オキタ・J・ソウジ「オキタさんリフレです！」

65：名前なんか必要ねぇんだよ！：2020/11/27(金) 01:09:37 ID:3GBVEh3M: 只今マスターのお背中を洗浄中です。
先程のブルーな気持ちは何処へやら。
やはりマスターに触れてると落ち着きますねえ。

「んん…見た感じ、今日は傷が増えてないですね」
「無傷なのでしたら、何より何より♪」

彼の生傷を見る度に。

人理の為には、多少は仕方がないな、という気持ち。

傷を肩代わり、せめて共有出来たなら、という気持ち。

ほんの少しでも傷ついてほしくない、という気持ち。

言葉にならぬモノが、腹の底から湧いてきますが。
彼が色々と心配するので、ナイショ、ナイショ。

「ん、背中はこんなもんですかねー」
「はい、腕上げてくださーい」

次は、脇から腕の先までを泡立てます。
今や立派な細マッチョになった腕。
…しかしやはり、背中よりも傷痕が多いですね……。

…時に受身を取り、時に攻撃の余波を受け止め。
……時にオキタさんを抱き締めてくれる、腕。

って、いかんいかん…真面目に洗わないと…。

「お次は左ですよー」

…とはいえ、裸で二人きり。
意識しない方が難しいですけどもね。

いつも、私に応えてくれるマスターの手。
私はこの手に引かれて…解かれて…狂わされて。
そして、あぁ、今日もきっと……。

「………んふふ…♪」

…なんて桃色な妄想をしつつも、優しく丁寧に。
指の間から爪の隙間まで、余すこと無く。

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