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【誕生日スレ】今日は何の日?【総合】

372Republica de Venexia:2014/12/03(水) 00:32:49 ID:???
12月3日は華岡青洲が麻酔手術を成功させた日です

華岡青洲は1760年、現在の和歌山県紀の川市那賀町平山に、代々医者の家系の長男として産まれました
父親の直道は外科医で、青洲は幼少の頃より祖父や父のもとを訪れる患者に接し、難病に苦しむ患者を救いたいと考えるようになります

そんな青洲が23歳の時、最新の医学を学ぶために京都に出ます
ヨーロッパ医学や中国医学を研究した医学者の多くが集まる京都で青洲は最新医学を吸収しました
また古代中国の華陀が「麻沸湯」という麻酔薬のようなものを用い、患者の痛みを和らげて治療したということを知り、麻酔薬研究のヒントを得ます

京都で三年間勉強した青洲は和歌山に戻り、父親の後を継いで外科の治療を続けることになります
その合間に青洲は麻酔薬を作るための薬草を探し、研究に打ち込みました
そしてトリカブトやマンダラゲに麻酔効果があることを発見し、犬や猫に飲ませての実験が繰り返されます
やがて三毛猫の「まふつ」が麻酔薬を飲んで三日間過ぎた頃に目を覚まし、研究を始めてから15年にして麻酔薬の完成にこぎつけたのです

しかしその麻酔薬は動物には効いたものの人間に対しての効果は未知数でした
そこで青洲の母親於継と妻の加恵が自ら実験台になることを申し出、青洲はそれぞれの年齢や体調を考慮しながら麻酔薬の投与を行います
そして於継の死、加恵の失明という代償を払い、研究を始めてから約20年、ついに麻酔薬「痛仙散」が完成したのです
1805年12月3日には痛仙散を用いた手術を行い、実証されているなかでは世界初の麻酔手術を成功させたのでした


本日は麻酔手術の誕生日です、おめでとうございます


参考文献
・戸西葉子『郷土絵本No.40 華岡青洲』わかやま絵本の会、1995年


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