【安価SS】AILEくんポケット～迫真魔球編～ - 1552826391

1：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 21:39:51 ID:Yl8gl20c: ～皇都町外れの工場～

AILEくん「え、今日でクビですか」

工場長「本当に申し訳ナイス！たぶんあと20年でこの激しすぎる不況はおわるぜ。」

AILEくん「わかりました。今までありがとうございました」

工場長「20人以上、30人以下？今まで何人のクビ切ったかわかんねぇ。」

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AILEくん「突然仕事が無くなってしまいました。困りましたね」

？？「お～い！AILEくん！」

AILEくん「あ、幼馴染の西田くん。こんにちは」

西田「あんた河川敷で何してるでやんすか？仕事はどうしたでやんす」

AILEくん「実は今朝クビになってしまって」

西田「今朝ァ！？」

AILEくん「もうダブル☆オドロキですよね」

西田「…まぁ、そんなに落ち込むこともないでやんす。オイラもあんたと同じ無職でやんす」

AILEくん「そうだったんですね」

西田「これで24歳無職童貞コンビの爆誕でやんすね。記念にラーメンでも食いに行くでやんす。奢るでやんす」

AILEくん「西田くんお金持ちなんですね」

西田「母ちゃんにお小遣い貰ったでやんす♪」

AILEくん「では参りますか」

>>3「おいお前ら。それでいいのか？」
2：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 21:40:53 ID:Zf.l3E2w: TDN
3：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 21:40:59 ID:uyekCDGI: ネクデカ
4：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 21:41:15 ID:1Z3MaWZI: わし(53)
5：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 22:09:59 ID:Yl8gl20c: NKTIDKSG「お前らそれでいいのか？」

西田「ファッ！？なんでやんすこの政治家風のおっさんは！」

ネクデカ「昔野球やってまして、今も趣味でえー野球とジムとか通ってまーす」

AILEくん「ネクタイがデカ過ぎますね」

西田「いや、そんなにでかくもないでやんす…」

ネクデカ「合気ッ！」

西田「ヴォエッ！」

AILEくん「西田くんが華麗に投げられてしまいました」

西田「何するでやんす！警察呼ぶでやんすよ！」

ネクデカ「お前ら、糞飛沫感覚な人生を変えられるかもしれない、この世の終わりみたいな野球大会に出てみたくないか？」

AILEくん「野球大会ですか」

西田「いきなり何の話でやんすか…」

ネクデカ「皇都コーポレーションが主催する裏の野球大会だ。優勝賞金は810億円」

西田「810億円！！？？！？？！？？！！？」

AILEくん「すごいですねそれ」

ネクデカ「ちなみに出場するだけで選手一人につき114万円プレゼント。途轍もない金がバラ撒きされそうで怖いっす…」

西田「う、嘘っぱちでやんす！そんなうまい話があるわけないでやんす！」

ネクデカ「信じないのは自由だが、こんな大金手に入ったら人生変わりますよねぇそりゃあねぇ」

西田「………」

AILEくん「私は出場してみたいですね」

西田「あんた何言ってるでやんすか！絶対裏があるに決まってるでやんす！」

AILEくん「西田くんも一緒に出ましょう。昔一緒に野球をしていたじゃないですか」

西田「…昔の話でやんす」

ネクデカ「大会は3ヶ月後、皇都ドームで行われる」

ネクデカ「必要な選手の数は10弱でしょうねぇ」

西田「は？もしかして一からチームを作らないと出場出来ないのでやんすか！？」

ネクデカ「合気ッ！(正解)」

AILEくん「また投げられましたね」

西田「本当なんなんでやんすかこのおっさんは…」

ネクデカ「そこの青髮、このボールを思い切り投げてみろ」

AILEくん「よくわかりませんけどわかりました」

ネクデカ「あ～絶対魔球投げられますよそりゃ」

西田「魔球？」

AILEくんが投げた魔球>>7
6：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 22:12:51 ID:oD5bdl.M: 超スローボール
7：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 22:13:32 ID:Uq3GnZhM: 藤浪
8：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 22:14:19 ID:jmVWbBnk: 全盛期伊藤智仁並みの超スライダー
9：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 22:31:52 ID:Yl8gl20c: ネクデカ「いいですねこれね、ぴったりフィット感が」

西田「いつの間にミットなんて用意したでやんすか…」

AILEくん「じゃ、投げますね」

西田「AILEくんは捕手でやんす。魔球なんて大層なものは投げられないでやんすよ」

ﾋﾞｭｵｯ！

西田「あぁ…案の定大暴投の糞ボールでやんす…」

ネクデカ「！」

ｷﾞｭｷﾞｭｯｽﾞﾊﾞｧﾝ！

西田「！！？」

ネクデカ「……あ～…入ったねえ… 入りましたね。曲がってからの球速は…155ぐらい(天下無敵)」

AILEくん「これはどういうことなんですかね」

ネクデカ「今のが魔球でしょうねぇ、ええ」

西田「途中までは明らかに外れていた糞ボールだったのに急激に曲がって、物凄いスピードでミットに吸い込まれたでやんす！これは、これは正真正銘の魔球でやんす！」

西田「AILEくん！今のはどうやったんでやんすか！？」

AILEくん「気合を入れてみました(ドヤ顔)」

ネクデカ「この魔球があれば大会も余裕で勝てるでしょうねぇ、他のチーム見てないからわからないですけど」

西田「AILEくんの魔球があれば優勝は貰ったも同然でやんす！！メジャーリーガーでもこんな球は打てないでやんす！！810億円！810億円！810億円～～～！！！」

AILEくん「やったぜ。」

ネクデカ「じゃあ魔球の名前ってのは…」

AILEくん「悩みますね、これ」

AILEくんの魔球の名前>>11
10：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 22:35:08 ID:uyekCDGI: 金☆玉ボール
11：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 22:35:29 ID:7GZyN6DU: ふにふにぼーる
12：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 23:09:35 ID:FM9CAGFU: かわいい
13：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 23:11:21 ID:Yl8gl20c: AILEくん「この魔球を"ふにふにぼーる"と名付けましょう」

ネクデカ「名前格好いいですね(建前)格好よくはない！(本音)」

西田「早速チームメイトを集めるでやんす！賞金とAILEくんの魔球のことを知ればプロレベルの選手がどんどん集まるはずでやんす」

AILEくん「120人ぐらいは欲しいですね」

西田「は？あんたバカでやんすか？チームの人数を増やしたら分前が減ってしまうでやんす！」

AILEくん「たしかにそうですね」

西田「悪いでやんすが、AILEくんには魔球を投げる機械に徹してもらうでやんす」

AILEくん「勝利のためですね」

西田「AILEくんが抑えている間に、どんな手を使ってでもいいから一点取れば勝ちでやんす！魔球の力で810億円を手に入れるのでやんす～！」

ネクデカ「それじゃ大会に参加するってことで。この契約書にサインを」

西田「書くでやんす！」

AILEくん「記入しました」

ネクデカ「うお～っほっほ(ご満悦)いやボス気持ちいいだろうなぁ」

AILEくん「？」

ネクデカ「あ～一応ルール説明しますよ。試合に敗北したチームのメンバーは全員消えますよそりゃあ。途中棄権したりしてもアウトでしょうねぇ」

西田「…………は？」

ネクデカ「信じられないのはしょうがないでしょうねぇ。しかし皇都コーポレーションのオカルトテクノロジーなら可能でしょうねえそりゃねぇ」

西田「言ってることがよく分からないでやんす…」

AILEくん「負けたら消されるみたいですね」

西田「なんでやんすかそれ」

AILEくん「114万円プレゼントされても消されたらどうしようもないですね」

ネクデカ「見てくださいよこの汗！こりゃいい絵撮れてますよ生のこの…絶望感覚がいいじゃないですか」

西田「AILEくん、オイラやっぱり大会に出るのはやめたほうがいいと思うでやんす。魔球があっても優勝は難しいと思うでやんす。人生地道にいくのが一番でやんす」

AILEくん「やめちゃうんですか」

ネクデカ「あ～出場しないのなら消えるでしょうねぇ」

ｽｰ…

西田「ファッ！？手が透けてるでやんす！！助けて欲しいでやんす！！」

AILEくん「どうしましょう」

西田を助ける方法>>14
14：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 23:13:33 ID:A3KgfjbU: 大会にでる
15：IW26一生ボンバーヘッドダイビングタバコの火を消すブルースリー：2019/03/17(日) 23:13:39 ID:???: あと7人誘う
16：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 23:46:27 ID:Yl8gl20c: AILEくん「西田くん、野球大会に出ましょう。そうすれば今は消えなくても済むと思います」

西田「わ、分かったでやんす！大会に出場するから消さないで欲しいでやんす～！！」

ネクデカ「あ゛あ゛い゛」

西田「体が元に戻っていくでやんす…」

AILEくん「よかったです」

ネクデカ「じゃあ三ヶ月後。また連絡するから」

ネクデカ「合気ッ！」

AILEくん「ネクタイがデカ過ぎる人が消えてしまいました」

西田「これは夢でやんす…すべて悪い夢なのでやんす…」

AILEくん「たぶん現実だと思います」

ﾋﾞｭｵｯ！ｷﾞｭｷﾞｭﾝ！

AILEくん「魔球が投げられるので」

西田「はぁ～～～…(クソデカ溜息)美味しい話には裏があったでやんすね…。オイラこれからどうしたらいいんでやんすか」

AILEくん「仲間を集めて、大会に出場して優勝しましょう」

西田「棄権しても消されるならそれしかないでやんすね…。警察に相談してみるのもありでやんすが…」

ネクデカ「まぁ無駄でしょうねぇ」

AILEくん「あ、ネクタイがデカ過ぎる人が現れました」

西田「ひいいいい！まだいたんでやんすか！」

ネクデカ「皇都コーポレーションは現実世界も電脳世界も全て支配しているんでねぇ」

AILEくん「なんでもありですね」

西田「皇都コーポレーションってTDN大企業じゃなかったんでやんすね…」

ネクデカ「せいぜい頑張ってくださいよ。合気ッ！」

AILEくん「また消えましたね」

西田「やっぱり夢であってほしいでやんす…」

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西田「…オイラは一度家に帰るでやんす。AILEくんはどうするでやんすか」

AILEくん「私も家に帰って休みます。仲間を集めるのは明日からにしましょう」

西田「負けたら死ぬ大会に参加する奴なんているんでやんすかね…」

AILEくん「探せばいるかもしれません」

(次の日)

西田「オイラは高校の野球部仲間を誘ってみるでやんす」

AILEくん「私は独自路線(うろつき)で仲間を探そうと思います」

西田「独自路線でやんすか…。少し不安でやんすが、任せるでやんす」

AILEくん「では参るか」

皇都をうろついて仲間候補を探すAILEくん

仲間候補>>18
17：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 23:47:06 ID:/ymaLiow: メヒア
18：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/17(日) 23:47:10 ID:bgDljOfY: 蓮さん
19：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 00:00:00 ID:qcvUlpNQ: AILEくん「やはり仲間探しはうろつきコマンドに限りますね」

？？「オラァ！！YO！！」

ｶｷｰﾝ！

AILEくん「バッティングセンターに寄ってみましたが、すごい人がいますね」

葛城蓮「真ん中来いよ、ええ！？真ん中来いよ！！」

ｶｷｰﾝ！

バッセンの親父「150kmの球を36球連続ホームランとはたまげたなぁ」

AILEくん「これはスカウトするしかありませんね」

AILEくん「すみません、少しよろしいでしょうか」

葛城「あぁ！？」

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葛城「皇都コーポレーション主催の裏野球大会なぁ…」

AILEくん「信じられないかも知れませんが本当です。賞金810億円も優勝すれば貰えると思います。あと負けたら消えます」

葛城「……………」

葛城「興奮させてくれるねぇ！好きだよ、そういうデスゲーム！」

葛城「じゃあオラオラおじさんをチームに参加させろオラァ！！YO！！」

AILEくん「蓮さんありがとうございます」

『一塁手葛城蓮が仲間になりました』

※続きは明日夜に
20：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 00:00:35 ID:w4OXk2Ds: お待ちしてナス！
21：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 01:19:18 ID:Tr.oJzR2: 続きお待ちしてナス!
22：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 01:54:19 ID:YnGa7OZE: こーゆーのすき
23：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 02:00:34 ID:/x8Wm/o6: パワポケは懐かしい気持ちに浸れるのでもっとやれ
24：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 18:26:30 ID:Vbt7txwI: 風来坊さんとかも参加させたい…
25：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 20:34:01 ID:ufnimm0c: ～河川敷～

葛城蓮「オラァ！！YO！！」

ﾌﾞｫﾝ！ﾌﾞｫﾝ！

西田「……AILEくん」

AILEくん「なんでしょうか」

西田「あそこで豪快に素振りしているイカニモ系な男性は誰でやんす？」

AILEくん「私たちと共に野球大会に出場してくれる頼もしい助っ人の葛城蓮さんです」

西田「AILEくん、あれはどうみてもヤのつくお仕事をしている人でやんす」

AILEくん「そうなんですか？」

西田「既に何人も殺したかのような獣の眼光でやんす。あのおじさんはオイラたち一般人が関わってはいけない危険なお方なのでやんす…」

葛城「聞こてんだよなぁ！おい丸眼鏡オラァ！！」

西田「ファッ！？」

葛城「おじさんはねぇ、ヤのつく仕事なんざやってねぇよ！植木鉢ぃショップ“ひまわり"の店長なんだYO！！」

AILEくん「そうなんですね」

葛城「花を愛でるのが好きなんだよなぁ、893じゃなくてよぉなぁ！？」

西田「本当に申し訳ないでやんす」

AILEくん「人を見た目で判断してはいけないんですね(戒め)」

葛城「それよりよぉ、チームの面子はこれで全員なのかよ」

AILEくん「そうですね。私と西田くんと蓮さんしかいません」

葛城「野球ってのは最低9人は必要だろうがYO！こんなんじゃ大会に出られないじゃねえか！」

AILEくん「大丈夫です。西田くんが昔馴染みに声をかけて、一気に仲間を集めてくれると思います」

西田「任せろでやんす！仲間集めなんてちょちょいのちょいでやんす♪」
26：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 20:36:16 ID:ufnimm0c: ・
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葛城「それで、仲間は集められましたか？」

西田「集められませんでした…でやんす」

葛城「じゃあオラオラ来いよオラァ！」

西田「ポケレンジャー助けて！」

AILEくん「どういうことなんですかね」

西田「元野球部の仲間を誘ってみたでやんすが、全員に断られたでやんす…」

AILEくん「頭がパーン☆」

西田「そもそもこんな荒唐無稽な話を24歳無職から聞かされて信用する奴はいないでやんす。オイラが馬鹿だったでやんす」

AILEくん「蓮さんは信用してくれましたよ」

西田「…おじさんは例外でやんす」

葛城「どうやら仲間は地道に探すしかねえみてえだな」

AILEくん「そうですね。とりあえず今日は3人で練習しましょうか」

西田「軽くランニングした後、三角形になってキャッチボールでもするでやんす」

葛城「いいねぇ、好きだよそういう基礎練習」

葛城「あぁそれとAILE。あとで魔球を見せてくれよ、気になってんだ」

AILEくん「いいですよ」

西田「AILEくんの魔球だけが希望でやんすね…」

『練習が終わった！体力が15下がった筋力が9上がった素早さが5上がった』

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AILEくん「今日は皇都をうろついて仲間になってくれそうな人を探しましょう」

新たな仲間候補>>28
27：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 20:37:05 ID:fh3Hd2c.: 野獣ママ
28：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 20:37:18 ID:xp54kxgg: 波田陽区
29：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/03/18(月) 20:37:22 ID:.wZnJF6I: 波田陽区