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第八次NaNじぇい聖杯戦争、開幕

651名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/05/21(金) 23:08:55 ID:LFfGtXPI
いつかの時代、どこかの場所。仕事を終え、ホテルの一室でやっと彼女は髪をほどいた。
疲れていない、といえば嘘になる。鏡の中から見つめ返す顔には隠しきれない疲労の色が表れていた。
止まるつもりはない。時代をつくれるのはその時代に生きている人間だけだ。スルガンだけでなく、レイハントンとしても生きるのは簡単なことではないが、それでも───今できることをしたいのだ。

「……笑うのかしら、ベル」

ふと血を分けた弟の顔が浮かんだ。どこを飛んでいるかもわからない弟が、心配そうにこちらを見る。その顔が面白くて、つい舌を出してからかってしまった。
記憶の中の弟が、ムッとした顔で睨んできた。


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