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幼馴染「僕は君みたいな貧乏人には興味無いからね」
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/20(日) 22:51:40 ID:AWASrtxQ
幼「でも負けても可愛い年下の彼女ができて嬉しいんじゃないのかい?」
男「だーかーらー 万が一そうなっても断るよ」
幼「でも約束なんだから断れないだろう」
男「ッぐ.....だったらもっと頑張ろうぜ」
幼「うーーん、そうだ」
男「?」
幼「もしボクらのペアが勝ったらボクが君の言うこと聞いてあげるよ」
男「へあ?」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/20(日) 22:52:16 ID:AWASrtxQ
幼「後輩ちゃんのペアに勝ったら」
男「うーん、と、それは、うんわかった」
幼「だからもっと頑張らないとね」
男「とは言っても幼はもうクタクタじゃん」
幼「ボクはまだ平気だよ」
男「お前もともと体育系じゃないんだし」
幼「まあ確かに君の強引なリードに少し疲れてはいるね」
男「ちょっと休憩しようぜ」
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/20(日) 22:52:57 ID:AWASrtxQ
幼「心配には及ばないよ」
後輩「私は絶対に手は抜きませんからね」
幼「そう気合たっぷりに言われても......」
後輩「でも負けたら男先輩は私の彼女になっちゃいますよ?」
幼「そうだね」
後輩「もしかして、『きっと男なら断る』って考えてません?」
幼「っ」
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/20(日) 22:53:33 ID:AWASrtxQ
後輩「そもそも幼馴染先輩は男先輩のこと好きなんですよね?」
幼「だ、.......」
後輩「明後日の本番前に確認しておきたくって」
幼「それと二人三脚と何の関係があるんだい?」
後輩「大アリじゃないですか 何とぼけてるんですか」
幼「だ、だいたいボクは......」
後輩「好きなんですよね?」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/20(日) 22:54:06 ID:AWASrtxQ
後輩「最初、お二人は付き合ってるのかなー?って思ってたんです」
幼「......」
後輩「男先輩は優しくてかっこいいし、幼馴染先輩は美人だし」
後輩「でも、そういう仲じゃないのなら遠慮無くいかせてもらいます」
後輩「使える手段はなんでも使います!」
幼「......」
後輩「で、男先輩のこと好きなんですよね?」
幼「......」クルッ
後輩「ちょ、に、逃げるんですか?」
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/20(日) 22:55:10 ID:AWASrtxQ
幼「.....」クルッキョロキョロ
後輩「......何してるんですか?」
幼「だ、だれもいない?」
後輩「私たちしかいませんよ」
幼「そ.....オホン」
後輩「好きなんですよね?男先輩のこと」
幼「.........ん」コクン
後輩「.......そ、そうですか」
幼「ん、こ、これ男には内緒だにょっ?駄目だよ?」グイグイッ
後輩「い、言いませんってば!ちちちち近いですって!」
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/20(日) 22:55:43 ID:AWASrtxQ
幼「小さい時からずっと好き」
後輩「わ、わかったから近いですって!(めっちゃ目がすわってて怖い!)」
幼「君みたいに真っ直ぐな子に男は弱い」
後輩「でしょうね」
幼「ボクらが勝ったら勝ったで言うこと聞いてもらう」
後輩「.....男先輩に近づくなとでも言いたいんですか?」
幼「そんなんじゃないよ それじゃ、ボク行くから」
後輩「フフフフ、頑張りましょうね ていうか幼馴染先輩」
幼「何?」
後輩「幼馴染先輩ってクール美人かと思ったけど、結構可愛いんですね」
幼「......うるさい」スタスタ
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/21(月) 07:34:44 ID:qnbugaxY
おつ
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 21:05:34 ID:fDQpPa7.
>>213
と
>>214
で時系列空いてます。すまんこ
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 21:13:32 ID:fDQpPa7.
後輩「でも、負けないですよっ」
・
・
・
・
お昼
後輩『(なんとか試験は受けさせてもらったけど...)』
教員『えっと、後輩さんは....あ、いたいた貴方ね』
後輩『?』
教員『コレ』
後輩『!! 私の.....パスケース....!!』
教員『ウチの生徒が届けてくれたの 朝に落としたって女の子がいるからって駅まで行って落とし物が無いか尋ねてくれたそうよ』
後輩『ありがとうございます!』
教員『お礼は届けてくれた先輩に言ってね。そのためには午後も試験頑張らなきゃね』
後輩『はい……!』
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 21:18:08 ID:fDQpPa7.
試験終了
夕方
後輩『(試験はできてるはず……!大丈夫……!)』
後輩『……あっ』
男『あっ』
後輩『あ、あの!今朝はありがとうございました!』
男『無事受けられたみたいだね』
後輩『はい!』
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 21:32:04 ID:fDQpPa7.
後輩『是非お礼がしたいのですが……!』
男『えぇっ!?いや、いいって』
後輩『いけません!母の教えですので』
男『たまたま?なだけだし』
後輩『先輩が声をかけてくれたおかげです』
男『いや……まぁ……』
後輩『(先輩とか言っちゃった……)試験を受けさせてもらえたので落ちても悔いはないです』
男『落ちてもとかいきなりネガティブな』
後輩『私、先輩に声をかけてもらえなかったら試験受けられてないですよ』
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 21:37:14 ID:fDQpPa7.
男『まあ真っ白になってたもんね、君』
後輩『あとは塾に持っていって自己採点して……結果を待つのみです』
男『おぉ自己採点か……俺も去年やったなあ』しみじみ
後輩『あっ、せ、先輩は今一年生なんですか?』
男『うん だからなんか先輩って言われると歯がゆいっすね、はい』
後輩『(じゃあ私が受かったら来年もいるんだ……)』
男『時間大丈夫なの?』
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 21:41:42 ID:fDQpPa7.
後輩『へ?あ、はい……?』
男『もしよければ試験問題見せてほしいんだけど……いいかな?』
後輩『あ!は、はい!何時間でも見てください!』
男『何時間でもって……』
ーーー中庭 購買のテラス
後輩『わ、私、座ってていいんでしょうか』
男『へーきへーき』ペラペラ
後輩『うぅ……』
男『………………』ペラペラ
男『…………………』
男『……………………』
後輩『(めっちゃ真剣に見てる……)』チラッ
後輩『(……)』ドキドキ
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 21:54:52 ID:fDQpPa7.
後輩『あ……あの……どうでしょうか……』
男『今年も結構難しいね』
後輩『ここ、国数英は自校作成ですもんね』
男『国語65 数学51 英語67』
後輩『へっ?』
男『去年の平均点なんだ』
後輩『や……やっぱり難しいんですね』
男『まあ早慶レベルだからね……これに関しては……』ペラペラ
後輩『(か、かっこいい……!この心地いい先輩風……!!)』
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 21:59:25 ID:fDQpPa7.
男『理社はどうだった?』ペラペラ
後輩『あ……け、結構できました』
男『そっか』
後輩『満点は無いと思うんですけど……とりあえず全部解けたって感じです』
男『…………』ペラペラ
男『おぉ…………社会とか一通り全部合ってそうだけどね……』
後輩『ほ、本当ですか!?』
男『うん、でもまあ理社に関しては90点以上は欲しいってのが切実』
後輩『な、なるほど』
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 22:12:16 ID:fDQpPa7.
男『あとは内申点』
後輩『ですよね……』
男『うち、内申点に関しては甘々だからさ』
後輩『らしいですね、聞きましたそれ』
男『普通は内申点1点で6点換算なんだけど、今年は7.8点換算っぽいし』
後輩『ひえっ……それは初耳です』
男『内申点あれば誰にでもチャンスはあるって方針だからねぇ』
後輩『確かに……それもあって私、ここにしたのもあります』
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 22:17:10 ID:fDQpPa7.
後輩『にしても三教科の平均点……やっぱり難しいんですね』
男『塾で去年の問題やらなかったん?』
後輩『うっ……やりました……』
男『あ、あまり宜しくないといった顔だけど』
後輩『三教科とも40点台で……』
男『40点台か……うーん、まあ模試と考えれば』
後輩『先生が去年の平均点教えてくれない理由がわかりました』
男『いやいや40点台でも合格してる人たくさんいたようち』
後輩『そうなんですか!?』
男『(幼馴染とか)30点台叩き出して合格してる人もいたし』
後輩『はぇ……』
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 22:17:18 ID:cnyMeDBI
今来たけど面白そうな予感
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 22:33:00 ID:fDQpPa7.
幼馴染『男』
後輩『っ』
男『わ、びっくりした』
幼馴染『何してるんだい?』
男『いや、ちょっと今日の試験問題見せて貰っててさ』
幼馴染『ふぅん』
後輩『(わぁ…………)』
幼馴染『ナンパしてるんだ』
男『してねえよ』
後輩『(すごい美人……)』
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/16(金) 01:16:47 ID:RAZxkeug
面白い
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/25(日) 01:40:47 ID:yEFaNJc.
最初に書いたのは6年前?
今度は落とさず書ききって
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/31(土) 00:25:15 ID:P0nZKFUY
頑張ります
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 17:36:57 ID:3gkwUvoY
幼馴染『どうせ去年俺は国語98点立ったぜーって自慢してたんじゃないのかい?』
男『してないよ それに97点だし』
後輩『きゅきゅきゅーじゅーななっ!?』
男『まあ数学がその分低かったけどね』
幼馴染『で、知り合いなのかい?』
男『いや』
後輩『えっと、あの……かくかくしかじかでして……』
幼馴染『ふ う ん ……』
後輩『(あっ……)』
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 17:39:50 ID:3gkwUvoY
後輩『(この人……)』
幼馴染『君も気持ち悪いくらいお節介だね』
男『それで結構』
後輩『あ、あの』
男『?』
後輩『お二人って……付き合ってるんですか?』
幼馴染『ッ、……』チラッ
男『付き合ってないよ』
幼馴染『……そ、そんな風に見られるなんてね』
後輩『そ、そうなんですか……てっきり……』
後輩『(でも何となくわかる)』
後輩『(この幼馴染って人は……)』
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 17:50:41 ID:3gkwUvoY
後輩『(……この先輩が好きなんだ)』
体育祭前日
男「いちにっいたにっ」
幼「ッ、……にっ……にっ……」
友「っよし、いいタイム!」
男「まじ?」
友「明日の本番、午前中の予選は突破できそうだな」
男「問題は午後か」
幼「…………」
友「一年生のペアにすげえ速いのいるらしいからな」
男「知ってる」
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 17:53:33 ID:3gkwUvoY
男「まあ、まずは走りきって予選突破だな」
幼「……ふん」
男「どうした?」
幼「別に」
男「不機嫌じゃん」
幼「じゃない」
友「お?痴話喧嘩なら本番終わってからにしてくれ」
男「そんなんじゃないって」
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 17:56:20 ID:3gkwUvoY
夕方
男「幼馴染」
幼「……何」
男「えっと、なんだ……一緒に帰ろうぜ」
幼「ッ、……ん」プイッ
男「え?どっち?」
幼「ん!」プイッ
男「そっぽ向きながらOKみたいに言われても」
幼「…………」グイッ
男「あのネクタイ苦し」
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 17:59:52 ID:3gkwUvoY
ーーー帰路
男「なんか緊張するな」
幼「……どーしてさ」
男「いやいやだって二人三脚走るわけだし」
幼「……君は……わざと負ける気なんだろう……」
男「なんでだよっ」
幼「後輩ちゃんと付き合うための口実に」
男「付き合わないって」
幼「でも約束してる」
男「してないよ、むこうが勝手に言ってるだけだろ」
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 18:04:40 ID:3gkwUvoY
幼「……君は」
男「?」
幼「あれだけ迫られたら……後輩ちゃんが君のこと好きだってわかってるんだろう?」
男「……まぁ……だろうとは……」
幼「後輩ちゃんはいい子だよ」
男「それと付き合うかどうかは別だろ」
幼「…………」
男「とりあえず、きっちり勝ったうえできっぱり断らないと」
幼「……断る理由があるのかい?」
男「えっと……そりゃあ……」
幼「…………」
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 18:11:11 ID:3gkwUvoY
男「あるよ……」
幼「ないよ」
男「ある」
幼「ない」
男「あるって!」
幼「っにょ、」ビクッ
男「……ごめん」
幼「奇声はやめてくれないかな?」
男「奇声ではない」
幼「まったく……」
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/10(火) 07:41:41 ID:8CLbDFFk
頑張れ
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/18(水) 20:36:19 ID:v8Jn1mQ2
すまん、がんばる
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/21(土) 20:46:48 ID:drGR6kWw
幼「ねえ」
男「?」
幼「ホントに負けても断れるのかい?」
男「え?断るけど……」
幼「ふぅん……」
男「な、なんだよ」
幼「お試しでいいからって言われたら?」
男「お試しぃ?」
幼「そ」
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/21(土) 20:49:31 ID:drGR6kWw
男「ガールフレンド(仮)的な?」
幼「んー、まあ」
男「尚更断るってーの」
幼「グイグイ来られても?」
男「えぇ」
幼「グイグイ迫ってきたらどうするの?」
男「そ、それは……」
幼「ほら」
男「うぐっ」
幼「この時点で危ないじゃないか」
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/21(土) 20:53:39 ID:drGR6kWw
男「勝てばいいんだよ勝てば」
幼「どうだか…」
男「まずは予選突破しねえとな……」
幼「足を引っ張らないようにね」
男「おめーがな」
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/21(土) 20:57:48 ID:drGR6kWw
体育祭当日
後輩「おはようございます!」
幼「ん、おはよう」
後輩「お元気そうですね!」
幼「この顔がそう見えるかい?」
後輩「物凄く気合いが入っています!」
幼「不機嫌なだけだよ」
後輩「男先輩と何かあったんですか?」
幼「ん、何もない……」
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/21(土) 21:01:23 ID:drGR6kWw
後輩「私、遠慮しませんからね!」
幼「まあ、ボクも負ける気はないよ」
後輩「ッ……フフフ、やっとやる気になってくれましたね」
後輩「でも勝つのは私たちのペアですよ」
ロボ「ソーダ ソーダ」
幼「……ずるくないかい?」
後輩「何を言ってるんですか彼もれきっとした在校生なんですから」
ロボ「ソーダ」
幼「ハァ……」
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/21(土) 21:03:12 ID:drGR6kWw
二人三脚 予選
男「さて」
幼「……」プイッ
男「なんだよ」
幼「わざと負ける気だね」
男「負けねーよ」
幼「ッふん」
男「予選はさすがに突破しねえと」
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/21(土) 21:11:48 ID:LHtl8ibM
見てるぞ
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/21(土) 21:50:14 ID:mEJd4jI.
男「3つの組に別れるけど」
後輩「がんばってくださーい!!」
男「あの優勝候補たちとは別の組だからな」
幼「あれいいの?」
ロボ「コーホー」
男「知らん」
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/21(土) 21:50:30 ID:drGR6kWw
あれ
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/22(日) 07:53:22 ID:AOOrO9e6
はよ
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/22(日) 22:32:57 ID:wThhPzCM
頑張りたまへ
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/22(日) 23:46:22 ID:ZzpCA7sI
男「とにかく予選突破して午後の決勝に残らないと」
幼「ん」
「「次の組は準備してください」」
男「キツくないか?」ギュッ
幼「キツい」
男「えぇ……このくらいは?」ぎゅっ
幼「ゆるい」
男「おい」
幼「なに」
男「朝からずっと不機嫌だな」
幼「別に……」
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/22(日) 23:53:10 ID:ZzpCA7sI
男「ほら」
幼「ほらって何が」
男「幼馴染は不機嫌な時『別に』ってよく言うから」
幼「勝手に決めつけないでくれるかな」
男「(なんでそんな不機嫌なんだ……)」
幼「とっとと結び直してくれないかな?」
男「はいはい……」ギュッ
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/22(日) 23:56:23 ID:ZzpCA7sI
「「位置について……ヨーイ……」」チンポ!
男「いちにっ いちにっ」
幼「ッちに……に……」
ゴール!!
男「ハァハァ……」
幼「ハァハァ」
男「声ちっさくないすか?」
幼「君が隣でハァハァえっちにえっちに言うからだよ」
男「言っとらんわ」
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 00:03:06 ID:MGiykUJ.
男「ま、ダントツで1着だったし決勝もいけそうだな」
幼「……ふん」
男「とりあえず足のほどッーー」
幼「どーせ勝つ気ないくせに」クルッ
男「どおまっ」ズッデン グギッ
幼「きゃっ!?」
男「ッッ……」
幼「ご、ごめん」
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 00:07:02 ID:MGiykUJ.
「ちょっと大丈夫??」
「コケたねえ」
男「ッ……」
幼「ほ、ほどくのわからなくて」
男「いっ……ッ……」
幼「……、……男?」
男「(っべぇヤッた……)」
幼「え、え?大丈夫……だよね?」
男「ちょっと、、、保健室行ってくる」
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 00:16:14 ID:MGiykUJ.
幼「あっ、待って……」
保健室
保険医「足捲って」
男「ッ……」
保険医「あらぁ」
幼「(腫れてる……)」
男「ッーー」
保険医「そんなに痛い?」
男「足もなんですけど……」サッ
幼「ちょ、その左手!」
保険医「ちょっとそれ折れてるわよ」
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 00:19:56 ID:MGiykUJ.
男「さっきよりめっちゃ痛いっす」
保険医「さっきまではアドレナリンが分泌されていたからそんなに痛くなかったのよ」
男「ぐぅ……」
幼「びよよよびょびよょういんに」
男「落ち着け」
幼「びょにょ」
保険医「足の方は捻挫だとしてもかなり深刻よ?左手に関しては誰が見ても折れてるってわかるし」
男「痛み止め飲んで頑張ります」
幼「っ」
保険医「先生の言ってること聞いてた?」
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 20:36:29 ID:MGiykUJ.
保険医「見過ごすわけにはいきません」
男「あれですあれ」
保険医「あれ?」
男「いいからテーピングだ!ってやつです」
保険医「あのねぇ……」
幼「すぐ病院行ったほうがいいんじゃないのかい?」
保険医「その通りよ」
男「……」
幼「ご、ごめん……その、元はと言えばボクの不注意なのに」
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 20:45:49 ID:MGiykUJ.
男「せっかく……」
幼「?」
男「いや、なんでもない」
幼「はっきり言ったらどうなんだい?」
男「何でないって」
保険医「ほらそこ、イチャイチャしないの」
男「して」
幼「ません」
保険医「いい?午後の競技に出る出ないの話じゃないの」
男「あい……」
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 20:48:41 ID:MGiykUJ.
後輩「先輩ッー!!」ガチャン
男「っ 」
幼「チッ」
保険医「静かに入ってきなさい!」
後輩「ス、スイマセン!」
保険医「まったくもう……」
後輩「先輩がお怪我をなされたと聞いて!」
男「まあ大した……大した怪我みたいで」
幼「見ての通りだよ 君は頭のネジでもハズレたのかい?」
後輩「むぅ!幼馴染先輩ひどい!」
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 20:51:11 ID:MGiykUJ.
幼「ボクらはこの通り決勝には出られなくなったから」
男「後輩ちゃんは頑張ってね」
幼「……ッ……」
後輩「そ、そうですか」ホッ
幼「ん?」
男「どうした?幼馴染」
後輩「そ、それでは私はこれで」
幼「待ちなよ」
後輩「失礼しむぁ?」
幼「君、今……何かホッとしなかったかい?今」
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 20:54:05 ID:MGiykUJ.
後輩「し、ひ、してないですよ」
男「幼馴染、あの約束は無理矢理で」
幼「勝ったんだよね?予選」
後輩「……」
男「えっ?えっ???」
後輩「この勝負、引き分けですね……!!」
男「えっ??ま、負けたの!?」
後輩「いやその実は……」
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 20:57:37 ID:MGiykUJ.
後輩の組の予選
後輩「行くよロボちん!」
ロボ「了解シタ」
後輩「あれ?ロボちんその靴おかしくない?」
ロボ「秘策」
後輩「???」
ロボ「昨日、ローラー付キノシューズ発見、タダチニ購入」
後輩「え、それ」
位置について ヨーイ
後輩「ちょっ」
ロボ「後輩ハ掴マッテレバイイ」
パァン!!
後輩「いやぁぁああぁぁぁ!!!!」
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/23(月) 21:00:43 ID:MGiykUJ.
男「失格!?」
後輩「はい……タイヤ付きのシューズを履いてきてたばかりに……」
男「いやファイティングコンピューターの時点で反則だけど」
後輩「今回はお互いに」
幼「お互いに?」
後輩「へ?」
幼「ボクらは予選突破」
後輩「……!」
幼「君は失格」
男「やめて差し上げろ」
幼「どっちの勝ちかな?」
後輩「うぐっ……ぐぅ……先輩たちです……」
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/24(火) 19:53:34 ID:pFdJRql.
そうきたか
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 21:39:41 ID:4qXXTcog
幼「そうだよね?」
後輩「しょうでひゅ……」
幼「まったく……くだらない賭け事までして」
後輩「うぅ」
男「また来年な、後輩ちゃん」
幼「っ」
後輩「先輩…!」キュン
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 21:48:17 ID:4qXXTcog
幼「ほら病院行くよ」
保険医「幼馴染さんは行かないわよ」
幼「うぐ」
後輩「私が」
保険医「貴方たちは行きません」
・
・
・
・
後輩「先輩、大丈夫ですかね?」
幼「……だと思う」
後輩「幼馴染先輩」
幼「?」
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 21:51:43 ID:4qXXTcog
後輩「私に言うこと聞かせるんじゃないんですか?」
幼「んー、そんな話してたっけ」
後輩「してました」
幼「何を怯えているんだい?」
後輩「うぅ……だって男先輩に近付くなとか……言うんじゃないかって」
幼「ボクがそんな下衆に見える?」
後輩「み、見えません!断じて!」
幼「そういう命令してもいいけど」
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 22:12:30 ID:4qXXTcog
後輩「ひえぇ……」
幼「ハァ……するわけないでしょ」
後輩「ほぅぉ、本当ですか?」
幼「君は本気でこの方法で彼女になるつもりだったのかい?」
後輩「だってぇ」
幼「ハァ」
後輩「とっとと二人がくっついてくれれば諦めるのに……」
幼「っ」
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 22:16:51 ID:4qXXTcog
後輩「周りも皆そう思ってますよ」
幼「ぼ、ボクらは別に……」
後輩「でも好きなんですよね?男先輩のこと」
幼「…………」キョロキョロ
後輩「いませんって誰も」
幼「…………ん」コクン
後輩「(この人やっぱ強ぇな)」
幼「な、内緒だよっ!?」グイッ
後輩「わわはわわわかってますって!顔近い!」
幼「あんまり……」
後輩「?」
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 22:23:21 ID:4qXXTcog
幼「男の負担になりたくないんだ」
後輩「負担……?」
幼「きっと男は真剣に悩むから」
幼「ボクが相手でも君が相手でも」
幼「それで成績に響いたら申し訳ないし」
後輩「んなもん悩ませればいいんですよ」
幼「っ」
後輩「悩んでもらって答え出してもらいましょうよ」
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 22:34:45 ID:4qXXTcog
後輩「私たちだって悩んでるんですし」
幼「そうだけど…」
後輩「先輩、一度でいいから男先輩に素直になってみればいいと思います」
幼「……」
後輩「いつもいつもつっけんどんなの勿体ないです」
幼「…………」
後輩「はっきり言うと破壊力は高いと思いますよ」
幼「……………………」
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 22:50:22 ID:4qXXTcog
・
・
・
・
夜
男母「ごめんねえ幼馴染ちゃん」
幼「いえいえ」
男母「じゃあ当直行ってくるね」
男「いってらっしゃい」
幼「お気をつけて」
バタン
男「うーん……」ブラブラ
幼「痛むかい?」
男「まあ……」
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 22:54:16 ID:4qXXTcog
男「まあ足は捻挫だったし」グッグッ
幼「でも手は」
男「まぁ利き腕じゃないから」
幼「……」
男「なんか、その、気にすんなよ」
幼「ごめん」
男「いいって」
幼「本当に……ごめんなさい……」
男「うん、だからもう謝るの禁止な」
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 23:07:18 ID:4qXXTcog
幼「………」
男「えっと……帰らんでいいの?」
幼「ん、平気」
男「そういや打ち上げ行ったの?」
幼「行かないよ」
男「そっか…… 」
幼「……」
男「……」
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 23:10:27 ID:4qXXTcog
幼「ねぇ」
男「ん?」
幼「さっき保健室でさ、『せっかく』って言いかけたよね」
男「うっ」
幼「あれ、何て言おうとしてたのかなって」
男「あれは……その……」
幼「何だい?」
男「いや、せっかくさ……」
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 23:16:10 ID:4qXXTcog
男「せっかくさ、幼馴染と二人三脚だったから……もう一回出たかったなあって……思っただけだよ」
幼「ッッ」
男「来年同じクラスかも種目があるのかもわからないしさ」
幼「ふ、ふぅん……」
男「なんだよその顔」
幼「そ、そそそんなにボクと二人三脚を走りたかったのかい?」
男「うん……俺はな」
幼「…………」
男「何だよ黙んなよ」
幼「ボクも……まあ、あと一回くらいならいっしょに走ってあげてもよかったよ」
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 23:24:39 ID:4qXXTcog
男「ふふっ……何だそれ」
幼「ッ、(笑った……)」
男「幼馴染?」
幼「……好き」
男「え?」
幼「君の笑った顔……大好き……」
男「わ、わら……??(いや、えっ?)」ドキドキ
幼「困ってる時の顔も真剣な時の顔もムッとしてる時の顔も全部好き」
幼「笑ってる時の顔が一番好きなんだ、ボク」
男「え、えと……」
幼「……」チラッ
男「(顔近い……)」ドキドキドキドキ
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/05(土) 23:31:07 ID:4qXXTcog
幼「最近笑ってるかい?」
男「言われてみれば、そんな笑ってないかもな」
幼「久々に見たよ、君の笑顔」
男「……」
幼「小さい時からずっと大好きなんだ、君の笑顔」
男「……うん」
幼「……ごめん」
男「 幼馴染……(……震えてる)」
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/06(日) 17:26:15 ID:d0A4bhYw
幼「……あのっ……」
男「幼馴染」
幼「ッ、な、何だい……?」
男「一応聞くけど、その、そのさっきの好きってさ……そういう好きってことだよな?」
幼「…………」ムスッ
男「(えっ!?違うの!?)」
幼「…………」
男「えっ、えっとさ……俺の思ってる好きと同じでいいんだよな……??」
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/06(日) 17:27:53 ID:d0A4bhYw
幼「ッ……」ピク
男「幼馴染?」
幼「君の思ってる、好き、とは??」
男「えっ」
幼「説明してくれないかな?」
男「いや、あの、」
幼「君の思っている好きって」
男「好きって事だよ!」
幼「っにょ」
男「にょ?」
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 21:44:03 ID:3T43yCl6
男「恋愛感情としてだよ」
幼「……ん」
男「な、なんだよ」
幼「なんでもないけど」
男「……違った?」
幼「違くない」
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 21:46:00 ID:3T43yCl6
幼「もっかい」
男「?」
幼「もっかい好きって言ってくれたらわかると思うんだけど」
男「えぇ……」
幼「言えないのかい?」
男「なんかズルくないか?」
幼「言えないんだね……」
男「す、好きだよ」
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 21:50:56 ID:3T43yCl6
幼「もっかい」
男「パス」
幼「ッチ」
男「恥ずかしいだろ」
幼「……ボク、嫌なやつだよ」
男「……?」
幼「自分でわかるくらい嫉妬深い」
男「幼馴染が?」
幼「うん」
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 21:55:05 ID:3T43yCl6
幼「……」
男「えっと、なんかグダグダになったな」
幼「……ん 男、怒ってる?」
男「へ?怒ってないよ」
幼「そっか」
男「そんな顔してたか?」
幼「少し……そう見えただけだよ」
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 22:00:09 ID:3T43yCl6
男「俺、自信無いんだ」
幼「男……?」
男「なんていうか、こう……恋人とかできても……上手くやれる自信が無い」
男「小さい頃には父さんいなかったし……きちんとした父親になれるって自信もない」
男「わかってると思うけど家だって貧乏だしきっと迷惑かけまくッー」
幼「……」ギュー
男「おっ、おいっ」
幼「ボクもない」
男「……」
幼「でもね、男」
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 22:03:14 ID:3T43yCl6
幼「男と一緒ならって……いつも思ってるんだ」
男「ッ……」ギュ
幼「あ、あのさ」
男「?」
幼「ボクなりに……その、素直な……素直に……言うから……その……」
男「うん……幼ちゃんの言葉で聞かせてほしい 」
幼「はぅ」
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 22:11:56 ID:3T43yCl6
幼「…………」
幼「…………」
幼「…………や、やっぱり難しいね……うん……」
男「ふふっ、なんだそれ」
幼「っ、……ボク、男の負担になりたくない」
男「負担?」
幼「きっと……たくさん迷惑かけると思うんだ」
男「お互い様だろ」
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 22:16:34 ID:3T43yCl6
男「俺、昔から今の幼馴染がずっと好きだよ? 」
幼「でも恋人になったら変わるかも」
男「変わらないよ」
幼「わかんないよ」
男「変わらんないって」
幼「ほ、ほらこういうところが負担になるかもって思うんだ…」
男「?いつもの幼馴染だろ?」
幼「むぅ……」
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 22:20:01 ID:3T43yCl6
男「まあでも」
幼「、」
男「たまに、こう……素直に好きって言っては……ほしいかも……」
幼「…… うん」
男「……」
幼「ボクのこと嫌いにならないでね」
男「ならないよ」
幼「嫉妬深いしわがままだし、ひねくれてるし自分のこと未だに僕って言うし」
296
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 22:21:51 ID:3T43yCl6
幼「えっちな事だってなんでもするから」
男「?!!!?」
幼「……だから……嫌いにならないでほしい……」
男「な、ならないって」
幼「……ホントだね?」
男「う、うん しれっとすごい発言すんなよ」
幼「言わせておいて」
男「いや言わせてはない」
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 22:24:04 ID:3T43yCl6
男「なあ幼馴染」
幼「……ん」
男「俺と付き合ってください」
幼「ん」
男「恋人になるってことな」
幼「ん」
男「え?え?いいんだよね?」
幼「しょうがないからね」
男「結局いつもと変わってないような」
298
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/14(月) 23:39:00 ID:qLiQQA0g
にょ
299
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 19:18:02 ID:3nahN.6o
・
・
・
・
『やーいオトコンナー!』
幼『うぅ……』
男『おい!!』
『出た!おとこんなのカレカノジヨ!』
男『どっち!?てか幼ちゃんいじめんな!』
幼『うぅ……』
男『幼ちゃん平気?』
幼『彼氏じゃないのに……』シクシク
男『そっちかよ!!』
300
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 19:20:50 ID:3nahN.6o
『ギャハハ!男ふられたー!!』
『お前らほんとに面白いなあ』
『お似合いだぞー』
男『茶化すなよ!』
幼『フフフ』クスクス
男『いや幼ちゃんも何で笑ってんの!?』
『幼菌が移るぞ男ー!』
男『は?』
『幼馴染に触られるとオンナになっちゃうだぜ!オンナはオトコになっちゃうんだよ!』
男『なにそれ』
幼『……』
301
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 20:17:01 ID:3nahN.6o
幼『ッグス……ヒッグ……』
『やべ……』
男『…………お前らさぁ』
『男もキレる!逃げろー!』
男『あっ、おい!!』
男『ったく……』
幼『グスン』
男『大丈夫?』
幼『触っちゃだめ!』
302
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 20:19:45 ID:3nahN.6o
男『えっ』
幼『男くんもいじめられちゃう』
男『ほら』ギュ
幼『にょ』
男『はい触った』
幼『駄目だよぉ……』
男『これで明日もオトコならさっきのは嘘って事でしょ?』
幼『……ん』
303
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 20:32:25 ID:3nahN.6o
男『帰ろ?』
幼『ん』
男『幼ちゃん?』
幼『……男くんは優しいね』
男『ま、まあお父さんから女の子には優しくしろって言われてるからね』
幼『(……女の子‥……)』
男『あ、お父さんだ!』
男父『よぉー男ォ!幼馴染ちゃんと手ぇ繋いじゃってー!』
男『あっ』
幼『あっ』
男父『可愛いねぇおめーらは』
304
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 20:38:27 ID:3nahN.6o
男父『好きな女の子には優しくしろって言ってるからねえ』
男『ちょ、』
幼『…………ふーん』
男『いやそれは』
男父『幼馴染ちゃん嬉しそうだねえ』
幼『うっ、れしくない!』
305
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 20:42:25 ID:3nahN.6o
男『実はね、さっきいじめっ子たちがかくかくしかじか』
男父『なーーーるほど』
幼『……』
男父『幼馴染ちゃんは美人になる顔つきだからな』
幼『ほ、ほんと!?』
男父『間違いないね、男子たちも幼馴染ちゃんが可愛くていじめてくるんだよ』
男『でも泣かせるのはよくないよ』
男父『そりゃ男が守ってやれ』
男『う……うん』
男父『オトコなんだろ?』
男『うん』
306
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 20:44:12 ID:3nahN.6o
幼『でも男くん、明日女の子になっちゃうかも』
男『ならないって』
男父『がはは!そしたら可愛がってやる』
男『やめてよ!』
幼『……ねぇ男くん?』
男『?』
幼『男くんは……男くんのままでいてね?』
男『……?う、うん』
男父『…………』
307
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 20:47:46 ID:3nahN.6o
・
・
・
・
幼「男は……変わって……ないよ」
男「?」
幼「まあ 」
男「?」
幼「子供のころは可愛かったよ、君」
男「な、なんだよ」
308
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 20:52:11 ID:3nahN.6o
幼「それに優しいからね」
男「優しくできてる?」
幼「ボク以外の子にも」
男「は、はい……」
幼「別に優しくする分には構わないけど」
男「してるつもり無いんだけどな」
幼「ふーん」
309
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 21:05:03 ID:3nahN.6o
男「てっきり」
幼「てっきり?」
男「幼馴染は金持ちの男と付き合ってるもんだと思ってた」
幼「失礼だね」
男「よく言ってたじゃん」
幼「あれは……その……ゴニョゴニョ」
男「デートは男の驕り、プレゼントは高校生でも最低三万」
幼「あ、あぁいうのは冗談として捉えてほしいんだけどね」
男「眼がマジだった」
310
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/16(水) 21:51:07 ID:XrdTfS9g
https://www.cityheaven.net/kagoshima/A4601/A460102/spa_fckagoshima/?op=newc
311
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/26(土) 20:39:59 ID:Sla97kq2
男「……一応、俺なりに頑張るからさ」
幼「だ、だめ!」
男「っ?だめ?」
幼「君はあれでしょ?大学行くためにお金は 貯めているんだろう?」
男「まあ……予備校にも行きたいし」
幼「そっちが優先」
男「いや、まあそうだけどさ」
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