうお目にかかりたくないというのが鉄の感想だ。
また、これに伴って歌の影響による鳳への攻撃は、一切不問に付されるらしい。
「女性の精密検査が終わったわ。」
空母内の検査室の分厚いドアが開いて、笹倉が阿部、そして、理緒を伴って出てきた。
DIVAの歌による暴走の名残が、涙の後となって彼女の頬に残っている。
DIVAの歌の影響と、怪我の具合を調べるため、パイロットと歌姫、そして現場にいた理緒とヘリの操縦士、そしてヨシヒコには精密検査が命じられたのだ。
「…結果、どうでした?」
義手を取り外し、片腕の無い細身の体、幽霊のような白い顔で微笑を浮かべながら、ヨシヒコに隙あらば近づきそうな雰囲気の桜と、ヨシヒコの間に移動しつつ、鉄は阿部に尋ねてみた。
156
:
◆z4KXiuQxT6
:2014/12/01(月) 00:42:16
すいませ〜ん。今回は書くことが量的に少なくなると思いますのでパスさせて下さい。
自省レスもあんまり意味ないし、次シナリオの開始の時に書くことが増えたら書きたいと思います。
157
:
長篠 鉄
◆fr8igvtEPg
:2014/12/04(木) 01:43:02
>>156
了解です
158
:
阿部 真里亜
◆PxcqTTd2Bc
:2014/12/07(日) 10:53:24
>「…結果、どうでした?」
「大丈夫、打撲と擦り傷以外は異常なしよ」
本当にあの状況で無事だったのは奇跡といえるだろう。
その証拠に、操縦士と副操縦士は遺体で発見されたとの報告を受けた。
DIVAの歌で見せられた幻影……
私がこの戦いに身を投じた理由の根底に自殺願望があったとしたら……なんとも皮肉なことである。
私はまだ死んではいけないということなのだろう。
福音という力を授かってしまった以上、亡くなった人々の分まで戦わねばならないのだ。
「ヨシヒコ君もありがとうね、一緒に歌ってくれて」
無邪気なヨシヒコ君を見て思う。
この子が大人になる頃には妖怪に脅かされることのない平和な世界になっていたらいいなと。
159
:
【ゴストゥルーパー・ドールズ】長篠 鉄
◆fr8igvtEPg
:2014/12/11(木) 20:56:44
はい、episode2、終わりです!!
皆さんありがとうございました!
さて、episode3ですが…今月くそ忙しいので、来月以降になりそうです。
落ち着いたらまた書き込みますので、どうか気楽にお待ちください。
ありがとうございました!!
160
:
◆z4KXiuQxT6
:2014/12/12(金) 01:32:05
了解です。
皆様お疲れ様でした。
ということは来年まで休止ということですね〜
あ、ホワイトクリスマスをベースに
何か物語を紡げたら綺麗な絵が
想像できそうって、ふと思いました。
それでは皆様、よいお年を♪
161
:
あべさん
◆PxcqTTd2Bc
:2014/12/14(日) 16:21:42
ありがとうございました!
よいお年をー!
162
:
新章予告!!
◆fr8igvtEPg
:2014/12/22(月) 21:41:09
「ゴストゥルパードールズ、第一小隊全滅……!!」
妖怪との激戦続く全世界に、衝撃の急報が駆け巡る!!
最新鋭、最大規模の装備で、ゴストゥルーパードールズ最強を誇った第一小隊が、複数体の妖怪の猛攻を受け、全滅したのだ!!
圧倒的なパワーを誇る妖怪軍団は駆けつけた現地軍を蹴散らし、人口密集地へ迫りくる!!
抗えない圧倒的な力の前に、人の命が守り手の、その手の指からこぼれ行く!
…そして、人類と妖怪の戦いは新たな局面を迎えていく……。
終わりゆく文明、滅びゆく種、人に残された対抗策は!
ゴストゥルーパードールズ、第3章「砕かれゆく希望!」こうご期待!!
163
:
◆fr8igvtEPg
:2014/12/26(金) 20:55:12
すみません、↑の新章予告、無かった事にしてください。
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