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【誕生日スレ】今日は何の日?【総合】

742名前なんか必要ねぇんだよ!:2015/09/18(金) 01:17:04 ID:GHkyEmhg
9月18日はフィリップ2世が即位した日です

フィリップ2世の治世は>>675などで見てきました
ここではフィリップ即位までを見ていくことにしましょう

フィリップは1165年、フランス王ルイ7世の嫡男として産まれました
このルイ7世の治世はフランス王権にとって大きな脅威が出現した時代でした
>>604で見たように、ルイの王妃であったアリエノール=ダキテーヌと離婚し、さらにアリエノールがアンジュー伯アンリと結婚、このアンリがイングランド王ヘンリ2世として即位したことで、広大なアンジュー帝国が成立したのです

もちろんルイもただ手をこまねいていたわけではありませんでした
カスティーリャ王女コンスタンスを王妃に迎え、さらに同じくアンジュー帝国に脅威を覚えるシャンパーニュ伯、ブロワ伯、フランドル伯を引き込み、反アンジュー帝国同盟を作り上げます
もっとも、この王妃コンスタンスとの間には嫡男は産まれず、フィリップ2世は3人目の王妃であるシャンパーニュ伯女アデルとの間に産まれました
ルイは待望の嫡男フィリップに王国を託すため、諸問題の解決に務めることとなります

イングランド王ヘンリ2世に対しては和睦を図り、時にはその要求に譲歩して平和を維持しようとしました
一方で自身の娘をヘンリ2世の長男である若ヘンリと結婚させ、アンジュー帝国の相続争いの際に若ヘンリを支持し、イングランドに内紛を起こさせます
ヘンリ2世はこの内紛をいったんは収め、ルイ7世とは1177年に和睦を結びました
そのうちにフィリップ2世は順調に成長し、1179年には父との共同王となります
そして1180年9月18日、ルイ7世の死去によってフィリップは単独王となり、その輝かしい治世が始まることとなるのでした


本日はフィリップ尊厳王の誕生日です、おめでとうございます


参考文献
・福井憲彦編『世界各国史12 フランス史』山川出版社、2001年
・佐藤彰一・池上俊一『世界の歴史10 西ヨーロッパ世界の形成』中央公論新社、2008年
・佐藤賢一『カペー朝 フランス王朝史1』講談社、2009年


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