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ゴストゥルーパー・ドールズ臨時レス置き場
119
:
阿部真里亜
◆PxcqTTd2Bc
:2014/09/23(火) 17:10:42
「いっせーのって乗ってみろどーだい? 今にも落っこちそうだろ?
玉乗りなんて不安定さ キミの心のように
落下してんだ視点まわってんだ
生きて着地するまで さぁ、足掻け! stand up! Baby?
デッドラインを刻め」
凶暴性を増したプロトは一気に妖怪を圧し始める。
プロトはスナカケババアを完全に圧倒し、後頭部を鷲掴み。
そうだ、それでいい。憎ったらしい妖怪どもに復讐を――!
そしてそのままヨナルデパスドーリに突進する!
>「うぁああん!こわいのよぉ」
>「ぬぐわあぁあああ!長篠さん、回避して下さぁい!」
はたと我に返る。
間一髪で避けたからよかったようなものの、長篠も巻き込まれるところだった。
プロトは、味方や自分自身の安全すらも度外視してただひたすら妖怪を撃破せんとする化け物と化していたのだ。
もはやロボット三原則ガン無視である。
>「……これって、バケモノじゃない。身も心も、バケモノじゃない」
プロトは妖怪たちもろとも浮遊機雷の中に突っ込み、業火に包まれる。
それを見て私は歌うのをやめた。
もう妖怪は撃破できたとみていいだろう、いいだろうが……
>「う、うわぁあ…、だ、誰か…助けて」
妖怪を駆逐したところで人類もろとも滅亡しては何の意味もない。
人の命と引き換えに妖怪を撃破したところで意味はないのだ。
関ヶ原が脱出する気配はない、おそらく狂戦士と化したプロトがそれを許さないのだ。
私の判断が間違っていたのか……。
しかしあのまま撤退させていたとしてもジリ貧で長篠が妖怪にやられていたかもしれないのだ。
なんにせよ今は言い訳のような思考を巡らせている暇はない。
>『妖怪……殺す。ぼく、えらい…ふひひひ…』
一刻も早くプロトをなだめてやらねば。しかし自分に興奮を鎮め落ち着かせるような持ち歌はない。
いや、持ち歌である必要はあるのか?
先ほどゴスペルマニューバが科学者の女性の声にも反応していたことを思い出す。
「そうだ、笹倉さんと一緒に歌うのよ! あなたも……それにヨシヒコ君も手伝って!」
持ち歌で無い以上、歌ったところで福音としての力は多分無い。
でもうまくいけばプロトを落ち着かせることはできるだろう。
小さな子どもに我ながら随分な無茶振りだが、人数は多いに越した事はないはずだ。
「そんな寂しい心じゃ大事なものも失くしてしまうよ
少し優しい未来を信じていいんだと かなしみを暖めてあげたい」
さっきまで煽るような歌を歌っていたのに都合よく手のひら返しもいいところだが
今はこの歌が通じてプロトが鎮まってくれることを祈るしかない。
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