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よくわかるグラスリップ概論

37名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 21:23:08 ID:5WszCOII
駆「透子にとって未来の欠片ってどんな存在?」
透子「に、二度楽しめる、心の準備?」(母の受け売り)
駆「あれを未来の欠片と名づけたのは、俺にとって、あれが自分に欠けているピースのような存在だと思ったからなんだ。不完全な俺が、安定した形になるために必要なピース。
  でもそのピースも弱々しいただの音だったり、人の声だったり、それ以上のものじゃなかった。透子と会うまでは」

4話「坂道」でのやなぎとの会話、名前の由来「欠けているという意味」の部分。


駆「俺が欲しがっていたのは、なんだかよくわからないピースみたいなものじゃない。もっとはっきりとした、もっと実体のあるものじゃなかったのかって」
透子「それって……」

そっと、駆の左手が透子の頬に触れる。実体を確かめるように。

駆「君の声ばかりなんだ。聞こえてくる声が」
透子「私も、駆くんの姿ばっかり視える」
駆「俺、見つけたのか?」

駆にとって欠けているものは、唐突な当たり前の孤独なしには語れない。
駆に欠けているものとして「場所」という単語が今後何度も出てくるが、今回は思い出を共にし、積み重ねていける相手、というほどの意味でいいだろう。


いよいよ折り返しですが、物語が混迷を極めるのはここからです。
最後の透子と駆のやりとりも、普通に見ていると、こいつらなんで突然ポエミーにわかりあっているんだろう、という感じです。


その前に、各人の気持ちの変化を簡単にまとめてみましょう。

透子
五人でいることが大切 → それもだが、カップル二組と駆とのことが気がかり
また7話からは「未来の欠片」が障害を取り除く道具ではなく、得体の知れないものになっていく。


自分の穴を埋めたい。未来の欠片はそのピース → 透子との関係。未来の欠片は彼女との繋がりに。

やなぎ
隠していた雪哉への気持ちを吐き出す。

雪哉
やなぎを異性として意識し始める。

幸、祐
大きな変化なし。ただし祐は告白をしている。返事は宙ぶらりん。

グラスリップは「すれ違い」と「理解」がテーマだと思うような気がする的な話はしたと思います。
ようやく彼らは、自分たちがてんで違う方向を見ていたことに気がつき始めた、という具合でしょう。


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