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【誕生日スレ】今日は何の日?【総合】

245名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/08/10(日) 00:53:35 ID:Afeyl3K2
8月10日はレヒフェルトの戦いが行われた日です

9世紀にヨーロッパに移住し、パンノニアに定住したマジャール人は、アールパード朝を開いた大公アールパードの下で強勢を誇り、度々西欧へと侵攻していました
一方、その侵攻の最前線となったドイツ地域を支配していたのは、>>242でも取り上げたオットー1世でした
彼は東フランク王国における権威を高め、さらにはローマ皇帝権の復興を目指していましたが、当時ローマ皇帝への戴冠にはローマ教皇による認可が必要でした

そのような状況で起こったのが、955年8月10日のレヒフェルトの戦いです
アールパードの孫タクショニュを、オットーはレヒフェルト平原にて破り、以降西欧にとって脅威となっていたマジャール人の侵攻は途絶えることになります

彼は東欧・北欧の異教徒から西欧キリスト教を防衛することに成功し、西欧における優位を確立したのです
コルヴァイのヴィドゥキントによればオットーは軍隊によって「祖国の父にして皇帝」と称えられ、実質的に皇帝に昇格したとしています
ローマ教皇も「キリスト教国を異教徒マジャールの禍から救った聖なる戦士」オットーの権威を認め、ローマ皇帝としての戴冠を行うことになるのでした


本日はオットー大帝による「西欧キリスト教世界の防衛日」です、おめでとうございます


参考文献
・成瀬治・山田欣吾・木村靖二『世界歴史大系ドイツ史1 先史〜1648年』山川出版社、1997年
・ハンス・K・シュルツェ、五十嵐修他訳『西欧中世史事2 皇帝と帝国』ミネルヴァ書房、2005年
・歴史学研究会編『幻影のローマ “伝統"の継承とイメージの変容』青木書店、2006年


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