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男「高校生で竜騎士になったのにパーティー最年長な件」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/26(水) 19:49:02 ID:HPzB2cSc
王様「君が、高校生という若さで剣士職の最上位まで上り詰めたという・・・」
男「・・・はっ・・・竜騎士の男と申します」
王様「・・・単刀直入に言おう。今、この王国が危機に立たされている。力を貸してくれ」
男「はっ!!必ずや、お期待に沿って御覧に入れます」
王様「うむ・・・。頼んだぞ」
男「・・・王様。私以外に最上位職の方が集められていると聞きましたが」
王様「・・・それなのだが・・・君に、任せたいと思う。リーダーとして、頑張ってくれ」
男「??・・・最上位職の勇者がいるのではないのですか?私より・・・」
2
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/26(水) 19:54:59 ID:HPzB2cSc
王様「・・・うむ。いることには・・・いる」
男「?」
王様「いや、会ってもらえれば分かる。勇者方をここに呼んでくれ」
側近「はっ。承知致しました・・・」
男「・・・(もしや、どうしようもないクズ・・・とか?嫌だなぁ・・・)」
バンッ!!!
男「・・・!」
幼女「父上様っ!何用ですか?私たちは今信頼を深めるための活動(カードゲーム)をーー・・・」
3
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/26(水) 20:02:07 ID:HPzB2cSc
王様「・・・紹介しよう。私の一人娘で、女神の加護を受け『勇者』職となった・・・」
男「っ!?!?」
王様「勇者、だ」
勇者「へ?えっ!?えぇっ!!?あの、もしかして、暗黒の竜騎士・・・様ですか!?!?!?」キラキラ
男「えっ?あ・・・そう・・・だけど」
勇者「やっぱりいいぃぃぃい!!」ぶんぶんぶん
男「っ!?!?」グワングワン
王様「・・・すまない。私の娘は君が昔ここへ来たとき、君に一目ぼれしてしまったようでな・・・」
4
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/26(水) 20:10:41 ID:HPzB2cSc
男「はいっ!?」
幼女2「あ・・・あの・・・勇者・・・ちゃん?」オドオド
男「!?(幼女二人目!?!?)」
勇者「あっ!賢者ちゃん!!この人!!この人だよっ!!暗黒の竜騎士様っ!!」
賢者「えぇっ!?そ、そうなんだ・・・!」
王様「報告が遅れてすまない・・・はっきり言おう。君が、このパーティーで、最年長だ」
男「えぇ!?一応・・・16歳なんですけど・・・」
王様「・・・私の娘が12歳。そちらの賢者が11歳・・・そして最後の一人が・・・」
5
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/26(水) 20:21:02 ID:HPzB2cSc
僧侶「あっ!おにーちゃんっ!!」ダイブ!
男「ごふっ!?」
王様「・・・君のいとこと聞いているよ」
男「・・・なるほど。分かりました・・・リーダーの件、引き受けましょう」
王様「・・・すまない。託したぞ、男よ。娘をよろしく頼む」
男「はっ」
勇者「えへへ・・・」
王様「魔王とは条約を結んでいるのでな。恐らく魔王の意思に反する魔物がいる。まずは南へ行ってくれ」
6
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/26(水) 20:26:26 ID:HPzB2cSc
・・・
男「・・・さて、と・・・みんな。準備はいいか?」
勇者「竜騎士様とならどこへだって行けますっ!!」
賢者「あ、足手まといにならないよう、頑張ります・・・」
僧侶「おにーちゃんがいるから安心っ!」
男「賢者ちゃん以外俺だよりじゃねえか」
勇者「だって、竜騎士様はあの魔王と戦ったんですよね!?そこらの魔物なんてものの数じゃないですよっ!」
男「いや・・・まぁ・・・」
7
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/27(木) 18:39:59 ID:ztwbdUF6
男「さて・・・と。黒竜を呼ぼうか。アイツもそこそこ戦力になる」ピーーーーッ!!!
勇者「あの伝説の暗黒竜ですよねっ!!?」キラキラ
賢者「ドラゴン・・・初めて見ます・・・」ドキドキ
僧侶「おにーちゃん」ギュム
男「・・・来るぞ」
暗黒竜『ヴアァァァァアアアア!!!!!!!!!』ドォン・・・
勇者「っ!?す、すごい威圧感・・・」
男「おーい、止まれ!!風圧で首都が無くなるぞ!!」
8
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/27(木) 18:43:58 ID:ztwbdUF6
暗黒竜『我が主!!!』ブワッサァ!!!
勇者「あばばば飛ばされるよっ!?」
男「こらっ!!やめろっての!!もういい!人型になれ!!」
暗黒竜『我が主・・・』シュン・・・
竜娘「我が主・・・すまない」
男「・・・まぁ被害が出てないから良しとする」
賢者「お、女の子!?」
男「黒竜のヒューマノイド形態だな」
9
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/28(金) 19:10:18 ID:t8jn0eaA
なんか元竜騎士が配達屋に転職した漫画思い出した
10
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/04(金) 19:55:55 ID:q5g5dNUY
男「んまぁ、ここらはおとなしい魔物しかいないからどんどん進もうkー・・・」
スライム「ピギーーッ!!!ピギュアァアァ!?!?!?」ピチュンッ!
賢者「あの、今なんか襲ってきたスライムいませんでした・・・?」
男「ん?いないいない」
賢者「しかも居合に入った瞬間に消し去られた気がするんですけどっ・・・?」
男「ん?ないない」ゴソ
賢者「え?今スライムの魔石しまいました?しまいましたよね」
男「いや、たまたまここに魔石が落ちてただけだよ。うん」
11
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/04(金) 20:04:25 ID:q5g5dNUY
竜娘「主の攻撃はほぼ100%見切れないからな!」フンス
賢者「まぁ・・・見えませんでしたけど、それ今竜騎士様が攻撃したって言ったようなものですよね・・・?」
勇者「竜騎士様に倒されるなんて幸運なスライムだね・・・!!」
賢者「え、あー・・・まぁ、そうなのかな?」
僧侶「このスライム生き返らせる?」
男「なんでだよ・・・行くぞー・・・」
僧侶「えー?自慢?」
男「何の自慢になんの・・・生き返らせるなら俺が死んだときにしてくれー」
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