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コテネタ総合スレ
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レッド・ダイビング・イントゥザ・ベイルファイア
:2015/04/12(日) 14:08:39 ID:F80i5nKc
「だってさ」そういうとだに。は優しく少女を抱きしめる。少女はなおも体をこわばらせる。だに。の行動や言動が何一つ理解できないからだ。
理解できなくて当たり前だ。その言葉や行動の意味を理解できたとき、そのものも快楽殺人者に成り果てるのである。平安時代に実在した剣豪であり哲学者
ヤマオク・サクシャのコトワザにある通り「狂人のマネをしたら実際狂人」の通りである
「突き刺す感触、吹き出る血…心地いい叫び」だに。は涎をふき取ることもせず。少女のからだをまさぐる。
「君はきっと感じさせてくれる…」そういうとだに。はたちあがり、槍を少女の喉元にあてがった。
少女の鼓動が、呼吸がより一層荒いものとなる。自分はこれから死ぬのだと、確信したからだ
「僕に与えてくれないか、快楽を」そういうとだに。は槍を一文字に振りぬいた。
真っ白なキャンバスのような壁には真っ赤な軌跡が描かれた。
「ハァー!ハァー!!」だに。は自らの二の腕を抱き、その場に座りこんだ。ニューロンに殺人による快楽が駆け巡る。
その余韻に少しでも深く浸るために。涎を垂らし、目は薬物中毒者めいて血走っている。
だに。は今回のような殺害を幾度となく繰り返してきた。もちろん恨みがあったわけではない。略奪を目的としているわけでもなく、誰に頼まれてもいない。
ただ自分の快楽のためである。人が薬物やSEXに溺れるように。だに。は殺人でしか快楽を得ることができないから、それを追い求めていたのだ。
そこに罪悪感など生まれるはずもない。
人が空腹を満たすためにスシを食べた時、マグロに罪悪感を抱くだろうか?それと同じである
だに。が快楽に悶え、息を荒げていると ノシリノシリと足音が聞こえてきた。集落の人間はすべて殺したはずだ。しかもこの足音は確実に自分に向かってきている。
だに。は動物的本能でそれを感じて、槍の血潮をマントで拭うと足音がする方向へとカラテを構えた
「ゲエエップ!!ウゥープス!!派手にやったなぁ!胃の中の酒が全部でちまうぜ!」入口のドアにもたれかかっていた死体を乱暴に蹴り飛ばし一人の男がエントリーしてきた。
上等なアルマーニのスーツを身にまとい片手には酒瓶。
顔はトーフ、もしくは角砂糖を思いこさせる四角形であった。身長は先ほど殺した少女よりも低かった。身長だけ見れば子供である。
だがその顔にいかめしく刻まれた皺をみるに、それなりの年齢ではあることを感じさせた
「あぁー…なんだ…えっとだなぁ」男はアイサツもせずに酒瓶を口へと運ぶ。すでに酔っているのか足取りはおぼつかない。スゴイ・シツレイ!!
「今日は…その…なんだ。ビジネス!!そう、仕事の話をしに来たんだ殺戮者=サン!!?えぇ?犬みてえに涎を垂らしやがって!お楽しみだったみてえだなぁ!」
男はそういうと酒瓶の中身を一気に飲みほし、挑発的にだに。の目の間に叩きつけた!二人の間に一触即発のアトモスフィアがただよう!
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