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【誕生日スレ】今日は何の日?【総合】
243
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2014/08/08(金) 00:43:27 ID:.B3ZpQQk
8月8日はアルマダの海戦が終結した日です
16世紀のスペインは広範囲に領土・植民地を持ち、「太陽の沈まぬ国」と呼ばれる繁栄を享受していました
そのなかでもスペイン領ネーデルラントの収益は大きく、新大陸からの銀収入をも上回るものでした
しかしそのネーデルラントにも宗教改革の波が押し寄せ、スペインに対し反乱を起こすようになると事態は複雑なものとなっていきます
ネーデルラントへの最短ルートはフランスが有していましたが、フランスは中立の立場を採り、スペインは通行できなかったのです
スペインはそのためミラノ公国を経由する迂回ルートをとりますが、そのためにサヴォイア家やスイス、その他アルプス街道沿いの諸侯との交渉が必要であり、さらにフランスはその迂回ルートによりスペインに包囲されていると感じ、ますますスペインに対し態度が硬化していきます
またこの迂回ルートをとらざるを得なかったのは、カトリックを敵視しスペインと対立するイギリスの存在がありました
イギリスはネーデルラントへの航路を妨害したため、スペインはイギリスとの交渉を行いますが頓挫、ここに至ってスペインはイギリス侵略の艦隊を派遣するのです
1588年7月31日、スペインから出港した「無敵艦隊」はイギリス海峡にてイギリス艦隊と交戦、そして8月8日、ついには敗北という結果に終わったのです
しかしこのアルマダの海戦でイギリスに覇権が渡ったわけではなく、スペインは海軍の軍事改革を進め、以降も無敵艦隊を編成しイギリス艦隊を度々撃破しイギリスに対する優勢を維持するのでした
なお、この海戦では従来の主戦法であった衝角攻撃に対し、大砲による砲撃戦が勝利を収め砲手の地位が向上したことから、海上戦闘における一大変革がなされた海戦であるといえるでしょう
本日は、近世海上戦闘の変革日です、おめでとうございます
参考文献
・マイケル・ルイス、幸田礼雅訳『アルマダの戦い スペイン無敵艦隊の悲劇』新評論、1996年
・アントニオ・ドミンゲス・オルティス、立石博高訳『スペイン 三千年の歴史』昭和堂、2006年
・アンガス・コンスタム、大森洋子訳『図説スペイン無敵艦隊 エリザベス海軍とアルマダの戦い』原書房、2011年
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