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ガルパン みほルートGOODエンド
41
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/10/28(金) 01:00:10 ID:G/4hQAcY
【麻子ルート BADエンド】
―――話し声が聞こえる。
「でも麻子さん、本当に大丈夫?」
「ああ、ありがとう西住さん。でも本当に大丈夫だ」
「ホントひどいよね!急にいなくなるなんて!麻子はもちろんだけど私たちだって友達として仲良くしてたのに!」
「落ち着いてください沙織さん。あの人のことですから、私たちに何も言わなかったのにもきっとなにか理由があったんですよ」
「そうですよ武部殿!おそらくはご家庭の事情とか、そういった止むにやまれぬ事情があったのかと」
「……私も秋山さんと同じ意見だ。自分ではどうにもできない事態だったんだと思う。それを責めるつもりはない」
「麻子……。こうなったらさ、早く新しい彼氏見つけようよ!そうすれば―――「沙織」」
「気持ちはありがたいが、私はあいつ以外を好きになることはない。どんなことがあっても」
「―――ッ。ご、ごめん……」
―――そんなやり取りの後、少ししたら彼女たちは帰っていったようだ。遠ざかっていく足音と声に追いすがりたい、という気持ちを必死で押さえつける。隙を突く、なんて芸当が不可能であることはこの状況に陥ってからすぐに思い知らされたからだ。
「すまない。待たせたな」
謝るくらいだったら、さっさと解放してくれ。そんな言葉をなんとか飲み込みつつ、唯一の出入り口から入ってくる小柄な少女を見据える。彼女―――麻子の手には、コンビニの袋が握られていた。おそらく中身は弁当とペットボトルの水、それにお菓子類だろう。
「なかなかみんな帰らなくてな。よほどお前と私が心配らしい」
そう言いながら彼女は部屋の中心に置かれたちゃぶ台に袋の中身を並べていく。こちらの予想通りのラインナップだ。
「ほら、食べさせてやるからこっちに来い」
素直にその言葉に従い、体を動かす。自分で食える、と言ったところで受け入れられないことはとっくに証明されている。
「美味いだろう?お前の好物の焼肉弁当だからな」
満足そうに微笑む彼女の笑顔を見ても、以前のように心が安らぐことはない。むしろその裏側に潜む狂気を感じるばかりだ。
「お前はずっとここにいればいいんだ。私がお前をこの世のすべてから守る」
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