したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【誕生日スレ】今日は何の日?【総合】

154名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/04(水) 00:44:01 ID:DH9uI632
6月4日はホーエンフリートベルクの戦いが行われた日です

神聖ローマ皇帝カール6世には男子が産まれず、その後継者を誰にするかが問題となっていました
そこでカールは国事勅書を発布し、ハプスブルク家を長女のマリア=テレジアに継がせることをヨーロッパ諸国に認めさせました
しかし神聖ローマ皇帝位に関しては女系相続が認められず、マリア=テレジアの夫フランツの即位を提案します
これにフランスが異議を唱え、皇帝位を巡る戦争となったのがオーストリア継承戦争でした

ここでプロイセンの動きに焦点を当てます
プロイセン王フリードリヒ2世はフランツの皇帝即位を支持する代償として、シュレジエンの割譲を要求します
シュレジエンは経済・軍事的要衝であり、オーストリア領有数の工業地帯であったため、オーストリアはこれを拒否しました
これに対しフリードリヒ2世はオーストリアの不意を突きシュレジエンを占領したのです

しかしオーストリアはイギリスの支援もあって劣勢を挽回、シュレジエン奪還を目指し進軍、逆にプロイセンは窮地に陥っていました
ところがプロイセン王フリードリヒ2世は巧みな戦術でオーストリア軍を誘い出し、ホーエンフリートベルクにおいてオーストリアに大勝、シュレジエンの確保に成功しました
フリードリヒはこの勝利によって大王と称され、プロイセンを大国に成長させていくことになるのです


本日はフリードリヒ「大王」の誕生日です、おめでとうございます


参考文献
・飯塚信雄『フリードリヒ大王 啓蒙君主のペンと剣』中央公論社、1993年
・成瀬治・山田欣吾・木村靖二『世界歴史大系ドイツ史2 1648年〜1890年』山川出版社、1997年
・長谷川輝夫・大久保桂子・土肥恒之『世界の歴史17 ヨーロッパ近世の開花』中央公論社、1997年


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板