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松田亜利沙(29)「あっ、陸くん。久しぶり」
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:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/03/28(水) 15:14:25 ID:Wc3Xg1nw
* * * * *
後日、事務所のライブ後パーティー。
この日は二期生達の初単独ライブ成功のお祝いで、私たち一期生は会場の隅で各々お喋りをしていた。
メインの二期生が真ん中でスタッフや親御さん達と交流している中、私たちは今日集まれた人達で料理やお酒に手を伸ばしつつ、彼女らを見守っている形だ。
しかしせっかくのシャッターチャンスを無下にはできない。二期生アイドルちゃん一人一人が壇上で挨拶する姿をカメラに収めながらニヤニヤ笑いそうになるのを堪える。
一通り撮影に満足し元のテーブルに戻ると、次は桃子ちゃん先輩と志保ちゃんがやってきた。
「久しぶりね、亜利沙さん」
「志保さん!お久しぶりですね!」
桃子ちゃん先輩とは先日の撮影で一緒になったが、志保ちゃんとはご無沙汰だ。
「ちょうどよかった亜利沙さん。この前の映画のお仕事だけど」
「あっ、はい」
「さっきプロデューサーと話して志保さんがやることになったんだけど、亜利沙さんがやりたいなら譲るって」
「えっ」
そう聞いて少し面食らう。志保ちゃんが人に役を譲るなんて、普通じゃ考えられない。
「元々ウチの事務所で持ってる枠みたいですし…亜利沙さんがやりたいなら是非やって欲しいんです」
「そんな…何で」
「この前のドラマ、見ました。桃子の言う通り、亜利沙さんの演技も多少不足はありますけど結構いい感じだったと思います。なので、もしこちらの方の仕事を考えているなら是非に…と」
「え、ええっと…」
役を譲るだけでなく、志保ちゃんにお褒めの言葉まで頂いて思わず言葉が詰まる。
あんなに役者を熱望し、かつその夢を掴んだ彼女にそう褒められると悪い気はしないというのが人情だ。
…しかし、
「…いえ、やっぱりやめときます」
「そう、ですか…」
「はい。せっかく譲って頂いたのに、すみません」
「いえ。それでは予定通り私が入ります…けど、その…理由を聞いても?」
「えっと…」
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