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ゴストゥルーパー・ドールズ臨時レス置き場

128関ヶ原金之助 ◆z4KXiuQxT6:2014/10/04(土) 19:53:51
気がつけば関ヶ原はDIVAの上。
これはもしかして助けられた?あの悪名高い悪魔の兵器から?
何はともあれジャクソンは離脱の指令を出している。
どうやら援軍は到着していたらしい。

「おまえはDIVAか?これはこれはずいぶんと手荒い救出劇ですね。
しかし助かりました。流石は最新鋭のスーパーロボット!
性能だけは、たいしたものだ!」
関ヶ原は興奮ぎみに、最後に余計なことまで口走ってしまう。
無論本人は失言に気付いていない。

その一方で沈黙するプロト。
燃料もなくなりかけ、光を失った眼球に映るはDIVAの姿。
混迷期に造られた試作の異形と次世代型の魔の最新兵器。
この二つが同じ場所に存在するのもこれで最初で最後かも知れない。

「あれが……DIVA……」
暮古理緒はぽつりとつぶやく。
そしてこのあとの戦いは見守ることにして
阿部にこう言った。

「ありがとう、流石は歌姫さん。素敵な歌でした……」

思えば凍結されていたプロトが蝉のように一瞬だけでも活躍出来て理緒は良かったと思う。
それとは別にDIVAには科学者として上には上がいるということを痛感させられた。
今回の騒動でゴスペルマシンの研究は完全に凍結されるはず。
そう考えると何となくホッとしたような、荷が下りたような、
しかしさみしい気持ちになる理緒だった。

「ありがとうプロト」
こうして理緒の夢は儚くも散るのではあるけれど
のちに大人になったヨシヒコは、その母の姿と沈黙するプロトの姿が忘れられなかったと語るのだった。


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