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じゃあ聞くけど逆にガルパンの誰にだったら力負けしたいんだよ

180名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/03/29(日) 20:56:34 ID:IJplYcgg
紗希は見れば見るほど端正な顔立ちをしている。大洗が女子校でなければ間違いなくモテているだろう。
性格も一見掴みどころがないとはいえ、授業態度は真面目そのものである。それに梓たちのような親友、さらには戦車道の先輩からも可愛がられているという。
自分が教師という身分ではなく、年がもう少し近ければ即座に受け入れたに違いない。
しかし、その教師という身分、そして先ほどの失恋経験が男を思いとどまらせていた。
もし自分が紗希を受け入れ、何とか教師と生徒という関係のハードルを乗り越えたとしても、またあのときのように自分も相手も辛くなってしまうかもしれない。

あや「先生!どうするんですか!?」
桂利奈「あ、あいぃ〜…」
あゆみ「うわぁ…あの恋愛漫画の展開に似てる…すごい…」
梓「あ、あぁ〜…どうしよう…」

外野が何やらのたまっているが、まずは紗希に返答することに集中しなくてはならない。
これまでの人生で最も慎重に言葉を選びつつ、告白には応えられないこと、その理由は自分が教師で紗希が生徒であることを述べた。

紗希「…」

またしても紗希の目から涙が流れ落ちた。

優季「えぇー!?何でえ!?」

理由は今言ったのだが、聞こえていなかったのだろうか。

あや「先生、ほんとにそれだけですか?」
梓「…ふぅ。ちょっと落ち着いたかも。先生、私は生徒として先生になるべくご迷惑をお掛けするわけにはいかないんですが、そのご回答では到底納得できません」

返事の相手は紗希であるにも関わらず、ガンガン攻めてくる。

桂利奈「そーですよー!あの紗希ちゃんがあんな風にするなんて、私たち見たことないんです!」
あゆみ「先生と生徒という関係がダメなら、卒業してからならいいんですか?」

彼女たちが紗希を大切に思っている気持ちは十二分に理解できる。
その気持ちに免じて、男は隠さず全て打ち明けることにした。
先ほどの失恋が、まだ心の中で尾を引いていること。もう自分は恋愛などできない、したくないと思っていること。
そして、自分と付き合うことで自分にも相手にも辛い思いをさせたくないこと。
家族にも友人にもなかなか打ち明けられなかった本心が、なぜかするすると出てきた。


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