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ガルパン みほルートGOODエンド

169名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/11/11(金) 01:30:51 ID:BOfbT0PA
 「それに……今夜はさっそく、規則の例外になると思うし……」

 ?今夜?今日はお互い1日休みのはずだが、何の例外が発生するのだろうか。

 「〜〜〜ッ!だからッ!昨日は式の疲れで寝ちゃったから、実質的に今夜が……その、ショヤ、になるでしょッ!だから11時には寝れないってこと!」

 言われて納得すると同時に、顔が熱くなるのを感じる。我々は高校時代に出会い、交際を始めたが、真面目なみどり子の意向に合わせ、清い関係を続けてきたのだ。婚前交渉などもっての他、という彼女に合わせるのは、色々と盛んな年頃には辛いものがなくはなかったが、それでも最終的には結ばれると信じ、耐えてきたのだった。しかしいざ結婚となると、その調整、そして当日の忙しさと夫婦になれる喜びでそちら方面への意識はあまりしていなかった。

 「なによもう……。私だって、我慢、してきたんだから」

 そっぽを向きながら言うみどり子。……正直、真面目な彼女が我慢、すなわち期待をしていたということに驚いた。

 「あっ!勘違いしないでよね!別にいやらしい気持ちとか、そういう意味じゃないのよ!純粋に愛情表現というか……とにかく純粋なものなの!」

 あわてて取り繕うように言われた。男としてはどちらでもどんと来い、というところだが、あえて言わないでおく。機嫌を損ねて今夜の予定が先延ばしになってはたまらない。一度意識してしまえば、もはや待ち遠しく思う気持ちは抑えられない。

 「コホン。……まあ、そういうわけだから。今日みたいな例外もありえるってこと。でも、ちゃんと普段は守ってよね。この規則は、私たちふたりのために考えたものなんだから」

 もちろん守るとも。規則も、そしてみどり子のことも。

「……期待してるわ。というか、そうでなかったら結婚なんてしないし」

ただ、規則の例外が確定した今夜に関しては自信がない。主に自分の手から彼女を守れるか、という意味で。なんとか自制心が頑張ってくれることを祈りつつ、ふたたび規則の説明を始めたみどり子の言葉に耳を傾けた。


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