[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
一ノ宮桜華「パワポケ、あなたは貞操逆転世界に囚われたのですよ」
1
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/01/25(月) 07:15:31 ID:0bygQpQs
ジリリリリリリリリリリ
ピッ
パワポケ「ふぁ〜、よく眠れたなぁ……今の時間は……げぇ、8時ぃ!!」
ドタドタドタ
パワポケ「父さん父さん父さん!やばい、遅刻だ遅刻!!」
父親「なんだ、朝から騒がしいなぁ……今日は休日だし、学校はないんじゃないか?」
パワポケ「学校はなくても野球部は朝練があるんだよ!もう、何で起こしてくれなかったんだよ!」
父親「はあ?目覚まし通りに起きたのはお前じゃないか。それに、野球部は今日は休むって言ってなかったか?」
パワポケ「お、俺が!?……な、なんでだろ?いや、行くよ!くそ〜、急いで電車乗ればまだ間に合うかっ!?」
父親「おい、せめてパンの一枚くらい食べていったらどうだ?紅茶だってよそってるんだぞ。すっかり冷めてしまったが……」
パワポケ「サンキュー父さん!これ飲んだら出る!パンは咥えてく!」グビグビ
テレビ『続いては、女子生徒から男子教師へのセクシュアルハラスメントが問題視されている件について、専門家の方の意見を……』
パワポケ(ん……?女子生徒から男子教師?普通、逆じゃないのか……まあ、どうでもいいか)
父親「まったく、休日の朝くらい落ち着けんのかお前は。もう高校生だというのに、はしたなく思われるぞ」
パワポケ「そんな事ないって。むしろ、高校生の男はみんなこれくらい元気じゃないと!」グビリグビリゴクン
父親「ま、まあ、お前がそう言うならいいが……そうそう、最近電車で痴女被害が多くなってるみたいだから、お前も気をつけるんだぞ」
パワポケ「ぶふっ!?きゅ、急に何言いだすんだよ父さん!?ち、痴女って」
父親「何って言われても、今日の新聞にもそう書いてあるぞ?」
パワポケ「はあ、新聞!?う、嘘だろ?ちょ、ちょっと見せてくれよ」ズイッ
父親「あぁ、別に構わないが……」スッ
『最近では男性の胸部を強調したポスターが環境型セクハラではないかと指摘されており──』
『会社員の女がプロ野球選手へストーカー容疑、自宅から靴下など衣類30着──』
『ホームレスの男性に性行を強制したとして、NOZAKIグローバルシステム社長が──』
パワポケ(な、な、な、なんだよこれ!?)
何だか最近、世界がおかしい──
2
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/01/25(月) 07:19:22 ID:0bygQpQs
ガタンゴトン
パワポケ(……なんだか妙な事になってるぞ)
パワポケ(朝の新聞、それにニュース……電車に痴女だって?いやいや、まったく。そんなことあるわけないだろ……)
ス-ハ-ス-ハ-
パワポケ(ん?……なんだか俺の後ろに立ってる人、息が荒くないか?それに強い視線を感じるような……もしかして、全力で走ってきたから俺、汗くさかったりする!?)
サワサワ……
パワポケ(え゛っ!?)
フフフ-ン……コイツナカナカイイケツシテルデス
サワリサワリ
パワポケ(う、嘘だろ……?俺の尻が触られてる!? しかも、女の声だ。本当にいるのか……ち、痴女って奴!?)
ムニッムニッ
パワポケ(うお゛っ!? ま、前に来た!や、やばい、変に触り方上手いし、こ、こんな場所で……)
ガシッ
一ノ宮桜華「そこまでですわ。痴女犯、次の駅で私と一緒に降りなさい」
パワポケ「い、一ノ宮?」
深草若葉「パ、パワポケさま。私たちがいますから、安心してください」
パワポケ「深草さんまで!?」
3
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/01/25(月) 07:20:20 ID:0bygQpQs
パワポケ「助かったよ。まさか、本当に痴女がいるとは……」
桜華「ええ、最近は不埒な輩も多いと聞いて、見張りをしていましたの」
若葉「こう言う活動をすれば、少しでも神桜分校の独立に役立つと思って……」
パワポケ「うん、ありがとう二人とも」ニコッ
若葉「……え、えへへ」
若葉(で、出た!パワポケさまの殺人スマイル!私、これだけでご飯3杯はいけます……ああ、このために張り込んでいたかいがありました……)
桜華「い、いえ、礼にはおよびませんわ。女性として、殿方を守るのは当然ですもの」
パワポケ「そ、そうなの?」
パワポケ(普通、逆だと思うけど……)
若葉「パワポケさま。た、体調は大丈夫ですか?もし優れなかったら、今日は休まれた方がよろしいと思うのですが……」
パワポケ「体調?いや、全然大丈夫だよ。ビックリはしたけど、別にあれくらいどうって事ないし」
桜華「……お強いのですね。でも、無理をしない方がよろしいですわ。こういった被害は、自分で溜め込んでしまう方も多いとお聞きしますので」
パワポケ「なんか大袈裟だなぁ。無理も何も……俺、美人な人だったらむしろ触られた方が嬉しいっていうか……」
パワポケ(……って、俺、何を言ってんだ!?)
桜華「さ、触られた方が嬉しい!?」
若葉「え、ええっ!」
パワポケ「ごめんごめん!変な事言った!気にしないで!」
桜華「気にしないでと言われましても……ねえ、若葉?」
若葉「はい、お姉さま。バッチリ聞いてしまいましたし……」
パワポケ「あの、今のは言葉の綾というかそのなんというか……」
4
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/01/25(月) 07:29:40 ID:0bygQpQs
桜華「……」サワサワ
若葉「……」スリスリ
パワポケ「え!?きゅ、急に俺の身体触ってどうしたの二人とも!?」
桜華「いえ……たくましいわね、この人の胸板」
若葉「はい。お尻、お尻もガッシリしてて、でも柔らかみもあって……」
パワポケ「ちょ、ここ人通りもあるしみんなに見られちゃうから……」
桜華「聞きましたか若葉?人気のないところなら良いと、私にはそう聞こえましたが」サワサワサワサワ
若葉「大胆ですねパワポケさま。これ以上の事もして良いんでしょうか?」スリスリスリスリ
パワポケ「これ以上のこと!?いや、これさっきの痴女と同じじゃ……!?」
桜華「違いますわ!私は神聖なる神桜の理事長代理を務める者。何の意味もなくこのような事をしているとでも?」サワサワサワサワサワサワサワサワ
若葉「そうですそうです。私は適当な生徒ですけど、多分意味があってやってます」スリスリスリスリスリスリスリスリ
パワポケ「ちょ、激し……!?」
桜華「若葉。私、お花を摘みに参りたくなってきましたわ……」サワサワサワサワサワ
若葉「まあ、それは大変です。お姉さま、早急に向かわなければ……」スリスリスリスリスリ
5
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/01/25(月) 07:32:10 ID:0bygQpQs
パワポケ(も、もしかしてこのままトイレに連れ込む気か?や、やばい……そ、そうはさせるか!)
パワポケ「ご、ごめん!お、俺、朝練あるんだった!ここなら走って行ける距離だから、もう行くねっ!」ピュ-
桜華「あっ、こら!待て!おい!」
若葉「パワポケさま。行ってしまわれましたね……」
桜華「ええ、つれない人。でもまさか、パワポケにそんな趣味があったなんて……」
若葉「ぐへへへへ……私、今のでご飯10杯はいけますよ」
桜華「ひかえなさい、若葉。……でも、そうね。私もだいぶ興奮しましたわ……」
6
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/01/25(月) 07:34:28 ID:05yvrxj2
パワポケ(も、もしかしてこのままトイレに連れ込む気か?や、やばい……そ、そうはさせるか!)
パワポケ「ご、ごめん!お、俺、朝練あるんだった!ここなら走って行ける距離だから、もう行くねっ!」ピュ-
桜華「あっ、こら!待て!おい!」
若葉「パワポケさま。行ってしまわれましたね……」
桜華「ええ、つれない人。でもまさか、パワポケにそんな趣味があったなんて……」
若葉「ぐへへへへ……私、今のでご飯10杯はいけますよ」
桜華「ひかえなさい、若葉。それ普通に太るんじゃないかしら……でも、そうね。私もだいぶ興奮しましたわ……」
7
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/01/25(月) 07:35:12 ID:05yvrxj2
パワポケ「すまーん!遅れた!みんないるかー!?」ガチャッ
木村冴花「きゃあ!?パ、パワポケくん!?ど、どうしたの!?い、いたっ……」チクッ
パワポケ「木村?うわ、ごめん!ボールの裁縫中だったのか……」
冴花「もう、いきなり驚かせないでよ。みんなは裏山でランニング中。それより、キャプテン、今日はどうしたの?昨日の帰りは、明日は休むって言ったのに……」
パワポケ「え、そんな事言ってたか俺?いや、バリバリ練習したい気分だけど」
冴花「そ、そう。良くなったならいいけど……」
パワポケ「……ていうか木村、手、大丈夫か?今救急箱を持って来ようか?」
冴花「別にこれくらい洗えばどうって事ないわ……パワポケくん、私の事なんて気にせず行ってきなさいよ」
パワポケ「いや、そんな処置じゃダメだよ。ほら、怪我した手、よく見せてくれ」グイッ
冴花「あっ!いきなり引っ張らないで……」
パワポケ「うん、そんな深くなくて良かった。これなら水で洗って、絆創膏貼るくらいでいいな」
冴花「だからそう言ってるじゃない。まったく、大袈裟なんだから……」
パワポケ「いや、木村は俺の大切なマネージャーじゃないか。これくらいでも、大事にしないと。ほら、外の水場に行くぞ」
冴花「お、俺の大切なマネージャー!?いきなりなに変な事言ってるの!?」
パワポケ「え?ご、ごめん……(“俺たち野球部の大切なマネージャー”って言い方のほうが良かったのかな?)」
8
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/01/25(月) 07:36:58 ID:05yvrxj2
冴花「そ、そういうの簡単に言っちゃダメよ……私以外の人が聞いたら勘違いしちゃうから、もう。た、大切なマネージャーって……」
冴花(パワポケくん、私の事が好きなのかな?だ、だって、俺の大切なマネージャー、俺のマネージャー……冴花は俺だけのマネージャー……ってこと?あ、愛の告白みたいなもんよね、これ。ま、まさか相思相愛だったなんて……なんてこと……なんてこと……)モジモジ
パワポケ「木村?急に顔が赤くなってどうした!?もしかして熱もあるんじゃないか……!?」ピト
冴花「あ、ああああ!?ない!ないから!いいから早く洗いに連れてってっ!?」
冴花(お、おでこに手をっ!過激なボディタッチ!?これ絶対私の事好きだわ!ヤバい、もうおでこ洗えない……いや、これからはこの人に全部洗ってもらう事になるのかしら……頭のてっぺんからつま先まであんな所やこんな所まで全部洗ってもらって……当然シャワーを浴びるんだからお互い裸になるわけで……パ、パワポケくんの裸……い、いけない妄想が止まらないわ……)グルグル
パワポケ「ふぅ、手を洗って、軽く拭き取って、絆創膏をしてと……よし、これで大丈夫だな木村……木村?」
冴花「…………」ブツブツ
パワポケ(な、なんかずっと独り言を呟いてるな……さっきいきなり触ったから怒っちゃったか?……話しかけづらい雰囲気だし、仕方ないから俺も合流してくるか)
パワポケ「あのー、木村。俺、さっそくみんなのとこ行ってくるから、じゃあ!」
冴花(挙式は和風、洋風?いやここはやっぱり振袖姿でキメてもらいたいわね……ああでもでもこういうのは夫の意見を尊重するべきって風潮があるし。やっぱりパワポケくんの意見も取り入れないと……そういえば私、パワポケくんの告白に答えてないんじゃないかしら!?パ、パワポケくん、きっと勇気を出して告白してくれたのに……こういうのって案外覚えててふとした喧嘩の際に蘇ったりするのよね……あやうく夫婦関係に軋みが生まれるところだったわ……)
冴花「……ぅん。わ、私もパワポケくんの事が好きよ……ってあれ!?パ、パワポケくん……ど、どこに行ったの?」ヒュウウウ
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板