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和「あれは…」
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 05:44:33 ID:yFlAElUM
和「それだけうまくできてるということですね。私も京太郎くんと交流を深めることができて嬉しいですよ。」
優希「勘違いしてないといいけどな…」
和「勘違いですか?」
優希「気があるんじゃないか?とか告白したらいけるんじゃないか?とか…」
和「告白ですか?」
優希「和ちゃんはもっと自分の可愛いさを自覚するじぇ!あれじゃ、今好きじゃなくても惚れてしまうじょ。」
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 05:49:33 ID:yFlAElUM
和「そんなつもりは…ただ私は優希のアドバイス通りに。気さくに接したり、名前で呼んだり…」
優希「和ちゃん、マジメなのは和ちゃんのいいところだじょ。ただ相手のことを考えて加減しないとだめだじぇ…京太郎はもともと和ちゃんのことが好きだじょ、今日のでダメ押しされたじぇ。完全に和ちゃんにノックアウトされたじょ。」
和「私、もしかしたら告白されてしまうのですか?」
優希「可能性はあるじょ。」
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 05:55:00 ID:yFlAElUM
和「どうしましょうか?」
優希「和ちゃんなら何度も告白されてきただろ?」
和「それは…でも京太郎は親しい友人ですし。それに今までの方々とは違い、おそらく熟考して導きだしたでしょうから…」
優希「今までの告白した何人かも熟考した人はいたと思うけど…あわれだじぇ…」
和「ど、どどどうしましょうか?」
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 06:01:43 ID:yFlAElUM
優希「和ちゃん!とりあえず今日は帰るじぇ。そして対策を考えよう。」
和「帰る?」
優希「ああ、加減の仕方とか教えるじぇ。」
和「でも、いきなり帰るのは…」
優希「急に体調が悪くなったとか言えばいいんだじょ!私が送るから。今の和ちゃんだとちょっと不味いじょ。それに今日のこともごまかせるかもしれないじぇ。」
和「わかりました。ご迷惑をおかけします。」
優希「気にするなじょ。」
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 06:07:13 ID:yFlAElUM
まこ「優希!ムロマホと神道寺の花田さんが来とるぞ。」
優希「じぇ?忘れてたじょ!」
和「何故、花田先輩が?」
優希「用事でこっちに来るから清澄にも顔を出すって連絡きたじょ。まだ和ちゃんにはいってないっていうからスプライトしようと思ってたんだじぇ!」
まこ「で、すっかり忘れてたと?」
和「何をしているんですか…それにスプライトではなくサプライズですよ。」
優希「横文字は苦手だじぇ〜」
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 11:09:32 ID:yFlAElUM
和「花田先輩が来てるなら挨拶しなければ。」
優希「待つじょ!今の和ちゃんはちゃんと話せるか?京太郎や花田先輩と話せるのか。昨日やさっきの話を聞いて…」
和「それは…」
まこ「よくわからんが…わしは部長じゃけ残らんといかんし、優希までいないのはさすがに花田さんに失礼じゃろ。挨拶だけして和は今日は帰るといい。」
優希「和ちゃん、花田先輩はわかってくれるじょ!」
和「優希、染谷部長…」
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 11:15:09 ID:yFlAElUM
まこ「久をつけるから一緒に帰るといいわ。メールを送っとくからの。花田さんたちには体調が悪くなったとでも言えばいい。」
和「すいません…」
優希「あとは任せるじょ!私にも責任があるしな。」
まこ「とりあえず、飲み物は用意せんとのう。」
和「あ、これをお願いします。パンケーキを焼いてきました。」
優希「さっすが和ちゃんだじぇ!」
和「シロップやジャムは市販の物ですが。」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 11:22:34 ID:yFlAElUM
優希「お待たせしたじぇ!」
まこ「久、じゃよろしくの。」
和「花田先輩、久しぶりにお会いできたのに体調が優れなくて。申し訳ありませんが今日はかえります。」
煌「それはそれは、お大事になさってください。何、いつでも会えますよ。」
和「はい。」
久「じゃ、皆あとはよろしくね?」
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 12:03:54 ID:yFlAElUM
咲「和ちゃん大丈夫?」
京太郎「竹井先輩、俺が送りますよ?」
久「こらこら、現役の部員が何言ってんのよ。いいから任せなさい。それとも送り狼にでもなりたいの?」
京太郎「い、いえ…」
マホ「えー?帰っちゃうんですかー。」
ムロ「こら、体調悪いって言ってんだから。」
煌「明日まではいますからね。和、ではお大事に。」
和「では皆さん、また…」
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 12:08:18 ID:yFlAElUM
優希「和ちゃんがパンケーキ焼いてきてくれたから皆食べるじぇ!」
まこ「紅茶もコーヒーもあるからの。」
煌「これはこれは、すばらなおもてなしを。」
咲「来てそうそう、いいのかな?」
京太郎「まっ、お客さんいるんだしいいだろ。」
マホ「わーい!」
ムロ「ありがとうございます。」
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 12:17:24 ID:yFlAElUM
咲「でもこれ、ちょっと少ないよね。」
まこ「あっ、わしはええよ。お客さんには食べさすとしてあと…」
優希「私も遠慮しとくじぇ!皆で分けるじょ。」
京太郎「どうしたんだよ?お前も体調悪いんじゃないのか。」
優希「なんだとー!」
咲「でも優希ちゃんが遠慮するのは珍しいよね。」
優希「私は昨日、和ちゃん家で食べたしな!」
京太郎「ならいいか。じゃ煌さんムロマホからどうぞ。」
煌「譲り合い、すばらですよ。ではお言葉に甘えてムロ、マホ、いただきましょうか。」
ムロマホ「はい、頂きます。」
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 12:29:36 ID:yFlAElUM
京太郎「優希、本当にいいのか?」
優希「しつこいじょ。それに量が少ないのは花田先輩のことをいい忘れていた私のせいだからな。」
まこ「まあまあ、優希もこう言ってることだし。京太郎もさっさと食べんか。」
京太郎「あ、はい。」
咲「うん、美味しいよ。」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 19:31:39 ID:yFlAElUM
煌「なんだかんだで話こんでしまいました。結果的に部活のお邪魔をしてしまいました。」
ムロ「うう…私も同罪です。花田先輩に会えて嬉しくて。」
マホ「そんなに凄い人なんですかー?」
優希「こら!なんてこと言うんだじょ。」
咲「凄い人気だね。」
まこ「妬けるのう。」
京太郎「本当にいい人だよな〜」
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 21:57:36 ID:yFlAElUM
煌「ではまた明日お邪魔させていただきますよ。」
まこ「あんたなら大歓迎じゃ。」
ムロ「じゃあ失礼します。」
マホ「また明日ですよー」
京太郎「あっ、送りますよ。」
煌「今日はマホとムロの家に泊まりますから大丈夫ですよ。お心遣いすばらです!ありがとうございます。」
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 22:27:34 ID:yFlAElUM
優希「じゃあまた明日だじぇ!」
咲「いい人だね。なんだか安心するよ。」
まこ「本当じゃな、見習わんといかんわ。」
京太郎「染谷部長は大丈夫ですよ。」
咲「む、染谷部長はって何?私は大丈夫じゃないってこと?」
優希「これは聞き捨てならないじぇ〜」
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 22:31:13 ID:yFlAElUM
京太郎「じゃあ咲、もうお前が居なくなっても探さなくて大丈夫なんだな?」
咲「えっ?」
京太郎「これからどんどん練習試合に呼ばれると思うけど、1人で行けるな。」
咲「うう…」
京太郎「優希もタコス作らなくていいよな?」
優希「じぇ?」
まこ「これこれ、そんなに意地悪なこと言わんでやれ。」
咲、優希「染谷部長〜」
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 22:35:07 ID:yFlAElUM
和「すいません、竹井先輩…」
久「いいのよ。気にしないで。久しぶりに和と2人きりになれたわね。」
和「ふふっ、そうですね。」
久「よくは聞いてないんだけど、体調は大丈夫なんでしょ?」
和「はい、それなのに家まで送っていただいて…」
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 22:40:40 ID:yFlAElUM
久「理由は聞いていいのかしら?私で良ければ力になるわよ。」
和「そんな、お世話になったのにそこまでは。」
久「後輩に頼られるのは嬉しいものよ、まこはあんなだからあまり頼ってくれないのよ。」
和「そんなことはないと思いますが。染谷部長も頼りにしていたと思います。」
久「まっ、今は和よ!さすがにちょっと心配だわ。」
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 22:50:04 ID:yFlAElUM
和「優希がいうには、私は京太郎くんと打ち解けていないらしくて…それで今日は私なりに打ち解けてみました。アドバイスで名前でよんでみましたし。」
久「なるほどね。それでやり過ぎちゃったのね。」
和「それが私にはわからなくて…それに、優希は京太郎くんが私に好意があると、そう言うんです。だからなんというか…あれでは勘違いさせるのではないかと。」
久「須賀くんからの好意には気がつかなかったのね?」
和「正直、まだ半信半疑でして。私なんかと思ってしまいます。でも竹井先輩もそうだと思っているんですよね?京太郎くんが私に好意を持っていると。」
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 22:56:37 ID:yFlAElUM
久「うん、自分のことを過小評価してしまうのは仕方ないわね。和、あなたは凄く可愛いの!そして私からみても須賀くんはあなたが好きだわ。」
和「やっぱりそうなんですね?」
久「多分、気づいてないのは咲だけだと思うわ。」
和「それで…なんというか…」
久「要するに自分の気持ちがわからないし、これからどうしたらいいか迷っているんでしょ?」
和「はい…」
久「まあそれはゆっくり解決するとして、そこまで和を思わせた要因か何かあるかしら?」
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 23:03:12 ID:yFlAElUM
和「要因ですか?」
久「何でもいいの、小さなことでも悩み始めたら気になってしまうものよ。案外簡単に解決してしまうかもしれないわ。」
和「そうですね、私は普通に京太郎くんとは打ち解けているとおもっていたのですが…実際には優希はそう思っていなくて。それで優希のアドバイス通りに。」
久「優希に見せようという気持ちもあったのね?自分はできていると。」
和「そうですね。あと少し不安にもなりました。同じ麻雀部員なのに打ち解けきれてないのかと。その、男性は少し苦手ですので。」
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 23:07:49 ID:yFlAElUM
久「無意識に須賀くんに酷くなってないかと?」
和「はい。」
久「和はマジメね。須賀くんはそんなこと気にしないわ。」
和「私もそう思います。」
久「でちょっとやり過ぎたというわけか…」
和「あの…そんなにですか?」
久「かつてないほど可愛い和を見たわ。あんなに可愛い女の子は他にいないもの。」
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 23:21:28 ID:yFlAElUM
和「うう…」
久「そういえば何でそんな話をしたの?」
和「京太郎くんが新道寺の花田先輩と鶴田さんに好意があるといってる話を聞いてしまって。花田先輩の話ですから気になって優希に。」
久「そうだったの。それにしても須賀くんがねぇ。多分、和の聞き間違いか勘違いだと思うんだけど?」
和「花田先輩は素晴らしい方ですから。京太郎くんは面識があったようですし、好意を持っても不思議ではありません。」
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 23:27:45 ID:yFlAElUM
久「和、普段の様子からしても須賀くんが和以上に花田さんを好きだとは思えないわ。」
和「そうでしょうか?」
久「ええ、だから断言してあげる。和の聞き間違いか勘違いよ。」
和「はい…」
久「でも、そう言われても困るわよね?」
和「そうですね…」
久「まだ須賀くんをどう思っているかは、自分ではわからないという感じかしら?」
和「京太郎くんには申し訳ないですが。それにまだ半信半疑です。」
久「いいのよ、須賀くんが和に告白したわけじゃないのだから。でもされたらじっくりと考えて答えを出してあげるのよ?」
和「はい。」
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/27(日) 23:39:08 ID:yFlAElUM
久「もちろん、和から告白してもいいのよ?」
和「それは…ちょっと想像できませんね。」
久「あら?須賀くんに望みはないのかしら…」
和「あっ、いえ。そんなわけでは。」
久「ふふっ、冗談よ。」
和「もう!」
久「少し元気になったわね。良かったわ。2人とも大切な後輩だからね。優希や咲やまこもね。」
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 01:36:19 ID:T5ql.lK6
優希「和ちゃん!」
久「優希の声がするわね。」
和「はい、私にはもったいない友達です。」
久「そうね、羨ましいわ。」
優希「和ちゃん、ごめんだじょ。私が余計なことを言わなければ…花田先輩もせっかく来てたのに…」
和「いいんですよ。いつでも会えるじゃないですか。」
優希「和ちゃ〜ん!」
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 01:42:04 ID:T5ql.lK6
和「優希、竹井先輩。ご心配をお掛けしました。」
久「いいのよ、いつだって私はあなたたちの味方なんだから。」
優希「和ちゃんその、これからどうするんだじょ?」
和「今日みたいに、これからは接してみようかと思います。」
久「そう。いいと思うわ。」
優希「多分、京太郎はすぐに告白しちゃうじぇ。なんたってもの凄く可愛いんだからな!」
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 01:45:35 ID:T5ql.lK6
久「そうしたらどうするの?」
和「お付き合いとかまだ考えられません。けどそういうことも前向きに検討してみようかと。」
優希「京太郎ならわかってくれるじょ!」
久「でもそれ、ちょっと酷いわね。」
優希「和ちゃんクラスの女の子なら仕方ないじぇ〜」
和「もう!」
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 01:50:37 ID:T5ql.lK6
優希「やっぱり可愛いじぇ〜」
久「ふふっ、そうね。」
和「ありがとうございます。それと京太郎くんに花田先輩と鶴田さんのことを聞いてみようと思います。」
優希「おお!大胆だじぇ。大丈夫か?」
和「はい。それになんだかとても気になって仕方ないです。」
久「いい顔ね、もう大丈夫かしら?」
和「はい!」
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 01:54:32 ID:T5ql.lK6
久「よかったわ。」
和「あ、それと…」
久「何かしら?」
和「竹井先輩は京太郎くんをどう思っているのでしょうか?」
優希「じぇ?」
久「あら、気になるかしら?」
和「えっと、その…」
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 01:58:00 ID:T5ql.lK6
久「そうね…可愛い後輩ってところかしら。あと雑用が得意ね。」
和「もう!なんですかそれは?」
優希「和ちゃん!成長したな。」
和「はい?」
久「そうね、普通に京太郎くんって言ってるわ。」
和「そ、それは…」
優希「赤くなった和ちゃんも可愛いじぇ〜」
和「もう!知りません。」
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 02:10:53 ID:T5ql.lK6
優希「和ちゃん、明日も花田先輩が来るじょ。」
和「そうですか、良かったです。」
久「私も話したいわ。何でこんなにも慕われてるのかしら?」
優希「うーん…風越のお姉さんみたいだからだじぇ。」
久「美穂子ね、うーんまいったわね。とても勝てないわ。」
和「花田先輩は福路さんに似てますか…」
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 02:21:09 ID:T5ql.lK6
久「あら?妬いてるのかしら。」
和「少し…」
優希「和ちゃん…」
和「それと…咲さんと染谷部長が京太郎くんをどう思っているのかも…」
久「それは…聞いてみないとわからないわ。たた和、これだけはわかってほしい。」
和「竹井先輩…」
久「誰が須賀くんを好きだとしても、それを理由に和が身を引くのは間違っているの。和が自分で判断して、ちゃんとした理由で須賀くんとお付き合いできないと思うのは仕方ないけどね。」
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 02:24:46 ID:T5ql.lK6
和「はい。」
久「じゃあ、帰るわね。じっくりと考えるといいわ。」
優希「和ちゃん、また明日な!」
和「はい、また明日お会いしましょう。」
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 06:49:45 ID:T5ql.lK6
咲「和ちゃん、大丈夫かな?」
京太郎「そうだな…」
咲「花田さんも来ていたのに、明日は来れるといいね。」
京太郎「そうだな…」
咲「もう!ちゃんと聞いてるの?」
京太郎「ああ。」
咲「京ちゃん大丈夫?」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 08:48:52 ID:T5ql.lK6
京太郎「なあ…和ってあんなに可愛かったか?」
咲「えっと…本当に大丈夫?もしかして和ちゃんと何かあったの?」
京太郎「いや、勘違いかもしれないけど…和がめちゃくちゃ可愛いんだ…」
咲「うん、京ちゃんって和ちゃん好きだよね?それは知ってるけど…」
京太郎「ええ!?」
咲「もしかしてばれてないと思った?」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 08:55:24 ID:T5ql.lK6
京太郎「咲は鈍いから…」ダラダラ
咲「さすがにわかるよ!幼馴染みだし。そもそも京ちゃんと麻雀の繋がりがわかんなかったし。」
京太郎「………」
咲「多分、和ちゃん以外は皆わかってるんじゃないかな?」
京太郎「明日からどうしよう…」
咲「あっ、認めちゃうんだ?」
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 09:08:03 ID:T5ql.lK6
京太郎「いやだって…誠は咲との関係をからかってたし、優希は和から遠ざけようとしてたような…」
咲「ただふざけているようにしか見えなかったけど?」
京太郎「そんなバカな…」
咲「ドンマイだよ京ちゃん!」
京太郎「須賀京太郎、麻雀部辞めます…」
咲「ええ!?何言ってるの?」
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 09:12:04 ID:T5ql.lK6
京太郎「みんなに知られていたなんて…」
咲「大丈夫だよ、みんな微笑ましくみてたから。それにわかってるのは麻雀部や学生議会や高久田くんぐらいだよ。10人いかないから!」
京太郎「はあ…」
咲「あっ、そういえば…」
京太郎「なんだ?」
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 09:15:03 ID:T5ql.lK6
咲「合宿で一緒になったみんなは知ってるかも?」
京太郎「ええ!?」
咲「だって京ちゃんって話題になるんだもん。男子1人なんだよ?」
京太郎「てことは長野県の女子麻雀部には…」
咲「もしかしたらね…それと…」
京太郎「まだあるの?」
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 09:20:26 ID:T5ql.lK6
咲「お姉ちゃんには言っちゃった。」
京太郎「………」
咲「だってお姉ちゃんたら、京ちゃんのことばっかり聞いてくるんだもん!しょうがないから好きな子が別にいるって。」
京太郎「………」
咲「ほらっ、京ちゃんってみんなのお世話してくれてたからその印象があって。」
京太郎「まあ頼みごとをするのは主に部長だけど、お世話したのは優希や咲ばかりだったからな。照さんが不安になっても仕方ない…」
咲「それは…諦めてよ!」
京太郎「治す気なし!?」
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 09:48:45 ID:T5ql.lK6
京太郎「照さんにバレてるってことは白糸台の人たちは知ってるんじゃ…」
咲「さすがにそこまでは。でもインターハイ中は結構京ちゃんこと聞かれて大変だったんだよ!話そらすの苦労したんだから!なんで京ちゃんが私の彼氏なの!?違うから!」
京太郎「真っ向否定ですか…って何やってるんだよ!麻雀をやれよ麻雀を!」
咲「いや、女の子って恋バナ好きだし…そもそも京ちゃんが抽選の時に大声だすから目立ったんだよ!」
京太郎「ああ…」
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 09:54:08 ID:T5ql.lK6
咲「あっ、でも割りとかっこいいって言う人多かったよ、良かったね京ちゃん!」
京太郎「あっそうなんだ。」
咲「うん、穏乃ちゃんなんか和ちゃんあんなかっこいい子にモテていいなーって言ってたし!末原さんはなんでうちはもてへんのやろ?やはり胸かって言ってたなぁ〜」
京太郎「バレてるだろ!阿知賀と姫松も怪しくなってきたぞ。」
咲「あっ、しまった…」
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 09:58:25 ID:T5ql.lK6
京太郎「もう駄目だ…」
咲「でも淡ちゃんはチャラそうって言ってたから!」
京太郎「それが慰めになると思うのか!むしろ落ち込むわ…」
咲「大丈夫だよ、和ちゃんにはバレてないはずだから。」
京太郎「だといいけどな…」
咲「辞めちゃだめだよ?」
京太郎「わかってるよ。」
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 10:02:25 ID:T5ql.lK6
咲「これから大変だね?京ちゃん!」
京太郎「まっ、なんとかなるだろ。」
咲「私は京ちゃんの味方だからね?」
京太郎「ありがとな。」
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 10:20:55 ID:T5ql.lK6
咲「ていうかもう告白しちゃったら?」
京太郎「いや、同じ部活だし振られたら後が苦しい…」
咲「和ちゃんなら気にしないと思うけどな。それに告白されるの慣れてるだろうし振るのだってさ。」
京太郎「降られる前提!?」
咲「でも京ちゃんはどうしちゃったの?明らかに様子がおかしいよ。和ちゃんが可愛いって。」
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 10:32:23 ID:T5ql.lK6
京太郎「なんかわからんが…今日は和が可愛過ぎたんだ。」
咲「それはわかってるけど、和ちゃん可愛いし。」
京太郎「ダメだ…もうまともに顔が見れない…」
咲「そんなに!?」
京太郎「さっきまではわりと大丈夫だったんだが、思い出すと…今日は俺と和がはやく来てたんだがめちゃくちゃ可愛いかったんだよ。」
咲「和ちゃん、体調がよくなかったみたいだから隠そうとして頑張ったんじゃないかな?」
京太郎「そうか…それであんなに可愛かったのか?」
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 10:53:42 ID:T5ql.lK6
咲「和ちゃんは頑張り屋さんだから。でも仲のいい優希ちゃんは騙せなかったんだよ。」
京太郎「そうか〜なんとなく納得した。確かにちょっとおかしかったよ。いつもより話そうとしてたしな。そう思うと気が楽になったな〜てか和っていい子だな。」
咲「優しいよね。それでいて可愛いし。神様は不公平だよ…」
京太郎「それは…諦めろ!」
咲「ええ!?」
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 11:46:29 ID:T5ql.lK6
京太郎「お前も少しはモテるんだけどな。」
咲「こないだの変質者みたいな人はいいよ…」
京太郎「誰か紹介しようか?誠とか。」
咲「嫌いじゃないけど…近場で済ませようとしてない?」
京太郎「あとは…ハギヨシさんとか。」
咲「畏れ多いよ!なんでそんなに極端なの?」
京太郎「だってお前とまともに話せそうな男ってそれぐらいだし。」
咲「うう…いいよ、紹介なんかしなくても。」
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 12:28:59 ID:T5ql.lK6
京太郎「ていうかこないだのやつも咲がちゃんと話せてればな…」
咲「ええ!?」
京太郎「お前、うう…とかああ…とかしか言わなかったろ?」
咲「それは…」
京太郎「あれで変質者は可哀想だろ。」
咲「今後は頑張ります…」
京太郎「ま、次の大会の後だな。それまで告白されることはまずない!」
咲「断言された!?」
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 14:15:04 ID:T5ql.lK6
京太郎「明日は煌さんいてくれて助かるよ。」
咲「そうだね。ムロマホちゃんはいないんだっけ?」
京太郎「まあムロマホはいつでも会えるだろ。でも煌さん、すばらな人だよな。」
咲「すばらな人だったね。」
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 14:31:03 ID:T5ql.lK6
煌「本日もお世話になります。すばらです。」
ムロ「よろしくお願いします。」
マホ「ですよー。」
咲「ムロマホちゃんいるの!?」
京太郎「あっ、ホントだ。」
マホ「マホ、いちゃ不味いですか?」
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 14:33:41 ID:T5ql.lK6
京太郎「いや、そうじゃなくて…」
和「なんですか京太郎くん、咲さん。私の大切な後輩に何か問題でも?」
咲「和ちゃん!?」
京太郎(あれ?)
和「なんて顔をしてるんです?カッコいい顔が台無しですよ、京太郎くん?」
京太郎「あっ、はい…」
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 14:36:55 ID:T5ql.lK6
咲「いや、今日はムロマホちゃん来れないと思ってたから。」
ムロ「昨日また明日っていいましたよ?」
京太郎「全く咲は…」
咲「裏切られた!?」
まこ「これこれ、いつまでやっとんじゃ。」
久「お客様をほったらかしにしないの!」
優希「よく来たな!歓迎するじょ。」
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 14:42:13 ID:T5ql.lK6
京太郎「あっ、これ。タコス作ってきたので皆さんで。」
優希「おお!謎の紳士直伝のタコス。やるな!犬。」
和「京太郎くんを犬呼ばわりするなんて…優希は食べなくていいですよ。」
優希「じぇ〜?」
まこ「これこれ、いつまでやっとるんじゃ!」
久「一年は仲がいいわね〜」
煌「あの差し入れにいただいたすばらなタコスですね?」
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 14:47:46 ID:T5ql.lK6
マホ「マホ、タコスは初めてです!」
ムロ「マホは謎のイカクレープ作ってたからな。」
優希「なかなかイケてたやつだな。」
京太郎「あっ、飲み物用意しますね。」
咲「京ちゃん!私も手伝うよ。」
和「飲み物でしたら私が。」
京太郎「いいよいいよ!昨日やってくれただろ?」
咲「そうだよ!それに煌さんもいるんだしゆっくりしててね。」
和「むう…でしたらはやく戻ってきて下さいね?」
煌「思いやり…すばらですよ。」
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 14:50:33 ID:T5ql.lK6
咲「何あれ?」
京太郎「な、可愛いだろ?」
咲「表情豊かだし、距離感近いし…何より可愛過ぎるよ!」
京太郎「まだ調子悪いのか?」
咲「むしろよく見えるけど…あっそういえば京太郎くんって!」
京太郎「違和感はそれか!」
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 14:54:04 ID:T5ql.lK6
京太郎「あっ、俺ちょっと調子が…あとは任せて早退していいか?」
咲「ちょっと!なんていえばいいかわからないよ。とりあえず飲み物もっていこう。」
京太郎「うう…和は一体どうしたんだ?」
咲「わからないけど…きっと何かあるんだよ。」
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 15:08:42 ID:T5ql.lK6
京太郎、咲「お待たせしました〜」
和「今日もパンケーキを焼いて来ました。こちらもどうぞ。」
優希「おお、昨日は食べ損ねたから嬉しいじぇ!やるな和ちゃん!」
咲「あれ?優希ちゃんは和ちゃんの家で食べたんじゃ?」
優希「そ、そうだったじぇ!」
煌「すばらですね〜」
マホ「マホ、タコスの本物を初めて食べます!」
ムロ「マホが作ったのはイカクレープだったからな。」
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 15:12:22 ID:T5ql.lK6
まこ「なあ…和は昨日より酷くなってないか?」
久「あら、そうかしら?」
まこ「あんたは…」
久「ねえねえ?花田さんはどうしてそんなに慕われているの?」
煌「私ですか?うーん、どうなんでしょうか…」
まこ「これこれ、難しいことを聞いてやるな。」
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 17:32:45 ID:T5ql.lK6
煌「なんやかんやで今日も練習になりませんでしたね。」
久「いいのよ、私はもう引退なんだから。」
まこ「わしらはまだ現役じゃ…」
優希「先輩〜さみしいじぇ〜」
煌「優希、和。次に会うときは卓上で、手加減はしませんよ?」
和「私は負けるつもりはありません!」
煌「すばらです!では皆さん、これからも優希や和をよろしくお願いします。」
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 17:36:51 ID:T5ql.lK6
ムロ「では私たちもこれで失礼します。」
マホ「またですよー。」
久「じゃ、私も失礼するわ。学生議会の引き継ぎがあるからね。内木くんに全部やらせるわけにはいかないわ。」
まこ「内木さんもやっとあんたから解放されるのう…」
久「あら、それはどうかしら?」
まこ「いや、いい加減にしてやりんさい…」
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 17:40:14 ID:T5ql.lK6
まこ「じゃわしも失礼するわ。また明日な。」
和「では私たちも帰りますか。」
京太郎「ああ…」
咲「うん…」
和「おや、お二人とも元気がありませんね?大丈夫ですか。」
優希「さ、咲ちゃん!ちょっと話があるから今日は私と帰るじぇ!じゃ、また明日な!」
咲「ちょ、優希ちゃん?」
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 17:42:51 ID:T5ql.lK6
和「行ってしまいましたね、では京太郎くん、一緒に帰りますか。」
京太郎「そうだな…」
和「熱でもあるのでは?」オデコピトー
京太郎「あっ!なんか急に元気になった!」
和「それは良かったです。じゃあ行きましょう。」
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 17:47:40 ID:T5ql.lK6
優希「というわけなんだじょ〜」
咲「そんなことがあったんだね?京ちゃんかなり動揺してたけど、二人きりにして大丈夫かな?」
優希「全く、和ちゃんは…自分が可愛い自覚がないんだじょ。」
咲「私も驚いたよ、しかもやり過ぎてる自覚もないんだよね?」
優希「和ちゃんらしいといえばらしいんだが…」
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 17:51:56 ID:T5ql.lK6
咲「2人には幸せになってほしいけど…」
優希「もちろんだじぇ!」
咲「京ちゃんは和ちゃんの変化にかなりやられてるね。」
優希「わかるじょ。」
咲「うまくいくといいね。」
優希「だじぇ!」
124
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 17:54:09 ID:T5ql.lK6
京太郎「そういえば和のほうは体調はもういいのか?」
和「大丈夫ですよ、京太郎くんはやさしいですね。」
京太郎「はは…」
和「そういえば聞きたいことがありました。」
京太郎「ななな、なんでしょうか?」
125
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 17:58:19 ID:T5ql.lK6
和「花田先輩や鶴田さんのことが好きだとおっしゃっているのを聞いてしまいました。」
京太郎「はい?そんなこと言ったことないけど…」
和「そんな、隠さなくても。2人とも素晴らしい方ですよ?」
京太郎「ちょ、ちょっと待って!なんかの勘違いですよ?」
和「京太郎くん、さっきから微妙に敬語になってますよ。動揺してるんでしょ?」
京太郎「いや、これは別の理由で…」
126
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 18:00:59 ID:T5ql.lK6
和「動揺はしているんですね?」ジトー
京太郎「うっ…」
和「目を見て話して下さい。」
京太郎「ソンナ、スキダナンテイッテナイデスヨ。」
和「なんで片言になるんですか?怪しいですね。」
127
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 18:05:06 ID:T5ql.lK6
京太郎「コレニハリユウガアリマシテ」
和「京太郎くん、今の貴方は芦田愛菜ちゃんに久し振りに再開した鈴木福くんみたいになってますよ。」
京太郎「ソウデスカ」
和「もう!なんで目をそらすんですか?」
京太郎「あっ、和の家に着いた!また明日な!」タッタッタッ
和「もう!」
128
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 20:29:28 ID:T5ql.lK6
京太郎「咲ー!」
咲「京ちゃん!?」
優希「どうしたー?ついに和ちゃんにノックアウトされたのか?」
京太郎「優希!?和がここ2、3日変なんだよ。むちゃくちゃ可愛いんだ!」
優希「それのどこが変なんだじぇ?」
京太郎「ああ、もう!咲ならわかるだろ?」
咲「さあね、京ちゃんには裏切られたし。」ジトー
京太郎「うっ…」
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 20:35:10 ID:T5ql.lK6
咲「和ちゃん可愛いよね。うん、わかるよ。」
優希「何当たり前なこと言ってるんだじょ。」
京太郎「咲さん、優希さん?」
咲「もう迷子になっても探してもらえないみたいだし。」
優希「タコスもなー」
咲「幼馴染みとして悲しいなー。」
優希「犬が独り立ちした気分だじょ。」
130
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 23:32:36 ID:T5ql.lK6
咲「ふんだ!京ちゃんなんて和ちゃん見て悶え死ねばいいんだよ。」
優希「そうなったら面白いじょ。これは見ものだじぇ〜」
京太郎「さすがに調子に乗りすぎじゃないか?」グリグリ
咲「ちょ、京ちゃん?痛い!」
優希「じぇじぇじぇ〜」
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 23:36:40 ID:T5ql.lK6
京太郎「で、優希はなんか心辺りとかないのか?」
優希「和ちゃんなりに変わったんだじぇ。お前がそれに対して戸惑ってるだけだじょ。」
京太郎「いや、あれは、その…」
咲「京ちゃんがヘタレでよかったよ。和ちゃんが襲われる心配がないもん!」
京太郎「咲さん、幼馴染みとはいえ言い過ぎですよ?」グリグリ
咲「ご、ごめんってば!」
優希「あはははは!」
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 23:43:18 ID:T5ql.lK6
咲「もう!元はといえば優希ちゃんが和ちゃんに京ちゃんに対して打ち解けてないって言ったのが原因なんでしょ?」
京太郎「そうか、諸悪の根元はお前か。」グリグリ
優希「じょ〜〜〜和ちゃんが加減を知らなすぎるのが原因だじょ、あれで打ち解けていると思ってるんだじぇ。」
京太郎「なんなんだよ!可愛い過ぎるだろ。あんなん男子高校生が耐えられるわけないだろ…」
咲「そ、そんな…」
優希「可愛いなんて照れるじぇ〜」
京太郎「お前らじゃねー!」グリグリ
咲、優希「!!!!!!」
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 23:51:21 ID:T5ql.lK6
京太郎「煌さんや鶴田さんの件もお前が原因だな?和に追及されたぞ!」
優希「じぇ?それは違うじょ!和ちゃんが言い出したんだじぇ。」
咲「何、新道寺の2人と何かあったの?」
優希「京太郎が花田先輩と鶴田さんに手を出したんだじょ。花田先輩は私たちの大切な先輩だからな!和ちゃんも気になってるんだじぇ。」
咲「京ちゃん…」ジトー
京太郎「だからなんでなんだよ!そんなことするわけないだろ!」
優希「何をー!花田先輩は魅力的だじょ!」
京太郎「だー!そんな意味じゃねー!」
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 23:54:37 ID:T5ql.lK6
咲「京ちゃん、本当に何もないの?」
京太郎「あるわけないだろ。」
優希「でも和ちゃんが聞いたって言ってたじぇ。きらめが好きだとか鶴姫が好きだとか。」
京太郎「なんだよそれ…」
優希「それからだじぇ、和ちゃんがおかしくなったのは。」
135
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/28(月) 23:57:36 ID:T5ql.lK6
咲「うーん、でもおかしいよ。京ちゃんがきらめなんて呼び捨てはしないし、鶴姫なんてあだ名で呼ばないよ。」
京太郎「そもそも鶴田さんとの接点がない。」
優希「でも、胸は小さいけど強いから好きだとか言ってたって和ちゃんが…」
咲「京ちゃん…」ジトー
京太郎「マジで意味わからん…」
136
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 00:15:02 ID:45VpU//6
咲「ま、まあいいじゃない。和ちゃんと急接近してるんだし。和ちゃんのこと好きなら行動すべきだよ!」
優希「そうだじょ!またとないチャンスだじぇ。逃す手はないじぇ!」
京太郎「いや、煌さんたちの件で何か疑われてるし。」
優希「それはドンマイだじょ!」
京太郎「それに和なりに頑張ってるんだろ?それなのにそこにつけこむなんて…そんな卑怯なマネはしたくない。ちゃんと向き合いたいんだよ。」
咲「京ちゃん…マジメなのかヘタレなのかわからないよ?」
京太郎「お前らは〜」グリグリ
咲、優希「痛いよ(じぇ)〜」
137
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 05:28:18 ID:45VpU//6
和「京太郎くん!」
京太郎、咲、優希「和さん!?(ちゃん)」
和「はあ…はあ…はあ…」
京太郎「だ、大丈夫か?」
和「もう…なんでさん付け…なんですか?」
京太郎「落ち着いてからでいいから、ゆっくり喋れ、な!?」
優希「和ちゃんらしからぬ凄い行動力…」
咲「息がきれるほど走り抜くなんて…」
和「穏乃や…優希ほどではありませんが…咲さんよりは…走れますから…」
咲「さりげなく乏された!?」
優希「あははははは!」
138
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 05:32:13 ID:45VpU//6
和「それより…聞きましたよ…」ハアハア
京太郎「ま、まだ喋るなよ。」
和「私のことを真剣に考えて…くれて…ありがとうございます。」
京太郎「和!それは忘れてくれ。」
和「はい!?」
咲「京ちゃん?」
優希「どおした?好きなんだろ。」
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 05:36:03 ID:45VpU//6
京太郎「いつから聞いていたんだ?」
和「それは…京太郎くんが未だに花田先輩たちの件を認めないことと…」
京太郎「いや、だから誤解なんですよ…」
和「ちゃんと私と向き合いたいと言ってくれたところからですね。」
京太郎「そうか…」
咲「京ちゃん!今しかないよ。」
優希「だじぇ!不本意かもしれないがこれは仕方ないじょ。」
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 05:39:35 ID:45VpU//6
京太郎「すまない、今回は本当に忘れてくれ。」
和「そうですか…」
咲「ちょっと!ヘタレにもほどがあるよ。」
優希「全く、何してんだじぇ。」
京太郎「自分の気持ちはちゃんとした形で伝えたいんだ。それに煌さんたちのこともある。」
和「京太郎くん…」
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 05:39:43 ID:45VpU//6
京太郎「すまない、今回は本当に忘れてくれ。」
和「そうですか…」
咲「ちょっと!ヘタレにもほどがあるよ。」
優希「全く、何してんだじぇ。」
京太郎「自分の気持ちはちゃんとした形で伝えたいんだ。それに煌さんたちのこともある。」
和「京太郎くん…」
142
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 05:44:58 ID:45VpU//6
優希「でも京太郎、忘れてくれっていうのは無理があるじぇ。」
咲「そうだよ、和ちゃんのこと真剣に考えてるし、ヘタレじゃないってわかったけど。」
和「京太郎くんはヘタレじゃありません!」
咲「えっ!?だからそう言ったよ…」
優希「あはははは!」
和「優希!何がおかしいんですか?」
優希「じぇ!?」
143
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 05:57:10 ID:45VpU//6
京太郎「まずは煌さんたちのことだ、誤解されたままいられたくない。」
和「しかし、私は聞きました!」
優希「うーん…和ちゃんが嘘をつくとは思えないが…」
咲「京ちゃんがこれだけ真剣なのは誤解だからだと思う。」
京太郎「なあ和、その話はいつ聞いたんだ?」
144
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 06:12:48 ID:45VpU//6
和「それは…金曜日に高久田くんと話ているのをたまたま聞きました。」
優希「貴様!よりによって花田先輩のことをそんな男に。」
京太郎「いや、だから誤解だって…だいたい、誠はインターハイに出た選手のことは詳しくしらない。」
咲「ねえ京ちゃん、高久田くんとはどんな話をしたの?」
京太郎「今やってる戦隊物が面白いとか話したな。」
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 06:19:14 ID:45VpU//6
咲「京ちゃん…まだそんな物視てるの?」
京太郎「毎回じゃないけどな、結構面白いぜ。部活ある時とか遅く起きた時は見れないけど。」
優希「あーわかる、なんか面白いよな。私もたまに見るじぇ。クラスの子も結構見てるらしいし。」
咲「そうだったんだ!?」
京太郎「咲は本読むしか趣味がないからな。特撮はマニアが必ずいるし、欠かさず見てるやつもいるんだぜ?」
優希「だじぇ、咲ちゃんは本読むしか趣味がないからな。女子でも見てる子は結構いるじょ。イケメンも出てるし。」
咲「何か私の扱いひどくない!?」
146
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 06:23:53 ID:45VpU//6
和「そんな特撮の話や咲さんの趣味はどうでもいいです!」
咲「和ちゃんまで…」
京太郎「それから話が発展してどんな特撮が好きだったとか…」
優希「あー、男子の話あるあるだな。たまにそんな話聞くじょ。」
咲「知らなかったよ…」
京太郎「まあ咲だし。」
優希「だじぇ。」
咲「もう!私のことはいいよ。」
和「そうですよ!」
咲「ええ!?」
147
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 06:26:31 ID:45VpU//6
京太郎「だから煌さんたちの話はしてないぜ?」
和「そうですか…」
優希「咲ちゃん、どう思う?」
咲「うーん、嘘ついてないと思うけど。」
京太郎「!そうだ…」
148
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 06:30:44 ID:45VpU//6
和「どうしました?」
京太郎「今やってる戦隊物は魔進戦隊キラメイジャーっていうんだぜ。誠にキラメイジャーはどうだって聞かれてそれで結構好きっていった覚えがある。」
優希「なるほど!それを中途半端に聞いたんだな。」
咲「キラメイジャーか。」
和「では鶴田さんの件は?」
149
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 06:42:39 ID:45VpU//6
京太郎「忍者戦隊カクレンジャーってのが昔放送されてたらしいんだ。それに鶴姫ってキャラクターが出てたんだよ。誠が戦隊物の図鑑持っててそれ見て好きって言った気がする。」
咲「そうか!好きなのは鶴田さんじゃなくて鶴姫なんだね?」
優希「ほうほう…今スマホで確かめたけど確かにいるじぇ。」
京太郎「それで誠に胸がでかいのがお前のタイプなんじゃないのかって聞かれたけど強い女の子は好きだって答えたんだよ。初の女性リーダーだし。」
咲「そうなんだ。」
優希「うん、間違いないじぇ。確かにそう書いてある。和ちゃん!誤解だったじょ。」
咲「良かったね、和ちゃん。」
150
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 06:45:48 ID:45VpU//6
京太郎「和…信じてもらえるかはわからないけど、誤解だったんだよ。」
和「なんですか?胸がでかくて強い女の子が好きな京太郎くん?」
京太郎「う…」
咲「それってさ。」ヒソヒソ
優希「もろ和ちゃんだじぇ。」ヒソヒソ
151
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 06:49:16 ID:45VpU//6
和「わかりました、私の誤解なんですね?胸がでかくて強い女の子が好きな京太郎くん?」
京太郎「は、はい。」
和「それにしてもずいぶんと可愛いですね、キラメイジャーに出てる女の子と鶴姫さんは。」
京太郎「そ、そうですね。」
咲「和ちゃんと付き合ったら尻に敷かれそうな気がする…」
優希「だじぇ…」
152
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 06:52:11 ID:45VpU//6
和「どうやら本当に私の誤解だったみたいですね。ごめんなさい。」
京太郎「いや、別にいいけど。」
咲「良かったね、京ちゃん!」
優希「全く、人騒がせなやつだじょ。」
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 06:56:24 ID:45VpU//6
京太郎「和、誤解がとけてよかったよ。それで…俺の話を聞いてくれるか?」
咲、優希「!」
和「は、はい!」
京太郎「ずっと前からお前の事が好きだったんだ。」
優希「えんだぁーーーー!」
咲「ちょ、優希ちゃん!それはまだだよ!?」
優希「そうだった…てかなんで咲ちゃん知ってるんだじょ?」
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 07:17:34 ID:45VpU//6
京太郎「和の様子がおかしかったからさ、そんな状態の和に告白したくなかったんだ。でも、もう自分の気持ちが抑えきれないんだ。」
和「京太郎くん…その…ごめんなさい。」
京太郎「そうか…」
和「その…まだそんなこと考えられなくて…それでもっと京太郎くんと打ち解けようとしたんですがそれでも…」
京太郎「わかった、ありがとな。ちゃんと答えてくれて。」
咲、優希「京太郎(ちゃん)…」
155
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 07:23:46 ID:45VpU//6
京太郎「じゃ、また明日な。」
和「ちょっと待って、最後まで聞いて下さい。」
咲、優希「!」
京太郎「ああ。」
和「その…大変申し訳ないのですが、これから京太郎くんにちゃんと向き合います。その上で答えをだそうかと。待っていただけますか?」
京太郎「ああ!一年でも10年でも待つぜ!」
和「そんなに待たせませんよ。」
京太郎「どうかな?」
和「もう!」
優希「咲ちゃん、行くじょ!」
咲「ええ、うう…」
咲、優希「えんだぁーーーー!」
京太郎「だー!うるせー!」グリグリ
咲、優希「あああー(じょー)」
156
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 07:27:30 ID:45VpU//6
和「京太郎くん、ここはこれを捨てるんですよ?」
京太郎「あ、はい。」
和「もう!なんで目をそらすんですか?」
京太郎「ちょっと近すぎじゃないですか?」
和「別にいいんです。それよりも疲れていませんか?お茶でもいれましょうか?」
京太郎「あ、大丈夫です。」
和「なんでそんなに他人行儀なんですか!」
157
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/29(火) 07:30:18 ID:45VpU//6
久「何よあれ?」
まこ「のう、本当に付き合ってないんか?」
咲「あ、はい。和ちゃんが返事を保留してます。」
優希「和ちゃんらしいじぇ…」
京太郎「自分で食べれるから。」
和「なんで遠慮するんですか!?」
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