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勉強するヒキ

40(-_-)さん:2024/11/10(日) 04:22:35 ID:???
火星を作り変える

火星を温暖化させる方法はいくつかあります。たとえば、巨大な鏡を火星周回軌道上に設置して、太陽光を火星表面に向けて反射させて温める、というものです。

最近のある研究では、火星入植者が超軽量の固形物質のエアロゲルを火星地表に散布する提案をしています。エアロゲルは断熱材として機能し、熱をなかに閉じこめます。このエアロゲルで火星の北極と南極を含む全地表面を覆えば、エアロゲルが極地に存在する氷を溶かして、液体の水を作ることができるかもしれません。

食べ物については、まず食用とする作物を育てるための土が必要です。地球の土の場合は無機物(ミネラル)、有機物、生物、ガス、水の5つの成分からできています。

しかし火星は、レゴリスと呼ばれる細かい砂礫のような物質で覆われています。火星の砂、と考えてよいでしょう。火星のレゴリスには栄養分がほとんどなく、このままでは植物は育ちません。また、地球では花火や爆発物に使用される、過塩素酸塩という有害な化学物質も含まれています。

レゴリスから有害物質を除去して生育可能な土壌に変えるのは、簡単ではありません。火星の土に必要なのは、火星の肥料です。それは、極限環境微生物(地球から持ちこんだ、最も過酷な環境でも生存可能な微生物)を加えて作ることができるかもしれません。遺伝子組み換え生物を用いる案もあります。

こうした生命体は、光合成によって二酸化炭素を酸素に変換しはじめるでしょう。やがて、火星が地球から持ち込んだ土壌生物にとって住みやすい環境に変わっていけば、もっと高等な植物、そして動物さえも持ちこめるようになるでしょう。

酸素、水、食べ物を適切な割合で供給するのは極めて複雑なプロセスです。科学者たちは地球上で、閉鎖生態系実験施設の「バイオスフィア2」でこれをシミュレートする試みをおこないました。バイオスフィア2には海洋、熱帯、砂漠の各生態系が再現され、すべてがコントロールされてはいますが、それでも科学者たちは最適なバランスを見つけるのに苦心しています。それを完璧に理解しているのは、「母なる自然」だけです。


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