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瑞鶴「えっ……翔鶴姉の好きな男性のタイプ?」
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名前なんか必要ねぇんだよ!
:2017/06/20(火) 01:37:53 ID:3AdgBxJY
ー次の定期報告で私にお供させて下さい。それなら許してあげます。さもないと…次からお茶菓子抜きですからね。
軽い問答で拗ねてしまった翔鶴はそんな提案をしてきた。彼女がそんな我儘を言うのは非常に珍しい…いや、初めてかもしれない。いまだに自分の返答の何が逆鱗に触れたのか…今思い返しても結論が全く出ない。しかもそれを教えてくれないときたから困ったものだ。物の言い方が悪かったんだろう…自分の不出来を指摘されて不貞腐れるほど、彼女は子供ではないはずだ。
それに報告にあたって艦娘が連れ添うことは特別なことではなく、むしろいつものことだ。戦力の補充やバランスを考え、本人の能力に合わせた鎮守府へと推挙する。そういう意味も込めての随伴である。有望な者であれば活躍する場の選択は特に重要だ。そんな半ばアイドルのプロデュースじみた苦労のお陰で、各地で教え子達が活躍できる。
しかしそんな僕の思惑とは裏腹に、艦娘の面々はそれを楽しみにしている節がある。何せ国の全てが集まる帝都…年頃の女の子向けの流行、ファッション、娯楽、スイーツなどそこらじゅうにある。『随伴艦になれば帝都で遊べる』などと吹聴する者までいる始末だ。滞在時間の大半が冴えない男とつまらん爺さんとの雑談に消えると聞かされたらどんな顔をするか…遊ぶどころか罰ゲームの類いとすら思える。
それにしても翔鶴が何故そんなことを言い出したのか…彼女も帝都の空気を吸いたかったのだろうか。実際に目の前で流行りのケーキを頬張る顔には隠しきれない笑顔が溢れている。年頃の女の子と洒落た喫茶店で二人…となると、端から見ればカップルのデートそのものだ。私にとっては眼福であり至福ではあるのだが、彼女の立場はどうなのか…楽しそうだし、そんな詮索は野暮だろう。
財布から紙幣を取り出す。たかだか一皿のケーキのために払う額としては眉唾ものなのだが、翔鶴がご機嫌なようなので良しとしよう。
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