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【誕生日スレ】今日は何の日?【総合】

279Republica de Venexia:2014/09/11(木) 00:34:34 ID:???
9月11日はスコットランド独立戦争、スターリング・ブリッジの戦いが行われた日です

スコットランドはイングランド王リチャード1世獅子心王によって独立を認められたものの、13世紀を通じて事実上イングランド王の主権下にありました
スコットランドはイングランドを共通の敵とするフランスと同盟を結び、1244年にイングランド王ヘンリ3世がスコットランドに攻撃を加えた際にはフランスの援助を受けました

ヘンリの後を継いだエドワード1世もスコットランドへの介入を進め、スコットランド王位継承問題に干渉してジョン・ベイリアルを王位につけさせ、イングランドに臣従させます
その後もエドワードはスコットランドへの威圧的政策を進めたため、1295年、スコットランドはフランスと対イングランド攻守同盟を結びました

これに対しエドワードはベイリアルを捕らえ、スコットランド総督を設置して統治下に置くなど強圧的な措置を行います
スコットランドではイングランドへの不満が高まり、エドワードがフランスへの遠征にスコットランドの参加を求めたことをきっかけに、スコットランドでは大規模な反乱が勃発しました

この反乱の指導者となったのがウィリアム=ウォレスで、彼に率いられた反乱軍は1297年9月11日、スターリング・ブリッジにおいてイングランド軍を破り、反乱軍は大いに勢いづくこととなりました
ウォレスはナイトに叙され、「ジョン王のスコットランド王国の守護官」に任じられます

その後反乱軍は翌年フォルカークの戦いに敗れ、ウォレスもイングランドによって捕らえられ処刑されるものの、それはスコットランドの国民感情をますます燃え上がらせることになりました
ウォレスはイングランドを破り、スコットランドの愛国精神を呼び覚ました英雄として、今でも崇拝されているのです


本日はスコットランド愛国精神の誕生日です、おめでとうございます


参考文献
・ナイジェル・トランター、杉本優訳『スコットランド物語』大修館書店、1997年
・川北稔『世界各国史11 イギリス史』山川出版社、1998年
・高橋哲雄『スコットランド 歴史を歩く』岩波書店、2004年


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