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胡桃「バカみたい!」

146名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/17(水) 23:49:58 ID:VMRa8Kb.
明日続きやります

147名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/17(水) 23:53:48 ID:lglN74..
もはや懐かしのデオデオ

148名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/18(木) 00:17:49 ID:XIPwObA2
いいゾ〜これ

149名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/18(木) 23:14:05 ID:qWgcxR72
ヤマーダマーダマダヤスインダー


胡桃「デオデオは久しぶりに来たよ!」


京太郎「そうだなぁ、それじゃあ何から見るか?」


胡桃「ここはやっぱり、テレビからだよね!」


京太郎「おっいいな!最近のは性能がダンチらしいぜ」


店員「こちら4K、YouTube搭載、Netflix搭載となっております」


胡桃「もはやスマホみたいなテレビもあるね」


京太郎「今時はネットが使えてなんぼらしいからな」


胡桃「プラズマテレビと液晶で困ってた時とだいぶ変わってるよね!」


胡桃「おっ、このテレビは小さい!部室に起きたいな」


京太郎「32型で14万だってさ」


胡桃「14万!?無理だね!」


京太郎「場所も取るし、電気代も食うしな…っと、大体見たかな」


胡桃「それじゃあ私、洗濯機とか見たい!」


京太郎「洗濯機か…よし、見るか!」

150名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/18(木) 23:26:34 ID:qWgcxR72

胡桃「洗濯機も色々あるんだね」


京太郎「二層式まだ売ってんのか!ガキの頃に見たような物だったよーな…」


胡桃「私がお嫁さんになったら、毎日こういうお洗濯とかやるんだなぁ…」ポワァ


京太郎「そうだなぁ…」ホワンホワン


〜〜〜〜〜〜

胡桃「乾燥機に手が届かない!」


胡桃「物干し竿をかけられない!」


胡桃「乾いた洗濯物が重い!」ドサドサドサーーー


〜〜〜〜〜〜


京太郎「俺、なるべく手伝うぜ!」  


京太郎 (二層式も悪くないかもしれないな)


胡桃「今絶対服の事心配したよね?」


胡桃「私だって結婚する頃にはもっとおっきくなってるから!」


京太郎「どのくらいだ?」


胡桃「…140!!」


京太郎「毎日牛乳飲もうな」


胡桃「うん」


胡桃 (二層式なら乾燥も簡単かも…)

151名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/18(木) 23:51:39 ID:qWgcxR72

胡桃「あばばばばば」ウィーンウィーンウィーン


京太郎「ロデオに振り回される高校生…」


胡桃「言ってないで止めて!」ウィーンウィーンウィーン


京太郎「はいはいー」ポチッ


胡桃「足腰に来るねこれ!」ガクガク


京太郎「おんぶしようか?お姫様」


胡桃「こんなところじゃめっ!」


京太郎「はっはっは、次はどこにいく?」


胡桃「スマホとか、イヤホンのコーナーはどうかな!」


京太郎「お揃いのイヤホンとか買ってみるか?」


胡桃「お揃いのイヤホン…」ボッ!


京太郎「最近赤面するの早すぎるぞ」

When I was only three
My mama said to me

胡桃「この曲私好き!」


京太郎「ノイズキャンセリング?だっけかで綺麗に聞こえるな」


胡桃「京太郎片方貸して?」


京太郎「ん?どうした」


胡桃「こうやって二人で一つのイヤホン使ってたらさ、何か顔が近くなっていいよねって」


胡桃「…///」


京太郎「自分で言って照れるなよ!」


京太郎 (ヤバいな、今の胡桃は可愛すぎた…)


京太郎「よし、このイヤホン買うか」


胡桃「そうしよう!…一つでいいかな」


京太郎「そうだな、一つのを二人で聞くか…」


店員 (なにあの二人可愛い…)

152名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 00:12:45 ID:F7AAJbus

胡桃「結構見て回ったね」


京太郎「最後にもう一つくらい見たら帰るか」


胡桃「そうだね!じゃあどこにしよっか」


京太郎「お、胡桃あそこ見てみろよ」

デーーーーン


胡桃「天体望遠鏡!?そんなのも売ってるんだ」


店員「お目が高いですねぇお客さん、そちら現品限りなので特別なお値段になってるんですー」


京太郎「だってさ胡桃」  


胡桃「それでも高いでしょ!見るだけ!」


店員「分割払いも可能ですよー」


店員 (それにこれを買っておけば、彼氏さんと夜の天体観測デートも出来ますよ)ボソッ


胡桃 (てっ、天体観測デート!?)


店員 (二人で寒空の中、身体を寄せあいながら星を眺めるなんて最高のシチュエーションだと思いますー) 


胡桃「二人で一緒…」

胡桃 (はっ!ダメダメ、キチンと断らないと!)

  
胡桃「分割でいいなら…」


京太郎「おっ、買うのか胡桃」


胡桃 (また本能がやらかしたーーーーっ!)


胡桃「きょ、京太郎が欲しそうにしてたし、一緒に星を眺めたりするのもいいかなって!」


京太郎「いいなそれ!いつか二人で星空を眺めにでも行くか」


店員「…」グッ


胡桃「…」グッ

〜〜


京太郎「いや〜楽しかったな、こう言うところでのデートってのも」


胡桃「でしょ!また来ようね!」


京太郎「ああ、でも今度は…」


胡桃「?」


京太郎「今度は夫婦として来たいな」


胡桃「ふっ、ふふふふふ夫婦…」プシュー

153名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 00:19:26 ID:F7AAJbus

塞「…それでまんまと買っちゃったのね」


胡桃「何にも言い返せない!」


豊音「いいなー、私もそれで星が見たいよー」


エイスリン「キラキラホシ!」キュキュキュ…トン!


豊音「わー、みんなで星を見に行ってる絵だねー」


胡桃「折角だし、今日みんなで見に行かない?」


豊音「えっ、いいのー!」


塞「京太郎と最初に見るもん!とか言うと思ってた…」


胡桃「そこまでバカップルじゃないよ!!」


シロ (そうかな…)


塞「それじゃあ今夜、胡桃の家にみんなで集合!」


豊音&エイスリン「オーー!」  


塞「シロもだよー」


シロ「えっ」


カン!続

154名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 00:34:27 ID:F7AAJbus
(デオデオが無くなってることに気がつかなかったのは)未熟です…

京太郎「塞さんにはいつもお世話になって…」


塞「面白そうだから口挟んでるだけだし、気にしなくていいのよ」ヒラヒラ


京太郎「胡桃の面白可愛い所って結構あるんですか?」


塞「胡桃はああ見えてあのボケ属性持ってるからね、例えば今だと」チラッ


京太郎「?」


塞「私と京太郎君との会話が気になって手牌がめっちゃくちゃになってるし、時々覗きこんできたりしてるわよ」
 

京太郎 (面白可愛い…)


豊音「ロン!」


胡桃「あーーーっ!」

155名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 01:29:48 ID:0wDTLEZs
何気に身長サバ読んでてかわいい

156名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 07:27:38 ID:zBizyqAk
こういうのでいいんだよこういうので

157名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 13:29:55 ID:IYsUhOm6
可愛い

158名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 20:59:35 ID:F7AAJbus

咲「ね、ねぇ京ちゃん」


京太郎「どうした咲?」


咲「これから買い物に行くんだけど、一緒に行かない?」


京太郎「そんなに買い込むのか?珍しいな」


咲「みかんが安くて、箱ごと買おうかなって、この時期はすぐ無くなるでしょ?」


京太郎「あーそうだなぁ、気がついたらすぐ食べおわっちまう」


咲「うふふっ、京ちゃんたら食いしん坊さんなんだから、どうせなら京ちゃんも買えば?」


京太郎「うちもそろそろこたつ出すし、買う頃だな、よし!今日の夕方行こうぜ」


咲「うん!楽しみにしてるね?京ちゃんと買い物とかするの久しぶりだから」

159名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 21:12:40 ID:F7AAJbus
〜〜〜〜〜

マックスバリュー

咲「昨日が木曜市だったし、買っておけばよかったね」


京太郎「最近はスーパーにはあんまり来てなかったから、そういうのも忘れてたな」


咲「それじゃあさっそく、みかん買いにいこっか」


京太郎「ったく、元気だなあ咲は、胡桃そっくりだ」


咲「…」ピク


京太郎「?」

〜〜〜
〜〜

おばちゃん「あらぁ京太郎くん!久し振りだね」


京太郎「おばちゃん!相変わらず若いねぇ」


咲「知り合いなの?」


京太郎「まあな、この時期いつも母さんにみかん買うの頼まれてっからさ、そのうち顔馴染みになったんだ」


咲「へぇ〜」


おばちゃん「おや、そっちの女の子はもしかして"コレ"かい?」クイッ


京太郎「やだなぁおばちゃん…」


咲「やっぱりそう見えますよね?ねっ、京ちゃん」ニコッ


京太郎 (咲!?)


咲 (みかんおまけしてもらえるかもしれないじゃん)


おばちゃん「あらあら、京太郎くんにもこんな可愛い女の子がねぇ!おばちゃん嬉しいからみかんあげちゃうよ!」


咲「ね?」


京太郎「あ、ああ…」


京太郎 (今さっきの咲、なんかすごいオーラだしてたような…)

160名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 21:26:40 ID:F7AAJbus

咲「ごめんね持ってもらっちゃって」


京太郎「咲が持って帰るんじゃ、明日までかかるしな」


咲「もー、そんなわけないじゃん!」


京太郎「いやいや、どうかな〜?」


京太郎 (よかった、さっきのは気のせいだな)

京太郎「明日も寒くなるんだってな」


咲「ねっ、嫌だよね〜!」


京太郎「こたつでみかん食いながら、のんびり暖まってたいぜ」





咲「鹿倉さんと?」


京太郎「あぁ、胡桃と炬燵に入るのもいい…な」


京太郎「って知ってたのか!?」


咲「んもー京ちゃん、この間鹿倉さんと電話したの私だよ?気がつかないわけないじゃん!」  


咲「面と向かって彼女って言ってくれたんだから」  


京太郎「胡桃のやつ〜、バレたらからかわれるかなってなるべく内緒にしてたんだけどなあ」 


咲「やだなぁ、そんな事じゃからかわないよ〜!」バシッ


京太郎「あいてっ!くの〜」グリグリ


咲「あははは、やめてやめて!」

161名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 21:39:03 ID:F7AAJbus

咲「でも、少し羨ましいなぁ鹿倉さん」


京太郎「なんでだ?」


咲「京ちゃんを旦那さんに出来たら、きっと毎日楽しいだろうし、家事も分担してくれるだろうなあって」


京太郎「そうかぁ?俺は咲がお嫁さんになってくれる旦那の方がいいと思うぜ」


咲「!」


京太郎「咲は優しいからな、きっといい嫁さんになるさ」ポンポン


咲「じゃあさ、じゃあさ」


京太郎「?」


咲 (京ちゃんが私の旦那さんになってよ)


咲「……いや、なんでもないや」


京太郎「そっか、それじゃここで分かれ道だから、また明日な」タッタッタッ


咲「うん、また明日ね」フリフリ 

〜〜


咲「……」ポロポロ


咲「そんな、そんな事言わないでよ」


咲「先に言われたら、言えなくなるじゃん、鹿倉さんと笑ってる京ちゃんが目に浮かんできて、言えなくなるじゃん……」


咲「私、二人の間に割っていきたいのに、出来なくなるじゃん!!!」


咲「ズルいよ鹿倉さん……ズルいよ」

162名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 21:53:54 ID:F7AAJbus

京太郎「今度そっちにみかん持ってくから、楽しみにしとけよ!」


胡桃「うん!その頃にはもうシロがまたこたつを持ってきてると思うから、一緒に入れるね」


京太郎「いや、流石に部室のこたつで一緒にはまずいだろ!他の人もいるし…」


胡桃「あーそだね!じゃあうちのこたつで一緒に食べようよ!」


京太郎「胡桃ん家のこたつ…」


京太郎「俺の足貫通しないか?」


胡桃「ち ゃ ん と 入 り ま す ! !」キーーン


豊音「頭がふらふらするよー」


塞「胡桃!こっちにも衝撃が来た!」


シロ「」


エイスリン「シロ、キゼツシテル」


胡桃「あっごめん!京太郎が変なこと言うからだよ!」


京太郎「俺のせいか!」


胡桃「とにもかくにも!みかん待ってるからね!」  


京太郎「俺は待ってないのか?」


胡桃「んなっ!」


胡桃「……待ってるよ」ボソッ


京太郎「ははっ、ありがとよ」


胡桃「恥ずかしいからもう切るよ!」


京太郎「あいよー」ガチャ!


京太郎「ふぅ、相変わらず胡桃は元気だな」


京太郎「さて、俺もそろそろ寝るか」


〜〜〜
〜〜



咲「本当の気持ちは、やっぱり伝えるの難しかったよ」


和「それでも今日の出来事は大きな前進です、コレからも頑張りましょうね、咲さん」


咲「うん、ありがとう和ちゃん」


和「それでは、また明日」


咲「うん!また明日ね!」


カン!続

163名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 22:05:52 ID:F7AAJbus
胡桃を思いっきり不意打ちみたいに抱き締めて、ちょっと苦しいくらいにやってみたら、抵抗されると思いきや顔を真っ赤にしてなにかもっといいことを望んでいるかのような態度を示してきたので、肩まで服をずり下げておいて首筋を噛んでみると、「痛っ…」とか言いながらもまだ抵抗してこない、こちらもどうしようか、ここから下に行くべきかと悩んで結果そこまではせずに服を戻して何事も無かったかのようにしてみたい、向こうもこれ以上はないと察して普通に振る舞うけど内心バックバクで、降りてきてた子宮が元に戻らなくなってそう

みたいな展開を見てみたいですよね

164名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 22:12:12 ID:F7AAJbus
塞「うわーっ!うわーっ!」


シロ「…///」


塞「今のは流石に追求できないよシロ」


シロ「ドキドキした……」


塞「うん、私もドキドキした、でも多分今一番頭がカオスってるのは胡桃だよね」


シロ「無抵抗だったから、その気だったし、怒るに怒れないしね」


塞「あーびっくりした、突然ああいうのはやめてほしいよね!」


シロ「塞が私を同行させるのもやめてほしい……ダルい」


シロ「トヨネはだめなの?」


塞「トヨネかぁ…良いかもね」


シロ (これで休める……)

165名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/19(金) 23:06:02 ID:p5ICAJYY
こういうのでいいんだよこういうので

166名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/20(土) 23:50:12 ID:J5LLM8DM

胡桃「風邪ひいたゴホッゴホッ」


京太郎「この時期は特に弱るよな…その咳は大丈夫じゃなさそうだなぁ」


胡桃「塞や熊倉先生には伝えてあるから今日は休むよゲホッゴホッ」


京太郎「早く治るといいな、こっちでもお守りとか買ったりしてお祈りしとくからな」


胡桃「うん、ありがとう京太郎……もう切るね」


京太郎「となるとしばらく暇だなぁ、お守りがてら散歩でもするか」


〜〜〜
〜〜

京太郎「ん?あれは…おーい!」タッタッタッ


優希「きょ、京太郎!?」ビクッ


京太郎「優希じゃんか、どうしたんだよこんなところで」


優希「な、なんでもないじぇ!?ただこの辺までちょーっと来てみたかったかなって」


京太郎「……」ジーーッ


優希「なっ、なんだじぇ!?」


京太郎「お前は風邪ひいてないよな?」


優希「別にひいてないけど…それがどうかしたのか?」


京太郎「最近絡んでこねぇなって思ってさ、あんなに元気だったお前が」


優希「……気のせいだと思うじょ?」


京太郎「まっ、風邪じゃないにこしたことはないな」ポンッ


優希「そう言う京太郎はどうなんだじぇ」


京太郎「まあ、それなりかな」


優希「変なモン食ったりとかして休んで、咲ちゃんに迷惑かけるんじゃないじぇ〜」


京太郎「んなっ!お前こそ和に「こないだ食ったキノコが当たったじぇ〜」とか泣きつくんじゃねぇのか?」


優希「そんなことないじぇ!相変わらずの妄想野郎め!」


京太郎「ギャハハハ!やっといつもの感じに戻りやがったな!」


優希「ほぇ?」キョトン


京太郎「イメチェンかなんかは知らねえけど、やっぱお前は明るい方がよっぽどイケてるぜ?」


優希「あ……やっぱりそう思う?実は私もそう思ってたんだじぇ!」パァア


京太郎「当たり前じゃねえか!なんだかんだ友達だからな!わかるさ!」


優希「友達……」


京太郎「ああ、お前といると男友達絡んでるような気楽さがあるんだ」


優希「あはは…」


優希「あは、あはは!あはは!確かに私も…そう思うじぇ」


京太郎「だろ?」

167名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/20(土) 23:54:57 ID:.787CbI6
また始まってる!

168名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/21(日) 00:06:13 ID:yQEvg.MY

優希「それじゃ、そろそろ帰るじぇ!京太郎もなんか用事あるんじゃないのか?」


京太郎「おっと、俺もお守り買いにいくんだった…」


優希「んじゃまた学校でなー!」


京太郎「おーぅ!」


優希「遅刻とかすんじゃねえじょ!」


京太郎「お前に言われたかねーーっ!!」タッタッタッ…


優希「あっははは!あっははは!」


優希「あははは、あはは…あ……は」


優希「ああ、うぁあ…ああ」ホロ


優希「うわあああああんんん!!!うわあああああんんん!!!」


和「あれは…優希!?」トタタタ


和「どうしたのですか優希!」


優希「のどちゃん…?のどちゃあああん!!」


和「そんなに泣いたら可愛いお顔が台無しですよ」


優希「私、つよがってっ、本気の思ってることっ、京太郎にっ、伝えられなくってっ!それでぇっそれでぇっ…」


和「優希!!しっかりしてください!」


優希「!!」


和「諦めてはいけません、自分を曲げてはいけませんよ」


優希「…うん」コクリ


和 (ああ、優希と咲さん、私はどちらにも応援してばかりで、どちらかが必ず傷つく様を見なければならない、本当に、コレでいいのでしょうか…)


和(ひとつだけ言えるのは、私は二人とも見捨てられません、部長……)

169名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/21(日) 00:18:04 ID:yQEvg.MY

胡桃「完全回復!万事オッケー!」


京太郎「おめでとう、コレ復活祝い」ドサドサドサ


胡桃「埋もれるー!埋もれるもー!」


塞「おっ?何そのお守りの山は」


京太郎「いやー、どのお守りに風邪への効能があるのかわからなくて、全部買っちゃいました!」


シロ「おバカすぎる…」


豊音「でも、こんな沢山買ってくれたんだから、きっとどれかは当たってたんだよー」


塞「だろうねー、それでこのお守り山はどうするの?」


京太郎「折半することにします」


胡桃「私がこれから欲しい受験合格のやつとかもあるはずだし、探してみよう!」


塞「コレとかもいるんじゃないの?」ヒョイ


胡桃「何それ?」


塞「安・産・祈・願♥️」


胡桃「……」プルプル…


シロ「ああ…」ピタッ


豊音「なにー?シロ、耳を塞がないでよー」


胡桃「まだはやいってば!!」


キーーーーーーン


シロ「」


豊音「あれ?シロ寝ちゃった?」


塞「シロが自分を犠牲にするなんて…」


京太郎「うぅ…なんて尊い犠牲なんだ」ポロリ


胡桃「そこ!漫才しない!」


塞「はいはーい」


京太郎 (また面白可愛いところ拾えましたね)


塞 (最近はもうすっかりデレッデレだからね)


胡桃「???」


カン!続

170名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/21(日) 00:32:00 ID:yQEvg.MY
グラマーな写真集を隠し持っていた事に胡桃が憤慨して、私みたいなちんちくりんじゃみたいに自虐的なこと言い出したから慌てて「じゃあ胸を大きくしてあげようか」とかテンパって言って思いっきりビンタお見舞いされ、翌日電話で塞さんからスッゴい笑われて「そこは違うよね!ヤバい腹筋が耐えられない」って電話の外で転げ回る音を一緒に聴きながら横で胡桃が真っ赤な顔で今にも爆発しそうなのを口塞いで静かにしたいですよね

171名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/21(日) 01:09:33 ID:XD3YiaQE
ええぞ!ええぞ!

172名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/21(日) 20:30:29 ID:yQEvg.MY

胡桃「明日からまた月曜だね!」


京太郎「うへー、休日って短いよなぁ」


胡桃「文句言わない!まだ一年生でしょ!」


京太郎「あっそっか……胡桃は受験だもんなぁ」


胡桃「みんなと一緒の大学に行くためだもん!頑張らないと!」


胡桃「……それに、大学だったら京太郎と一緒に通えるわけだしさっ、それが一番の支えだよ」


京太郎「一緒のキャンパスライフかぁ、楽しそうだな!」


胡桃「そしたら!一緒に住めるようにもなるし!」


京太郎「!?」


胡桃「んでいつも、おはようって京太郎を起こすの!」


京太郎「そのうちそれが起こすようにばっかりなったりしてな」


胡桃「否定はしないよ!」


京太郎「しないのか…」


胡桃「だから、もう赤点なんて取ったら駄目だから!一年からしっかり意識すること!」


京太郎「あいあーい…」


胡桃「大学でその分思いっきり遊ぼうよ、ね?」


京太郎「大学にも単位はあるんだよな…」


胡桃「それはお互い様!きっちり単位は取ろうね」


京太郎「なんかこんな話をしてたら、明日が来るのがむしろ待ち遠しくなってくるな」


胡桃「うん!月曜ばっちこい!…ふぁあ」


京太郎「眠たくなってきたな、そろそろ寝ようぜ」


胡桃「うん、おやすみ京太郎…」


京太郎「ああ、おやすみ」


カン!続

173名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/21(日) 20:32:38 ID:nnjgTsEg
いいゾ〜これ

174名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/22(月) 23:57:25 ID:yqwH9Er2
胡桃に受験勉強でキツいからと夜まで電話に付き合わされて、結局朝まで起きてたけど首尾は?と聞くと急に言葉を濁されちゃって、話に夢中になりすぎちゃって勉強出来なかったって言われたい
いつもと違って珍しくオチャメに振る舞ってごまかそうとするのを電話の向こうから聞いて癒されたい、それを後日塞さんたちの前で話してやったら「んなー!ばらしたな!」って顔真っ赤にしてポカポカしてくるのをみんなに見られて、でもいつもの事みたいな雰囲気になって、自分が宮守に馴染んできてるんだなあってのを実感したいですよね

175名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/23(火) 00:02:56 ID:eYZmlDfA
あぁ^〜

176名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/23(火) 00:05:41 ID:ZjB5Fs1E
京太郎「もう止めもしてくれないんすね塞さんたち…」


シロ「ダルい」


京太郎「シロさんは最初っから遠くで見てたじゃないすか!」


塞「なんと言うか、ここに来る度に胡桃の面白い話してくれて、いつも殴られてるから、すっかり定番になってるよね」


豊音「そう言うのなんかあったよね!えっと、さまようびー?だっけ」

 
胡桃「それを言うなら様美式!そもそも京太郎が恥ずかしいことばらすのが様美式になるのよくない!」


塞「最近はキスの催促が露骨になってる話とか……」


胡桃「わーー!わーーー!」


豊音「それにしても、ほんと京太郎くんは馴染んだよねー、昔からここにいるみたい」


エイスリン「キョータロー、ナカヨシ!」ニコッ


京太郎「そう言われると、なんか嬉しいっすね」


胡桃「京太郎!でれでれしない!」


京太郎「あいあーい!」

177名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/23(火) 00:08:11 ID:eYZmlDfA
また始まってる!

178名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/23(火) 00:23:00 ID:ZjB5Fs1E
エイスリン「ネー、キョータロー?」


京太郎「はい、どうしました?」


エイスリン「キスッテ、ドンナアジ?」


京太郎「キスはまだ時期じゃないですよ」


エイスリン「???」


京太郎「今なら、サンマとかどうですかね」


胡桃「三麻?確かに三人しかいないし、ちょうどいいかもね」


京太郎「???」


胡桃「ほらほら、エイちゃんも卓についたついた!」


エイスリン「マ、イッカ!」


京太郎「ですね!」


〜〜〜〜〜 


塞「…っ!!……っ!」ダンダンダン


京太郎「塞さんが笑い転げてる…」


胡桃「そんなにおかしい話だったかな?」


エイスリン「ワカラナイ」


塞 (すれ違いがすれ違いを呼んで、結果オーライになってるとか…息が出来ない!!)


シロ「…フッフフッ」


胡桃「シロ、どかした?」


シロ「いや、何でもない」


胡桃「???」


カン!続

179名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/23(火) 20:12:35 ID:atvU61h.
様美式って様式美のことかな

180名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/23(火) 23:07:21 ID:ZjB5Fs1E

塞「>>179


京太郎「胡桃…」


胡桃「言い訳はしないよ!間違えたね!」


シロ「あっさり認めた…」


京太郎「前にもこんなことがあったような気がするぞ」


胡桃「それは気のせいだよ!」


塞「言葉違いまで様式美になっちゃったりして」


京太郎「いっぺん辞書買いにいくか」


胡桃「たった一回のミスだから許して!」


京太郎「麻雀ではその一回が死に繋がるぞ!」


胡桃「ぐぬっ、京太郎にそれを言われるとは」


塞「ちょっとー、いちゃつくのはよそでお願いね」ニヤニヤ

181名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/23(火) 23:18:22 ID:ZjB5Fs1E

胡桃「やることは沢山あるのに眠くて出来ないことあるよねー」グダグダ


京太郎「ああ空はこんなに青いのにってか」


胡桃「ずいぶんと古い歌を知ってるね」


京太郎「なんか昔ビデオで見た気がするんだ」


胡桃「なるほどねぇ……でも、寝る前くらいしか電話できないから、沢山今日の事話したくなるもん」


京太郎「今度、お泊まり会でもやるか?」


胡桃「えっ!?」ドキッ


京太郎「どっか適当なホテルとって、こないだは駄弁れなかったからさ」


胡桃「あぁ…うん、そだよね」ガッカリ


京太郎「?」


胡桃「でもお泊まり会はしたいな、これから受験勉強の追い込みが始まるから、もっと会えなくなるし」


京太郎「そっか…よし、今度のデートはお泊まり会に決定だ!」


胡桃「おーー!!」


カン!続

182名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/24(水) 22:44:30 ID:sR2cZ2bE
胡桃「おーー!!じゃないよ!」


胡桃「なに勢いに任せちゃってるの私!」


胡桃「また塞に誤魔化してもらわないといけなくなるじゃん!」ゴロゴロゴロ


胡桃「絶対「へぇ〜?」みたいに言われちゃうよね、自分だってそう思うし!」ビターンビターン


胡桃「話したいことはそりゃまあ無いことはない、むしろ沢山あるけど…」


胡桃「なんでいつも大事なとき以外は本能が勝つのかな、理性が飛んでいくの不思議!」


〜〜〜〜〜


胡桃「って訳で、つじつまよろしく!」


塞「胡桃、早まったことはしちゃダメよ」


胡桃 (思ってた反応と違う!)


塞「と言うかちゃんとしたホテル泊まるの?」


胡桃「ちゃんと選んだから大丈夫!お城みたいなホテルじゃないよ」


塞「私、まだラブホっては言ってないよ?」


胡桃「ぐあ」


塞「はっはっは冗談冗談マイケル・ジョーダン、これからしばらく会う時間も少なくなるんだし、しっかり甘えてしっかり話しなよっ」


胡桃「塞…ありがとう!」

183名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/24(水) 23:08:02 ID:sR2cZ2bE

胡桃「でもその前にちゃんとデートするんだからね!」


京太郎「本日はどちらへ行かれますか?お嬢様」


胡桃「そう言えば京太郎その口調、やけに上手いよね」


京太郎「知り合いが話してるの聞いてたらなんか自然と覚えたんだよなぁ」


胡桃「京太郎にそんな知り合いがいるなんてねぇ」


京太郎「胡桃にはどんな友達がいるんだ?」


胡桃「想像の余地」


京太郎「それずるいぞ」


胡桃「あっ、ついたよほら、公園!」


京太郎「おっと、もう着いたか」


胡桃「ここの公園はただの公園じゃないよ!」


京太郎「なんか面白いものがあるのか?」


胡桃「それは遊んでみてからのお楽しみ!いこいこっ!」

184名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/24(水) 23:30:05 ID:jNAkfiI2
くるみちゃんかわいい

185名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/24(水) 23:52:46 ID:sR2cZ2bE

胡桃「じゃーん、草スキー!」


京太郎「懐かしいな草スキー」


胡桃「どっちが早く降りれるか競争しようよ」


京太郎「ホントにいいのか?」


胡桃「……膝に乗っけてもらった方が楽しいかもね」


京太郎「だよな」


京太郎「それじゃあいくぜー!」シューーーー!


胡桃「はっ…早い!!」


京太郎「思ったより距離あるな」


胡桃「どう言うこと?」


京太郎「クッションにぶつかったときの衝撃がスゴいかもしれねぇ」


胡桃「そんな大事なこと今言われてもどうしようもないよね?」


京太郎「ああ、一蓮托生だ」


ドスーーーン


胡桃「あいたたた…京太郎大丈夫?」


京太郎「なんとかな…ひどい目に遭ったけど、まあ楽しかったからいいか!」


胡桃「そだね!」


京太郎「さてお次はなにすっかなぁ」


胡桃「あそこにターザンがあるよ、公園と言えばターザンだよね」


京太郎「あれで咲とよく競争したなぁ…」


胡桃「……」ゲシッ


京太郎「いてっ!」


胡桃「さっ、ターザンターザン!」


京太郎「なんだったんだ今の…?」

〜〜〜
〜〜


京太郎「足が地面についちゃうんだ…」


胡桃「京太郎はもうターザンになれなくなったんだね」


京太郎「よくよく考えたら子供サイズだもんな、仕方ないか」


胡桃「そうだね……ん??」


胡桃 (それに普通に乗って遊んでる私はどうなるのかな)


胡桃「まだ子供だからセーフ!」


京太郎「?」

186名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/25(木) 00:08:07 ID:52/xrMNA
胡桃「あれは向かい合ってやるブランコじゃん」


京太郎「俺初めて見たよ」


胡桃「せっかくだしやってこーよ」


ギッギッギシッギシッ


京太郎「軋むなぁ…」


胡桃「こうやって京太郎と向かい合うのは初めてだね」


京太郎「胡桃と正面切ってるのってキスの時くらいだから、胡桃は俺の事見てないんだよな」


京太郎「なぁなんでキスする時いつも目を瞑るんだ?」


胡桃「それは、えっと」


胡桃「恥ずかしいからかな!」


胡桃「京太郎の顔をまじまじと見る事もだけど、その目から反射して写る私の顔がいつも真っ赤になってるのも恥ずかしいの」

胡桃「だからいつも目を瞑っちゃうんだ!」


京太郎「俺の顔だけ見てるがゆえにか、俺はそんな風には意識したことなかったな」


胡桃「?」


京太郎「キスの時はいつも胡桃の顔全部を見てるからさ、おでこの時も、唇の時も」

京太郎「首の時はさすがに無理だけどさ」


胡桃「……それじゃ、今日は目を開けてようかな」ンー


京太郎「ブランコでキスをするってのも、中々無い体験だな」


胡桃「ずっと見てるから、京太郎」


京太郎「ホントだ、吸い込まれそうなぐらいおっきな可愛い目が覗いてらぁ」


胡桃「あっ…」

187名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/25(木) 00:18:29 ID:52/xrMNA
京太郎「日も暮れてきたし、ホテル行くか?」


胡桃「…」トローーン


京太郎「あーだめだ、放心してる」ペチペチ


胡桃「!」


胡桃「はれ、私は何を」


京太郎「これからホテル行こうかなって所だ」


胡桃「あーそっか、そっか!今日お泊まり会か!」ワタフタ


京太郎「しっかりしてくださいよ三年生」


胡桃「それじゃあ、行こう!」


胡桃 (うわー!ついに行っちゃうんだホテルに…!)


胡桃 (ちゃんとケアはしてきたし、「いざ」が来てもバッチリ!)


胡桃 (ふっふーん!京太郎ばっちこいやー!」


京太郎「途中から声に出てるぞ」


胡桃「えっ!?」



カン!続

188名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/25(木) 15:49:38 ID:p2WooR0I
興奮してきたな

189名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/26(金) 00:27:37 ID:7eh16JHk
胡桃「あれが今日のホテルかぁ」


京太郎「予約は済ませてあるから、チェックインしようぜ」


胡桃「うん!私に任せてよ!」


京太郎「大丈夫か?さっきまでぐてんぐてんだったのに」


胡桃「大丈夫大丈夫!」


ホテルマン「こんばんは」


胡桃「テイクオフしに来ました!」


ホテルマン「???」


京太郎「胡桃、飛ぶのか……」


京太郎「すいません、チェックインです、予約していた須賀京太郎とこっちが鹿倉胡桃です」


ホテルマン「あ、須賀様ですね、承っております、それではキーの方をお受け取りください」スッ


京太郎「ありがとうございます、ほらいくぞ胡桃ー」 


胡桃「あっ、待ってよ!」 

〜〜〜〜

胡桃「けっこうおっきな部屋だね」


京太郎「シャワーとかもちゃーんとついてるからな」


胡桃「今日は沢山動いたから、汗流さないとね!」


京太郎「それじゃ、胡桃先にどうぞ」


胡桃「は?」

190名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/26(金) 00:50:22 ID:7eh16JHk
胡桃「京太郎ってキスまでだよね!」ビシッ!


京太郎「!?」


胡桃「私は京太郎の裸を見たって、なんとも思わないのに!」


胡桃 (何を口走っちゃってんの!?)


胡桃「私は今日、もっと京太郎と仲良くなりたいなって思ってる!」


京太郎「えーと胡桃さん?とどのつまり「一緒にシャワー浴びよう」って事でいいのかな」


胡桃「そう言う事!」


胡桃「先に入ってて、私も準備するから」


京太郎「お、おう…」 


〜〜〜〜〜


京太郎 (まさか胡桃があんなに積極的だったなんてな…)ザーザー…


胡桃「来たよ、京太郎」


京太郎「ま、流石にちゃんと隠してはくれてるか」


胡桃「当たり前でしょ!」


シーン…


胡桃「とりあえず、背中流すね」ドッドッドッドッ


京太郎「そ、それじゃあ頼むわ」


胡桃「んー、やっぱりおっきいなぁ京太郎の背中は」シャーコシャーコ


京太郎「ハンドボールやってたしなー」


胡桃「最初の方に話してくれたね、でも、いつもより近くでちゃんと見ると、やっぱり男の子なんだなって」


京太郎「胡桃は風呂でも違いがわかんないな」


胡桃「そうかな?」ギュッ


京太郎「!」


胡桃「直に触れたら、少しは変わるんじゃない?」


京太郎 (少しなんか柔らかいものが当たってるような…これはまさかっ!)ムク…


胡桃「……京太郎、もしかして」


京太郎「なっなんだ!?」


胡桃「いや、なんでもないや!」  


胡桃 (なんか今、少し膨らんだような…その、大事な所が)


胡桃「流すねー」ジャー


京太郎「サンキュー、洗うの上手だったぜ」


胡桃「京太郎は洗ってくれないの?」

191名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/26(金) 00:58:52 ID:7eh16JHk
続きます

192名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/26(金) 02:19:03 ID:VYV/sVpY
きたぜ、ぬるりと…

193名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/27(土) 00:23:35 ID:mPb9IqNo
胡桃「背中流していいんだよ?」


京太郎「えっ、でも」


胡桃「私もやったんだし、ね?」


京太郎「わかったよ…」


ドスッ


胡桃「ぐふっ」


京太郎「あっわりぃ!昔親父にやってた感覚でつい」


胡桃「背中だから大丈夫!」


京太郎 (…胡桃の体、華奢かと思ったら小さいだけで、それなりに肉付きあるんだな)


京太郎 (腕とか結構ぷにぷにしてて柔らかい)


胡桃「急に黙られるとなんか恥ずかしいかな」


京太郎「好きな子の体触れてて、感慨深くならないやつなんかいねーだろ?」


胡桃「それもそだね」  


京太郎「だろう?」


胡桃「それはそうとそろそろ背中が剥けそうなぐらい同じとこやってるよね」


胡桃「…前は、やってくれないのかな」


京太郎「!?」  

続きます

194名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/27(土) 01:10:03 ID:qY1lbZjo
本能が勝っちゃってる胡桃ちゃんかわいい(二度目)

195名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/27(土) 07:22:13 ID:989oVNGM
いいゾ〜これ

196名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/27(土) 23:26:34 ID:mPb9IqNo
〜〜〜少し前

咲「あれ?京ちゃん、一人でお出掛けなのかな」


咲「もしかして私の誕生日のプレゼント…なんちゃって」


咲 (あれ、隣にいる女の子は誰だろ)


咲「!」


ー確証なんて無い、そんなに顔を会わせたわけじゃない、それなのにー

咲「あの娘が、鹿倉さんか…」

197名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/27(土) 23:39:18 ID:mPb9IqNo
こんなのは良くない、人のデートを覗くなんて、わかってるでも!

京ちゃんが笑顔なのに全く嬉しくない、心に冷たくて鋭い何かを一つ一つ丁寧に刺されてる気分

トッ…トッ…

私の知らない京ちゃんを鹿倉さんが独り占めしている、知らない話題を話しているんだってだけで心が息苦しい

ギリギリッ…


ここで話しかけたらきっと京ちゃんはいつものように「おっ、咲じゃねぇか!」って言ってくれる、鹿倉さんに「友達」の宮永咲として紹介する


それは嫌だ、だから視線の端にも捉えられないように、息を殺して京ちゃんを追いかける

198名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/27(土) 23:47:40 ID:mPb9IqNo
咲「京ちゃん、楽しそうだなぁ」


咲「……もう何回もキス、してるのかな」


咲「あんなブランコでキスなんかしちゃってさ、私だから内緒にしててあげるんだからねっ?」


咲「んもう、そんなニコニコして誤魔化さないでよ」


咲「そっちには私いないよ、京ちゃん…」


咲「あれ?京ちゃん急に動き出してどこにいくんだろ…」

199名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/27(土) 23:56:42 ID:mPb9IqNo
咲「……ホテルかぁ、そっか」


咲「もう冬だし日がくれるの早いからね、そうだよね」ニコニコ


咲「こんなに暗くなったし、どこかに泊まらなきゃ帰り道危ないもんね」


咲「鹿倉さんもきっと遠くから来て、疲れてるだろうし、ゆっくりと休まないといけないよね」


咲「やましいことなんて無いよね、京ちゃん」


咲「やましいことなんて……あったりしないよね」


咲「私、待ってるから、一緒に帰ろうね!」

咲さんお誕生日おめでとうございます

200名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/28(日) 00:15:45 ID:URysLDj.
こんな祝い方があるか

201名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/28(日) 01:18:33 ID:GrPXNvVc
ファッ!?

202名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/28(日) 23:22:53 ID:ABk9Twms
胡桃「私もそっち向くから京太郎も来て…」


京太郎「ま、まて胡桃!それは流石に…?」


胡桃「京太郎…」プシュー


京太郎「おわーっ!のぼせてたなら早く言えよ!」


〜〜〜〜〜
京太郎「しっかり反省してくれよ…」パタパタ


胡桃「だって、話がしたかったんだもん」プイ


京太郎「しばらく受験勉強忙しくなるから会えなくなるのはわかってるけど、風呂にまで押し掛けなくても…」


胡桃「ここまで来て一人で待つのは寂しいよ」


胡桃「ずっと居るためのお泊まり会だもん!」


京太郎「胡桃…」


胡桃「のぼせてたからあんな事言ったんじゃないよ…シラフだよ」


京太郎「胡桃さん、なんでそんな真顔でこっちに来るの」


胡桃「ねぇ京太郎、なんだか湯冷めしてこない?」


胡桃「体の内から熱くなる方法を知らないわけ無いよね」


京太郎「……知ってはいるけど、本当にいいのか?」


胡桃「何を今さら!」


京太郎「痛いらしいぞ」


胡桃「やってみなくちゃわかんないと思うよ、実戦は麻雀でも…こっちでも大事!」


京太郎「…わかったよ、ったくワガママだなぁ」


胡桃「自分で自分にビックリだね、悪い子にはならないつもりだったのに、京太郎のせいだよ!」


京太郎「ハハハ、違いないな」


胡桃「……京太郎、おいで」


京太郎「…ああ」


続きます

203名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/29(月) 02:22:08 ID:DkvUjU5.
いいゾ〜これ

204名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/29(月) 23:17:16 ID:t3Sivg.s
「おいで、京太郎」

自分より小さいはずの胡桃が両手を広げて笑顔でこちらを見ている、その姿はまるで母親を想わせるような包容力に溢れていて、赤子に戻ったかと錯覚させられてしまうほど。
ーーー
ーー 

「はむ…んんっ…はあっ」

薄いピンクの唇に自分の唇をそっと合わせ、柔らかいマシュマロのようなぷにっとした感覚を楽しむ、先日は唇が乾燥していたと言っていたからか、今日は艶々としていて滑らかに浸透し、微かなリップクリームの匂いが香ってくる。
それから何度も何度も唇を浸しあい、その感触を充分に堪能し、その奥へと舌を入れて互いに絡ませる、唾液の交ざるいやらしい響きだけが静かな部屋を満たす、それがまた性欲をそそりたたせ、下半身の起伏をより激しくさせるのだ。


「きょ…たろぉ…はぅっ」


それは胡桃も同じ様で、体を火照らせている、きっと単身赴任している旦那と離れて性欲をもて余す人妻の色気と言うのは恐らくこう言うものなのだろう、目はしっかりとこちらを見開いているのに、眠って夢を見てるときのようにとろんとしていて、きりりとしているいつもの表情はどこかへ飛んでいったようだ、このまま見つめあって居続ければきっとそこから動けなくなるので、少し目線を下げ、体全てを見渡す。


「あんまり胸とか見ないで…はずかしいから」


ちんまりと膨らんだ胸部はあまり本人はお好みでないようだ、でも俺はお構いなしに、なめ回すように見る、膨らみの真ん中辺りに薄い色素の可愛いチェリーが二つ並んでいる、両方ともに手を伸ばし、軽く指で弾いてみせると、たちまち固くなったチェリーがぷるっと揺れる、胡桃も「あっ…」と感じているようだ。


続きます

205名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/29(月) 23:51:21 ID:lgxPCqRc
ええぞ!ええぞ!

206名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/30(火) 09:55:12 ID:4ZUJ/xaE
いいゾ〜これ

207名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/31(水) 00:30:53 ID:CIumIlmg

可愛くピンと伸びたチェリーの先端を舌先チロチロと追撃してみると、より激しく悶え、それがまた深く興奮させてくれる、どうやら胡桃はこの部分が一番よく感じるようだ。


「そんなにおっぱい舐めても牛乳はでないよ?」


今に出るようにしてやる、そんな風に思いながらあえて口を紡ぐ、きっと烈火のごとく怒りながら「雰囲気台無し!」等と怒鳴られるに違いない、なので今は雰囲気に沿って静かに、波風で言う凪のように攻める、白波が立たないそんなさざ風みたいに舌で触れると、胡桃も口を噛んで耐えながら快感に体を震わせる、先程までの嬌声とは少し違う、恥じらう乙女の声を漏らしながら


「ふっ……っ!はぁ…っ」


今さら耐えなくともいいのに、恐らくは静まり返った部屋の中で自分の喘ぐ声だけが鳴るのは嫌と言ったところだろう、ならば今度は音をたててやろう、小さな膨らみに思いきりしゃぶりつき、激しく大げさに吸ってみせる、一転変わって乳首に歯を当てむさぼりつく姿はさながら獣、これには声も押さえきることができずに、更には体を激しくねじらせ全身でその快感を表現してくれる。


続きます

208名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/10/31(水) 23:38:55 ID:CIumIlmg

「京太郎…!私、もう…」


身も心もすっかり蕩けた胡桃、胸から雨垂れみたいにヘソまで舐めてやると、恍惚とした顔で腕を俺の背中に回してくる、少しばかりぽっこりと出ているイカバラが胡桃の体で一番敏感のようだ、何度も何度も触れてやると、そのうちぶるるっと震え


「あっ…」


胡桃の秘部からポタリポトリと薄く白濁色の液体が滴り落ちた、汗と混じってシーツをにじませるそれを見て胡桃は赤面する、普段からこう言うことはしているんじゃないかと尋ねるが


「それとこれとじゃ大分違うよ!人に見られるなんて初めて!」


とすっかりいつもの調子で叱られてしまった、夢から覚めたように逢瀬の時間は終わる、しかし体と体とでいつもより互いを理解しあえた濃厚な時間だったのは違いない

209名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/01(木) 09:09:05 ID:gzA86P2Y
進展してきていいゾ〜これ

210名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/01(木) 20:27:29 ID:73EZWGzM
京太郎「はぁ…はぁ」


胡桃「ねぇ、どうする?」


京太郎「?」


胡桃「いや、続きなんだけど」


京太郎「…避妊出来るようなの持ってきてねーだろ?」
 

胡桃「あっ、忘れてた」


胡桃「…」


胡桃「おしりの方!」


京太郎「いきなりそれはハイレベルすぎる…」


胡桃「……」ショボン


京太郎「しかしまさか胡桃がこんな積極的だとは今日は本当に驚かされてばかりだ」


胡桃「知識だけはずっとあったからね!」


胡桃「いざ実践ではやられっぱなしだったけど」


京太郎「可愛いお腹がひくひくしてたぞ」


胡桃「太ってるわけでもないのに少しぽこってしてるのは、女子としては気に入らないかな!」


京太郎「いいじゃねぇか、俺は好きだぜ胡桃の腹」スリスリ


胡桃「京太郎がそう言うならまあ…いいのかも」

211名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/01(木) 20:47:52 ID:73EZWGzM

胡桃「もっかいシャワー浴びないと」


京太郎「今度は一人でいいのか?」


胡桃「また入ったらまた同じ事になるでしょ!」


京太郎 (同じ事になるの!?)


京太郎「底無しだな胡桃は…」


胡桃「?」

ーーー
ーー



胡桃「シロがさ、チョコを食べようとしたのを私がブロックと勘違いしてねー」


京太郎「いくらシロさんでもそれは…」


胡桃「今一瞬考えたでしょ」


京太郎「「固いなぁ…」とか思いながら呑み込むんじゃないかと…それで、結局完成したのはどんな作品だったんだ」


胡桃「頭がたくさんで尻尾がひとつの動物、そして鳥の巣」


京太郎「それじゃ賞は取れないぜ…」


胡桃「参加賞が来た時、シロしか覚えてなかったくらいには諦めてたね……スゥ」


京太郎「もう眠くなってきたんじゃないか?」


胡桃「まだお話したいよ…スゥ」


京太郎「明日は朝に出なきゃいけないし、寝た方がいいんじゃないか?」


胡桃「そうする…じゃあ京太郎、眠れるまで頭撫でて」


京太郎「あいあい、おやすみ」


胡桃「おやすみ…」


パチッ

212名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/01(木) 21:00:54 ID:73EZWGzM
胡桃「おはよう!」


京太郎「おはよう胡桃、朝から元気だな」


胡桃「…?」バシバシ


京太郎「何、腰叩いてんだ?」


胡桃「こう言うとき翌日は大体腰を痛めてるって聞いたのに」


京太郎「本番やってないだろ」


胡桃「そうだった!」


京太郎「朝飯食べたら、ホテル出るか」


胡桃「バイキング楽しみだね!」


京太郎「そんなに朝から入るのか?」


胡桃「お腹はかなり空いてるんだよね」


京太郎 (昨日結構体揺らしてたからなぁ)


胡桃「それじゃあ食堂にレッツゴー!」


ーーー
ーー



胡桃「食べ過ぎた…」ポッコリ


京太郎「やっぱりな」


胡桃「少し休んでから駅に行こうよ」


京太郎「すぐに体を動かしたら脇腹痛くなるしな、そうすっか」


胡桃「あ、ねえ京太郎」


京太郎「?」


胡桃「朝のキスとか、どうかな」


京太郎「まるで新婚気分だな」


胡桃「お試しってことでさ、ね?」


京太郎「全く、甘えん坊だな」


胡桃「ふふん」

213名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/01(木) 21:12:04 ID:73EZWGzM

胡桃「今度会うときはクリスマスだね!」


京太郎「クリスマスプレゼント楽しみにしていいか?」


胡桃「勿論!京太郎が驚くようなの用意してるから!」


京太郎「そりゃ期待してるぜ」


胡桃「任せてよ!」


プルルルルル…


京太郎「そろそろ電車出るみたいだから、行った方がいいぞ」


胡桃「寂しいなぁ、京太郎…」


京太郎「俺だって寂しいさでも、勉強頑張って一緒の大学で会うためだ、な?」


胡桃「…うん、それじゃまた今度」


ダァシェリアス


京太郎「ああ、それに携帯もあるし、いつでもかけてこいよ」


胡桃「明日にでもかけるから!」


プシュー…ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガタンゴトン…


京太郎「行っちまったな…さて、俺も帰るか」


「そうだね、一緒に帰ろっか」


カン!続

214名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/01(木) 22:04:46 ID:aYVLOcEc
ひっ…

215名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/02(金) 23:49:19 ID:y7n6/dxY

京太郎「!?」


咲「どうしたの?そんなに驚いて」


京太郎「いや、なんで咲、お前ここに」


咲「……」ギリリッ


パキッ!


咲「やだなあ、昨日電話してたのに出なかったから、心配になって京ちゃんのおかあさんに電話して、教えてもらったんだよ」


京太郎「そ、そっか…」


咲「仲のいい友達と勉強会してたんだよね」


京太郎「そうそう、話が盛り上がっちゃってさ〜、それで騒がしくて着信音聞こえなかったのかもな!」ダラダラ


咲「ふーん」パキッ

216名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/03(土) 00:06:58 ID:yqaWx28s
咲 (きっと今、昨日の事を問いただしたら京ちゃんは全部話してくれるはず)


咲 (そうだ、聞いちゃえばいいんだ)


咲「ねぇ京ちゃん」


咲 (待って、聞いてどうするの?)


咲 (もしそれで信じたくないような答えが帰ってきたらどうするの?)


咲 (お互いに気まずくなって、離れていくだけかもしれない…)


京太郎「なんだ咲?」


咲 (それなら…それなら私は)


咲「ううん、ホントにちゃんと勉強出来てたのかなって、京ちゃんお調子者だから、ふざけて遊びだしたんじゃないかって」


京太郎「何がお調子者だって〜?」グリグリグリ


咲「痛いよ〜京ちゃん」


咲 (今はこの張り裂けそうな気持ちを無理やりにでも押し込めるよ)


咲 (だって本当の本当に好きだから、京ちゃんの笑顔を無くしたくないから)


咲 (でも、もし耐えられなくなったらその時は許してね京ちゃん)


京太郎「あっ悪い!強くしすぎた…」


咲「?」


京太郎「泣くほどするつもりは無かったんだ、スマン」


咲「…私、泣いてなんかないよっ!」


京太郎「そっ、そうか?」


咲「見間違えたんじゃないの?」


京太郎「咲がそう言うなら泣いてなかったのかもしれないなぁ…」


咲「さっ、帰ろうよ、久しぶりに手でも繋いでさ」


京太郎「この寒い中手袋もしてないから寒いだけだろ?」


咲「うぅ…」


京太郎「まっ、手を冷やしたら良くないからな、手を繋いで帰るか」ギュッ


咲「!」


京太郎「うわっ、かなり冷えてるな…早く帰ろうぜ!」


咲「う、うん!」


カン!続

217名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/04(日) 18:51:34 ID:2/9eq67A
胡桃「こないだ何したか?」


塞「何も進展無かったわけじゃないんでしょ?」


胡桃「そ、そりゃまあそうだけど!」


塞「私にだけこっそり教えなさいよ」


胡桃「うぅ…誤魔化してもらったお礼もあるし、仕方ない!」


塞「それでこそ胡桃、大丈夫!今は私たち以外誰もいないから」


シロ (カウントされてない…)


胡桃「えっとね、実は…」

218名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/04(日) 18:58:35 ID:2/9eq67A
ーーー
ーー

塞「…」ボッ!


胡桃「顔真っ赤にするんだ!」


塞「いや、実際に聞いちゃうとね?やっぱりなまめかしーなって」


胡桃「そうでしょ?」


塞「いやー京太郎君意外とやるときはやるんだ…そうなんだ…」


胡桃「私が煽ったんだけどね!」


塞「いや、話聞いてたら途中から完全に負けてたじゃん胡桃」


胡桃「返す言葉が!見当たらない!」


塞「それで?リアルな朝チュンの感想は?」


胡桃「互いに裸で、隣に京太郎いるってのが…」


胡桃「とか考えるより寒いね!この時期はちゃんと服を着て寝ないとダメだよ!」 


塞「シャワー浴び直したのに服着なかったの!?」
 

胡桃「なんかこう、ノリかな!」  


塞「…バカみたい」

219名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/04(日) 20:45:48 ID:2/9eq67A

胡桃「そっ、それだけじゃないよ?」


塞「この寒い部室をどれ程暑くしてくれる話が飛び出るかなあ?」


胡桃「京太郎の体を初めてじかに触ったんだけどさ、固かったんだよね」


塞「ほほう、それでそれで?」


胡桃「それでさ、「京太郎かったいね!」なんて言ったら京太郎が「お前は柔らかいな」って腕をぷにぷにしてくれたんだ」


胡桃「えへへぇ…///」


塞「両手で頬押さえて真っ赤になるなんて、よっぽど嬉しかったんだねぇ、あーあっついあっつい!」


胡桃「実は少し自信無かったからさ!触ってもらえてやっと安心したって感じかな!」


塞「あれ、過充電にならない」


胡桃「そんな多少の事じゃもう照れないよ!」


塞「んじゃあ次は、クリスマスはもっとスゴいの…しちゃったり?する?」


胡桃「うぐっ!!」プシュー


塞「あっははは、まだまぁだだね」  


シロ「…勉強中なんだけど、気絶させていいの?」


塞「そのうち目を覚ますでしょ、大丈夫大丈夫」

220名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/04(日) 21:42:49 ID:2/9eq67A
塞「京太郎君と付き合いはじめてからの胡桃、少し丸くなったよね」


シロ「お腹?」


塞「京太郎君…なんでも食べさせてるみたいだから」


塞「ってそっちじゃなくて!口調とか少し意識してるみたい」


塞「…確かに最近少しお腹とか柔らかそうになってるよね」プニ


シロ「京太郎は気にしてないみたいだけど、自分で変えてるのかな…」プニプニ


塞「そうかもね、恋をすると女の子は変わるって言うし」


シロ「知らなかった、そんなの」


塞「シロも恋してみたら?」


シロ「…ダルい」


塞「だよねー」


豊音「今コイバナしてた!?」バターン!


塞「うわっ!トヨネ!」


シロ「外気が寒い…」


豊音「そんなことより!シロのコイバナ聞かせてよ!」ズイズイッ!


塞「ステイ!ステイ!シロのコイバナじゃないよ」


豊音「えっ?じゃあ何の話だったの?」


塞「恋したら胡桃みたいに変わるのかもねーって話」


豊音「そう言うことだったんだー、勘違いしちゃったよー」


エイスリン「ハァ……ハァ……トヨネ…ハヤイ……」


シロ「エイスリン!?」


豊音「あっごめん……置いてきちゃった」


胡桃「うぅ〜ん…あれ?みんな揃ったんだ」


塞「おっ、胡桃も起きたね、これで勉強会スタートだ」


豊音「がんばろーねー、みんなー」


シロ「…」コクリ


エイスリン「オー!」


カン!続

221名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/05(月) 07:58:13 ID:GJFceBN.
毎日オツシャス!

222名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/06(火) 00:34:38 ID:R9W.ufPY

胡桃「睡眠睡眠睡眠睡眠睡眠不足♪」


京太郎「寝ろ、切るぞ」


胡桃「ちょっ待ってよ!いきなり切らないで!」


京太郎「明日も電話できるだろ?夜更かしや徹夜は勉強に差し支えるぞ、美容にもな」


京太郎「胡桃の白い肌が荒れちまったら悲しいぞ俺は」


胡桃「んー…それくらいわかってるよ!でもでも!」


胡桃「一日に少しだけでも京太郎を独占してないと、なんか彼女として不安だから!」


胡桃「浮気なんかしてないよね!?」


京太郎「昨日の今日で浮気なんか…」


胡桃「そのうちするつもりなの!?」


京太郎「ちげーよ!少しは彼氏を信頼しろ!」


胡桃「あっごめん…」


京太郎「…なーんてな、怒ってない怒ってないから」


胡桃「よかった…」


京太郎「あっでも…いやなんでもない」


胡桃「隠さない!隠さないで!」


京太郎「!」


胡桃「隠さないで…話してよ」


京太郎「…今度部活のメンバーで久々にボーリングでもしないかってうちの部長が言ってたってだけだよ」


胡桃「ああ…あの牌投げの部長さんか、でなんで今言うのやめようとしたの?」


京太郎「嫉妬すると思ったから…」


胡桃「そ、そんなこと無いよ!京太郎の勘違い!」


京太郎「そっか?それなら良いんだけどな」


胡桃「私は彼女だもん!心配ないよそれくらい」ズキズキッ


京太郎「だよな!ハハハ!」


胡桃「うん!それじゃ、そろそろ切るね!」


京太郎「おお、お休み」


胡桃「お休み、京太郎…」ピッ


胡桃「…そっか、遊びに行くんだ京太郎」


胡桃「私といない間も、私が勉強してるときも…」


胡桃「し、仕方ないよ私!だって京太郎はまだ一年生だし!友達もきっと多いタイプだから!」


胡桃「そうだよ、私は恋人なんだから…」ズキズキッ

223名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/06(火) 08:50:08 ID:x16Cn4g6
胡桃ちゃんかわいい

224名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/07(水) 00:15:27 ID:RrpJsjhU

久「いやぁ〜ボーリングとか最近全くしてなかったから、一度みんなでやりたかったのよね」


まこ「まあたまには息抜きもいいじゃろな」


優希「ストライクぶちかますじぇ!」


和「ゆーき、そんなに重い球だと指から抜けますよ」


優希「私はこれくらいで平気なんだじぇー!」


咲「指から外れかかってるよ!?」


京太郎「やれやれ、どうせ数回投げたら軽いのにするだろ」


咲「京ちゃんったら、そんなこと言いながら対抗して重い球にしてるじゃん」


京太郎「お、俺はこの重さでちょうど良いんだよ!」


咲「ふふっ、ほら次京ちゃんだから頑張ってね」


京太郎「おう!見てろよ〜!」バコーーン!!


久「おっ、ストライク一番乗りは須賀君ね!」


まこ「やっぱり男んこはやるのぉ」


和「スゴい綺麗な軌道でしたね、コツとかあるんですか?」  


咲「きっと何かあるんだよね?京ちゃん」


京太郎「えっとだな…」


優希「……」


久「…あら、いつもみたく割って入らないのね」


優希「なんか、そんな気分じゃないじぇ」


久「風邪でもひいた?」


優希「そんなわけじゃないけど…」


まこ「おっ、次は咲が投げるぞ」

225名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/07(水) 00:21:17 ID:RrpJsjhU
咲「ん〜〜〜」


咲「ほぉええええやぁ〜」ズッテーン!


京太郎「ずっこけた!?」


和「しかし、ボールの軌道は真っ直ぐに…」


パコーーーン


まこ「ストライクじゃ!」


和「咲さん!ストライクですよ!」


咲「!やったよ京ちゃん!」ピョンピョン


京太郎「やったな咲!…なんだその手は」


咲「ハイタッチ…」ヒョイ


京太郎「分かりにくいな!もっと高くあげろよ!」パシーン!


咲「えへへ…あんまり慣れてないから…」


和「ゆーきも負けてられませんね…ゆーき?」

 
優希 (なんで咲ちゃんはあんなに楽しそうに話せるんだじぇ、知ってるはずなのに)


和「ゆーき!」


優希「あっ!ん!?」


和「やっぱりそのボール重いんじゃ…16って書いてありますし」


優希「いやいや、全然平気だじぇ!ほれ!」ズザーーッ


久「ボールに引っ張られてこけたわね」


和「大丈夫ですか!?ゆーき」


優希「これくらいなめてりゃ治るじぇ」


京太郎「んなわけないだろ」


優希「!」


京太郎「ほれ、絆創膏貼ってやるから膝出せ」


優希「う、うん…」

226名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/07(水) 23:29:24 ID:RrpJsjhU
ーーー
ーー


久「いやーまさか優希が勝つなんてね」


まこ「やっぱり軽くしたのがよかったんかの」


咲「私は最初のストライク以外まったく…」


京太郎「優希に負けたのは悔しいぜ…」


優希「ふっふーん!これが私の実力だじぇ!」 


和「よかったですね、ゆーき」


久「それじゃーこの辺でお開きにしましょ、また明日部活でね?」

 
ーー


京太郎「いやぁ楽しかったなボーリング」


咲「みんなで遊ぶとやっぱり楽しいよね!」


京太郎「あんなにはしゃいで動く咲は久しぶりに見たぜ」


咲「京ちゃんだってはしゃいちゃってたじゃん!」


優希「きょーーたろーーー!!!」タッダッダッ

227名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/07(水) 23:38:54 ID:RrpJsjhU
京太郎「優希?どうしたんだ」


優希「あっえっと…そのっ」


和「待ってくださいゆーき…」


京太郎「和まで…」


ーー数分前


優希「えっ!?京太郎をデートに誘え!?」


和「優勝した今がチャンスです、それをきっかけにいつもみたく何か奢ってくれとでも誘ってみるんですよ」


和 (これなら不自然ではありませんしね)


優希「うう…でも」


和「私の知ってる優希は、こんなところで諦めたり引いたりしないと知ってますよ」


優希「のどちゃん…」

ーー現在

京太郎「優勝したから今度の休みタコスを奢りにつれてけ?」


優希「そ、そうだじぇ!」


京太郎「ふーんいかにもお前ならではの祝い方だな…」


優希「それで、どうなんだじぇ?」ドッキドッキ


京太郎「うーーんまあいいか、今度の休みはタコス奢りに連れてってやる…」


咲「私も一緒に行きたいな!優希ちゃん」


優希「咲ちゃん…!」

228名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/08(木) 19:40:00 ID:5JCc9qjM
咲「私も一緒にお祝いしたいな、和ちゃんもそう思うよね?」


和「あっ、はい…(咲さん…)」


優希「……」


京太郎「優希、よかったな俺だけじゃなくて」


優希「…そうだじぇ」


咲「よかったぁ、またみんなで遊べるんだねぇ」


和「……」


咲「京ちゃん、私たちの分は大丈夫だからね?」


咲「あんまりお金無いでしょ?」クスクス


京太郎「まーたそんなこと言いよってからに」グリグリ


咲「いたたたた!」


優希「…」

229名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/08(木) 22:26:15 ID:5JCc9qjM
優希「咲ちゃん、ちょっとこっちに来てほしいじぇ」


咲「……わかったよ、優希ちゃん」


優希「京太郎はそこで待ってるんだじぇ」


京太郎「何の話だ?まさか俺をだまくらかそうと企むんじゃ…」


優希「ぐっふっふ、楽しみにしてろ!」

ーーー
ーー


優希「咲ちゃん、どうして来たんだじぇ」


咲「何でって、私は優希ちゃんを」


優希「違うじぇ!!!」


咲「!」ビクッ!


優希「咲ちゃんは京太郎が好きだから、私と一緒にいるのが嫌なんだ!」


咲「何言ってるの優希ちゃん、私が京ちゃんの事を好きだなんて」


優希「最近はずっと京太郎と学校ではいるじぇ?咲ちゃん」


咲「…」


優希「咲ちゃんは私に妬いてるんだじぇ、一番仲良しの私と」


咲「…京ちゃんの一番は鹿倉さんだよ」


優希「そこまで知ってるの、なんでだじぇ?この間その話題が出たときは咲ちゃんは部室にいなかったじぇ」


咲「…引っかけはよくないと思うよ?優希ちゃん」


優希「そしてそれを知ってても寄り添ってるってことは、咲ちゃんは諦めてないんだじぇ」


咲「それで、私にどうしてほしいの?今からやっぱり行かないって言えばいいのかな、それなら」


優希「そんなんじゃない、聞きたい事があるんだじぇ」


優希「何で、諦めないんだじぇ咲ちゃんは」


咲「きっと、優希ちゃんとおんなじ理由だと思うよ?」


咲「京ちゃんが好きだから」

230名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/08(木) 23:04:59 ID:5JCc9qjM
優希「咲ちゃん…」


咲「ね?おんなじなんだよね」


優希「私はまだよくわかんないじぇ、でも京太郎が知らないところで知らない誰かと一緒にいるって言うのは胸が張り裂けそうになるんだじぇ…」


咲「それもおんなじだよ、私もそうだよ」


優希「……わかったんだじぇ、咲ちゃん」


咲「お互い、話し合えてよかったね」


優希「うん、やっぱ咲ちゃんとは仲良しでいたいじぇ」


咲「不思議だね、私、優希ちゃんに打ち明けられたら急にホッとしたよ」


優希「イガイガするのはごめんだじぇ!これからはライバルとしてバチバチ勝負するんだじぇ咲ちゃん」


咲「うん、ありがとう優希ちゃん…」


優希「まあ、鹿倉胡桃より魅力的に見られないと話にならないのが辛いところだじぇ」


咲「だね…」

ーーー
ーー

胡桃「へーーーっぷしぇい!」


塞「あらあら、風邪でもひいた?」


豊音「きっときょうたろーくんが噂してるんだよ、キャーー!」


胡桃「それにしてはやけに寒気を感じたんだけど…ま、いっか!」

ーー



京太郎「おっ、ずいぶん長く話してたな」


和 (二人とも、顔が晴れ晴れとしてます)


咲「今度の休み、楽しみにしててね?京ちゃん」


優希「タコスくらいしびれさせてやるじぇ」


京太郎「いったい何をたくらんでるんだ…」


カン!続

231名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/08(木) 23:25:12 ID:5JCc9qjM
ばんがいへ


胡桃「そう言えば京太郎は私の水着とか見た事ないんだっけ」


京太郎「そう言えばそうだなぁ」


胡桃「…見てみたい?」


京太郎「そりゃあまぁ見てみたいけど」


胡桃「ちょっと電話切るね」ピッ


京太郎「おーい!写真でも探しに行ったのかな」


ーーー
ーー


京太郎「遅いな…」
 

コイルオトコノユクエハー


京太郎「ん、メールだ」

ーーー

sub 水着だよっ!他の皆に転送禁止!

添付ファイルアリ

ーーー

京太郎「わざわざ引っ張り出して写真撮ってたのか!?」


京太郎「どれどれ…鼻を赤くしてるし、サブイボ立ってるじゃないか…」


コイルオトコノユクエハー

ピッ
胡桃「どうだった!?ハクシュ!」


京太郎「あ、ああ、可愛かったぞ」


胡桃「よかったぁ…クシュ!」


京太郎「わかったら早く服を着ろ!鳥肌立ってんじゃねえか写真!」


胡桃「京太郎のためにやったのに…」


京太郎「その気持ちはとっても嬉しかったぞ、だからこそ風邪をひかないか心配なんだ」


胡桃「京太郎…!」


京太郎「俺のせいで病気になったりなんかしないで、いつも元気な声で電話してくれるだけで充分だからな!」  


胡桃「わかった!京太郎も病気しないでよね!」


京太郎「バカは風邪をひかないんだ、大丈夫大丈夫」


胡桃「確かにね!」


京太郎「そこは否定してくれよ…」

232名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/09(金) 07:05:35 ID:a47jeeh.
この2人ほんとすき

233名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/10(土) 00:15:29 ID:0GltLL42
歩くミカンを知っていますか?それは不可能な宇宙です、よって社債を負いましたが案内所紹介してました!

234名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/10(土) 00:16:18 ID:0GltLL42
ごめんなさい、誤爆しました

235名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/10(土) 00:22:28 ID:0GltLL42
胡桃「京太郎!今日は何してたの?」


京太郎「いつも通り麻雀やってたよ」


胡桃「どう?少しは勝てるようになった?」


京太郎「たまにだけど、あがれるようになったぞ!」


胡桃「おお!やったね!」


京太郎「胡桃譲りのダマテンを覚えたからな!まだまだダメだけど…」


胡桃「結局真似してんだ」


京太郎「一番見た手筋だから、見よう見まねでなんとかそれっぽいことは出来るようにはなったぞ」


胡桃「後は被弾しないようにできたらいいんだけどね」


京太郎「それだよなぁ…」

236名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/10(土) 00:28:33 ID:0GltLL42
胡桃「と言うか、私の真似をしちゃ本当に成長が心配!」


京太郎「どうしてだ?」


胡桃「私は慣れてるから良いけど、京太郎はまだテンパイバレしやすいでしょ?それじゃあただあがったときの点数損するだけだよ」


胡桃「現代麻雀はリーチ先行が有利なんだからね!」


京太郎「それはわかってるよ」


胡桃「ならなんでダマテンしてるの?」


京太郎「いない時でも、打ち筋で胡桃の事思い出してたいからってとこかな」


胡桃「!!!」


胡桃「そっ、そんな事で!」カァァ

237名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/10(土) 00:34:23 ID:0GltLL42
京太郎「もちろんやるからにはしっかり勉強するよ、勝たないと面白くないしな!」


胡桃「な、なら防御もちゃんと覚えること!」


京太郎「胡桃はどうやってんだ?」


胡桃「差し込んだり、後は感かな!」


京太郎「簡単に言ってくれるけど、それ結構難しいからな!」


胡桃「こう…なんか目線で察して大手を潰したりしない?」


京太郎「改めて思ったけど次元が違いすぎるぞ!」


胡桃「京太郎もこれくらい出来るようになるよ!「もう麻雀やめるーっ!」とか言って逃げ出したりしなかったらね」


京太郎「そんなこと言うかよ…言うやついるの?」


胡桃「どこかの予選であったらしいよ!」

238名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/10(土) 00:51:27 ID:0GltLL42
胡桃「まあ、つまりは場数だよ!そもそも京太郎は中学までハンドボールやってたんだから、まだ追い付けなくても仕方ないし!」


京太郎「高校から始めても強くなれるのか?」


胡桃「うん」 


京太郎「即答だな…」


胡桃「だってエイちゃんそうじゃん!」


京太郎「そう言ってたな確か!」

ーー

エイスリン「プシッ!」


エイスリン「?」


京太郎「他にも沢山いるんだっけ?」


胡桃「たぶん全国にいるよ、だから京太郎も頑張れ!」


胡桃 (と言うか、むしろ強い人しか知らないよ!)


ーー

健夜「へっぶしゃーーーい!!!」 


恒子「どうしたの?すこやん」


健夜「…なんかどっかで噂されてたような」


恒子「おお!ついにすこやんに春が!」


健夜「いやそういう感じでは無いからね!?」

239名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/10(土) 01:09:48 ID:0GltLL42
胡桃「まあとにかく!麻雀を頑張ってるならそれでよし!」


京太郎「胡桃もいつかこっちで打ってくれたら、みんなの勉強になるんだけどなぁ」


胡桃「そうだね、いつかそっちでも打ってみたい!」


京太郎「その頃には俺ももう少し上手くなってると思うからさ」


胡桃「うんうん!楽しみ!」


京太郎「おっともうこんな時間だ…そろそろ寝ないとな」


胡桃「えー?明日は休みじゃん、もっと話そうよ!」


京太郎「用事があるんだ、悪いな…」


胡桃「へー?どんな用事なの?」


京太郎「ボーリングの祝勝会?かな…」


胡桃「わけがわかんない!」


京太郎「ま、そういうわけで今日は勘弁な」


胡桃「うむむー、明日の夜はたくさんお話ししようね!」


京太郎「ああ、そうしような」


胡桃「ならよし!今日は寝よっか!」


京太郎「って言うか、そっちも部活なんじゃ?」


胡桃「あっ!」プツッ!


京太郎「…図星か」


カン!続

240野州山辺先輩:2018/11/10(土) 09:17:48 ID:???
いいゾ〜これ

241名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 21:29:00 ID:Ck/X.m7o
胡桃「やあ京太郎」ボリボリ
 

京太郎「なんか電話越しに食ってる音がするぞ」


胡桃「ああこれはラムネ!」


京太郎「なんでラムネ食ってるんだ?」


胡桃「ラムネダイエットてのがあるの!」


京太郎「へぇー、でも胡桃はダイエットなんかしなくてもいいだろ?」


胡桃「最近少し体重が増えてきたの!」


京太郎「少しくらい肉がついてる方がちょうどいいんじゃないか?」


胡桃「…京太郎は痩せてる私とちょっとぷにっとした私のどっちがいい?」


京太郎「ちょっとぷにっとした胡桃」


胡桃 (即答!!!)


胡桃「それじゃあ、やめよっかなダイエット」


胡桃「いくら痩せても、京太郎に好かれなきゃ意味無いし!」


京太郎「なんかこっぱずかしいなそれじゃ」


胡桃「私たちにこっぱずかしいって今さらじゃないかな」


京太郎「言えてるな」

242名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 21:38:09 ID:ovz0CTvU
筋トレの栄養補給やインスリンのコントロールにもラムネ(ブドウ糖)はいいみたいですね
筋トレ目的ならお菓子のラムネ買うよりは粉飴買った方が経済的ですが

243名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/12(月) 03:48:35 ID:Hha8cs9Y
身長130cmの適正体重って全く想像つきませんね
30kgないくらい?

244名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/12(月) 03:57:34 ID:GPt6BKMY
小学生のデータだけど

8歳 127.3cm 26.4kg
9歳 133.4cm 29.7kg

くらいらしい
https://www.suku-noppo.jp/data/average_weight.html

245名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/13(火) 23:39:10 ID:47UAL.9I
久「みんな〜?集まってるかしら」


まこ「なんじゃ急に呼び出して」


優希「慌てて来たからのどちゃんと咲ちゃんおいてけぼりだじぇ!」


京太郎「…」


優希「なんだ?京太郎」


京太郎「なぜ俺はもう少し遅く来なかった…」


優希「どこを見てるんだじぇ?」グワシ


京太郎「断崖絶壁を見ている」


優希「やろうぶっ殺してやる」


久「ぎゃあ、部員ごろし」


まこ「くだらんことはやめんか!」


和「遅れてすいませっ…はーっ、はーっ…」


咲「……!……!」


久「あー、とりあえず二人が息落ち着くまで待ちましょうか」

246名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/13(火) 23:48:32 ID:47UAL.9I
優希「うりうり〜」ギュウ


京太郎「いててあてて!」


咲「!」


咲「京ちゃん、キツイから背中さすってくれないかな」


京太郎「ったく、もうちと体力つけろい」サスサス


咲「ふふっ、くすぐったいよぉ!」


優希「…」 咲「……」


バチバチバチバチィ!
 

和「二人から激しいオーラの飛ばしあいが…」


久「えーっと二人とも復活したみたいだし、本題に入るわよ」


まこ「そう言えばそのために集まったんじゃったの」


久「なんと!わざわざ遠方からうちと試合を組んでくれるという相手が来たのよ!」


咲「え!」 
 

和「スゴいですね…まさかそんなことが」


優希「それで、どこの高校なんだじぇ?」


久「それはね…」


ーーー
ーー

「来週にはいよいよ遠征ですよー」


「姫様の頭にピンと来たナニかを探すのが本題だからね?」


「わかってるですよー」


「あの夢のお方に…一度お会いしたいzzz…」


「あらあらぁ、寝ちゃいましたか」


ーーー


久「鹿児島の永水女子よ!」


カン!続

247名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/13(火) 23:56:32 ID:J/arYVvk
やべぇよ…やべぇよ…

248名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/15(木) 00:00:06 ID:4RZHhrzI
胡桃「京太郎、今度合同練習やるんだって?」


京太郎「ああ、鹿児島の永水とやるらしい」


胡桃「永水…私たちも当たったなぁ」


京太郎「そりゃ同じ組だしな」


胡桃「いつか宮守のメンバーでも行きたいな!」


京太郎「俺はむしろ、それをずっと待ってるんだぜ?」


胡桃「京太郎の知らない話を聞かせてもらいたいし」


京太郎「ああ、そう言うことか…」


胡桃「たしか幼馴染みがいるんでしょ?」


京太郎「ああ、咲の事か」


胡桃「咲…?」


京太郎「どうかしたか?」


胡桃「ん!?んーん、なんでもない!」


胡桃「仲良くできたらいいなぁって!」


京太郎「そっか、咲なら優しいからすぐ仲良くなれるさ」


胡桃「京太郎が言うんなら間違いなくそうなんだろうね!」

249名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/15(木) 00:00:47 ID:ivUGuowg
もう始まってる!

250名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/15(木) 03:22:40 ID:8FTZ3WCA
修羅場こい!修羅場!!

251名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/15(木) 21:32:40 ID:4RZHhrzI
胡桃「京太郎好きだからね」


京太郎「知ってるよ」


胡桃「本当に大好き!好きだよ京太郎!」


京太郎「どうしたんだよ急に」


胡桃「べっ、別になんでもないよ!」


胡桃「ただね?」


京太郎「?」


胡桃「いや、なんでもないや」


京太郎「そっか」


胡桃「私、そろそろ勉強に戻るね!」


京太郎「おうそうか…頑張れよ」


胡桃「うん!」


胡桃 (何だったんだろう今の感覚…嫌な予感がしたって言うか……)


胡桃「ま、きっと杞憂だよね!」

252名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/15(木) 21:47:59 ID:4RZHhrzI
数日後


久「さてさて、ついに永水さんが来るわね」


和「全国以来…楽しみです」


久「須賀君?美人だらけだからって鼻の下伸ばしたりしたら駄目よ?」


京太郎「しませんよ…胡桃に怒られます」


咲「……」パキパキッ


和「咲さん、歯が砕けます…」


まこ「バレたらどうなるんじゃ?」


京太郎「泣かれます」


久「それはヘタに殴られるよりキツイわね…あっ、来たわ」


霞「この度はお世話になります〜」


久「いえいえ、こちらこそよろしくね?」


初美「飛行機に電車に車にでお尻が壊れるかと思ったですよ…あれ、姫様は?」


春「さっきまで寝てらしたはずですが…」


タッタッタッタッタッ


小蒔「夢のお方!」ガバッ!


京太郎「!? おわああああ!!!」

253名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/15(木) 23:57:48 ID:4RZHhrzI
ーー


霞「申し訳ありません、うちの姫様が寝ぼけてしまって」


久「ああいいのよ、気にしないで」


初美「ホントに寝ぼけてたんですかねー?」


春「…」フルフル


初美「てことはあの人が…」


巴「まだ早計すぎると思う、もう少し見張ってみよう…」


咲「…何の話してるんだろうねー」


優希「そんなことよりビックリしたじぇ…」


和 (二人の顔が一気に修羅と化したのを見てしまった…)


小蒔「ごめんなさい、えっとお名前は…」


京太郎「ああ俺は須賀京太郎、そんなに気にしなくて大丈夫だよ、寝ぼけてると見間違いとかは、俺もよくあるし」


咲「そうそう、昔から京ちゃん、寝ぼすけさんだったよね」ヒョイ


京太郎「咲も大概だっただろう!」グリグリ


小蒔「えっと、私寝ぼけては…ムグッ」


霞 (いけませんよ?まだ内緒なんですからね?)


霞 (帰り際まで、我慢しましょ?)


小蒔「…わかりました!」


久「さっ、折角だし合同練習始めちゃいましょう?」


まこ「そうじゃの」


初美「負けませんよー!」


カン!続

254名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/17(土) 00:33:16 ID:3jdhYd/A
京太郎「…流石にレベルが高いな」


小蒔「そちらの方々もお強くて」


京太郎「おっ!?」


小蒔「大丈夫です、今は寝ぼけてないので」


京太郎「そっか、それなら…」


小蒔「京太郎さんは打たないんですか?」


京太郎「あー俺は…」


小蒔「折角ですし、一緒に何切るでもしませんか?」


小蒔「私、問題持ってきてるんですよ」


京太郎「何切るか、最近はやってなかったなぁ…」

ドラは筒子の5
四赤五六六七七八454566 九

小蒔「京太郎さんならどれを捨てます?」


京太郎「んん…俺なら萬子の九かな」


小蒔「なるほど…私は索子の6ですね」


京太郎「そっちもあったかーー!」


小蒔「タンヤオも確かに考えたのですが、待ちが広いのはこっちかなと」 


京太郎「ふむふむ……」


京太郎「やっぱ俺なんかより全然詳しいですね小蒔さん!」


小蒔「そっ、そんなっ!…あの」


京太郎「ん?」


小蒔「出来れば小蒔ちゃんって呼んでほしいです…」


京太郎「えっ、いいんですか?」


小蒔「はい!こうして仲良くなれたことですし」


京太郎「それなら…小蒔ちゃん、こうですか?」


小蒔「いい響きです…嬉しいです京太郎さん」


京太郎「あっじゃあ」


小蒔「?」


京太郎「俺の事も京太郎でいいっすよ」


小蒔「呼び捨てに!?いいんですか?」  


京太郎「俺ばっかりさん付けは不自然になりますよ、ね?」


小蒔「うぅ…きょ、京太郎!」


京太郎「はい、小蒔ちゃん」


二人「……」

255名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/17(土) 00:47:51 ID:3jdhYd/A
小蒔「な、なんか照れますね」カァ


京太郎「不思議ですね…」


霞 (姫様、うまくやってるようですね)


咲「……」カチャ


春「ロンです」


咲「はえっ!?あっ」


まこ「その牌は捨てちゃあかんかったのー」


久「珍しいわねー咲がこんな凡ミスするなんて」


咲「ううっ…」


咲 (神代さん、少し距離が近くて気になっちゃう…)


ーー


小蒔「私の夢は、ビニールプールに浮かんで海水浴…」


京太郎「どこまでも流されそうだな…」


小蒔「はっちゃんにもそう言われたんですよ〜」


初美「姫様は本当に流されかねないですからねー」


優希 (でも毎度代わる代わる誰かしらがあの子の近くにいるから、心配はないはずなんだじぇ…)


優希 (それなのに、なんか不安なんだじぇ…)


和「ゆーき?次はゆーきですよ」


優希「おっ!?ありがとうだじぇのどちゃん、やってくるじぇー」


霞「ふふふ…」


霞 (見張ってるように見せて、実は、逆に接触を妨害されないようにしているの、気が付かれたかしら?)


霞 (まあ、気が付いたところでどうしようもない作戦なのだけれども…)


霞 (小蒔ちゃんとあのお方の距離は、現にかなり近くなってるんですもの) 


霞「さあて、私も打ちましょう」


カン!続

256名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/17(土) 08:00:57 ID:ZQUb5bo2
オツシャス!
本編でも出てきたしいいゾ〜これ

257名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/17(土) 23:27:41 ID:3jdhYd/A
グーーキュルル…


優希「あーお腹すいたじぇ…」


久「あら、もうお昼なのね」


霞「それではこの辺で一度お昼休みというのはどうかしら」


久「そうね、各自昼食にしましょう!二時になったらまたここに集合ってことで」


和「あの、咲さん、ゆーき一緒に食べませんか?美味しいサンドイッチを作ってきたんですよ」


咲「あっ、いいね!じゃあ京ちゃんも…あれ?京ちゃん?」


まこ「京太郎ならさっき永水の女子と出てったぞ」


咲「!?」


まこ「この辺はよう知らんから、どこかいいお弁当食べる場所教えてほしいって言われとったの」


咲「…優希ちゃん」


優希「うん、きっと屋上だじぇ」ダッ!


和「あっ、二人とも待って…」


ーーー
ーー


小蒔「はい、おにぎりどうぞ」


京太郎「あんぐ……うまいよ小蒔ちゃん!」


小蒔「えへへ、そうですか?」


霞「姫様が丹精込めて作ったおにぎり、おいしかったようでなによりです」


初美「滅多に食べられないレア物ですよー」


京太郎「いやぁ、嬉しいなぁ」デレッデレ


小蒔「あっ、お口に米粒がついてますよ京太郎」ヒョイ


京太郎「おっとと…ありがとう」


小蒔「そんなに早く食べなくても、おにぎりは逃げませんよ」


京太郎「あっははは!だよな」

258名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/17(土) 23:28:21 ID:3jdhYd/A
咲「…随分と楽しそうだね京ちゃん」


優希「普通に場所教えて一緒にご飯食べてるだけなのにみょーなアウェー感あるじぇ…ホームなのに」


和「はぁ…はぁ…」


咲「あっ、ごめんね和ちゃん…」


優希「つい追っかけちゃったじぇ」


和「それでもあそこには行かないんですか」


優希「うーん…どうしよっかな〜」


プチッ


和「……そんなに気になるなら」


優希「?」


和「そんなに気になるなら割って入ればいいじゃないですか!!!」


咲「和ちゃん!?」


和「すみませーーーん!!私たち一緒に食べていいですか!」


京太郎「ん?あれは和と…咲たち」


霞「あらあらぁ…思わぬ伏兵がいたものね」


初美 (ここは入れといて警戒を解くべきですよー)コソコソ


霞「そうね…」


霞「はーい!どうぞ〜」


優希「の、のどちゃん」

   
和「お膳立てはしましたよ、後はお二人で何とかしてくださいねっ」


咲「…うん、ありがとう和ちゃん」


優希「しかし、あんなに声を張ったのどちゃん久々に見たじぇ…」


和「恥ずかしいのであまり言わないでください…」

259名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 04:03:30 ID:0w4FI6/2
のどっちかわいい

260名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 08:27:56 ID:Uq2Sh3KA
いつもはおとなしめな子が大胆な行動に出るのってなんかいいよね

261名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 21:56:01 ID:7TvUSfYs
巴「あ、おにぎりどうですか?」


和「ん!おいひいです…それじゃあこちらのサンドイッチもどうぞ」


巴「!」


春「…美味しい」


和「よかったです、お口にあったようで」


ーーー
ーー


咲「なるほど、ご飯に誘ったのは京ちゃんなんだね」


咲 (京ちゃん優しいからなぁ…でもよかった、やましい感じはなくて)


優希「全く、私たちと言うものがありながら!」


小蒔「えっ!3人でお付き合いされてるんですか?」


京太郎「!?」ブフーーッ


咲「ちっ違いますよ!もう優希ちゃんたら!」


優希「てへ☆」


京太郎「てへ☆じゃねーよ」ビシッ


優希「あいた!!!やりやがったなー!」ポカポカ


小蒔「片岡さんは仲がよろしいんですね…」


咲「いつもあんな感じなんですよ」


小蒔「と言うことはあの人と恋仲と言うことなのでしょうか?」


咲「それは…少し違うかなと」


霞「姫様駄目ですよ?仲が良いから恋仲と言うのはイコールではないんですからね」


小蒔「はーい…」


咲 (この人はやっぱりしっかりしてる…全国の時からなんか立ち振舞いが大人だったもん)


霞「それに、京太郎君の想い人は宮守の鹿倉さんでしょ?」


咲「えっ!?」


霞「ふふっ」チラッ


咲「…」


咲 (なんで、知ってるの!?)


カン!続

262名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:32:04 ID:9sfIYNNM
京ちゃんかわいい

263名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/19(月) 19:34:36 ID:wwpvSp52
咲「えっと、すみません!」


咲「なんで鹿倉さんの事を?」


霞「あら?全国でぶつかった相手のメンバーじゃない」


咲「えっとそっちじゃなくて…」


霞「ふふっ冗談よ、でも…秘密♥️」


咲「…!」


霞「女の子には誰しも一つくらい秘密があるものよね?宮永さん?」


咲「…」ゴゴゴゴゴ


咲「一つ聞いていいですか?」


霞「はい?」


咲「鹿倉さんの事知ってて、あなたは京ちゃんの事が好きなんですか?」


霞「そうね…いい男の子だと思うわ」


咲「ですよねっ! じゃなくて…」


咲「きっかけは…」


霞「はい、もう一つ答えてるわよ?」


咲「あっ…」


霞「うふふっ、ヒントを与えるなら」


霞「偶然ってところね」


咲「偶然…」


霞 (これで当面の警戒は私に、小蒔ちゃんはノーマークになるはずでしょう…)


霞「さっ、そろそろ時間ですし、戻りましょう?」


小蒔「えっ?もうそんなお時間ですか?」


霞「明日もお昼の時間はありますからね、姫様」


小蒔「私、明日はタコス食べてみたいです」


優希「よーっし!京太郎に任せとけ!沢山作ってくれるじぇー」


小蒔「本当ですか!?」


和「ゆーきったら…」


霞 (小蒔ちゃんは小蒔ちゃんで、しっかり仲良くなってるわね)


初美「計画は上手くいってるようですかー?」コソッ


霞「ええ初美ちゃん、この調子なら期間内で進展が望めるわ」


巴「何だか申し訳ない気もしますけどね…」


霞「確かにそうね…でも、姫様のためだもの」


初美「何とか、この男の子を鹿児島に連れてこれるようにしないといけませんねー」


霞「ええ、そうね…」

264名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/19(月) 19:50:29 ID:wwpvSp52
優希「あれ?そう言えば当の京太郎を見失ったじぇ?」


小蒔「そう言えば…」


春「…電話するって」


咲「電話…」


和「咲さん?」


咲「ううんいや、なんでもない」


咲 (いいな、鹿倉さん)


小蒔「……」タッタッタッ…


ーーー
ーー
胡桃「どうしたの?急に電話とかしてきて」


京太郎「んーなんと言うか、胡桃の声を聞きたくなった」


胡桃「何それ、ぷくくっ」


京太郎「胡桃だって前おんなじ事したろうが!」


胡桃「いやいやごめんごめん、でも嬉しい」


京太郎「もしかして、胡桃も声を聞きたかったのか?」


胡桃「そっそんなの」


胡桃「当たり前でしょ!彼女なんだから!」


胡桃「っつあーーーー!!!!」


京太郎「もう年上の威厳とか考えるのやめようぜ」


胡桃「うぅ、だって三年生なんだもん」


京太郎「可愛い三年生だなぁ」


胡桃「あっ…」


京太郎「どうした?」


胡桃「今、なんか撫でられたような気がするよ」


京太郎「不思議だな、俺も胡桃の頭が手のひらにあったみたいな感じがする」


胡桃「えへへ、おんなじだね!」


京太郎「だな!」


キーンコーンカーンコーン


京太郎「おっとそろそろ時間だ、それじゃまた夜な!」


胡桃「うん!頑張ってね京太郎」


京太郎「ああ…おわぁっ!?」ガチャ、ツーツー…


胡桃「おわぁっ?」

265名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/20(火) 22:53:28 ID:NLJhW.vY
京太郎「ビックリした、小蒔ちゃんか…」


小蒔「楽しそうに電話してましたねっ」


京太郎「ん、ああさっきの相手は…」


小蒔「鹿倉胡桃さんですよね?小さくて可愛いお方」


京太郎「ええっ!?な、なんで知って」


小蒔「何ででしょう?」


京太郎「…まさか能力の一つとか」


小蒔「ぶぶーです、さっき京太郎が「胡桃は」って何回も言ってたのを聞いてただけでした!」


京太郎「何だそうだったのか〜」


小蒔「慌ててるお姿可愛かったですよ?」


京太郎「意外だなぁ…こんな風なからかいも出来る人だったんだ」


小蒔「私、案外オチャメですよ?」ニコッ


京太郎「目の前でしっかり確認させられたぜ…」


京太郎「っと、ずっと前からタメで話してるけどいいのか?」


小蒔「いいんですよ、私男の方とこんな風にくだけた話をするの夢だったので」


京太郎「そんな夢もあるもんだなぁ」


小蒔「…京太郎は運命とか夢とか信じます?」


京太郎「?」

266名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/20(火) 22:55:02 ID:NLJhW.vY
小蒔「例えば、一度も現実で会ってなくとも、夢の中では出会っていたりとか」


京太郎「……それって今朝の言葉と繋がってたりする?」


小蒔「!」


京太郎「小蒔さんは俺と夢の中で既に出会っていた、とか」


小蒔「もし、そうだとしたら?」


京太郎「実にロマンチックだと思うけど…」


小蒔「…」


京太郎「でも、俺もそんな話あると思うぜ」


小蒔「京太郎…」


京太郎「夢の俺が何をしでかしたのかは知らないけど、悪いことしてたらゴメンな!」


小蒔「夢の中でのあなたは…」


小蒔「あんまり、変わりありませんね」クスッ


京太郎「!?」


小蒔「おんなじように優しかったですよ」


京太郎「それならよかった…」


小蒔「…私の事を撫でてくれました」


京太郎「えっ!?」


小蒔「京太郎、もう一度撫でてくれませんか?」


小蒔「そして、目をつむってほしいんです」


京太郎「急にそんなこと言われても…」


小蒔「一度でいいんです!お願いします…」


小蒔「それとも、ダメですか…?」シュン


京太郎「…」


京太郎 (せっかく仲良くなれたのに、泣かして帰すのはやだな…)


京太郎「よし!やろう!可愛い先輩の頼みってヤツには弱いんだ俺」


小蒔「本当ですか!ありがとう京太郎!」

267名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/20(火) 22:56:15 ID:NLJhW.vY

京太郎「それじゃあ撫でるぞ、って眠そうだな」


小蒔「いいんです、撫でられながら寝ないと…いけないので…ふぁあ」


京太郎「何だそりゃ…まあいっか」


小蒔「必ず目をつむってくださいね…必ず…」


京太郎「わかってるわかってる」パチッ


京太郎「それじゃあいくぞ」


ナデナデ


ギュイイイイーーンンン!!!


京太郎「何だ!?目が開かない!意識が持ってかれる!」



小蒔「ゴメンね京太郎…ちょっと神様の力をお借りして、あなたの意識を貰っていきますね」


京太郎「何だか段々…目の前が暗く…胡桃…」


小蒔「おやすみなさい、目が覚めたときには、既成事実が出来ているでしょう…きっと驚くでしょうね」


小蒔「あなたを騙すようなことになったのは心苦しいですが…これもまた一つの愛の形なのです、許してください」


カン!続

268名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/20(火) 22:59:40 ID:XTLhg9zo
おおーええやん!
常識改変してハーレム気質にすれば安全やな!

269名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/21(水) 00:25:37 ID:EtsYmBZk
久「須賀君遅いわね…」


霞「うちの姫様も…心配だわぁ」

ガチャ

小蒔「はぁ、はぁ」トテテト


優希「遅かったけど、どうしたんだじぇ?小蒔先輩」


小蒔「京太郎さん、お腹を痛めたとかで先に帰るそうです」


小蒔「私それを伝えてって言われたんですが迷っちゃって…ごめんなさい」


優希「いいんだじぇ〜悪いのはあのい…京太郎だから!」


小蒔「ありがとう、片岡さんは優しいんですね…」


優希「いやぁ別にそんな」


咲「…ほっ」


霞「今ほっとしたでしょ?」


咲「お、乙女の秘密です!」


咲 (これで京ちゃん、誘惑されないですむよ…)


霞「ふふっ」

270名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/22(木) 00:20:58 ID:zKdepHc6
霞さんすき

271名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/22(木) 00:46:28 ID:LjVpNQEY
霞「あっという間に一日目は終わったわね」


久「中々有意義練習が出来たと思うわ」


巴「打ちっぱは疲れますよ…」


初美「はるるはもうダウンしてますよー」


まこ「おーい、起きんか」


優希「思ったよりやったじぇ…」


咲「そうだね……」


霞「それじゃあ、これで今日はお開きね」


久「そうね!また明日、楽しみにしてるわ」


優希「ぐっげぇ…」


春「……」


小蒔「スゥ…スゥ…」


霞「あらあら、姫様も春ちゃんも寝ちゃって」


初美「起きないと置いてくですよー」


小蒔「はぅ!?起きます!」ガタッ


春「はっ」ガタッ


ゴチーーーン

ったーーーー!!!

272名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/22(木) 23:57:09 ID:LjVpNQEY
いい夫婦の日らしいのでばんがいへ


胡桃「一緒に料理を作る?」


京太郎「ほら、今日は1122、いい夫婦の日だろ?将来一緒に台所立つときだってあるかもしれないし」


胡桃「いっ、いい夫婦の日って!!」


京太郎「胡桃、まさか料理作れないとか」


胡桃「バカにしてくれちゃって!作れるんだから!」


京太郎「じゃあ作ろうぜ?」


胡桃「うぅ…」

ーー



京太郎「台所に立つのが第一問題とは…」


胡桃「こうなるから言ったんだからね!」


京太郎「なーんてな、それくらい手は打てるさ」


胡桃「踏み台でも出すの?」


京太郎「底上げする」ゴト


胡桃「えっ」


京太郎「踏み台は不安定だしめんどくさいからな、作ったんだよ一列カバーできる底上げを」


胡桃「京太郎…!」


胡桃 (やっぱ主夫だよね属性!!)


京太郎「さっ、作ろうぜ一緒にな」


胡桃「任せてよ!」ムキッ

273名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/22(木) 23:57:49 ID:LjVpNQEY
ーーー
ーー

胡桃「なんでご飯とお味噌汁と卵焼き?」


京太郎「やっぱ基本の味付けとか互いに知っときたいだろ?」


胡桃「確かに、それじゃ味噌はこれね」


京太郎「赤っ!」


胡桃「そっちは違うの?」 


京太郎「こっちはもうちょい薄いかなぁ」


胡桃「今度持ってきてよ!」


京太郎「ああ、まあどっちも辛味噌みたいだから甘口ほど差はないだろうけど」


胡桃「ところがどっこい食べたら違うかも」


京太郎「ありうるなそれ…」

ーー


京太郎「ごはんの固さは…」


胡桃「もちろん!」


京太郎「固めだよな!」


胡桃「…まさかホントに一致するなんて」


京太郎「そこは信じててくれよ」

274名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/22(木) 23:58:30 ID:LjVpNQEY
胡桃「あーっ!」


京太郎「少し焦げちまったな」


胡桃「私の力不足なばかりに」


京太郎「本当の意味で力が足りなかった」


胡桃「あの力こぶは偽りになったね…」


京太郎「こぶは出来てなかったしな」


胡桃「しかし味付けはちゃんとして見せる」 砂糖取り出し


京太郎「だな」 塩取り出し


二人「「えっ?」」


ーー


京太郎「よしっ、完成だ!」


胡桃「美味しそうだね」


京太郎「早速食べるか、ご飯よそってくれ、俺は味噌汁掬うから」


胡桃「あ、このやり取り新婚夫婦っぽい」


京太郎「新婚?」


胡桃「そのうち「ん」だけで通じあうようになるんだって」


京太郎「あー確かに熟年夫婦ってそんな感じだよな」


胡桃「はい、ご飯よそったよ」


京太郎「こっちも出来てるぞ」


胡桃「ちょっと待って、ナンカツイテル」ヒョイッ


京太郎「米粒が引っ付いてたか?」パクッ


胡桃「こら!指から食べるなんてお行儀悪いよ!」


京太郎「ごめんごめん…」


胡桃「まったく…それじゃあ手を合わせて」パン!


京太郎「はいよっ」パン!


二人「「いただきます!」」


カン!続

275名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/23(金) 00:14:03 ID:IeuXSbPY
胡桃と夫婦になったら隣を一緒に歩いていてほしい、出来たら右側を歩いてほしい、そしたら左手の薬指をいつでも眺めることが出来て最高に幸せだと思うので、そして歩幅はいつも一緒に合わせていって、たまにこっちが下を向いて遅くなったりした時は手を引っぱってくれて、顔上げなよ!と笑顔で声をかけてほしい、子供が出来たら真ん中に入れて、三人、四人で歩んでいきたいですね、でも最後らへんは二人でゆっくり歩いてって、可能ならば一緒に歩みを止めたい

276名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/23(金) 22:52:08 ID:IeuXSbPY
胡桃「…なんだか今までと違う感じの嫌な予感がする…」

ーー


ズチュッ、ヌチュッ、グッグッグッ


あはっ、中に出しちゃいましたね?
ほら、片岡さんも宮永さんも見てるのに、京太郎は随分とがっつくんですね

もう、赤ちゃんとっくのとうに出来ちゃいますよ?
そしたらいよいよ旦那様ですね♥️

ーー


胡桃「うわあああああああ!!!!!!」

277名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/24(土) 20:47:04 ID:iFgPVC.2
胡桃「京太郎…京太郎!」


胡桃「はっ!夢か…」


胡桃「なんか不安だな……電話してみよっかな」リーロリロリロ


ーー
コイルオトコノユクエハー


京太郎「…胡桃か」


京太郎「うぅ…しかし今朝からの記憶が曖昧でよくわかんない」


京太郎「もしもし?胡桃?」


胡桃「あっ京太郎!よかったぁ電話に出てくれて」


京太郎「それで、何のよう?」


胡桃「なんか不安になっちゃって…」


京太郎「こないだもだろ?」


胡桃「そうだけど!今回は特別なんか不安なの!」


京太郎「…俺を信頼できないのか?」


胡桃「べっ、別にそんなことないよ!?」


京太郎「少し離れただけでそんな度々心配されるとこっちも落ち込む」


胡桃「えっ…」


京太郎「あっ、いやごめん、言い過ぎた」


胡桃「…ううん、京太郎の言うとおりだよ、ごめんね」


京太郎 (なんであんなこと口走ったんだ?)


胡桃「それじゃ、切るねっ」


京太郎「あっ、ああ…」ピッ

278名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/24(土) 20:47:34 ID:iFgPVC.2
ーー
同夜


初美「とあるお城の崩しかたを知ってますかー?」


小蒔「えっ?」


初美「じっくりと下準備をして、相手をじわじわと弱らせるのですよー」


小蒔「大きいお城でも崩せるの?」


初美「大きいお城でも崩せますよー」


初美「よほどの援軍でも来ない限りは」


小蒔「じゃあ、私たちも少しずつ鹿倉さんと京太郎の間にズレを作ることにしましょう!」


初美「それがいいのですよ」


霞「あらあら、悪いお話ししてるのね二人とも」


霞「ついうっかり、軽い一言からバレちゃうかもしれないから外では気を付けてね?」


小蒔「はーい」


初美「でも、神様はとっくのとうに動き始めてるので、今さら誰がどう動こうと流れは変わりませんよー」


小蒔「早速神様、何かしたみたいですね、ふふっ」

279名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/24(土) 21:17:41 ID:B05TLomw
また始まってる!

280ヌゥン!ヘッ!ヘッ! ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!:2018/11/24(土) 23:04:27 ID:???
エロ神なんかに負けないで

281名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/24(土) 23:17:39 ID:0Nr45YAM
NaNじぇいのssはどんなに悪い方向に動いてもハッピーエンドに収束するからすき

282名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/27(火) 00:38:55 ID:W4j22uyY
翌日


初美「んんー気持ちのいい朝なのですよ」


霞「朝御飯を食べたら、早々に清澄高校へ向かいましょう」


小蒔「もうちょい強く…」


巴「姫様が寝ながら話をしてる…」


霞「きっと神様と交信を夢の中でしてるのよ」


春「…どんな神様なのでしょうか」


霞「嫉妬に恋愛に事欠かないお方よ」


ーー

283名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/27(火) 00:39:36 ID:W4j22uyY
久「さぁーって、今日もバリバリやってきましょうか!」


まこ「ほうれ、元気じゃのぉ」


久「だって明日には帰っちゃうのよ?今のうちにたっぷり打っておかないと損でしょ?」


まこ「ま、それもそうじゃな」
 

初美「まっけませんよー!」


優希「望むところだじぇ!」


霞「京太郎さん、どうぞこちらへ♥️」


咲「京ちゃん、私と打とうか」


咲「…!」


霞「あらあらぁ」


和 (場外戦も激しいですね…)


小蒔「私たちは少し待つことにしましょう」


巴「はい、姫様」


小蒔 (もう目的は果たしたので、過度な接触はむしろ危険ですね、ここは様子見です)


京太郎 (…昨日の事、胡桃に謝んないとなぁ)


京太郎「はぁ…」


霞「どうかなされたのですか?京太郎さん」


京太郎「霞さん!いやこちらの事です」


霞「そんな風に言わないで、よろしければお話ししてくださらない?」


京太郎「実は、大事なヤツに昨日ちょっと電話で強く言っちゃって…」


霞「まぁ…それはもしかして恋仲だったり?」


京太郎「はい…まあ」


霞「まぁまぁ…そう言うときは早く謝った方がいいんですよ」


京太郎「やっぱそうなんすかねぇ」


霞「断然、遅いよりは速い方がいいですよ?ふふっ」 


京太郎「ありがとうございます…俺今日帰ったら謝っときます」


霞「きっと、彼女さん喜ぶわね」

284名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/28(水) 01:09:52 ID:CJlnhR1k
久「須賀くんも打っておきなさいよ?」


京太郎「えっ、そんな悪いですよ」


まこ「何が悪いもんか、来年も大会に出るんじゃからお前も立派な選手じゃ、ほれ打たんか」


京太郎「それじゃあお言葉に甘えて…」


霞「うふふ、よろしくね京太郎さん」パチッ 


京太郎「は、はい!」


咲「じゃあ私も…」ヌギヌギ


優希「私もやるじぇ」マントファサッ


ーー



とある局


京太郎「この展開ならダマテンだな…」


小蒔「…」カッ


京太郎「…リーチ」


優希「おっ、早いじぇ」


京太郎 (あっあれ?なんでだ?)


小蒔「…」スヤァ


霞「ふふ…」スッ


京太郎「あっ、ロンです」


霞「あらら」


久「やるじゃない、一発なんて!」


和「須賀くん、久しぶりにリーチしましたね」


久「そもそもなんでダマテン気味だったのかしら?」


和「部長と対戦した鹿倉さんに影響されてだと思いますよ」


久「あー、そう言う事ね!」


初美 (姫様のお力で、少しずつ、少しずつ鹿倉胡桃の影響する事柄は薄くなるですよー)


巴 (結構えげつないよね)


ーー

285名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/28(水) 01:12:06 ID:CJlnhR1k
久「さぁて、お昼よ」


京太郎「結局あのリーチ上がりだけ…」ボロボロ


優希「ま、修行が足りんな!」


京太郎「くそう、どうせならお前にぶつけてやりたかったぜ」


咲「今日も屋上行く?」


京太郎「だな、せっかくだから小蒔さん達探すか」


春「もう屋上です…」


京太郎「えっはやっ!?」


京太郎「教えてくれてありがとうな滝見さん」ポンポン


咲「!?」


春「…///」スタスタスタ


優希「なぁにが「ありがとうな」だ!頭ポンポンしてんじゃねー!」ガブッ


京太郎「ってーーーー!!!!」



巴「え?撫でられた?」


春「」コクリ


小蒔「きっと副作用的なものかと…」


初美「ああ、スキンシップがよりオープンになるとかでしたっけ?」


霞「蠱惑的な物自体は元から持ってるみたいだから、みんな気を付けないと気をあてられちゃうわよ?」


初美「はーい」


春「…」

286名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/28(水) 02:02:16 ID:NEKs4V8c
あっこれは…(察し)

287名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/29(木) 22:25:19 ID:TmEPjN.M
小蒔「今日のご飯も美味しかったです!」


京太郎「霞さん、料理得意なんですね」


霞「そうよ、今日は普段より腕によりをかけて作ったの」


霞「それに皆で食べるご飯って、格段おいしいじゃない?」


京太郎「そうですね、確かにこの雰囲気もいいですよね」


初美「でも、何か言ってることがおばんくさいのですよー」


霞「…」


アラアラアラァ!

ウワァーーーン

288名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/29(木) 22:26:12 ID:TmEPjN.M
京太郎 (今、目が笑ってなかったぞ)


咲「ねっ、ねぇ京ちゃん!」


京太郎「ん?どした咲」


咲「あのね、私もおにぎり作ってみたんだけど…食べてくれる?」


咲「む、無理には食べなくていいよ?お腹いっぱいだったら」


京太郎「どれどれ、食わせてみ?」ヒョイム


京太郎「うん、うまい!さすが咲だ」


咲「よかったぁ…」


京太郎「ん、指に米粒ついてるぞ」パクッ


咲「ヒュッ!?」


優希「!?」


京太郎「これで取れたな」


咲「あ、あ、うん…ありがとう」


優希「……」


小蒔「京太郎はお優しいんですね?」クスクス


京太郎「あっ…」


小蒔「今、宮永さんの薬指についてたお米を食べて取ってさしあげてましたもの」


京太郎「!」


京太郎「さ、咲…すまん」


咲「…らないでよ」


咲「謝らないでよ!」ダッ


優希「あっ、咲ちゃん!」タタタッ


京太郎「お、おい!」


グイッ


小蒔「ここは追わずに、様子見する方がいいですよ、京太郎?」


春「…」コクコク


京太郎「小蒔…ちゃん、春ちゃん」


ーー

289名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/29(木) 22:30:59 ID:TmEPjN.M
優希「咲ちゃん?」


咲「優希ちゃん…」


優希「なんなんだじぇ?さっきの」


咲「さっきのって…」


優希「謝らないでよ、ってのはどう言うことなんだじぇ?」


咲「謝られたら、よくわからないでやったってことじゃん」


咲「私、さっきの嬉しかったんだ、鹿倉さんには悪いけど」


優希「咲ちゃん…」


咲「謝ったって事はさ、まだ鹿倉さん一番だって言うようなもんだよ」


咲「それに、ちょっとムカッときちゃって」


優希「間違いなく、一番は鹿倉胡桃だじぇ?」


咲「…うん」


優希「ご飯ぱくってされただけでも贅沢だじぇ、咲ちゃん」


優希「そりゃあ、望みすぎってもんだじぇ、私ならあれだけで嬉しいじぇ」


咲「あっ…ごめんね、優希ちゃんの気持ち、考えてなかった」


優希「? 怒ってなんかはないじょ、それに咲ちゃん、抜け駆けアリの約束だじぇ」


優希「だから次は私が京太郎にあつーいのもらってやるかんな!」


咲「…」ゴッ


優希「それはそれで嫌なのか…でも、それくらいじゃないと張り合いないじぇ!」


咲「ありがとね優希ちゃん、私、屋上戻るよ」


優希「ん、そうするじぇ!」

ーー

290名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/29(木) 22:40:31 ID:TmEPjN.M
宮守

塞「…考えすぎよ、考えすぎ!」


塞「むしろ今までがバカップル過ぎたんだから、ちょうど過渡期に入ってんの」


胡桃「そっか、そだよね!」


豊音「目をはらして涙ポロポロで来たときはビックリしたよー」


シロ「一緒に泣いてた…」


豊音「もーそれは言わないでよ!」


塞「あんた達の仲は、ダイヤよりも固いんだから安心しなさい!」


胡桃「うん!ありがとう塞」


豊音「でももし、何かあったらちゃんと話してね!」


胡桃「うん、もし何かあったら」


胡桃「その時は道連れにするよ」


塞 (道連れ…?)

291名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/01(土) 01:11:20 ID:YZaDAAl2
ーー


久「っと、そろそろ時間ね」


小蒔「もっと打ってたかったです〜」


霞「こんなに緊迫したのは久しぶりだったわね」 


まこ「さすがの実力じゃったな…もう疲労困憊じゃ」


優希「ぐぇあ〜お腹空いたじぇ」


春「不思議です、お昼結構食べたはずなのに」


巴「頭かなり使ったのよ、帰ったらすぐ仕度しないと」


初美「えー、今日はもう仕度とかしたくないですー、ほかべん買うですよー」


久「いいわよねほかべん、のり弁が安くて結構食べられるから」


霞「と、言うわけで、この二日間お世話になりました、清澄の皆さんと練習できてよかったわ」


久「うん!それはこっちもよ、永水とはこれからも仲良くしたいわね」


霞「それでは、また今度お会いしましょう」


京太郎「あ、暗くなってるし俺そこまで送ってきます」


まこ「すまんのぉ、頼むぞ京太郎」


霞「うふふっ、やっぱり素敵ね京太郎君、持って帰りたいくらいよ」


咲「!?」


久「あら、いつの間にそんなに仲良くなっちゃったのか・し・ら?」


咲「ぶ、部長!」


まこ「うーん、締まらんのぉ」


優希「最近まともに終わったことないじぇ」


和「ゆーきがマトモなことを…明日は雨ですか」


優希「酷いじぇのどちゃん!」


久「そう言えば、風越もどこかと合同練習してたらしいわね」


まこ「ほなら、タイミング次第で四校合同出来たかもしれんの」


和「どこなんですか?そこは」


久「えーっとね…」

292名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/01(土) 01:16:01 ID:YZaDAAl2
小蒔「この辺のほかべんわかりません…」グーキュルル


初美「とりあえず適当なお店入っちゃいましょうよー、はるるがフラッフラですよー」


春「…」


初美「お顔までなんか真っ赤ですし」


霞「そうね…京太郎君、すぐ近いお食事どころ知りません?」


京太郎「そうですね〜 この先に、結構食える店がありますよ」


霞「じゃ、そこに行きましょうか」 
  

巴「ですね」


ガラララッ


照「ハァーフゥーハッハッハッ」


霞「!?」


店員「あ、いらっしゃい…」 


京太郎「あ、ども、とりあえずボリュームあるので」


初美「ホントにたくさん食べられるんですかー?」


店員「量はねぇ、自信あるんですよ!」


小蒔「わぁー、楽しみです!」


店員「あっそうすか!」イソイソ

293名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/01(土) 01:16:33 ID:YZaDAAl2
京太郎「…照さん、照さん」コソコソ


照「…」モックモック


京太郎「ここデザートもでかいんだ…」


店員「デザートもちっちゃくないっすね…」


照「ここ気に入った…」ポワァ


店員「落ちましたねぇ、落ちた(満足げ)」


京太郎「なんで長野に?」


照「遠征、京太郎こそなんで永水と?」


京太郎「これから皆さん帰るんですけど、お腹空いたってことなのでここで食べていこっかなって」


照「…なるほど」


小蒔「うわぁ〜!スゴいですスゴいです!」


巴「ホント、食べがいありそうでしかもジャスト満腹くらい」


初美「店員さんやりますねー!」モグモグ


店員「(賛美が)気持ちいいですね」

294名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/01(土) 01:17:07 ID:YZaDAAl2
照「…今は、元気してる?」


京太郎「はい、それなりに」


照「今の彼女とは仲良くやってる?」


京太郎「…」


照「煮えきらない答え、減点」


京太郎「何の点数ですか…」


照「そう言うところ、昔から変わんないね」


京太郎「手厳しいなぁ照さんは」


照「無論、あの頃はまだお互いに…」


京太郎「照さんストップ!」


照「…ごめん、つい口が滑った」


京太郎「照さんも少し抜けてるとこは昔から変わんないですね」


照「そろそろ向こうに戻った方がいい」


京太郎「あ、今ちょっとギクッてなりましたね」


照「…」ドンッ!


京太郎「おわっととと」


霞「お知り合いだったんですか?」


京太郎「ええ、まあ」


霞「ふーん…」


霞「ところで、京太郎君は食べてないけど、いいの?」


京太郎「あっ、俺も頼んでたんだった!」


店員「遅いですね(不服)」


京太郎「すまねえ店員さん…」


小蒔「はいっ、京太郎あーん」


京太郎「おっ」パクッ


京太郎「って小蒔ちゃん!」


小蒔「えへ、一度やってみたくって」


初美「んもー姫様はオチャメなんですから」


春「…」バキッ

295名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/01(土) 01:39:59 ID:YZaDAAl2
店員「毎度あり〜」


京太郎「さて、それじゃまた駅まで送りますね」


初美「お腹いっぱいだから、のんびり歩いていくですよー」


小蒔「お腹いっぱい食べたら、なんか眠たくなって…」スヤァ


春「…」


京太郎「ううっ!?あ、頭が…」


霞「姫様が寝てから発動すると言うのも、やっかいものねぇ」


巴「さ、京太郎さん「一緒に」帰りましょうね」


京太郎「う…」フラフラ


霞「さすがに京太郎君には歩いてもらわないと、重いものねぇ」


初美「これも神様のなせる技、なのですよー」




照「…」

296名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/01(土) 08:24:12 ID:e5mM/Gbk
NKTIDKSG語録やりますねえ

297名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/02(日) 00:21:03 ID:0blApSxs
初美「この次の列車ですよー」  


巴「特急も止まらない駅だから、やっぱ暗いわね」


ファーーン


霞「あっ、この電車の次ね?」


小蒔「うふふ、もう離れるなんて出来ませんよ?」


照「…」タタタタ…


ドッ サーッ!!!


霞「えっ?」


小蒔「後ろから…人が?」


初美「そんなことより早くしないと電車のドアが!」


巴「ああっしまったっ!!」


プシューー


ガタンゴトン…ガタンゴトン

ーー



照「と、言うわけで連れてきた」


菫「今すぐに清澄へ返してこい!!!」


カン!続

298名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/02(日) 00:46:58 ID:FFWgSdgM
照ナイスゥ

299名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/02(日) 01:46:33 ID:4iGNfwjY
優しい世界

300名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/02(日) 01:57:57 ID:JzBgyTYU
凄ェ!さすが照ァ!

301名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/04(火) 00:34:55 ID:nFRPXqr2
照「帰す前に、少しだけ話をさせてほしい」


菫「駄目だと言っても聞かんだろう?」


照「ありがとう、菫」


照「行こう、京太郎」


京太郎「いいのか?」


照「いいって言われたからいい」タッタッタッ…
  

淡「ねーねー菫先輩、あの二人なんか雰囲気怪しくない?」  


菫「怪しいもなにも、終わった関係だ」


淡「ふーん…元サヤだったってこと」  


菫「照いわく、互いに恋愛を知らなかったからダメだったらしい」  


淡「それって今なら脈アリなんじゃないの?」


菫「既に彼氏側には新しい彼女がいるんだよ」


淡「テルを振るなんて、もったいない野郎だなぁー」


菫「それは同感だが、人はそれぞれだからな、口出しすると馬に蹴られて死ぬらしいぞ」


淡「なにそれ怖っ!」

302名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/04(火) 22:53:08 ID:nFRPXqr2
照「…元気してた?」


京太郎「ま、それなりに」


照「それならよかった」


照「…さっきまでの記憶はある?」


京太郎「いや、目が覚めたらこのホテルにいて…確か永水の人たちを送り届けてきた後だったような」


照「そっか」


照「…さっきも言ったけど」


京太郎「え、さっき?」


照 (店での記憶はないんだった)


照「いや、何でもないよ、彼女とは元気してる?」


京太郎「はい、仲良くしてます」   


照 (店の中でと答えが違う…いやそもそもあの時は答えてもなかった)


照 (でも何の証拠もなく動くのは愚策、ここは様子を見る)


京太郎「照さん?」


照「昔の事を思い出してただけ」


京太郎「やめてくださいよ恥ずかしい…」


照「本当に京太郎は優しかったし、私も一緒にいて楽しかった」


京太郎「言って、全然子供の時の話じゃないすか、デートもろくにしたことなかったような」


照「…キスはしたのに」


京太郎「お、覚えてるんですね」


京太郎 (記憶力はんぱねえ…)


照「…」ペタッペタッ


照「今の彼女も小さいんだっけ…」


京太郎「?」

ーー



胡桃「へっぶしゃーーーい!!!」

303名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/05(水) 10:09:09 ID:F8Nnivhc
胡桃ちゃんかわいい

304名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/06(木) 00:04:00 ID:EvU8LDhc
照「京太郎、彼女…いや、鹿倉胡桃との付き合いは楽しい…?」


京太郎「えっ、なんで急に」


照「いいから、正直に答えて…」キィィィイン
  

京太郎「!」ビクッ


京太郎 (あれは本気の目だ…)


京太郎「昨日、ちょっとごたごたしまして、俺が…怒鳴っちゃって」


照「そっか、ねえ京太郎」


京太郎「?」


照「きっと鹿倉胡桃はそんなに怒ってないと思う、だから気にやまない方がいい」


京太郎「照さんにわかるんですか?」


照「京太郎を好きになる者どうし、きっと通じる部分があるから」


照「だから…今度はちゃんと手を握ってやっていて欲しい、私の分まで」  


京太郎「照さん…」


照「ごめん、本題に入る」


照「京太郎、もし今度記憶が消えるような事があったら相談して、私もその頃には確証を得ているから」


京太郎「確証?」


照「今は話せない、それより迎えが来た」


咲「京ちゃん!なんでこんな遠くまで来ちゃったの!」


照「咲、あんまり責めないであげてほしい」


咲「…うん、わかった、お姉ちゃんがそう言うなら」


咲「それじゃあ帰るよ京ちゃん!お姉ちゃんもまた今度」


照「うん、またね咲」フリフリ


照 (今は確かに彼女ではない)


照 (それでも私は、あの笑顔を守りたいから)


照 (それが報われないとしても、京太郎のために京太郎を助ける)

305名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/06(木) 00:17:37 ID:QLZscFYQ
照は仮面ライダーかなにか?

306名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/06(木) 00:17:48 ID:EvU8LDhc
ーー

京太郎「電話してみっかぁ」


胡桃「あっ、京太郎!!」


京太郎「おう胡桃、昨日は…」


胡桃「よかった…電話かけてくれて」


京太郎「胡桃…」


胡桃「京太郎も疲れてる日はあるよね、ごめん!」


京太郎「いや、俺こそ昨日は悪かった」


胡桃「んーん、いいの!京太郎が電話して、声を聞かせてくれたただけで私嬉しいから!」


胡桃「でもこれからは、少し控えるよ」


京太郎「いやいいんだ、これからも」


胡桃「いいよ!無理しないで!」


京太郎「無理とかじゃなくて本当に」


胡桃「いいのっ!!!」


胡桃「私、少しベタベタし過ぎたと思ってるから、ね?」  


胡桃「あ、もうこんな時間だね!」


胡桃「それじゃ、おやすみ!」ガチャ!


京太郎「胡桃……」

307名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/07(金) 01:44:00 ID:NXMSqm8Q
胡桃「今の、昨日の当て付けみたいだったじゃん私!」


胡桃「でも、なに話していいかもわかんなかったから切るしかなかったよ…」


胡桃「今は1:41か…早く寝ないと明日に差し支えちゃうよ」


胡桃「明日も塞に相談しよう、うん、塞ならきっといい考えを出してくれるからね!」


胡桃「だから、寝ないと…うん、寝なきゃ」


胡桃「…眠れないよ、今からでも謝りたいよ」


胡桃「クリスマス…楽しくやりたいもんね」

308名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/07(金) 05:52:53 ID:W5BFz1fI
お願いだから曇らないで…

309名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/07(金) 22:50:08 ID:Xgg1xnQ.
翌日

塞「んで?私に何を期待してるんだい?」


胡桃「塞なら、こんな時どうする?」


塞「…それを聞いても何の解決にもならないよ、胡桃は京太郎と向き合うべきなんだから」


塞「私に向かって話すのは壁に向かって話すようなものだよ」


胡桃「塞…」


塞「泣き言を言っても始まらないんだから、まずどうしてこじれちゃったのかとか思い返してみなよ」


胡桃「思い当たらないんだよっ!!!!」


塞「!?」ビクッ


胡桃「京太郎は電話するの楽しいって言ってくれてたよ、嘘じゃないよ!」


胡桃「こないだの京太郎は確かに疲れたようだったけどでも…でも!」


胡桃「何かが噛み合わないの、もっと大きな何かを隠してるんじゃないかって」


胡桃「例えば、そう…他の」


塞「それはだめ」


塞「それを口にしたら本当にダメになる、亀裂で済まなくなるよ」


胡桃「そんな事わかってる…」ギリッ


塞 (よっぽどキツいんだな、胡桃…)


塞「なら、会いに行ってしまえばいいよ」


塞「クリスマスまで我慢?正直にこう言えばいいじゃん」


塞「私は京太郎と会えないと寂しくて死んじゃうって」


塞「私は京太郎じゃないから、どんな風にすればいいかはわかんないけど、少なくとも今の胡桃が辛くて辛くて、こんなんなってるってのは知ってるよ」


胡桃「塞…」

310名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/07(金) 22:54:00 ID:iNXHC07I
悲しいなぁ

311名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/07(金) 23:01:08 ID:Xgg1xnQ.
塞「明日、電話しなよ、会いたいって電話」


胡桃「いいのかな…約束したのに」


塞「そこを押し通して「もぉ〜仕方ないなぁ」ってなるようなのがあんたらでしょ?お互いに」


塞「いわゆるバカップル、違う?」


胡桃「ち、違わないよ!」


胡桃「少なくとも私は、そう思ってるから」


塞「なら答えはひとつよね?頑張りなさい」


胡桃「ありがとう、塞」


塞「あーあ、ほっとこうと思ったのに結局面倒見ちゃったわ」


シロ「…最初っから真剣だったよね」


塞「うわぁ!?シロ!」


胡桃「居たんなら言ってよ!」


シロ「ダルい…」


胡桃「ようし、とにかく明日は勝負の時だ、自分でしっかりと京太郎を確かめる!」


塞「おー、頑張りなー」

312名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/07(金) 23:10:47 ID:Xgg1xnQ.
翌日

清澄

高久田「おーい京太郎」


京太郎「ん、どうした?」


高久田「わりぃ、こないだ借りたCDの有りかがわかんなくなっちまってさ」


京太郎「はぁ!?」


高久田「ほんと不思議なんだ、急に…とにかく、帰ったら探して、見つかったら電話するよ」


京太郎「ったく、しゃーねーな」


咲「何の話?」


京太郎「おお、咲聞いてくれよ、誠のヤツが」


高久田「勘弁してくれよ…」

ーー

  

久「いやぁこないだの交流試合はよかったわね」


優希「またやりたいじぇ〜」


和「ええ、とても参考になりましたからね」


まこ「そう言えば咲はどうしたんじゃ?」


優希「咲ちゃんなら掃除当番やってるじぇ、京太郎も」


久「そ、まあもう少ししたら来るでしょ」

313名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/07(金) 23:38:11 ID:Xgg1xnQ.
京太郎「咲と掃除当番やるのは久しぶりだな」


咲「そうだねっ」サッサッ


京太郎「こないだ照さんに会った時、ちゃんと話できてたな」


咲「あれはー…京ちゃんのお陰だよ」


京太郎「えっ、俺っ?」


咲「うん、たぶん二人っきりなら駄目だったよ、間に京ちゃんが居てくれたから、安心してられたんだもん」


咲「京ちゃんはいつでも私にきっかけをくれるんだよっ?」ニコッ


京太郎「そっか?まあ咲はもっと気持ちを前に出していいと思うぜ」グシャグシャ


咲「んもーっ、髪の毛ぐしゃぐしゃにしないでよ京ちゃん!」


京太郎「そうそう、こんな感じにさ」


咲「今のだって、きっかけってか原因は京ちゃんじゃん!」ポカポカ


京太郎「あっははは…はぁ」


咲「どうしたの?」


京太郎「いや実は…咲ならいっか」


京太郎「実はさ、ちょっと女の子とこじれちゃってさ…」


咲「………知り合い?」


京太郎「ああ、まあ」


咲「もしかして、こないだの鹿倉さん?」


京太郎「そっか、咲は一度電話で話してんだったな、その胡桃だよ」


京太郎「最近会ってないし、それもあってかポロっと愚痴みたいなのをこぼしちまってよ、それが糸ひいてな」


咲「大変だね…私でよかったら力を貸すよ?一緒に考えよう!」


咲「一応私だって女の子だし、わかることもあるかも…」


京太郎「それは助かるぜ、感謝するよ咲」


クラッ


京太郎 (あれっ、なんだか目眩が…)

314名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/07(金) 23:51:31 ID:Xgg1xnQ.
咲「きょっ、京ちゃ」


咲 (急にもたれ掛かって来たっ!?)


咲「おも、重いよ…」


ズリッ


咲「あっ!」ズテーーン


ドック、ドック、ドックドックドック…


京太郎 (なんだこの音…?)

京太郎「それに、頬になんか柔らかいのが…柔らかい?」


京太郎「まさか」ガバッ


咲「…えっち」


京太郎「わっ、悪気は」


咲 (わかってるよ、急にクラクラしだしたんだもん)


咲 (やっぱり、京ちゃんは私にきっかけをくれるんだね)


咲「えっちな京ちゃん、このまんま叫んじゃおうか」ヒソヒソ


京太郎「ぐえっ!」


咲「優希ちゃんに和ちゃんがこの状況を見たら大変だよね」 


京太郎「ぐぬぬっ…」


咲「取り引きしよう」


咲「今度、駅前通りでパフェを奢って?」

315名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/08(土) 00:27:00 ID:37iAIquY
京太郎「そ、それで許してもらえるなら」


咲「決まりっ!今度の日曜だよっ?駅前通り」


京太郎「わかった、OK咲さん、だからその」


咲「?」


京太郎「乱れてる服を早く元に戻してもらっても…」


咲「!」ガバッ!


咲「…見た?ブラ」


京太郎 「ああ…」(顔が青ざめてる…)


咲「パフェ、いっこ追加ね」


京太郎「理不尽…!」


咲「後片付けもお願いしちゃおっかなー」


京太郎「へいへーい」ガタガタッ


コイルオトコノユクエハー


咲「ん?電話?」


京太郎「あー誠だろ、今朝のCDの件、咲出て内容聞いてくれ」


咲「う、うん」


咲「あ、高久田君?」


「!?」

316名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/08(土) 22:31:14 ID:37iAIquY
胡桃「また…あなた?」


咲「それはこっちの台詞かな、鹿倉さん」
 

胡桃「とにかく、京太郎と変わって?」


咲「京ちゃん今、忙しいから無理です」


咲「連絡してくれたことは伝えておきますから」


胡桃「内容聞いてないよね?」


胡桃「私、京太郎に近々会いに行くの」


咲「…それっていつですか?」


胡桃「今度の日曜」


咲「…わかりました、伝えておきます」


胡桃「…そう、ありがとね」


ガチャ


京太郎「おう、高久田なんだって?」


咲「…間違い電話だったよ、何でもない」ピッピッピッ


→履歴を消去しますか?

ピッ

317名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/08(土) 22:41:58 ID:37iAIquY
咲 (イケないな、私)


咲「うふふっ、京ちゃんが悪いんだからね?」


京太郎「?」


咲「さっ、部活行こっ?」


京太郎「うん、そうすっか」


京太郎 (やっぱ根に持ってっか…咲よ)

ーー


永水


小蒔「…なんだか、思いも知らない方向に神様が動いてるような気がします」


霞「神様って降ろしてからは基本自由なもんよ、でも当初の目的通り、鹿倉さんとはギクシャクになってるっぽいわよ?」


初美「私達には見えないから、何とか姫様が最低限抑えてほしいのですよ」


巴「どんな指示してるの?」


初美「ガンガンいこうぜ、貞操を大事に、とかですよ」


巴「ゲーム感覚…」

318名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/09(日) 23:18:46 ID:JtKhtZRs
ーー


咲「さっ、京ちゃん出掛けるよー?」


京太郎「あいあーい」


咲「財布の中身は大丈夫かな?」


京太郎「うへえ、怖いなぁ」


咲「京ちゃん、寒いから腕を借りていいかな?」ギュッ


京太郎「お、おう…別に構わねえけど」


京太郎「珍しいな、いつも赤っ鼻にしてからマフラー借りるのに」


咲「いいでしょっ?たまにはこんな風に近づいて暖をとってもさ?幼なじみなんだし」


京太郎「そ、そうだよな、幼なじみだしな!」


京太郎 (とは言ったものの、やっぱり意識しちまうなあ…)


京太郎「…」ジーッ


咲「?」


京太郎 (よく見ると、顔つきも女性って感じに…いやまて、まて!!)


京太郎 (俺は何を考えてるんだ!?胡桃がいるってのに)


咲「京ちゃん?」


京太郎「ん、ああ、何でもないよ、それじゃ駅前通り行くか」

319名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/09(日) 23:25:34 ID:JtKhtZRs
咲「このパフェおいしぃ〜♪噂のYミルク入りパフェ、一度食べてみたかったんだよね〜」


京太郎「母親の味がする家庭的なパフェってなんだ…って思ったけど、うまそうならよかった」


咲「ま、その分お値段も張るけどね」パクパク


京太郎「くそっ!俺は一番安いクレープだってのに…」


咲「それじゃ、分けたげるよ」


咲「はいっ、アーーン?」


京太郎「わっ、ちょっ!」パクッ


京太郎「う、うめぇ」


咲「ね?美味しいよね」パクパク


京太郎「だからそんながっつくな!味わって食え!」


咲「はーい」

320名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/09(日) 23:43:07 ID:JtKhtZRs
咲「あー美味しかったぁ、ごちそうさま京ちゃん」


京太郎「咲は膨らまないんだな」


咲「へ?」


京太郎「いや何でもない……ブフォ!」


京太郎 (今日帰ったら胡桃に話してやろ)


咲「腹ごなしがてら、少し散歩しよっか」


咲「昔よく一緒に遊んだ公園がすぐ近くにあるよ」


京太郎「懐かしいな、行ってみるか」


ーー



京太郎「全く変わってないなぁ!」


咲「私たちはおっきくなっちゃったから、ブランコとか足がついちゃうね」キコキコ


京太郎「ひひひ、昔は勢いつけすぎてずっこけて、泣いてたもんな」キコキコ


咲「そんなことばっかりは覚えてて!」ポカポカ


京太郎「あーっててて!くのやろー!」グリグリ


咲「こう言うとこも変わんないよね!」


トコトコ…   


子供A「お姉ちゃん達だぁれ?」
 


京太郎「あっ、ここ使うのか?」


咲「ごめんね、すぐ降りるから」


子供B「しってんぜー!姉ちゃんと兄ちゃんはカップルー!」


京太郎「!?」


子供A「えー違うよ?カップルってのはキスするって言ってたし!」


子供C「そっかー、違うんだね」


京太郎「はっはっは、最近の子供はませてんなぁ、なあ咲…」


ソッ…


咲「そだよ、お姉ちゃん達はカップル!」


子供A「んわー!スゲー!初めてみた!」


京太郎「咲お前っ!?」


咲「ほっぺだからセーフセーフっ、どうせ子供たちと…」


咲「鹿倉さんしか見てないよ」


京太郎「胡桃っ!?」


胡桃「…京太郎」


カン!続

321名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/09(日) 23:45:29 ID:.CDfcFso
あーあやっちゃった

322名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/10(月) 07:11:51 ID:5pEFLVnc
こんな寒い時期は胡桃をだき枕にして眠りたいですね、最初冷えた体に文句言ってきながらも段々と仕方ないなぁって折れてくれて、いい香りだなあとか言って照れさせたり、抱き締めてることで恥ずかしさから顔を真っ赤にしてほしい

323名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/11(火) 07:20:13 ID:M4dVK7LU
ホントに寒いので、お願いいたしますもふもふさせてくださいと頼み込んで
暖をとりたいですね
胡桃は暖かいことを気にしてて「体があったかいと心は冷たい」みたいなこと言い出すんですけど
そんなことはないとより強く抱き締めてあげる

324名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/11(火) 21:48:22 ID:VhOFdE8s
胡桃「宮永咲…こうやって会うのは初めてだね」


咲「どうも、鹿倉さん」ペコリ


京太郎「……」ダラダラ


子供ら「退散するし…」


胡桃「嘘ついたんだ、この際どっちがなんてどうでもいいかな」


胡桃「京太郎がその子と楽しそうにデートしてたってのは見てたから」


京太郎「待ってくれ、胡桃、これは」


胡桃「言い訳なんか聞きたくない」


胡桃「少し会わないうちに、こんなことしちゃうんだ」スタスタスタ


京太郎「だから、誤解だって」


バチーーーーン…


胡桃「寂しくて会いに来た私、バカみたいじゃん、京太郎はこんなに楽しそうなんだから」


胡桃「帰るよ、ごめんね邪魔して」ダッ


京太郎「待てって胡桃!!」

ガッシ


京太郎「離せ咲!早く追わないと!」


咲「ほんの、意趣返しだよ」


咲「京ちゃん達がホテルに行ったときみたいにね」


京太郎「お前、居たのかあの日…!」


咲「別に京ちゃんが鹿倉さんを好きでもいいよ」


咲「だから、私の事も見てほしいって」


咲「だから、だから」ポロポロ


咲「今は追わないで…一緒にいて」


咲「私の足じゃ京ちゃんに追い付けないよ」

325名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/11(火) 22:05:40 ID:VhOFdE8s
咲の腕なんて、簡単に振り払える、そう思ってた

でも、なぜかしがみつかれてる右腕をかかげることが出来なくて、不思議な感覚に襲われ、昔の事を思い出している

小さい頃の咲は今よりずっと歩くのが遅くて、少し走ってしまえば、追い付こうとしてこけて泣いてしまう、そうなると中々泣き止まない、今の咲も、置いてったらこけて、泣いてしまうんだろうか

ふとこんなことを思ってしまったから、俺はまたブランコに座って動けなくなる

326名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/11(火) 22:18:18 ID:M4dVK7LU
咲「…京ちゃん?」


京太郎「あの日、見てたんなら」


京太郎「公園の後どこに行ったか覚えてるか?」


咲「……!」


京太郎「…あっ悪い、忘れろ」


咲「いいよ」


咲「京ちゃんいつも真面目なんだから、一日くらいワルになったって、きっと神様は許してくれるよ」


咲「そう、今夜くらい…」

327名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/11(火) 22:35:21 ID:M4dVK7LU
京太郎「…頭んなかが「のっちまえのっちまえ」って」


京太郎「最近どうも調子がおかしんだ…」


京太郎「けれどどうしてもダメだ咲」


京太郎「確かに俺は足を止めた、最低だ」


京太郎「それでもダメだ、この一線だけは許すなと心が言う」


京太郎「わりぃな、お前なりに色々と考えがあるんだろうけど」


咲「…この後どうするの?」


咲「鹿倉さんにも、私にも歩みを止めて、一人になるの?」


京太郎「まだわかんない、どうしたらいいかなんて、だがここで俺がすべきなのは」 


京太郎「さっさと家に帰って寝ることだ」


咲「…申し開きもしないの?」  


京太郎「明日は明日の風が吹くさ、今はどうしようもないし」    
  

京太郎「じゃあな咲、今日は面白かったぜ」    

咲「…もう、次は戻ってきてくれないんだね」  


京太郎「走らないから、追いかけてこいよ」  


咲「そだね、ちょっと急に追っかけすぎたよ、またもう一度ゆっくり京ちゃんに近寄ってみる」


咲「…」


咲「ごめん、ね…」


京太郎「いいよ」


カン!続

328名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/11(火) 22:44:02 ID:M4dVK7LU
胡桃には幸せでいてほしいですね

329名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/11(火) 22:50:29 ID:M4dVK7LU
番外へ

とある日


胡桃「京太郎って、背が高いわりになんか柔らかいよね」モニモニ


京太郎「ほっぺたなんて誰でも柔らかいだろ」モチモチ


胡桃「ぐぇー」


京太郎「そういう胡桃は、お腹柔らかいよな」スリスリ


胡桃「!?」


京太郎 (あっあれ、何も言ってこない…)スリスリ


京太郎「…」スリスリ


胡桃 (京太郎の手で撫でられるの、好きだな…)


ぷに


京太郎「あっ」


胡桃「どどぉ、どこ触ってるの!変態!!」バッチーーン!!


京太郎「いってーーーっ!!!!ごめんなさい!」  


エイスリン「ナカヨシ!」


豊音「ねーねー、シロのお腹さすっていい?」


シロ「なんで…?」

330名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/11(火) 23:05:23 ID:M4dVK7LU
番外へ2

塞「ねえねえ、京太郎君って胡桃のこと可愛いと思ってるの?綺麗と思ってるの?」


京太郎「どっちもですね」


塞「へー?」


京太郎「まつげ長くて整ってますし、目は大きくて真ん丸で、服装もデートの時はわりと私服凝ってますし、それに…」


塞「京太郎君、ストップストップ、後ろ見て後ろ」


胡桃「…」プシューーー!


胡桃「何よ!京太郎だってガタイよくてさ顔も整っててスポーツも出来てデートの時はエスコート上手なくせに!」


京太郎「んだとぉ?リップクリーム塗ってるとき伏し目がちにしてる顔がとても可愛い胡桃め!」 

胡桃「ずっと見られるとそっぽ向いちゃうくらい満点の笑顔の京太郎に言われたくないよ!」


塞「やめーーっ!どんな喧嘩してんの!?むしろ喧嘩なの!?ノロケなの!?」 


胡桃 京太郎「「両方」」


塞「爆発しなさいよあんたら」

331名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/11(火) 23:59:29 ID:M4dVK7LU
番外へ3

胡桃「なんで私によくご飯をおごってくれるの?」


京太郎「もうちょい肉がついたらいいなあって」


胡桃「理由をもう少し包み隠そうよ」


京太郎「ほら肉食べろ肉」


胡桃「むぐぐむぐぐ」


京太郎「しかしここまで肉がつかないと、そういう体質なのかもしれないな」


胡桃「そだね、私太りにくいの!」


京太郎「そっかー…それじゃ仕方ないな」


胡桃「残念でしたーはい、あーん」


京太郎「しゃーねーな…あーん」


店員「(店の中でいちゃつくのは)あっ待ってもらって…」


ーー



胡桃「111.112.113…」グイッグイッ


塞「京太郎君は知らない、食べた翌日からの胡桃の涙ぐましい姿を」


豊音「愛だねー?」


シロ「食べなきゃいいのに…」

332名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/13(木) 00:35:09 ID:QRuF08qI
翌日

京太郎「さて、とりあえず…」


京太郎「電話してみっかな、着拒されてるだろうけ…おっ?」


胡桃「まさかほんと電話してくるって…バカじゃないかな京太郎」


京太郎「胡桃?なんで着拒にしてなかったんだ」


胡桃「ま、色々あって」


ーー



塞「そんな見え透けた罠に引っ掛かって、どうすんの!」


塞「京太郎君も京太郎君だけど有無を言わさずその場を立ち去ったあんたもよっぽど悪いよ!」


塞「私も京太郎君のケー番持ってるからね?もし胡桃が着拒したら私が無理矢理にでも繋ぐ!」


塞「わかったか!わかったね!?」


胡桃「わかったから、泣かないでよ塞…」


塞「京太郎君も、次ここに来たらお仕置きする…」

333名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/13(木) 00:49:21 ID:GH0J0NJI
塞さんのお仕置きとか興奮する

334名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/13(木) 06:58:44 ID:MQRnvb2s
興奮してきたな

335名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/13(木) 23:24:06 ID:QRuF08qI
京太郎「それで、昨日は悪かった…」


胡桃「何が悪かったかわかってないでしょ?」


京太郎「っ!それは…」


胡桃「はーーっ……やっぱり京太郎からじゃなかったんだね」


胡桃「あの場ではついかっとなったけど、そうだよね」


胡桃「宮永咲からなんだよね」


京太郎「…俺にはなんとも言えない」


胡桃「そっか、どうして?」


京太郎「こないだの電話と言い、なんか俺は最近よくわからない感覚になることがあるんだ…」


京太郎「記憶が抜けてたことも…あっ」


京太郎「まあこれは聞き流してくれ、言い訳にしかならないから」


胡桃「……気になるな」


胡桃「一度、塞に覗いてもらう?」


胡桃「お仕置きついでに」


京太郎「そうだな…お仕置き?」


胡桃「うん、お仕置き」


胡桃「今回はそれで、許したげるっ!」


胡桃「私、京太郎よりお姉ちゃんだからねっ」


胡桃「姉は弟に寛大なのよ!」


京太郎「…あんなことした俺を許してくれてありがとうな、胡桃」


胡桃「会えなくなる方が、喧嘩しながらでも一緒にいるより辛いんだ」


胡桃「惚れた弱味かな!」


胡桃「だからもう、気にしないで?」


京太郎「お、おう…」

336名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/13(木) 23:31:19 ID:QRuF08qI
胡桃「それに、ずっとモヤモヤっとした感じの雰囲気が続いてたから、今回のでそれがスッと晴れて、素直に話せるようになったし」


京太郎「そうだな、こないだからどうも歯車が噛み合ってなかったもんな…」


胡桃「もしかして、あの電話したときも不思議な感覚になってた?」


胡桃「疑わないから話してみて」


京太郎「ああ…確かに一瞬何かにぶつかられたような感覚がした」


胡桃「うん、やっぱり今度の休みはこっちに来て、塞にモノクルで覗いてもらおう」


京太郎「あれ、壊れてるって言ってなかったか?」


胡桃「割れただけだから大丈夫だと思う」


胡桃「何度も言うけど、直々のお仕置きが待ってるからね♥️」


京太郎「満を持してお受けいたします…」


胡桃「よし!それじゃあまた、次の週にね」


京太郎「わかった、んじゃおやすみ」


胡桃「あっ、待って待って!」


胡桃「…好きだから!好き!」


胡桃「愛してるから!京太郎っ!」

337名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/16(日) 01:08:27 ID:JPD2Yfq2

京太郎「そんな風に言われたら…なんと言うか、申し訳ないなぁ…」


京太郎「何が理由としても俺は…」


京太郎「とにかく、向こうに行かないとはじまんねえや」


ーー


当日


塞「いったーいお仕置きしてあげる♪」


京太郎「ど、どんな…」


塞「ふふふ…」ジリ…ジリ…


京太郎「や、やめっ」


アーーーーッ!!!!

338名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/19(水) 02:02:02 ID:yKsA5mvo
胡桃ちゃん一途で可愛くてすき

339名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/19(水) 02:03:41 ID:.G8eL/VE
京太郎「…」ヘロヘロ


胡桃「ちょっとやり過ぎかな」


塞「いやあ反省反省、でも今のでわかったよ、モノクルで覗いたら確かにこう…なんとも言えない感覚が出てきたというか…前にも似たようなのを見たような?」


京太郎「前にも?」


塞「そう、確か全国で…うん」


塞「薄墨初美から感じたような気配」


塞「試しに塞いでみたけどどう?何か変わった?」


京太郎「うっ…体が何か重くなったような」


胡桃「大丈夫京太郎!?」


塞「おもいっきり何かに憑かれてるよこれ」


塞「どすんの胡桃?私もずっと見つめてるわけにはいかないし」


胡桃「どうするったって、お祓いとか?」


??「そんなものじゃどうしようもない…」


京太郎「!?誰だ!」


??「私は陰ながらに君を支えている謎の…」


豊音「お話終わったー?おやつもってきたよ?」


グーーーキュルルルルルルル……


京太郎「…照さんか」

340名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/21(金) 01:21:15 ID:PSyCtQfQ
??「ちがう、宮永照は東京にいるからわざわざこんなところにまで来ない」モックモック


鹿倉「ドアの後ろで豊音からおやつもらってるみたいだね」


京太郎「じゃあ、誰なんだ?」


??「私は………謎の美少女仮面」バサッ!!


京太郎「!!!!」


鹿倉 (白い付け髭にサングラス、赤マント!?)


塞「…っ!…っ!」バンバン


豊音「わぁー、美少女仮面さんだー!」


美少女仮面「…これは私の意思ではない」


塞「ひーっ!ひーっ!!」


美少女仮面「決して宮永照ではない」フルフル


鹿倉 (泣きそうになってるよ)


京太郎 (まずい、乗ってやらないと)


京太郎「わ、わかったよ美少女仮面さん…」


美少女仮面「…さすが京太郎、話が早い」グスッ


豊音「大丈夫?ティッシュでかむ?」


美少女仮面「ありがとう…」チーン

341名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/21(金) 01:23:00 ID:PSyCtQfQ
美少女仮面「話の続きをする」


鹿倉 (あくまでこの体を貫くつもりだ!!)


美少女仮面「私が独自に調べあげた結果京太郎、君の体にはとてつもない脅威、混乱の元となる存在がとりついている」


美少女仮面「とっても普通には取り払えない」


塞「それで?美少女仮面…さんはどうしたらいいか知ってるの?」


鹿倉「そうだよ、それが知りたいの!」


美少女仮面「祓うには、これを引っ付けた張本人たちに会わないといけない」


鹿倉「会わないとどうなるの?」


美少女仮面「だんだんと影響が強まってる、やがて自ずと仕掛人の方へ向かっていくようになってしまう」


豊音「そ、そしたらきょーたろー君と胡桃が会えなくなっちゃうの!?」


美少女仮面「…」コクリ


豊音「わぁーん!そんなのやだよ、せっかく仲直りしたのに!」


美少女仮面「私も、そんな風にされる彼は…京太郎は見たくない」



美少女仮面「でも、これを外部からは干渉することができない」


京太郎「なんだって!?」


塞「…辛いわね」


美少女仮面「察してくれた?」


塞「つまりは、京太郎君が自分で追い出すしかないのよ、一度完全に落ちきった後に」


胡桃「やっぱ、そうなるよね」


胡桃「私としては荒縄で縛って、ずっと一緒に居てでももう離したくないんだけど」キュッ 


美少女仮面「怖い」


京太郎「ち、ちなみにその本拠ってのはどこなんだ?」


美少女仮面「…鹿児島、永水女子の面々」


京太郎「えっ!?そんなバカな!」


美少女仮面「有珠山の獅子原爽も疑ったけど、接点は無かったから除外した」


京太郎「まさかあの人たちが…」


京太郎「でも、そうすると時期にもつじつまが合う…」


豊音「だったら早く行って、やめてよーって言わないと!」


胡桃「はーーーーーっ…」

342名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/21(金) 01:24:10 ID:PSyCtQfQ
豊音「く、胡桃?」


胡桃「京太郎を信じて送り出してやりたいところなんだけど、前の事もあるし、不安!」


塞「押しに弱いのよねー京太郎君」


胡桃「違う、可愛い女の子のお願いが断れないだけ」


京太郎「言い返せないぜ…」


豊音「そこは言い返してほしかったなー」


シロ「…ついてけば?」


胡桃「シロ!」


塞「そうよね、変装でもすれば」


胡桃「でも、警戒されるだろうなぁ」


京太郎「…男装したらどうだ?」


美少女仮面「名案」


塞「あっ!そっか!バレる心配がないんだ!」


胡桃「…」ペタンペタン


胡桃「ハッ、そうだね」


豊音「なんか怖いよぉ…」


塞「付いていけるってのがわかってしまったのが嬉しさと悲しさでごちゃ混ぜになってるのよ」


塞「とにかく、京太郎君は何かまた違和感を生じたらすぐにメールをすること、そしたら胡桃を送り込むから」


美少女仮面「私は、影ながらに応援している…男装が出来ないから」


京太郎「えっ」


美少女仮面「…」ゴゴゴゴ


京太郎「出来ませんね」


塞「それじゃ、何か動くまではいつも通りってことで解散しましょ、もう夕方よ?」


豊音「うわぁ、もうこんな時間だったんだ」


塞「豊音は美少女仮面さんを送ってあげて?」


豊音「はいはーい!行こっ?」

343名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/21(金) 01:24:41 ID:PSyCtQfQ
美少女仮面「うん」


美少女仮面「京太郎、最後の最後は京太郎自身で打ち破らなくちゃいけない、頑張って」


京太郎「…はい、ありがとうございました、今度お菓子の詰め合わせ送っておきますね」


美少女仮面「!!!!」


豊音「スッゴい嬉しそうー」


美少女仮面「それじゃあ、また、お菓子は必ず送ること」スタスタ…


胡桃「行っちゃったね、宮永照」


京太郎「ああ、豪華な菓子を送ってやらないとな」


塞「京太郎君、宮永照も言ってたけど、胡桃がそばに居るってだけで、結局は京太郎君が頑張ることだからね、負けたら許さないよ?」


京太郎「塞さんもありがとうございました、胡桃との件についてはホントに塞さんが居なかったらどうなってたか…」


塞「いいのよ、昔馴染みの悲しむ顔は誰でも見たくないでしょ?」


塞「ね?京太郎君」パチッ


京太郎「…ですね」


塞「さっ、京太郎君と積もる話もあるでしょう?送りながら話しなさいよ胡桃」


胡桃「わかってるよっ!いこ、京太郎」

344名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/21(金) 01:25:26 ID:PSyCtQfQ
胡桃「塞のお仕置き、きつかった?」


京太郎「スゴかったぜ…」

「ほーら、まだだめよ?」
「もっと強くしてほしい?仕方ないなぁ」
「気持ちよくなっちゃ意味無いでしょ?めっ♥️」


胡桃「凄惨としてるね」


京太郎「夢にも出てきそうだぜ…」


胡桃「なんかそれ聞いたら、もう許しちゃえるよ…」


胡桃「あ、一つだけ私からも罰!」


京太郎「どんなのなんだ?」


胡桃「腕出して」


京太郎「肩パンか?」


胡桃「えいっ!」ガブッ!!ガブッ!!


京太郎「ってー!!!」


胡桃「型を付けたかったから、強く噛んだよ!」


胡桃「血ってホントに変な味なんだね」


京太郎「いったいなんで…」


胡桃「その腕の型を見て、次あんな風になりそうになった時は私を思い出させるため」


胡桃「やっぱり京太郎優しいし、その場にいる人の方優先しちゃいそうだから」


京太郎「そう言うことか」


胡桃「これで負けないよね、京太郎」


京太郎「任せてくれ、こんな痛い思いしたからには、今度は絶対胡桃を真っ先に思い浮かべるぜ」


胡桃「うん!約束だからね!」 

カン!続

345名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/22(土) 17:15:36 ID:n.ohSYM2
勝利フラグにも敗北フラグにも見える

346名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:20:26 ID:0jwC.tbo
胡桃「神様神様、もし本当に神様がいるのなら」


胡桃「明日のクリスマスは京太郎とちゃんと会わせてください」


塞「そんな祈らなくても大丈夫じゃないの?」


胡桃「いや、不安だよやっぱり…」


塞「宮永咲の事?」


胡桃「うん、京太郎の手前あえて触れなかったけど」 


胡桃「私すごく怒ってるよ!」プンスコ!プンスコ!


塞「あーはいはい、実はそんな胡桃にお話が」


胡桃「?」


塞「宮永咲、これから来るってさ」


胡桃「最近岩手と長野を佐賀長崎の感覚で来てるんじゃないかなみんな」

347名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 01:58:15 ID:71HDREho
茅野駅→宮守駅って6時間以上かかるんですね…
咲は一人で来れるのか

348名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/25(火) 22:57:20 ID:ke0Xg6Bs
咲「…」


京太郎「…」


胡桃「…」


塞「迷子になって駅で立ち往生してた宮永ちゃんを?拾ってきたと」


京太郎「はい」


胡桃「バカみたい!」


塞「え、どっちが?」


胡桃「どっちもどっちも…どっちもどっちも!!」

349名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/25(火) 23:55:07 ID:ke0Xg6Bs
胡桃「せっかくのクリスマスなんだけどな、宮永咲」


咲「そうですね、何かされるおつもりだったんですか?」


胡桃「それってあなたに話すことかな?」


咲「話せないようなことを京ちゃんにするつもりなんですか?」


胡桃「そんなの私の勝手じゃないかな」


咲「一応、まだ学生なんですよ?」


胡桃「…」ピキッ


咲「…」ニコッ


塞「京太郎君、何とか出来ない?」


京太郎「うーん……」

350名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/25(火) 23:58:18 ID:Iuev2kqE
クリスマス回やったぜ。

351名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/26(水) 00:14:49 ID:h1LmhOWM
クリスマス終わったけど
他の国ではまだクリスマスかもしれないので続きます


京太郎「そこまでにしとけよ咲」ポンッ


咲「うえっ」


京太郎「三人で楽しめば…とか言ったら後ろから塞さんに狙われそうだな」


塞「うん、縛るよ」


京太郎「と言うことでだな、咲、わりぃ」


咲「…」フルフル


胡桃 (まあ、私が同じ立場でも引かないな)  


胡桃「いいよ、3人でも」


京太郎「胡桃!?」  


胡桃「せっかく宮守まで来たんだし、私はいいよ」


胡桃「別にいいよね?塞」


塞「まあ、胡桃本人がいいんなら…」


胡桃「でも、初詣は譲ってよね」


咲「それは、約束します」  


咲「! まさか最初からこれを…」
 

胡桃「さぁ?どうかな」ニコッ
 

咲「…」ピキッ

352名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/26(水) 00:42:52 ID:h1LmhOWM
胡桃「さあて、3人でケーキでも食べようよ」


塞「あっ、私すでにノーカウント…」


胡桃「ごめん塞、このケーキは三人前なの」
 

塞「嘘をつけェー!!いいもん!帰るわよ!」


ーー



胡桃「はい、あーーん」


咲「ほら京ちゃん、あーん」


京太郎「ふごふがふっふが」モゴゴゴ


咲「鹿倉さん、京ちゃん苦しがってますよ?」


胡桃「宮永咲、あなたがスプーンをどかせばいいんじゃない?」


京太郎 (誰でもいいからどかしてくれ…!)


胡桃「あっ、ほんとにヤバイ」スポッ

353名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/27(木) 23:12:45 ID:MYaLDhXs
胡桃「ねぇ京太郎?私甘いものが食べたいなぁ」


咲「あっ、ダメですよ鹿倉さん?こないだ私がパフェを…」  


京太郎「勘弁してくれぇ…もう食えねぇ」


咲「あっ、気絶した」  


胡桃「クリスマスにこんな目に遭うなんてついてないね」


胡桃「…ねぇ」


咲「はい?」


胡桃「一時休戦、しない?」


咲「鹿倉さんから切り出してくるなんて…どうしたんですか?」


胡桃「卑怯ものを引っ捕らえるためだよ」


咲「卑怯もの…」


胡桃「最近、京太郎の調子がなんかおかしいの、気がつかなかったわけじゃないでしょ?」


胡桃「むしろつけこんでたよねそれに?」


咲「あぅう……はい」


胡桃「でもそれが本心じゃなかったら、私たち対等な勝負じゃないよね、お互いにさっ」


咲「どういう…事です?」


胡桃「実は…」

354名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/28(金) 00:05:34 ID:Eg81xaK.
咲さんと胡桃ちゃんの絡みはなんだか新鮮

355名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 23:17:20 ID:S8PFoXFs
咲「…つまり、永水の人達が京ちゃんに何かしたって事でいいんですね?」


胡桃「簡単に説明すればそうなるよ」


咲「そぅかあ…いつもの京ちゃんじゃなかったんだ」シュン


胡桃「そんなわけで、京太郎が変な事しだしたら真っ先に教えて欲しいのよ」


咲「事情が事情ですし、仕方ありませんね」


咲「でも、教えてからどうするんです?」


胡桃「男装する」


咲「なるほど…」


胡桃「そこは「ええ」って反応がほしかったな」  

咲「違和感無いですよ?」


胡桃 (ナチュラルに煽ってきてる!!)


胡桃「そっちもいけるんじゃないかな」ツンツン


咲「ひゃう!」


胡桃「うん、行ける」


咲「行けません!!」

356名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 23:25:42 ID:S8PFoXFs
京太郎「う、うぅ…」


胡桃「目が覚めるみたい」


咲「約束は守りますよ、でも終わったらまた私は私なりに京ちゃんを狙います」ゴッ


胡桃「うん、そう言うと思ってた」


胡桃「でも、私も易々と彼氏を譲るほどバカではないからね」キッ


咲「…はい」


京太郎「うぅ…はっ、俺は何を」


胡桃「寝てたんだよ京太郎」


京太郎「マジか、すまねぇな…」


京太郎「もう夕方になっちまってるじゃねえか!ホントにすまねぇ!」  


咲「嘘!?」


胡桃 (時計とか持ってきてなかったのかな…)

357名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/31(月) 22:49:09 ID:YzKHaUcU
咲「電車そろそろ来るね京ちゃん」


京太郎「…」


咲「どうしたの?上の空で」


京太郎「えっ?いやあなんでもないぜ、な?胡桃」


胡桃「ーーあ、うん!そだよ!」


咲「…」


咲「あー私、トイレいきたくなってきちゃった!」


京太郎「おう…そうか」


咲「なるべく急ぐ!」タッタッタッ

358名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/31(月) 22:49:59 ID:YzKHaUcU
胡桃「…」


胡桃「ばれっばれじゃん!」


京太郎「咲にゃ悪いことしたな…」


胡桃「それで、京太郎…その」


胡桃「クリスマス、だったね」


京太郎「シャンメリーもモエシャンドンもツリーすら無い雰囲気ゼロだけど、いいのか?」


胡桃「たんたかたんなら探せばあるかも…」


京太郎「どう考えてもクリスマス向きじゃないな」


胡桃「ホントは夜景とか一緒に見たかったんだけどね」


京太郎「そこに関しては申し訳ない…」


胡桃「でも、初詣は二人っきりだもんね!」


京太郎「晴れ着姿楽しみにしてるぜ」


京太郎「だからその、晴れ着にあうようなプレゼントを用意してきたんだ」スッ


胡桃「これ、かんざし?」


京太郎「今度つけてきてくれたら嬉しいかなって」


胡桃「うん、つけてくるよ絶対!」


胡桃「それじゃお返しに私からもっ」ガサゴソ


京太郎「!」


胡桃「初詣、楽しみにしてるからね」コソッ


京太郎「お、お前、いいのか?」


胡桃「ん、いいよ」


京太郎「ものっすごいプレゼントだよ、ありがとう胡桃」


胡桃「えへへ」


咲「あースッキリした!」


咲 (今のははしたないな)カアァ


京太郎「それじゃ胡桃、メリークリスマス」 


胡桃「メリークリスマス!京太郎、宮永さん」


咲「…メリークリスマス」

カン!続

359名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/31(月) 23:03:15 ID:YzKHaUcU
胡桃「京太郎!」


京太郎「なんだ急に電話してきて!」


胡桃「もう年越しだよ!今年最後は電話してたいよ」  


京太郎「さっきまでクリスマスだったような気がするんだ」


胡桃「気のせいだよ!」


京太郎「そ、そうか気のせいか…それはそれとして」


京太郎「回線が埋まるから、LINEにしようぜ」 


胡桃「気がつかえる京太郎は優しいね」


京太郎「と言うわけで切り換えよう」


胡桃「OK!」

360名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/31(月) 23:07:32 ID:YzKHaUcU
胡桃「来年もこうやって年越ししたいね」


京太郎「きっと来年はもっと賑やかにやれるさ」


胡桃「宮守のみんなでやりたい?」


京太郎「ん、まあな、胡桃もその方が楽しいだろ」


胡桃「私は京太郎独占したい」


京太郎「真っ直ぐだなぁ…」

361名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/01(火) 01:25:11 ID:pBUINK/w
胡桃「あけましておめでとう京太郎!」


京太郎「今年もよろしくな、胡桃」


胡桃「うん、よろしくね」


京太郎「さあ、寝るか」


胡桃「正直眠気がはんぱないよね」

362名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 07:52:28 ID:jwRaU5tA
胡桃「おはよう京太郎!そしてあけましておめでとう!」


京太郎「あけましておめでとう胡桃」


京太郎「うっわ、晴れ着似合ってるな!」


胡桃「ふふん、かんざしもちゃんと差してきたから、まさに完璧」


胡桃「しっかし…混んでるね神社」


京太郎「平成最後の初詣だからってのも相まって多いんだろうな」


胡桃「そっか、もう平成終わるんだった」


京太郎「あっという間で過ぎていくよな」


胡桃「てことは来年は「新年号だし行っとくか」になるのかな?」


京太郎「間違いなくそうなる…」


胡桃「でもほんと人多いね、息苦しいくらいだよ」 


京太郎「大丈夫か?こっち寄れよ」クイッ


胡桃「ん、そうする」ススス

363名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:52:48 ID:IKJA/cDY
新年ものんびり続けて、どうぞ

364名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 22:24:21 ID:YHpJiRio
チャリチャリー、パン!パン!

胡桃「京太郎、何てお願いしたの?」


京太郎「んー、秘密だ」


胡桃「彼女にも言えないなんてあたっ!」ポコッ


京太郎「言ったら願い事叶わなくなるだろう?」


胡桃「あっ、そだった」


京太郎「それに胡桃だって答えてくんねえだろうし」


胡桃「おんなじこと言って断るかな」


京太郎「っと、おみくじ引くか?」


胡桃「ん、いいよ、一緒にやろう」


ーー


京太郎「小吉か…」


胡桃「勝った、吉」


京太郎「くじに勝ちも負けもないだろ」


胡桃「へっへー、今年はいい年になるかも」


京太郎「…ま、いっか」


胡桃「そうそ、そんくらい気楽に構えてないと、新年くらい」

365名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/07(月) 02:50:12 ID:5Gn/AMoQ
ほっこりする

366名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/07(月) 06:35:46 ID:5NhR2oeQ
こういう思い出の積み重ねすばら

367名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/07(月) 23:17:57 ID:XlexmY5.
豊音「んー?」


エイスリン「トヨネ?ドウカシタ?」


豊音「あっ、エイスリンさん、こっちきて…」


エイスリン「?」


胡桃「〜♪」


エイスリン「アッ、クルミ!」


豊音「ストーップ!ストップ!」


エイスリン「???」


豊音「隣にきょーたろー君がいるんだよっ」


エイスリン「ア、キョータロー」


豊音「二人で何してるのかなー、きゃー!」


胡桃「ゴム、ちゃんと買ってきたよね?」


京太郎「んあ?勿論だよ」


胡桃「お参りもしたし、おみくじも引いたし、そろそろエッチなことしに行かない?」


京太郎「ったく、胡桃はスケベだな」


胡桃「京太郎には言われたくない!」


京太郎「ははは、さて、じゃあホテルに…」


胡桃「なに言ってんの?神社の裏手でやるんだよ」


京太郎「えっ」

368名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/09(水) 00:52:28 ID:LJSdY9sk
胡桃「新年からさ、見せつけてやろう!」


京太郎「お前は時々そういうことを言う…」


胡桃「京太郎はしたくないの?」チラ


京太郎「!?」


胡桃「晴れ着姿の盛りに盛った高校生を火照ったまんまにするつもりかな」


京太郎「いや、だからホテルに…」


胡桃「もう我慢できない、ここでしよう」


胡桃「その浮気唇をもっかい私で上書き保存するから」


京太郎「浮気唇ってな…」


胡桃「せっかく神社に来たんだし、捧げ物は大事じゃない?」


胡桃「私の処女と京太郎の童貞でおあつらえ向きじゃないかな?」


京太郎「……後から泣いても止めないかんな!」


胡桃「京太郎なら、無理矢理なのも悪くないかっても、思って…」カアァ


京太郎「想像で真っ赤になるんじゃない」ボカッ


胡桃「てへへ」


京太郎「…しゃ!裏手に回るか!」


ーー


エイスリン「アッ!アルキダシタ!」


豊音「なんだかワクワクするよー!追いかけよっ!」

369名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/09(水) 10:15:34 ID:.rxVC8bU
かわいいからすき

370名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/12(土) 22:50:31 ID:5NKL8X5Y
胡桃「はぁ…はぁ」


京太郎「抱き締めるだけで真っ赤じゃねえか、やっぱり初めてってのは緊張するか?」


胡桃「ああ、当たり前でしょっ!」


胡桃「京太郎の、おっきいし…前に見たもん」


ーー
 

豊音「はわわ…きょーたろー君、ぎゅってしてる…///」


エイスリン「…///」


ーー


京太郎「…なんか視線を感じるような…」


胡桃「?」


胡桃「気のせいだよ気のせい!こんなところに今は誰も来ないって!」
 

アンッ!アンッ!


胡桃「…どこかに先客はいるみたいだけど」

371名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/15(火) 00:45:23 ID:XklEKjsM
胡桃「ほ、ほらっ!そんなこと言いながら、ここはカチンコチンじゃない」ギウウウウウ


京太郎「あ"あ"お"ーーーっ"!"!"!"!"あ"お"ーーっ"!"!"」ピクピク


胡桃「あっ、根元からいっちゃった…」


京太郎「これは、流石にキツいぞ…」


胡桃「見られてるとか変なこと言うから!じ、自業自得!」


京太郎「ひでぇ…」

372名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/17(木) 00:03:22 ID:3BHHpQM6
胡桃「おっきいね…♥️」


胡桃「口の中収まんないかもしんない」


胡桃「この生臭い感じ、癖になっちゃうかも…咥えたらどんな味がするのかな?」


胡桃「はむ、んんっ…」


胡桃「んむっ…ぷはあっ…」


胡桃「んぐっ、はっ、はちゅっ、んんんっ!」

373名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/17(木) 00:04:08 ID:3BHHpQM6
胡桃「ふふっ、気持ち良さそう…」


胡桃「こう…先っぽをチロチロするのも気持ちいいんだっけ」ピチャッ、ジュルルル、ジュルル!


胡桃「こないだから、だいぶ違うでしょ、塞にエッチな本貸してもらったからね!」


胡桃「っと、喋ってたらもうこんなはち切れそうになっちゃって、可愛いんだから」ツンツン


胡桃「どうする?おへそに出す?胸に出す?それとも…」


胡桃「私に口で受け止めてほしい?」


胡桃「ちょっ、ちょっと急きすぎっ!」


胡桃「むぐっ、んぐっーー」


胡桃「…げっほげほ、おえっ、おえっ」


胡桃「鼻から出てくるかと思ったじゃん!もう!」


胡桃「んでまだまだ、そっちは元気そうだね」


胡桃「でもだーめ!次はさ、私も気持ちよくしてくれなきゃ、ねっ?」

374名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/19(土) 00:11:20 ID:3Q5QI2t2
胡桃「んは…」


胡桃「はぅ、うっ、はっ、ああっ」


胡桃「舌が入って…っ、気持ちいよっ」


胡桃「奥まで届いてくる…」


胡桃「あっ、あ、ああーーーーっ!」プシャーッ


胡桃「……♥️…♥️」


胡桃「まって、腰が立たない…容れるの待って」


胡桃「今入れられちゃったら壊れちゃうからあっ」


胡桃「待って、待ってって!心の準備が」


胡桃「ーーーー〜〜〜〜っ!!!!」

375名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/19(土) 00:12:25 ID:s2K.0P1E
興奮してきたな

376名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/21(月) 23:06:35 ID:RMHxFzw.
胡桃「ダメって言ってるのに入れるなん…てえっ」


胡桃「普通なら失格ものだからぁっ」


胡桃「でも好きだから、合格」ギュウウウウ


胡桃「もっと沢山ぎゅっとしてくれるんだよね?」


胡桃「おいで、私の中全部埋め尽くしちゃってよ」
 



胡桃「ふぁああっ!!おっ、おおきいよぉ!」  

胡桃「私の大事なとこ、壊れちゃ…ひあああっ!」


胡桃「んんっ、ふーーっ、ふーーっ」


胡桃「おっきすぎて、反則級だよっ」


胡桃「痛いのとか気持ちいいのとか、全部ごっちゃになって、あたまんなかどうでもよくなって」


胡桃「もう…腰を動かすので精一杯だよっ!」

377名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/21(月) 23:14:37 ID:RMHxFzw.
胡桃「っーーー」


胡桃「はぁ…っ、はぁ」


胡桃「んくっ、ひくっ、あっ」


胡桃「やぁあああっ!!」


胡桃「こんなはしたない声、宮守のみんなに聞かれたら死んじゃうかも…」


胡桃「でも気持ちんだもん、子宮の奥ノックされて、精液が何回でも溢れ帰ってきて」


胡桃「卵子にロンされちゃう…ねぇ」


胡桃「もし、この精子が通ったら私、飛ぶからさ」


胡桃「その時はちゃんと責任、取ってよねっ!」


胡桃「なんてねっ!ゴムあるからだいじょぶだいじょぶ!」

378名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/21(月) 23:23:24 ID:RMHxFzw.
豊音「…はわわわ」


エイスリン「………!!??」プシュー


豊音「エ、エイスリンさん!?」


エイスリン「クルミ、キョータロー…ケンカ?」


豊音「ち、ちがうよー///あれはね…あれは」


豊音「(適当に言っちゃったら、学校で聞いちゃうかも…うまくなんとかしないと!)」


豊音「あ、あれは新年明けましておめでとうってのをやってるんだよ!」


エイスリン「アケマシテ、オメデトウ?」


豊音「う、うん!ほら、胡桃足広げてるよね?だから明けましておめでとうってやってるの」 


エイスリン「ヘー」


豊音「そして実はあれはナイショの事なんだよー、だから、見たことは誰にもしーっ、だからね」


エイスリン「…ン、ワカッタ!」


豊音「(はーよかったよー)」

379名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/21(月) 23:33:00 ID:RMHxFzw.
胡桃「も、もう腰が立たない、限界、フィニッシュして…」


胡桃「!?」 


胡桃「ダメだよ!ダメえっ!そっちは…そっちはあっ!!」


胡桃「いづづぁああ!!」


胡桃「あっおうっあえっ」


胡桃「ふぐうううう!!!」


胡桃「お尻はおちんちん入れる穴じゃないよ…バカ」 


胡桃「でも…きもち…ゴニョゴニョ」


胡桃「な、なんでもない!」


胡桃「…」


胡桃「あーそうだよっ!お尻でも感じたっ!」 
 

胡桃「笑わない!!わーらーわーなーい!!」


胡桃「だって、おっきいの、きもちよかったんだもん…」


胡桃「…っはぁ、はぁ、もう出ない?よね」


胡桃「服、着なおそっか」

380名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/22(火) 00:02:54 ID:beE7PzEU
胡桃「…初めて、だったからね」


京太郎「俺だって、初めてだよ」


胡桃「………」


京太郎「………」


胡桃「……あーもう!」グイッ! 


京太郎「おわっ!」


胡桃「これから何千何百何億回だってヤるんだから!気にしない!」 


京太郎「何億って…いつまでだよ」


胡桃「サッカーチームを作れるくらい」ツヤツヤ


京太郎「(俺、きっと枯れるぞ俺…)」


胡桃「でも、もうお尻はダメだからね!」


胡桃「…たまにしか」


京太郎「ハマったか?」


胡桃「んなわけない!」バシッ! 


京太郎「あいてっ!」 


京太郎「さーて、これからどうすっかな」


胡桃「そうだねー…ん?」


豊音「おーい!二人ともー!」


エイスリン「キョータロー!クルミー!」


胡桃「あっ、トヨネ!エイスリン!明けましておめでとう!」
  

豊音「おめでとー、京太郎君も、おめでとー」


京太郎「はい、おめでとうございます」

 
胡桃「折角だし、これから四人で遊ぼっか!」


豊音「わーい!楽しみだなー!」


エイスリン「ヤッター」


胡桃「もち、京太郎のおごりね」


京太郎「だよなぁ…トホホ、新年早々財布が泣くぜ…」


カン!続

381名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/24(木) 00:02:43 ID:o8UewgOI
胡桃「2月になったらバレンタインだね!」


塞「どうせ京太郎君にあげるんでしょ?」


胡桃「うん、はじめてあげるから!」


塞「ところで、私たち今センター終わったばかりだよね」


塞「自己採点どうだった?」


胡桃「ん、まあまあかな!」


塞「良かった、もしダメだったら京太郎君に会わせる顔がないもんね」


胡桃「その時はチョコはちょこっとにするつもりだったよ、なんちゃって」


塞「……」

382名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/25(金) 21:44:29 ID:yNWo5f4E
憧出てくるかと

383名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/27(日) 22:28:07 ID:aPcBOlB6
胡桃「その前に、節分だよね」

塞「鬼役は京太郎君にやらせるの?」

胡桃「あったり前!」

塞「……夜も鬼のまんまで行くぞとか言われると思うよ」

胡桃「そんなこと言う口はキスで塞いじゃうから!」


胡桃「節分だけに接吻!そして塞だけに……」


胡桃「許して、ご、めん」ギリギリギリ


塞「もうちょい許さない」

384名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/27(日) 23:40:13 ID:kCXhwJ0.
草生えた

385名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/28(月) 21:52:47 ID:mG.RaFts
京太郎「……っ?」


京太郎「あれ、ここはどこだ」


霞「お待ちしてましたよ、京太郎君」


京太郎「霞さん!?ってか、ここはどこなんです!?」


霞「どこって……永水に決まってるじゃないですか」


京太郎「なんだって!いったいいつの間に……」


霞「何を仰っているのですか?」


霞「自らの足でここまで来られたのですよ?」


京太郎「!」

386名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 00:39:54 ID:IczFPgmo
咲「あれ?京ちゃんお休みなのかな?」


優希「昨日部活も休んでたじぇ」


和「心配ですね……風邪でもひいたのでしょうか」  

優希「まさか!京太郎が風邪なんてありえないじぇー」
 

咲「……」


和「咲さん?なにか思い当たることでも」


咲「ん、まあそんなとこかなあ」


優希「雪に興奮して外遊びしまくってたとかに決まってるじぇ!」

387名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/02(土) 23:00:23 ID:Nu9gtN1g
誕生へ

胡桃「ハッピーバースデー!京太郎!」


豊音「おめでとー!」


塞「おめでたいねぇ、胡桃」


胡桃「? うん!」


シロ「……あまったるい」


塞「胡桃ったら、喜んじゃってまー」


エイスリン「キョータロー、オメデトッ!」


京太郎「ありがとうございます皆…わざわざケーキまで」


胡桃「一生懸命選んだんだよっ!」エヘン


塞「いやー最初は手作りだったんだけど」


胡桃「作りなれてないことやろうとするもんじゃないことがわかったよ」
 

京太郎「そんな難しいのに挑戦してたのか…」  

塞「さっ、とにかく座って座って、今日の主役は京太郎君なんだからさ」


豊音「そーそー、いっぱい楽しんでねー!」


京太郎「それじゃ、お言葉に甘えますか!」

388名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/05(火) 06:37:19 ID:JqXBnx/o
咲「(んーまだ確信が持てないんだけど)」


咲「(もし明日も来なかったら、念のため鹿倉さんに連絡しようかな)」


咲「京ちゃんのためだもんね」


優希「何か言ったじぇ?咲ちゃん」


咲「んん?なんでもないよ?」

389名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/05(火) 09:32:08 ID:XkkSeeJY
誕生日祝ってていいゾ〜これ

390名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/07(木) 22:19:59 ID:Nn9yJEYw
胡桃「バレンッタイン♪バレンッタイン♪」


豊音「ウキウキだねー」


胡桃「ほら、付き合って初めてのクリスマスだし!誕生日は手作り渡せなかったから……」


豊音「どんなチョコが好きかとかは聞いたの?」


塞「そのくらいなら電話してもいいんじゃない?」


胡桃「そ、そっかな」ピッピッパ!


ガチャ、ピロピロピロ…ゴーウィwwwゴーウィwww

ツーツーツー……

胡桃「ワンコされたんだけど」


豊音「ホワイトキックしちゃった……」

391名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/10(日) 00:18:01 ID:xJ0r3yuI
胡桃「……こんな時期に電話に出てくれないなんて、きっと何かあったにちがいない!」

胡桃「私、いかなくちゃ!」


豊音「てことは、ついに?」


塞「男装姿を受け入れると?」


胡桃「そうでもしないと、京太郎があんなことやこんなことになるんでしょ?」


胡桃「やるよ!むしろ女には戻れないほど男になってやる!」

392名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 23:09:47 ID:9482NCNc
胡桃「ようし、これでどう?」


塞「まごうことなき男の子にしか見えないよ」


胡桃「……それはそれでなんかやだなぁ」


豊音「胡桃君状態だねー」


シロ「似合ってるから大丈夫」


胡桃「シロまで〜」


塞「それで?鹿児島までどのくらいかかるの?」


胡桃「わかんないけど、鈍行じゃダメかな?」


塞「……そのくらいは調べないとダメかなぁ」

393名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 23:33:26 ID:wxei6/tg
宮守〜霧島神宮を鈍行移動は草

394名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/14(木) 21:55:02 ID:G4l/Jsdg
バレンタインかぁ
京太郎はチョコを受け取ってくれるかな


胡桃「ちと早く着きすぎたかな」


胡桃「また鼻の頭赤くなってるって言われちゃうかも」ブルルッ


京太郎「おーい!」タッタッタッ


胡桃「!」


京太郎「わりぃ、待たせたか?」


胡桃「うん……いや、さっき来たばっかりだよ!」


京太郎「そっか、それならよかった」


京太郎「でも、チョコを渡しに来るだけなら俺が宮守行ったのに、どうしたんだ今回?」


胡桃「んも!昨日電話で言ったじゃん!私が会いたくなったから出向くって」


京太郎「あっ、そっかそうだったな」


胡桃「しっかりする!」ビシッ!


京太郎「はは、相変わらず手厳しいなぁ、安心した」


胡桃「またやっちゃった……もっとおしとやかになりたいんだけどな」


京太郎「いいんだよ胡桃はこれで」ナデナデ


胡桃「ーーーっ///」プシュー

395名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/14(木) 21:55:32 ID:G4l/Jsdg
あっ、バレンタインへだゾ

396名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/14(木) 21:59:14 ID:G4l/Jsdg
胡桃「手作りで作ったんだからね!」

………
二日前


胡桃「塞、隠し味にイチゴとかどうかな」


塞「んー、風味としてはともかく入れるのはどうかなー」


胡桃「そっか、じゃやめとく!」


ーー


胡桃「うわっ!クッキーが焦げてる!?」


塞「ちゃんと時間計ってた?」


胡桃「ぐぬぬ……次こそは!」


ーー


塞「よし、こんなもんでしょ」


胡桃「いやったー!ありがとう塞!」


塞「渡すまではわかんないけど、少なくとも私はこれを渡されたら嬉しいわね」


胡桃「えへへ、京太郎も、喜んでくれるかなぁ……」

397名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/14(木) 22:03:01 ID:G4l/Jsdg
………
今日


京太郎「それで、持ってきてくれたバレンタインチョコはどこだ?」

胡桃「そうがっつかない!」ビシッ!


胡桃「待ってて、今鞄から出すから……あれ?」


胡桃「鞄……かば」


胡桃「っつぁーーーー!!!!」


京太郎「おおぅ!?」ビクゥ!


胡桃「……京太郎ぉ」ポロポロ


胡桃「ごめんね、チョコ、電車に、落としちゃった……」

398名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/14(木) 22:03:44 ID:G4l/Jsdg
京太郎「……」


京太郎「(んー、ここで「気持ちだけでも嬉しいぜ」は違うよな)」


京太郎「なあ、また今度……」


胡桃「ダメだよ、バレンタインチョコはその日のうちに渡さないと思いが伝わんないの」


京太郎「そう言う事か(あっぶねーーーー!選択肢間違うとこだったぜ)」


京太郎「んー、塞さんに電話してみようぜ、なんか解決策をくれるかも」


胡桃「塞……」ピッピッ!


塞「はぁいもしもーし、胡桃どうした?」


胡桃「実は……」かくかくしかじか


塞「ふむふむ、なるほど」


塞「……ぶふっ!」

399名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/14(木) 22:04:49 ID:G4l/Jsdg
胡桃「な、なに笑ってんの!?」


塞「いや、すっごい動揺してるなーって」


塞「終点の駅に電話して、車庫で確認してもらえばいいじゃん、フフフフッ」


胡桃「あっ!」


塞「アンタ京太郎君の事になるとバカになるわよね」


胡桃「否定はしない……」


塞「いい?わかったならもう切るわよ」


塞「あーお腹痛い」ピッ


胡桃「明日、思いっきりネタにされるんだろうなぁ……」


京太郎「よ、よかったじゃないか、なんとかなるんだろ?」


胡桃「ん、なるって」


京太郎「よかったな胡桃」


胡桃「とりあえず、終点の駅に電話しなきゃ……」


京太郎「まあまあ遠いし、一緒に電車乗っていくか?」


胡桃「そうしよう!」

400名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/14(木) 22:07:08 ID:G4l/Jsdg
京太郎「いやー、駅員さん、笑ってたな」


胡桃「「毎年いるんですよーこう言うカップル」って言われちゃったね」


京太郎「それで、中身は大丈夫だったか?」


胡桃「う、うん、大丈夫だった」


京太郎「それじゃ……食べさせてくれるよな」


胡桃「んもう、ワガママなんだから」


胡桃「はい、あーーん」


カン!続

401名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/14(木) 22:31:53 ID:yYOEP/UE
胡桃かわいい

402名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/15(金) 00:16:33 ID:5I1qlr0U
京太郎「話し込んでたら、日付変わっちゃってたな」


胡桃「うん、久しぶりだから話したいことも多かったんだよ!」


胡桃「あっ、そうだ」ピッポッパ


京太郎「誰に電話してるんだ?」


胡桃「んもー忘れたの?今日は塞の誕生日でしょ!」


京太郎「あっそうか」


胡桃「声を合わせて、祝ってあげよう!」

ーー

プルルルル……


塞「ん、なんだなんだこんな時間に……もしもし胡桃?」


「「誕生日おめでとう!!」」

403名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/15(金) 03:01:28 ID:lV9A6g/w
塞ぐさん誕生日オメシャス!

404名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 09:28:56 ID:otdbXieA
ほんへ

胡桃「えーっと、新幹線を乗り継いでいけば、まだ追い付ける!」


塞「胡桃、東京駅には気を付けるんだよ」


胡桃「永水じゃなくて東京駅に?」


塞「最悪そこでゲームオーバーするらしいから」


胡桃「?」

405名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 09:31:19 ID:otdbXieA
胡桃「大丈夫!とりあえず行けばなんとかなるよ」


塞「ん、まあ胡桃がそう言うなら……」


豊音「頑張ってねー!応援してるから!」


エイスリン「ファイ、トー!」


胡桃「ありがとう……それじゃあ、行ってくる!」


ファーン

406名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/23(土) 01:45:54 ID:50L4ESdg
胡桃「……」


胡桃「(迷っちゃった!?)」


胡桃「えーと、確か私は羽田からモノレール浜松町で降りてそこからメトロ?で信濃町で(人混みに潰されて)降りたのまでは覚えてるんだけど……」 


淡「〜♪」


胡桃「ん?あの影は」


ーーー 
ーー


淡「え、迷子になっちゃったの?どこ行きたいの?」


胡桃「東京駅から永水に…」


淡「う〜ん、ちょっと待って、テル呼ぶから」


胡桃「え、宮永照?」


淡「うん、こないだ長野に行ったって言ってたもん」  


胡桃「(仮面の意味!)」

407名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/27(水) 01:12:49 ID:fRu3kHtk
胡桃「(なんで今私、白糸台にいるんだろ)」


菫「まあ、座ってくれ、お茶でも飲んで」


胡桃「いただきます…」ズズゥ


菫「しかし、この受験シーズンギリギリによく鹿児島まで……」


胡桃「もちろん、勉強しながら」


菫「彼氏は追うし受験も受からないといけない、大変だな」


胡桃「それだけさせるのが京太郎!」


胡桃「着いたら叱ってやるんだから!」


菫「ふふっ、随分と気に入ってるんだな」


照「おまたせ」カメーン


菫「……もうそれは要らないと思うぞ」


胡桃「うん」


照「そう……」ションボリ

408名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/27(水) 09:36:05 ID:7tGJXP0o
久々の更新やったぜ

409名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/03/06(水) 21:19:05 ID:MVa56qjM
照「……永水行くの」


胡桃「勿論行くよ、行くっったら行く、行く!」


照「そっか、じゃあ駅まで送る」


淡「あっ、私もついてく!」


菫「とか言いながら、休憩したいんだろ」


淡「うぐっ!」


菫「今回は二人にしてやれ」


淡「ちぇー、わかってるもん!」


胡桃「それじゃあありがとう!お茶、ごちそうさまでした!」トテテテ


照「走るところぶ」ズテッ


菫「お前が転ぶのか……」

410名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/03/06(水) 21:24:32 ID:EjNOOIlg
もは!

411名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/03/09(土) 00:18:34 ID:buadLLFU
ー永水

京太郎「……」


霞「無理矢理連れてきたってワケでもないのよ?貴方の意思を一押しする感じだった」


霞「ほうら、素直になりなさいな、じきに姫様も来るの、その時貴方がふて腐れてたら困るじゃない」


京太郎「……それじゃ、そうさせてもらいます」


霞「あら、今度はやけに素直ね」


京太郎「今どんな行動を取るべきか考えられないくらい頭がぐわんぐわんしてるんですけど」


京太郎「それでも、きっと俺がここから出たくなるような娘が来てくれる気がするんです」


京太郎「名前は……名前は」

  
霞「ふふ、それなら、信じながらここで過ごすといいわ」


初美「えー?いいんですかー?」


霞「どうせすぐ、忘れてしまうでしょう」

412名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/03/14(木) 07:01:35 ID:Q2cwhm8U
ー東京駅

照「それじゃあ、後は新幹線で行けばなんとかなるから」


胡桃「道を調べてくれたり、至れり尽くせりありがとう、宮永照」


照「……私に出来るのはここまで、後は胡桃、あなた次第」


胡桃「ん、任せて!」


照「……京太郎の事、お願い」


胡桃「そっちも任され……」


胡桃「えっ」


胡桃 (宮永照も京太郎に思うところありだったんだ……)


照「どうしたの」


胡桃「あぁ、うん、任されたよ!」


照「そう、それなら安心した」


胡桃「帰りに京太郎も連れて、また来るよ!」


照「……沢山、お菓子買っておかないといけない」クスッ

413名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/03/27(水) 07:50:44 ID:AVBR2M/U
ー新幹線の中

胡桃「でも、どうやって対策するんだとかは考えてなかったな」


胡桃「一応男装はしてきたし、バレないように偽物の……もつけてはいるけどっ」


胡桃「前に永水行ったとき、なーんか不思議な感覚があったんだよね」


胡桃「……まあ、行く前から気負ってても仕方ない!頑張るぞ私!」

414名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/04/03(水) 01:11:53 ID:OOQxYfko
ばんがいへ

胡桃「新元号は令和だって!」


京太郎「怜和のイラストが増えたと思ったらそう言うことか」


胡桃「京兆でもよかったのに」


京太郎「桁がでかすぎる」


胡桃「やっぱり?」


京太郎「ともかく、令和が来てもよろしくな」


胡桃「なにいってんの?もう令和じゃないの?」


京太郎「まだ先だぞ……」 


胡桃「えええええええ!?」

415名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/04/04(木) 10:21:12 ID:scZeudaM
ー永水女子

胡桃「やっとついた……もうすぐだよ京太郎」


胡桃「絶対助けて見せるからねっ!」


胡桃「とりあえず男装して……っと」


胡桃「ヨシ!いこう!」

……

十曽「あれ?ボク、何しに来たの?見かけない顔だね」


胡桃「高等部にいるお姉ちゃんに忘れ物を届けに来たの……でもわっ……僕はじめてここに来たからよくわかんなくて」


十曽「あら……それは大変だね、高等部の方まで案内してあげる」


胡桃「ありがとう!お姉ちゃん!」ニコッ


十曽「!」ドキッ


胡桃「(我ながらうまい演技できたなぁ……)」

416名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/04/04(木) 12:28:27 ID:XYahiRjg
もう始まってる!

417名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/04/15(月) 09:33:06 ID:TaM9mZEM
十曽「ね、ねえボク?」


胡桃「どうしたの?お姉ちゃん」


十曽「(お姉ちゃん……!この子可愛いなあ)」


十曽「用事が済んだらまた私のところに来てもらえる?」


胡桃「(えっバレた!?)」


胡桃「どうして?」


十曽「一応女子校だから色々とあるんだよ(曖昧)」


胡桃「ん、わかった!」


十曽「……それじゃあここから先が高等部だよ、気をつけていってらっしゃい」


胡桃「はーい!」タッタッタッ


十曽「……」

418名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/04/26(金) 21:28:34 ID:dvNP1Un2
十曽「あの子……可愛かったな」


十曽「お腹の下が熱くなってきちゃった」  


十曽「えへへ……へへ……」  


ー高等部


胡桃「な、なんだろうこのゲッッソリとする感覚」ゾワッ


胡桃「とにもかくにも麻雀部のいる所には上手く入り込めたし後は何とかして京太郎を探さなくちゃ」

419名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/04/30(火) 23:56:42 ID:5Lm0K3lc
ばんがいへ 新元号

京太郎「もうすぐ令和を迎えることになるな」


胡桃「そうだね〜次の元号も仲良くしようねっ」


京太郎「あ、そうだ、年越しって訳じゃねえけどそば作ったんだけど食うか?」 


胡桃「あっ食べる食べる!」


京太郎「待ってろ今暖めるから」


胡桃「あらかじめ作ってたんだね……」


京太郎「こういう行事の節目は胡桃と一緒にするって決めてたから」


胡桃「京太郎……」


……


塞「さーて、そろそろ二人ともなにか起きてるだろうなあ……」


塞「「明日に差し支えない程度にしときなよ」っと……」


塞「私も、来年は彼氏作ろっかな〜」


令和もよろしくお願いいたします

420名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/01(水) 00:04:15 ID:IWWptUZc
こちらこそよろしくお願いさしすせそ

421名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/08(水) 00:17:13 ID:otfAHTH6
ほんへ

霞「……来たみたいね」


小蒔「やっぱり鹿倉さんでしょうか……」


霞「ちょっと様子を見てきてもらえるかしら?」


春「……」コクン


巴「わかりました」


霞「はっちゃんはお留守番ね?」


初美「えっ」

422名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/08(水) 21:21:37 ID:otfAHTH6
どうしよう

423名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/08(水) 21:47:25 ID:L2vjiFMY
ずっと楽しみにしてるから続けて、どうぞ

424名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/08(水) 21:48:51 ID:EnqNjz1Q
ずっと読んでるからこれまで通り続けて、どうぞ

425名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/09(木) 00:57:38 ID:zJLsfUE2
申し訳ないです

京太郎「……?霞さん、誰か来たんですか?」


霞「!?……どうしてそう、思ったのですか?」 


京太郎「なんか、凄い胸が熱くなってきちゃって」  


霞「きっと、記憶が元に戻り始めてるんでしょうね」  


霞「(これは、想定外ね……)」


京太郎「ちょっと俺、外を見てきます」


霞「あら、まだ病人のあなたをここから出すわけにはいかないわ?」  


京太郎「大丈夫ですって、ちょっとだけ……ちょっとだけだから」

 
霞「ダメですっ!!!」バンッ!!


小蒔「!?」


霞「ーーっハーッ、ハーッ……無理をすれば体が壊れてしまいます、だからお願い……」ポロポロ


京太郎「……まいったなぁ、泣かれると弱いですよ、ほら、ハンカチです」 


霞「ありがとう……さっきはごめんなさいね、不安になって、柄にもなく弱気になっちゃったの」  
 
京太郎「そう言うときって誰にでもありますよ、そんなとき……」

 
京太郎「(こんなときに、隣で慰めてくれる、ちっさくて、大事な何かを、何かを……思い出せない)」

426名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/09(木) 03:16:31 ID:P/P4pvyI
むしろああいう事があったからこそこういうスレが癒やしになる

427名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/20(月) 00:13:30 ID:9UFJb3O6
初美「(正直取り返される気がしますよー)」


初美「(愛の力は無限大ってよく言いますし)」


初美「(でも、霞ちゃんやる気だし姫様のためですしここは様子見に回ることにしますよ)」


霞「(はっちゃんはアテにならないかもしれないわね……私がよりいっそう頑張らないと)」


霞「(これも、姫様のためなのだから)」

428名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/21(火) 13:40:19 ID:UG7dR04s
ま始!

429名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/31(金) 19:20:34 ID:zsxjnCjw
胡桃「……バレてないよね?でも京太郎はどこなんだろう」


春「……ここを上がればつきますよ」


胡桃「ん?」


胡桃「お……お姉さんたち誰?」
 

巴「バレバレですよ」


胡桃「えっ!」


春「むしろどうやってここまで来れたんですか?」


胡桃「十曽って娘に……あの娘にはバレなかったのに」


巴「……貞操を守るよう気を付けてくださいね」 


胡桃「私に何かするつもりなの!?」


巴「いや私たちじゃないですけど」


胡桃「じゃあ……霞さんとか?」


春「(それも違います……)」

430名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/10(月) 21:22:27 ID:K9ITKD7.
胡桃「とかく!京太郎はどこ!連れて帰るの!」


巴「それを止めに来たんですよ」


胡桃「どうやって?」


春「ここにいる三人で三麻して、私たちが負けたら……ってのはどうです?」


胡桃「なるほど……私たちは麻雀部だもんね、納得はいくよ」


巴「負けたらちゃんと帰ってくれるんですね」


胡桃「もちろん!でも」


春「負けるつもりはなさそうですね」


胡桃「当たり前じゃん!やらいでか!」

431名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/10(月) 21:37:12 ID:KId64nBs
始!

432名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/10(月) 23:15:10 ID:Ws8c4l1s
更新してると嬉しくなるから続けて♡

433名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/24(月) 22:17:40 ID:9.tHAA/k
巴「三麻の東南戦です」


胡桃「了解」


胡桃「親は……向こうか」


巴「(よかった、まずはいい流れで行ける)」


胡桃「(手持ちの牌は緑多め…軽く狙ってみて様子で切り替えよう)」


巴「(速攻で上がる……!)」


春「(今回は牌が悪い…迂闊に動いて振り込まないようにしないと)」

〜数順後

胡桃「(よし!役はテンパイだ!後は引くだけ…)」
333 北8876652111
①←ピンズ1←ソーズ一←マンズ

巴「リーチ!」カタン!
33467778⑤⑤東東東  2

胡桃「!?」


春「(よし、形は私もいいけどなるべく場を乱さないようにしないと……)」

434名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/08(月) 20:53:20 ID:DW9CJtSI
待ってんよ、早くしてくれよな〜

435名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/09(火) 18:34:59 ID:VwdCDyPw
ゆっくりでいいのよ

436名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:08:30 ID:9v4T0rps
胡桃「(さて滝見さんの捨て牌は…)」


春「……(今私の手元には赤⑤で上がれる牌がない、鹿倉さんは⑤のスジの牌を捨ててる…もしかしたら)」カタン!


巴「ロン!4翻40符、13000!」
33467778赤⑤⑤⑤東東東
リーチ役牌ドラ


胡桃「んなっ……!」

437名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 21:49:04 ID:9wV/PBU.
もは!

438名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/13(火) 20:42:19 ID:4TqWLwnw
巴 47000点
春 23000点
胡桃 35000点  


胡桃「まだ東1局が続く…慌てずにここから勝ちに行こう」


巴「(……今ので上がれて流れはこちらに来てるかしらね)」


春「(とにかく鹿倉さんを上がらせないこと……ですね)」


胡桃「(牌の巡りが悪いなぁ…とにかく交換していくしかないか)」


巴「(いきなり赤ドラ…やはり来ている!)」


春「(カン材あり緑多め…よし!)」

439名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/16(月) 02:43:20 ID:uZyT/KnM
〜数順後

胡桃「流れが来ない……!」

巴「リーチです」


春「(赤ドラを切ってリーチ…親なのにずいぶんと大胆にいきましたね)」


巴「(鹿倉さんが仕込む前に速攻を仕掛ける…上手くいくといいんだけど)」


胡桃「(いい巡りが来ない!ここは直撃だけは避けないと…いや、序盤だから攻めても…落ち着け私、とりあえずしばらくは相手の打ち筋に合わせて…)」


春「(鹿倉さんにぶつけられるまではこちらも避けないと)」カタッ


巴「……ロン!リーチ、ピンフ…裏ドラが乗って7800点」


春「(!)」


胡桃「……まだまだ、ここから!」

440名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/28(土) 23:32:01 ID:VrIc79IE
二本場

胡桃「(流局…なんとか止まった)」35000点


巴「(リーチ損…流れを呼び込めてたとはいえ勢いに任せるのは危険ね)」52800点


春「(このまま鹿倉さんに大きいのが来なければ…)」16200点

441名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/29(日) 10:31:05 ID:UTelRX9U
玉も竿もでけぇなお前(褒めて伸ばす)

442名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/30(月) 21:43:26 ID:tODq7Fzg
気がつけば一年たってしまいました…
残してくれてるAILE君には感謝です本当に…

443名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/30(月) 22:07:09 ID:h0PZb1us
玉も竿もでけぇなお前(1年間投げ出さずに続けた作者を褒めて伸ばす)

444名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/22(火) 07:27:19 ID:CwwVRPVg
東二局 三本場


胡桃「っ…!」


巴「ロン、役牌ドラドラの5200+5000です」


胡桃「(功を急いた…!仕切り直さないと、まだやり直せる!)」28300点


巴「(よし、鹿倉さんに焦りの色が見える、このままのペースを保ちつつ…っ)」64500点

445名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/22(火) 13:55:50 ID:S0b9Bf7Y
すき

446名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/11/20(水) 21:36:56 ID:kb3Kxj1k
胡桃「(ここまででまったく上がれてない…巴さんの流れを止めないと話にならない!)」


巴「(さて…ここからが大事、気を引き閉めていかないと、彼女を須賀さんのところへ向かわせるわけには)」


春「(鹿倉さんに振り込まず…今の場の流ならそれでもいいのになんだろう…この胸騒ぎは)」





京太郎「……頑張れ」


霞「…京太郎くん?どうしたの?」


京太郎「えっ?今なんか言いました俺?」

447名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/11/20(水) 22:27:35 ID:S4I4Cn7I
もは!

448名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/11/21(木) 08:44:11 ID:SIKRaasQ
続きいいゾ〜これ

449名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/11/21(木) 08:54:45 ID:sN82yZUA
ゆっくりでいいから続けてほしい

450名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/01(水) 01:01:31 ID:8HHtC8Vw
ばんがいへ 元旦

胡桃「あけましておめでとう!京太郎!」

京太郎「おめでとう、胡桃」

胡桃「2020年ねずみ年!どんな一年になるかな?」

京太郎「うーん…まあ」

「俺は「私は京太郎と…」…」

2人「……」

胡桃「ん、まあ…今年も息があってるってことでどうかよろしく」

京太郎「ん、ああ…よろしくなっ」

胡桃「うん!」

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

451名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/01(水) 02:25:21 ID:vGHk4MrY
お話長いよ〜

452名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/01(水) 03:09:18 ID:kaQZJPrk
新作ええぞ!

453名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/14(火) 14:15:59 ID:PJuHx79M
東三局

胡桃「(ようし…ホンイツ狙いでいけるかも)」
124677899南西北中

胡桃「(でも開幕で撥とかの役を切られてるんだよね…ここは一気通貫に手を変えて…)」

巴「…」
88②②②③③③④④⑤⑥⑦

巴「(まだ待てば跳満、倍満も狙えるけどここは速攻で鹿倉さんを親から下ろす)」

巴「リーチ!」

胡桃「(はやっ!?)」

巴「…ツモ、リーチ一発門前平和一盃口の満貫8000+1000」

巴 72500 胡桃 23300 春 9200

454名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 11:54:09 ID:5RLKbXZ2
バレンタインデー

胡桃「…京太郎、チョコ受け取ってくれるかなぁ」

塞「んもー大丈夫だってば!」

豊音「昨日みんなで手作りしたもんねーえへへっ」

エイスリン「クルミ、イッショケンメイ!」

シロ「ダルかった…腕重い…」

胡桃「いやまさかシロも手伝ってくれるとは思わなかったよ、ありがとね!」 

シロ「…ん」

塞「(なんだかんだ胡桃の事気にかけてるんだからもっとオモテに表せばいいのにさ、シロも)」

シロ「(…めんどい)」

455名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 12:00:08 ID:5RLKbXZ2
豊音「あっ、来たよホラ!」

京太郎「やあ姉帯さんに宮守の皆さん…と胡桃」

塞「ういーっす京太郎君、じゃあ早速だけど貰ったげてよ」

胡桃「ええっ!?もう!?」

塞「せっかく当日に来て貰ったんだから早い方が鮮度あって美味しーく渡せると思うよ?」

エイスリン「ナルホド!」

シロ「…?」

塞「というわけで邪魔物は退散してしばらく二人にするよ…豊音?みたい気持ちはわかるけど今日はバレンタインデーだからねっ」

豊音「むぅ、わかってるよ!それじゃまた後でお話聞かせてね〜」

456名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 12:13:22 ID:5RLKbXZ2
胡桃「……最近どう?」

京太郎「ん?ああ清澄はみんな元気だよ、特に優希とかこないだ「バレンタインタコスくれ!」って言ってきたんだぜ?」

胡桃「バレンタインタコスって何?」

京太郎「わかんねぇ…でも調べたらチョコレートでもタコスは作れるらしいんでそれ渡してやったらすっげー喜んでた」

胡桃「その情景が目に浮かんでくるよ…はいこれ」
ポン
京太郎「うわっとと…手作りチョコだなこれ」

胡桃「別に、そんな凝ったもんじゃないから!そんなまじまじと見なくていいよ!」

京太郎「…(胡桃の指、バンソウコウ巻いてらぁ)」ギュッ

胡桃「わっちょっ!どどどっ、どうしたの!?」

京太郎「いやー愛おしくなってきた」

胡桃「(バンソウコウ見られたかな…)とにかく食べちゃってよ!味どうか気になるし!」

京太郎「それもそうだな、いただきますっ」パクッ

胡桃「…どう?」

京太郎「ん、俺好みの味だ!」

胡桃「そっかぁ…よかったぁ」

京太郎「それじゃあおすそわけだ」

胡桃「えっ?」

457名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 12:24:03 ID:5RLKbXZ2
京太郎「ありがとうございます、他の皆さんからもチョコ貰っちゃって…」

塞「いつもお世話になってるからね!胡桃が」

豊音「お気持ちだよお気持ち〜」

エイスリン「キモチ!」

京太郎「まさかシロさんまで作っててくれるなんて…」

シロ「みんな同じことしか言わない…」

塞「んで、私たちには「おすそわけ」してくれないの?」

京太郎「!?」

塞「冗談冗談!いやそこで惚けてるのがあまりにも美味しそうだからさぁ、つい」

京太郎「塞さんも好きな人からおすそわけしてもらえるとあんな風になるんじゃないすか?」

塞「そう言うものなのかしらねぇ…ふふっ」

豊音「甘い甘〜いおすそわけだもんね!」

京太郎「豊音さんまで…はは」

バレンタインへ終わり

458名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 12:49:00 ID:KxTQy2qc
早くこの幸せを取り戻さねば

459名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/03/29(日) 19:46:16 ID:Jk1aYy.2
〜東三局 0本場
胡桃「(緑に染めて上がるかな…)」
12467789③④西北中
〜序盤
胡桃「(んん…中々良い牌が来ないな)」

春「(上がらせずにこちらが安い点でも上がってしまえば…)ポン!」
⑥⑥⑥ 344559①①⑧⑨

胡桃「(滝見さんが仕掛けてきた!…巴さんの方に動きがないのは不思議だけどとりあえずはこっちを警戒しないとだね)」

〜中盤

春「(よし…よし!)ポン!」
⑥⑥⑥555 3449①①⑧

胡桃「(赤ドラ持ちだった!?これは被弾すると手痛いかもしれない…こちらも上がりは見えてきたけど振り込むかどうか…)」

〜終盤

胡桃「(鳴いて早上がりに切り替える…)」

巴「リーチ!」 胡桃「!?(終盤のここでっ!?)」
88②②②③③③④④⑤⑥⑦

胡桃「(こうなったら振り込みだけは…)」

巴「ツモ、立直 一発 門前 平和 一盃口の8000+1000」72500点

胡桃「!!」23300点

春「(……長い東局だった)」9200点

巴「さて、南局に入るまえに少し休憩しましょうか」

春「はい、鹿倉さんは座って待っていてください、お茶とお菓子持ってきますので」

460名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/03/29(日) 19:48:50 ID:94YIaOYo
も始!

461名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/10(日) 17:11:31 ID:rNxfhoX6
ばんがいへ

胡桃「コロナウイルスのせいでまったく会えないじゃん!」

京太郎「まあ、しかたねえよ、テレビ通話でこうやって話すのも新鮮で楽しいけどさ」

胡桃「はやく落ち着いたらいいのに」

京太郎「そりゃみんな思ってるだろう、俺もはやく会わないと胡桃の抱き加減忘れてしまいそうだ」

胡桃「ほえっ!?だだ、抱き加減って…」

京太郎「胡桃をだっこした時の重みとか…そういやこないだだっこした時少し重くなって…」

胡桃「………」

京太郎「ん?どうした胡桃…」

胡桃「京太郎のばっかーーーー!!!」ブツッ

京太郎「えええっ!?もしもし胡桃!?もしもーし!!」

462名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/06/25(木) 09:13:56 ID:u/lfFnwc
ばんがいへ
胡桃「梅雨だねえ…まだ遊びにいけないよ」

京太郎「まあ丁度いいんじゃないか?まだ油断は禁物らしいし」

胡桃「……私は、早く京太郎に会いたいな、会って、触れて、声を聞きたい」

京太郎「こうやっていつも電話してるじゃないか、急にどうした?」

胡桃「電話の声って、本人そのものの声じゃないんだよ?だから、本物の京太郎の声が…聞きたいの」

京太郎「なるほど、胡桃お前昨日のテレビであの番組見ただろ?」

胡桃「うっ、的中…」

京太郎「安心しろよ、声は違っても、考えてること思ってることは俺そのものだからさ」

胡桃「京太郎……うん、ありがとね」

京太郎「ん、また寂しくなったらいつでもかけてこい、授業中はドライブモードにしてあるのでまったく出ることは出来ない」

胡桃「(急にどうしたんだろ)」

463名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/07/31(金) 22:34:32 ID:pNiWnal2
西家 胡桃「(南一局…東での流れは一度途切れるはず、ここで上がれるかどうかが私の腕の試しどころ…京太郎!)」

東家 巴「(私は親…ここは対々子狙いで速攻を仕掛けて行ってみるかしら)」
446799③③⑤⑤⑥⑦發

南家 春「(巡りが悪い…場をかき乱すよりはサポートに徹しよう)」

〜数順後
胡桃「……リーチ!」春「(鹿倉さんがリーチした!?確か彼女はダマテンを…いや、流れのある巴さんが親だから、早期に終わらせに来たって所ね…)」
巴「(鹿倉さんに…でもこちらはまだ完成してない…積極的に鳴いていきたい所ね…!!
切ったばかりの牌が、今になって来るなんて…)」
〜数順後
巴「カンです(ドラは…来なかったわね)」

巴「ポン!」春「(巴さんも動き出した、今の状況でも上がれると踏んでいるんだ、私は鹿倉さんに振り込まないように…)」

胡桃「ツモ!リーチ、門前、一盃口…4000+1000です」27300点
678⑥⑥⑥⑦⑦⑧⑨⑨南南⑧

巴「!!」70000点
春「(流れを…引き戻しに来た)」7700点

464名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/08/09(日) 22:09:04 ID:JUa7Uwb.
ばんがいへ

胡桃「今日はハグの日なんだってよ京太郎」

京太郎「……電話越しにハグしろってか」

胡桃「仕方無いじゃん県を跨ぐのがあまりよろしくないんだから……抱き締めるふりしてよ」

京太郎「胡桃はどうするんだ?」胡桃「抱き締められるふりをする!」

京太郎「それじゃあ〜3!2!1!」胡桃「はいっ!!」

ギュッ!

京太郎「……どうだ?」胡桃「まあ楽しかったかな…やっぱり本物がいいけど」

465名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/09/12(土) 14:48:27 ID:dZ7F9EAk
ばんがいへ
(着信音)

京太郎「んん!?なんだよ、土曜日の朝っぱらから電話…胡桃?どうかしたのか?」
京太郎「もしもし胡桃…」

胡桃「京太郎!?京太郎!麻雀やめちゃうの!?なななんで!?」京太郎「!?」

胡桃「それともそっちでもしかしていじめられてるのかな…やっぱりそうなのかな…私とばっか会ってるから……」

京太郎「……もしもし、胡桃さん?」胡桃「それで」京太郎「別に俺は麻雀やめてないぞ」

胡桃「……へ?」京太郎「いったいなんの話だよそもそも!」

胡桃「だってTwitterで……」京太郎「Twitter?あーこれは……政治の話なんじゃないのか?」

胡桃「政治?」京太郎「あのなぁ、そもそも俺が仮にやめてたとしてもトレンドには乗らないだろ」

胡桃「……そだね、うん…」京太郎「それじゃあ俺は寝直すから…胡桃も寝とけよ、心配で寝てないとかだろうし」

胡桃「うん……よかったやめてなくて…おやすみ」

京太郎「おやすみ、これでもしやめるやめないってなったらお前にも相談しないとってわかったよ」

胡桃「ぐぬぬ……約束だからね」京太郎「ああ、約束だ」

466名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/10/26(月) 12:02:48 ID:zxVRjpV.
ばんがいへ
2周年

胡桃「2年だって、え?」

京太郎「とりあえず、おめでたいのか?」

胡桃「そだね、これからもよろしく京太郎」

京太郎「ああ、よろしくだ胡桃」

いつの間にか2年たってました…

467名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/10/26(月) 12:37:58 ID:zxVRjpV.
南二局

南家 胡桃「(今回はヤオ九牌が多い…チャンタ、いや自風牌もある、速攻で仕掛けて私が親になる次局に!)」
一九3399①⑦南南西白中

数局後

西家 巴「(ヤオ九牌は鹿倉さんが握っていたのね、当初の上がりは期待できない、ここは様子見に…)」
一九18①④④⑨⑨⑨南白中

東家 春「ポンです」
11177③③③北發 東東東
胡桃「!(滝見さんが動いた!)」

春「カンです」胡桃「!」
11177北發 ③③③③ 東東東

巴「(鹿倉さんの捨て牌から連続で拾って、よほど自信のある形なのかしら、私も対々和を狙えるけど…ここは動かずに)」
一一九1①①④④⑨⑨⑨南南

胡桃「リーチ!」巴「(またリーチ、どうやら急いでいるようだけども、さてどうなるかしら…)」

胡桃「(これで上がる!上がれば…)」

春「ロンです」胡桃「!!」

春「対々和、役牌、ドラ3の18000です」25700点

胡桃「(勝負を急ぎすぎ、急ぎすぎだよ私!振り込んでしまうなんて…)」9300

巴「(この状況でこれは、きついでしょうね)」70000点

468名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/10/26(月) 12:42:59 ID:zxVRjpV.
南二局 一本場



巴「ツモ、断ヤオの1200+1000」72200点

春「(次は鹿倉さんの親ですがこれはどうも…)」24500点

胡桃「…」8300点

469名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/10/26(月) 12:54:33 ID:zxVRjpV.
京太郎「あの、俺トイレに行きたいんですけど…」

霞「あら失礼しました、お手洗いはそこの角を曲がったところにありますので…対局場には寄らないようにお願いしますね?」

京太郎「ははっ、わかってますよ、部活の邪魔になりますからね」

霞「すみません…一応初美ちゃんに対局場の前には居て貰ってますので」

対局場

胡桃「(どうすればいいの、もう私の流れは死んでいるっぽい、親だけど逆に言えばもうこの局までで終わり、早仕掛けされたら私の負けで京太郎は帰ってこない!)」

春「顔が優れませんよ鹿倉さん、一度お手洗いに行かれてはどうです?」

巴「ええ、その方がいいかと(このままの鹿倉さんに打たせるのは少し酷だわ、顔でも洗ってしっかりとした状態で打って決着をつけないと納得もいかないでしょうし)」

胡桃「う、うんそれじゃあ、そうさせてもらう…」

470名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/10/26(月) 12:54:49 ID:zxVRjpV.
京太郎「あの、俺トイレに行きたいんですけど…」

霞「あら失礼しました、お手洗いはそこの角を曲がったところにありますので…対局場には寄らないようにお願いしますね?」

京太郎「ははっ、わかってますよ、部活の邪魔になりますからね」

霞「すみません…一応初美ちゃんに対局場の前には居て貰ってますので」

対局場

胡桃「(どうすればいいの、もう私の流れは死んでいるっぽい、親だけど逆に言えばもうこの局までで終わり、早仕掛けされたら私の負けで京太郎は帰ってこない!)」

春「顔が優れませんよ鹿倉さん、一度お手洗いに行かれてはどうです?」

巴「ええ、その方がいいかと(このままの鹿倉さんに打たせるのは少し酷だわ、顔でも洗ってしっかりとした状態で打って決着をつけないと納得もいかないでしょうし)」

胡桃「う、うんそれじゃあ、そうさせてもらう…」

471名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/12/25(金) 22:15:16 ID:2PAmVn0I
クリスマスばんがいへ

胡桃「メリークリスマス、京太郎!」

京太郎「ああ、メリークリスマス、プレゼントそっちに届いてるか?」

胡桃「うん!届いてるよ」

京太郎「じゃあ一斉に開けようぜ、せーのっ!」

胡桃「わぁ…可愛いマフラー、これ京太郎が選んでくれたの?」

京太郎「勿論、胡桃が好きそうだなってのを直感で……胡桃がくれた手袋もすごく暖かそうでいいな、もしかして、手編みか?」

胡桃「そうだよ!苦節1ヶ月……手が寒くならないようにっておまじないもかけておいたからね」

京太郎「おう!ありがとな、冬は毎日でも使うよ……来年は、一緒にクリスマス過ごせるといいな」

胡桃「そうだね、早く会えるようになるといいね」

472名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/05/11(火) 20:40:14 ID:ZUOHsEBk
通路

胡桃「まだ逆転のスジは沢山あるはず…でも流れは完全に巴さん、安く上がられても終わりなんだ…きっかけが欲しい…」

京太郎「どうしたんだ?そんなに暗い顔をして」

胡桃「きょ、京太郎…なんで」

京太郎「俺はトイレに行くだけだったんだけど偶然通りがかって…それより、君は俺の名前なんで知ってるんだ?」

胡桃「えっと…たまたま、かな」

京太郎「たまたまねぇ…ま、きっとここの部員さんなんだろ、かわいい顔してるんだから、もっと笑顔でいた方がいいと思うぜ」

胡桃「…ありがと、じゃあさ、私の手を握ってくれる?そしたら上手く行く気がするから」

京太郎「俺なんかの手で大丈夫なのか?」

ギュッ

胡桃「京太郎だからだよ、それじゃあまたね」

京太郎「よくわかんないけど、頑張れよ!」

473名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/05/11(火) 21:07:48 ID:ZUOHsEBk
南三局

胡桃「お待たせしました、もう大丈夫です」

巴「そう…それでは、始めましょうか」

春「(明らかに雰囲気が変わっている…いったい何が)」

一巡目

胡桃「(手元に中がある、悪くない配牌)」
九九227⑧⑨東南西北中中

巴「(中…狙うなら速攻ね)」
114669②②⑦南白中中

三巡目

胡桃「(西が連続で来てる、これは混一色も狙えるかな?周りの手がさっきから大きく動いてるのが気になるけど…)」
九九22⑨東南西西西北中中

巴「(なるべく流れを渡さない、少し乱れてる位がいい)」
3466②②

474名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/05/11(火) 21:11:10 ID:ZUOHsEBk
途中で送信してしまいました

三巡目

胡桃「(西が連続で来てる、これは混一色も狙えるかな?周りの手がさっきから大きく動いてるのが気になるけど…)」
九九22⑨東南西西西北中中

巴「(なるべく流れを渡さない、少し乱れてる位がいい)」
3466②②南白中中 1111

春「(染められそう…ならば素直にそうしましょう)」
34②③⑤⑥⑥⑨西北 ⑦⑦⑦⑦

475名前なんか必要ねぇんだよ!:2023/05/27(土) 11:03:21 ID:Cb7ANyPs
ばんがいへ
胡桃 「ロン、役牌 対々の2600」
京太郎 「げっ!そんな手待ってたのかよ」
胡桃 「流れが悪かったからこれで上がれるだけ儲けだよ、京太郎振り込みすぎ!」
京太郎 「いやあ鹿倉大先生には敵いませんな」
胡桃 「それじゃあ今日も私の勝ちだから帰りに何か奢ってね」
京太郎 「へいへい、すっからかんだぜ……」
胡桃 「流れの見方教えてあげるから泣かない!」


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