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じゃあ聞くけど逆にガルパンの誰にだったら力負けしたいんだよ
176
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2020/03/29(日) 20:54:49 ID:IJplYcgg
あっという間に一晩が過ぎた。男は朝起きてすぐに朝食を掻き込むと、珍しい客人を迎えるべく奮闘した。
本だらけの自室の整理に掃除。持ち帰ってきた仕事書類の収納。来客用の食器の確認。
そうこうしているうちに軽快なチャイムが鳴った。
梓「先生、こんにちは。お邪魔します」
あや「うわ〜、これが男の人の部屋なんだ!」
優季「元カレの部屋にも入ったことなかったし感激〜」
あゆみ「き、緊張する…」
桂利奈「お兄ちゃんの部屋ともちょっと違うなー」
紗希「お邪魔…します…」
一人暮らしを想定して設計された部屋のため、7人が同室ではさすがに狭い。
本を読みに来た紗希と、6人の中でも取り立てて成績が振るわないわけではない梓を仕方なくベッドに座らせ、残る4人は勉強会のため机の四方に陣取らせた。
4人には次の試験範囲で重要となる部分の問題集を解かせ、梓に指導のサポートを要請することにした。
飲み物を取りに行きがてら、紗希を自室の本棚へと案内する。
紗希「…」
言葉こそ発しないが、わずかに動いた口元の動きから紗希の喜びようが垣間見える。昨日まで抱いていた不安は完全に払拭された。
紗希「…これ」
紗希は男が学生時代に教材として購入した漢詩集、それに小説を指した。小説の方は数百年も前の恋愛小説である。
さすがの紗希でも原文から読むのは難しかろうと思ったが、幸いにも男がかつて熱心につけたメモがそのまま残っていた。これなら読めるだろう。
2冊を紗希に渡して先に部屋にへ行かせると、男は台所で飲み物を用意してからその後を追った。
あゆみ「あーダメだ!ここどうしても読めないよー」
桂利奈「あい〜…」
優季「何でこんな意味になるの〜?」
あや「あっ、この単語って意味が2つあるんだって!文脈から判断とか無責任すぎー」
梓「はいはい、とりあえず自分で調べて考えても分からなかったら聞いてね。先生もいらっしゃるんだから」
女三人寄れば姦しい、とはよく言ったものだ。その倍の人数だと「姦しい」程度では済まない。
梓「あっ先生すみません、いきなり押し掛けた上にうるさくしてしまって…」
梓が申し訳なさそうな顔をする。1年生にしては本当にしっかりしている。自分を始めとする教師陣の評価が高いのも納得だ。
黙々と本を読む紗希を尻目に、梓と2人態勢で勉強を教えることにした。
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