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一ノ宮桜華「パワポケ、あなたは貞操逆転世界に囚われたのですよ」

198名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/09(火) 01:45:31 ID:UyN71Gjg
冴花「あら……ご飯の準備、もうできているのね」

パワポケ「なかなか豪華じゃないか。うーん、それに美味しい匂いも……」スンスン

ジナイダ「ジナイダが作ったから、当たり前だな。付け合わせは、オマエの家の冷蔵庫から勝手に使ったぞ」ヌッ

パワポケ「わっ!急に出てくるなよ……まあいいけどさ。ジナイダって、ここまで料理が上手だったのか?」

ジナイダ「当たり前だ。ジナイダは一流のスーパーお手伝いメイドだ。あらゆる家事、炊事、洗濯、掃除、赤ん坊の子守りから、家庭内の些細な悩み事まで解決できるぞ。えへん」

パワポケ「”スーパーお手伝いメイド“ね……」

パワポケ(俺の世界のジナイダは、むしろ、家事は苦手分野だったような……何から何まで反対になったみたいだな、ここにいるジナイダは)

冴花「ジナイダさん、家のこと何でも出来るのよ。この間なんか、裏山からお父さんの盆栽づくり用の木を掘り出して来てビックリしちゃった」

パワポケ「何でも?それは凄いな……」

ジナイダ「オマエ、何でも出来るって聞いて、イヤラシイ事を連想したな?」

パワポケ「してないよ!変な言いがかりはやめろよ!」

冴花「……どうだか。私の裸より、ジナイダさんに見惚れてたくせに。金髪の美人がパワポケくんの好みなのかしら?」

パワポケ「さ、冴花まで。し、仕方ないだろ!男なんだから俺は……冴花の裸だって見てたよ、そりゃあ!」

冴花「その返しは、男としてどうなのよ……嬉しいけど」

ジナイダ「また開き直ったな。オマエ、ジナイダの肉体年齢は14歳だぞ?やはり、マニアックだな」

パワポケ「……ぐうう、俺より歳下のくせにからかいやがって……」

冴花「……ふふ、じゃあ、からかうのはここまでにして、パワポケくんに電話しましょうか」ピポパ

パワポケ「あ、ああ。誰か出たら、俺に代わってくれ」

ジナイダ「む……オジョー様、冷める前に早く食べて欲しいぞ」

冴花「すぐ終わるわよ……あ、繋がったわ」ピピッ

『もしもし、パワポケです……いえ、冗談です』

パワポケ「冴花、一ノ宮だったか?」

冴花「いえ……あなた、もしかして川田さん?」

『はい、川田です。訳あって、桜華さんからパワポケくんの携帯を預かっています』

『あ、ゆらり、パワポケくんから電話来た〜?』

パワポケ(川田さんが俺の携帯を?なんだか、七島の声までするけど……)


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