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ガルパン みほルートGOODエンド
429
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2017/01/01(日) 21:29:54 ID:5dGHLCB6
【年の初めの誕生日】
「いやー、ごめんごめん。待たせちゃった?」
1月1日の午前9時頃、待ち合わせ場所である駅前に待ち人である彼女―――角谷 杏さんが現れた。彼女の言葉に、ほとんど待ってないですよ、と答える。
「本当はもうちょっと早く着くつもりだったんだけどねぇ。服選びに手間取っちゃってさ」
そう言う杏さんの服装は、随分可愛らしいものだった。コートにマフラー、スカートにブーツというオーソドックスなスタイルではあるが、少しサイズが大きいからかコートに半分着られている、といった感じがあった。しかしそれがかえって彼女のもつ容姿の愛らしさを引き立てていた。彼女を知らない人が見れば女子大生と見抜くことはできないだろう。……まあ杏さんの内面のしたたかさを知っている身からすれば、その辺も計算ずくなんだろうな、と感じてしまうが。
「何言ってんの、服装なんてほとんどの人が計算ずくでやってるよ。相手によく見られたい、っていうね。特に女の子はなおさら。よっぽど近しくなければ何も考えてない格好なんて見せないよ」
なるほど、言われてみれば当たり前だ。しかしなんとなくそのまま納得するのは癪なので、つまり杏さんにとって自分はまだ考えた格好を見せるくらい距離が離れてるんですね、と言い返してみた。
「そりゃそうでしょ。私にとってキミはまだ『常に考えに考えた服で一番可愛く見られたい』相手だからね。気を抜いた姿を見せられるのは『どんな私でも絶対に好きでいてくれる』って確信が持ててからかな。だからもうちょっと先」
ニッ、と笑ってそういう杏さん。ストレートな言葉にこっちの顔が熱くなってしまった。やはりまだまだこの人にはかなわないらしい。
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