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大崎甘奈「プロデューサーさんはショタものが好きなんだよね☆」
22
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/10(土) 01:41:04 ID:jQziWu/s
「おはようございます」
「おはよう、甘奈」
甘奈が事務所に入ると、パソコンに向かうプロデューサーが彼女を迎えた。いつもながら、朝からブラックコーヒーをがぶ飲みする姿がそこにはあった。
「プロデューサーさん、朝から忙しそう……」
「仕事があるだけありがたいものさ」
パソコンを前に格闘するプロデューサーを心配そうに見つめる甘奈は、戸棚に向かった。
「今日ね甜花ちゃんから良いお茶貰ってきたから、コーヒー無くなったらそれ飲んでね。それじゃ、行ってきまーす☆」
「あー、ありがとう、甘奈。いってらっしゃい」
甘奈は改めてスケジュールを確認し、仕事へ向かっていった。
甘奈が出発した後も、プロデューサーは仕事を処理していくが、あっという間にマグカップは空っぽになった。
「うーん、ちょっと一息入れるか」
伸びをしながら、台所に立ち、甘奈が置いてった茶葉でお茶を入れた。
「おおっ、これは香りからして違うな」
お茶の芳しい香りに、コーヒー党のプロデューサーも気づいた。そのまま、喉にゆっくりと流し込んだ。
「ん〜、おいしい」
プロデューサーもこれにはご満悦といったところ。
「それにしても、これは何のお茶だろう。初めて飲む味だな。甜花が買ってきたとは言ってたけど」
カップをデスクに置き、腕組みをするプロデューサー。
その時、彼を頭痛が襲った。
「うっ! な、なんだ?」
追い打ちをかけるように、身体全体に刺すような痛みが走る。
「あああああ、た、助けて」
声を振り絞るが、他に誰も居ない。
「ううう……」
猛烈な痛みにより、彼は気絶した。
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