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【艦これ】ブサ督「イケメンに限るって……真理だよな」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/22(土) 08:23:30 ID:Xw55B38o
※注意事項
自分は艦これ改しか知らない提督です。
話の都合上、艦娘の幾人かはゲスいです。
また割と艦娘が轟沈します。
気まぐれ投下。
これらが嫌な方はブラウザバックしてください。
670
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:29:50 ID:XndiLEMk
ブサ督「じゃあ榛名」
榛名「はい」
ブサ督「あそこの壁に貼ってるポスターの一番下の文字」
ブサ督「そこから読めるか?」
榛名「ええと……」
榛名「我が皇国の科学力は世界いち……ですか?」
ブサ督「うん、視力も問題ないな」
榛名「…………」
ブサ督(これはやっぱ……)
ブサ督(刷り込み、みたいなアレか?)
671
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:30:51 ID:XndiLEMk
ブサ督「ともかく、だ」
ブサ督「俺がブ男ってのは分かってるし」
ブサ督「初対面では、嫌悪されるのもしょうがな――」
榛名「辛くは無いんですか?」
ブサ督「…………」
ブサ督「……もう慣れた」
ブサ督「物心ついた時から……こんな扱いさ」
榛名「ウソです」
榛名「こんな扱いをずっとされて……辛く無いなんて」
榛名「榛名には信じられません!」
ブサ督「…………」
ブサ督「無駄なんだよ」
榛名「……え?」
672
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:31:40 ID:XndiLEMk
ブサ督「いまさら……辛いとか、嫌だとか言っても」
ブサ督「俺がブ男である事に変わりはない」
ブサ督「いや……変える事は出来ないんだよ」
榛名「でも……」
ブサ督「変わらないと言ってるだろ!」
榛名「っ!」 ビクッ
ブサ督「今までずっとそうだったんだ!」
ブサ督「止めろと言っても嫌だと言っても!」
ブサ督「来る日も来る日も……!」
ブサ督「俺の顔をキモイだのブタ面だの、誰かに言われ続けて来たんだ!!」
榛名「…………」
ブサ督「はあ、はあ……」
673
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:32:31 ID:XndiLEMk
ブサ督「…………」
榛名「…………」
ブサ督「……怒鳴って……悪かった」
榛名「いいえ」
榛名「榛名、嬉しいです」
ブサ督「……何?」
榛名「ブサイク提督さんの正直なお気持ちを聞けました」
ブサ督「…………」 ポカーン
榛名「ブサイク提督さん」
ブサ督「お、おう」
榛名「榛名は、ずっとブサイク提督さんのお傍に居ます」
榛名「これからもどんどん正直なお気持ちを榛名にぶつけてください」
674
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:33:57 ID:XndiLEMk
ブサ督「…………」 ポカーン
榛名「うふふ♪」
ブサ督「…………」
ブサ督「……なあ、榛名」
榛名「はい」
ブサ督「君は……もしかして――」
コンコン ガチャ
電「お待たせしました、ブサイク司令官さん」
電「技術主任さんをお連れしました」
ブサ督「っ!」 ビクッ!
電「……お取込み中でしたか?」
ブサ督「い、いや、大丈夫だ」
675
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:34:59 ID:XndiLEMk
ブサ督「こほん」
ブサ督「では、技術主任、作戦室へ来てくれ」
技術主任「了解です」
ブサ督「それと……榛名、電」
榛名「はい」
電「はい」
ブサ督「悪いんだが、しばらく執務室と作戦室は立ち入り禁止にする」
ブサ督「これは命令だ」
榛名「えっ……」
電「わかりました」
榛名「待ってください!榛名はブサイク提督さんと一緒に……」
ブサ督「……そういう問題じゃないんだ、榛名」
676
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:36:05 ID:XndiLEMk
電「榛名さん」
電「ブサイク司令官さんは『命令』と言ったのです」
電「どんなに親しい人でも……見せられない事が軍にはあるのです」
榛名「…………」
榛名「……榛名、分かりました」
ブサ督「電、榛名の事、よろしく頼む」
電「お任せください」
電「失礼します」
榛名「……失礼します」
ガチャ キィ パタン
ブサ督「…………」
677
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:37:11 ID:XndiLEMk
―――――――――――
大本営 元帥の執務室
元帥「…………」
コンコン
元帥「誰だ?」
フツ督「私です、元帥閣下」
元帥「入ってくれ」
ガチャ キィ パタン
フツ督「失礼します」
元帥「時間にはまだ早いが、進展があったのか?」
フツ督「はい。それともう一つ」
678
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:38:42 ID:XndiLEMk
元帥「む?」
フツ督「まず……ブサイク提督との話で思い出したのですが」
フツ督「ある事について、元大将と連絡を取り」
フツ督「かなり使えそうなネタを入手しました」
元帥「ほう……」
フツ督「奴を挑発するのに持ってこいのネタです」
フツ督「これは期待していてください」
元帥「うむ」
フツ督「次に天龍の動向ですが……」
元帥「何か掴めたのか?」
679
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:39:34 ID:XndiLEMk
フツ督「北海道から東北にかけての」
フツ督「防衛網に異常が無いか調べましたが」
フツ督「ここ数日、特に変わった事は無いそうです」
元帥「そうか……」
フツ督「そこで沿岸部付近の街や村を調べてみたのですが」
フツ督「数件、ガソリン泥棒が発生していました」
元帥「なるほど……燃料狙いか」
フツ督「ガバガバとは思いたくありませんが」
フツ督「防衛網は天龍にとって大した障害では無かった模様です」
元帥「現在位置は分かるのかね?」
フツ督「おそらく……関東沿岸部付近に到達したくらいかと」
元帥「至急、関東沿岸部に注意喚起をせねばな」
680
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:40:21 ID:XndiLEMk
フツ督「…………」
フツ督「それなんですが、元帥閣下」
元帥「む?」
フツ督「あえて、放っておくのはどうでしょうか?」
元帥「何?」
フツ督「天龍の狙いはイケメン提督一人」
フツ督「このまま泳がせておけば、切り札として使えるかもしれません」
元帥「…………」
元帥「……フツメン提督」
フツ督「はい」
元帥「今のは聞かなかった事にしておこう」
フツ督「分かりました」
681
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:41:20 ID:XndiLEMk
元帥「関東沿岸地域に大本営直属の艦娘部隊を要所で待機」
元帥「連絡を受けたら急行出来るよう手配をしておけ」
フツ督「了解です」
元帥「もし忘れたりしたら」
元帥「今のやり取りを龍田に伝えるからな?」
フツ督「誠心誠意、やらせていただきます!」
元帥「よろしい。では、行ってよし」
ブツ督「失礼します」
ガチャ キィ パタン
元帥「…………」
元帥「ふう……」
元帥「あやつの冗談は笑えん上に」
元帥「心臓に悪いな……」
682
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:42:12 ID:XndiLEMk
―――――――――――
南方鎮守府 談話室
ガヤ ガヤ
電「で、ここが談話室になります」
榛名「……はい」
電「…………」
電「少し、休憩しましょうか?」
榛名「……そうですね」
電(……さっきから上の空なのです)
電「な、何か……飲み物でも持ってきますので」
電「そちらに座っててください」
榛名「……はい」
683
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:43:12 ID:XndiLEMk
榛名「…………」
榛名「…………」
川内「ねえ」
榛名「はい?」
川内「あんたかな?」
川内「ブサイク提督と一緒だった離島艦娘って」
榛名「はい。榛名の事です」
川内「ふうん」
川内「…………」
榛名「……あの、何でしょうか?」
684
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:44:24 ID:XndiLEMk
川内「いやね、仕方なかったとはいえ」
川内「あのブサイク提督としばらく一緒だったんでしょ?」
榛名「はい。それが何か?」
川内「何か、さ」
川内「やらしー事でもされなかった?」
榛名「…………」
榛名「どうしてそんな事を聞くんですか?」
川内「だってあの見た目でしょ?」
川内「どう考えたって、女の子に飢えて良からぬ事を……」
ダンッ!!
川内「わっ!?」
榛名「…………」
685
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:45:32 ID:XndiLEMk
川内「な、なに机叩いて怒ってんのよ?」
榛名「……本当は」
榛名「あなたの顔面を叩きたかったのを我慢したんです」
川内「えっ」
榛名「ブサイク提督さんは……とてもお優しい方です」
榛名「少なくとも榛名は、一緒に居て不愉快だと思った事は」
榛名「一度もありませんでした」
川内「…………」
榛名「……それとも」
榛名「あなたは、ブサイク提督に何か嫌な事をされたんですか?」
川内「……そりゃ言われてみれば」
川内「無いけど……」
686
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:46:30 ID:XndiLEMk
榛名「あなたのお名前は?」
川内「……川内」
榛名「川内さん、ですね」
榛名「あなたは人を見た目で判断する嫌な人だと」
榛名「榛名は覚えました」
川内「なっ!?」
榛名「用がお済みなら、もう榛名に構わないでください」
川内「この……!」
電「川内さん?」
川内「!」
電「ど、どうかしたのですか?」
687
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:47:35 ID:XndiLEMk
川内「…………」
川内「……何でもない」
スタ スタ スタ…
電「……?」
電「榛名さん、何かあったのですか?」
榛名「…………」 ポロポロ
電「あえっ!?」
電「な、何で泣いてるのですか!?」
榛名「……榛名にも分かりません」
榛名「どうして……こんなに悲しいのか……」
電「…………」
電「……良かったら話してください」
榛名「…………」
688
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:48:29 ID:XndiLEMk
榛名「上手く……話せるかどうか……」
電「少しずつでいいのです」
電「少しずつで……」
榛名「…………」
榛名「……ブサイク提督さんは」
榛名「自分がブ男である事実は変わらないと」
榛名「誰からそう言われても仕方ないと、これが普通なんだと」
榛名「言ってました」
電「…………」
榛名「でも榛名は知りました」
榛名「ブサイク提督さんは、心からそう思っている訳じゃないと」
電「…………」
689
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:49:26 ID:XndiLEMk
榛名「榛名は……」
榛名「そんなブサイク提督さんのお気持ちを考えてしまって」
榛名「目の前でそれを言って来る人に……怒りを覚えました」
電「…………」
榛名「……ブサイク提督さんは」
榛名「今までずっと……そしてこれからもずっと」
榛名「誰かに、あんな風に思われ続けるのかと思うと」
榛名「悲しくて……悲しくて……」
電「榛名さん……」
電「…………」
電「ごめんなさい、榛名さん」
榛名「えっ?」
690
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:50:25 ID:XndiLEMk
電「電も……少しそう思っている一人なのです」
榛名「…………」
電「もちろん、ブサイク司令官さんが酷い事をする人とは」
電「今はもう思っていません……でも」
榛名「でも?」
電「心のどこかで……見た目で判断してる部分があるのです」
榛名「…………」
電「ちょっとお聞きしたいのですが」
電「榛名さんは、どうしてそこまでブサイク司令官さんの事を」
電「信用できるのですか?」
榛名「え……」
榛名「…………」
691
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:51:21 ID:XndiLEMk
電「あっ、その……答えにくい質問だと思います」
電「きっと……榛名さんは」
電「電の知らないブサイク司令官さんのお顔を知っているからだと思います」
榛名「電さんの知らないブサイク提督さんのお顔……」
榛名「……そうですね」
榛名「榛名、少し気分が良くなりました」
電「……きっと川内さんも」
電「心の底からブサイク司令官さんの事を」
電「悪く思っている訳ではないと思います」
榛名「……そうだといいですね」
電「電が後で川内さんに榛名さんのお気持ちを話しておきます」
電「誤解は、きっと解けるのです」
692
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:52:10 ID:XndiLEMk
榛名「誤解、ですか……」
電「争いは誤解から始まるものも多いのです」
電「後で、どうしてこうなったのだろう?」
電「と、思う事も多いのです」
榛名「……そういうもの、ですか」
電「もちろん、何もかもがそう、という訳ではありませんが」
榛名「ふふふ」
電「あはは」
榛名「飲み物……もらってもいいですか?」
電「どうぞなのです」
榛名「いただきます」
693
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:53:03 ID:XndiLEMk
―――――――――――
南方鎮守府 作戦室
ブサ督「…………」
ブサ督「……よし」
ブサ督「これらの文書化を頼む」
技術主任「分かりました」
ブサ督「それと、これらの情報は一切口外してはならない」
ブサ督「家族にもだ。漏らした場合、処罰の対象になる」
技術主任「心得てます」
ブサ督「よろしい」
ブサ督「…………」
694
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:54:10 ID:XndiLEMk
―――――――――――
大本営 廊下付近
ピピー ガガッ
フツ督「!」
フツ督「……こちらフツメン提督」
ブサ督『こちらブサイク提督』
ブサ督『今、大丈夫か?』
フツ督「……ちょっと場所が悪い」
フツ督「移動するから、少し待っててくれ」
ブサ督『了解』
695
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:55:04 ID:XndiLEMk
―――――――――――
大本営 屋上
フツ督「……待たせた」
フツ督「どうだった?」
ブサ督『……ビンゴだ』
フツ督「そうか……」
ブサ督『…………』
フツ督「これほど当たって嬉しくない事も珍しいな……」
ブサ督『同感だ』
フツ督「文書化はどれくらいかかる?」
ブサ督『もうすぐ終わる』
696
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:56:16 ID:XndiLEMk
フツ督「仕事が早くて助かる」
ブサ督『…………』
ブサ督『……これは公表して良い事なのか?』
フツ督「本来は良くない……が」
フツ督「イケメン提督を罪に問えて民衆の目を覚まさせられる」
フツ督「最大のチャンスなんだ」
ブサ督『…………』
ブサ督『……では』
ブサ督『俺からも提案がある』
フツ督「提案?」
697
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:57:08 ID:XndiLEMk
ブサ督『今、南方鎮守府にブンヤどもが来ていてな』
ブサ督『その取材を受けようと思う』
フツ督「……やめておけ」
フツ督「お前に対するイメージが下がるだけだぞ?」
ブサ督『だが……イケメン提督を油断させるのには』
ブサ督『最適だ』
フツ督「!」
フツ督「…………」
ブサ督『…………』
フツ督「……言っておくが」
フツ督「相当辛い事だぞ?」
ブサ督『一時的に土俵際へ追い込まれるだけだ』
ブサ督『堪えて見せる』
フツ督「…………」
698
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:58:20 ID:XndiLEMk
フツ督「……分かった」
フツ督「こっちにはいつ来れる?」
ブサ督『……明日の夕方くらいか』
ブサ督『遅くとも明日中には会えると思う』
フツ督「分かった」
フツ督「決戦は明後日に予定しておこう」
ブサ督『強行スケジュールだな……』
フツ督「仕方ないだろう」
フツ督「余り各方面鎮守府を指揮官不在にしたくないしな」
ブサ督『……それもそうか』
ブサ督『天龍の方はどうなっている?』
699
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 19:59:14 ID:XndiLEMk
フツ督「行方不明のままだ」
フツ督「一応、怪しい出来事は掴めたので」
フツ督「絞り込みをかけている」
ブサ督『……分かった』
ブサ督『詳しい事は直接会った時に』
フツ督「ああ、そうそう」
ブサ督『ん?』
フツ督「頭に包帯くらい巻いとけ」
ブサ督『……了解』
フツ督「それじゃ、大本営で待ってる」
ブサ督『ああ』
ブサ督『通信終了』
フツ督「通信終了」
700
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 20:00:09 ID:XndiLEMk
大本営 元帥の執務室
フツ督「……という感じです」
元帥「ふむ……」
フツ督「いかがでしょうか?」
元帥「…………」
元帥「……正直を言えば」
元帥「海軍が無傷で済む方法が良かったが」
元帥「やむを得まい」
フツ督「では、このまま進めます」
元帥「ああ」
701
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 20:00:56 ID:XndiLEMk
元帥「それにしてもブサイク提督には頭が下がるな」
フツ督「……元帥閣下から言われると恐縮するでしょうね」
元帥「ふん……私はそれほど賢い存在ではない」
元帥「議会工作ばかり上手くなってしまった」
フツ督「得手不得手は誰にでもありますよ」
元帥「…………」
元帥「そうか……」
元帥「では、そろそろ私は休むとしよう」
フツ督「はい。どうか、いい夢を」
元帥「うむ」
ガチャ キィ パタン
元帥「…………」
702
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 20:02:13 ID:XndiLEMk
―――――――――――
翌日の朝
帝都 ホテル、ロビー付近の売店
ガヤ ガヤ
イケ督「〇×新聞を」
ハイ
イケ督「ありがとう」
イケ督「…………」
イケ督「んん?」
703
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 20:03:27 ID:XndiLEMk
南方司令官 疲弊の事実認める!
イケ督(…………)
イケ督(……担当司令官・ブサイク提督は語る)
イケ督(南方戦線は非常に不安定……)
イケ督(その為の補給を要請)
イケ督(…………)
イケ督(イケメン提督の奪取した海域について語らず)
イケ督(本社記者の追及により、撤退の事実を一部認める……)
イケ督(くくく……)
イケ督(そうりゃそうだろうな……)
イケ督(ご苦労さん、ご苦労さん)
イケ督(すべての罪を被ってくれてありがとうよ)
704
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 20:04:05 ID:XndiLEMk
イケ督(…………)
イケ督(これでようやく俺も大将か)
イケ督(結構あっという間だった)
イケ督(…………)
イケ督(大将になったら、何をするかなぁ)
イケ督(くくく……)
イケ督(…………)
イケ督(あーもう……上手く行きすぎて)
イケ督(怖いくらいだぜ……!)
705
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 20:06:00 ID:XndiLEMk
本日はここまでです。遅れてすみませんでした。
(ソシャゲのハロウィンイベントにかまけてたなんて言えない……)
706
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 20:09:37 ID:jLxwq.oY
おつ
軍事とかそういうの詳しくないからうまいこと言えないんだけど楽しんで読ませてもらってる
707
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/02(月) 22:31:37 ID:SI8MvE5A
乙
とても残酷な話だけど、指揮官においては声の強さと美しさが割とガチで部下の服従率や命令納得感を左右するので、指揮官はボイトレ大事
708
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/03(火) 07:13:04 ID:kpOk4H.E
おつおつ
709
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/03(火) 14:46:50 ID:hZMiiu62
乙
710
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/04(水) 02:42:15 ID:2gDPAnKs
おつんこ
>>707
確かに大事そうだね…
しかも声は元より誰が言っているかも当然重要なんだろうし
外見が悪いとか明確に嫌われる要素を持った人間はやっぱりあれだな
711
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:38:45 ID:TTdZ85hY
>>685
修正↓
712
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:39:20 ID:TTdZ85hY
川内「な、なに机叩いて怒ってんのよ?」
榛名「……本当は」
榛名「あなたの顔を叩きたかったのを我慢したんです」
川内「えっ」
榛名「ブサイク提督さんは……とてもお優しい方です」
榛名「少なくとも榛名は、一緒に居て不愉快だと思った事は」
榛名「一度もありませんでした」
川内「…………」
榛名「……それとも」
榛名「あなたは、ブサイク提督さんに何か嫌な事をされたんですか?」
川内「……そりゃ言われてみれば」
川内「無いけど……」
713
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:40:07 ID:TTdZ85hY
続きを投下します。
714
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:40:58 ID:TTdZ85hY
―――――――――――
夕方
帝都 軍用空港エントランス付近
ガヤガヤ
龍田「…………」
龍田「……あ、あの人かしら?」
テク テク テク
龍田「わ……」
ブサ督「ん?」
榛名「…………」
龍田「……失礼しました」
715
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:41:59 ID:TTdZ85hY
龍田「ブサイク提督……ですね?」
ブサ督「そうだが?」
龍田「私はフツメン提督の秘書艦をやっております」
龍田「龍田、と申します」
龍田「以後、お見知りおきを」
ブサ督「君がフツメン提督の……それで」
ブサ督「肝心のフツメン提督はどこに?」
龍田「大本営で待ってます」
龍田「こちらの裏口に車を用意してますので、どうぞ」
ブサ督「……その車には榛名を頼む」
ブサ督「俺はこのまま空港玄関ロビーから車を拾うから不要だ」
716
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:42:55 ID:TTdZ85hY
榛名「!」
龍田「え……でも」
龍田「新聞記者が待ち構えてますよ?」
ブサ督「それも分かってる」
ブサ督「俺が到着時間を教えたからな」
龍田「なら、なおさら……」
ブサ督「あくまでイケメン提督の目を眩ませる為だ」
ブサ督「俺は囮にすぎん」
龍田「…………」
龍田「分かりました」
龍田「それじゃあ、榛名ちゃん?」
榛名「嫌です」
榛名「榛名は、ブサイク提督さんと一緒に……」
717
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:43:43 ID:TTdZ85hY
ブサ督「榛名」
ブサ督「俺を困らせないでくれ」
榛名「…………」
龍田「…………」
榛名「……分かりました」
ブサ督「うん……大本営でまた会おう」
榛名「はい」
ブサ督「それじゃ、龍田」
ブサ督「よろしく頼む」
龍田「了解です」
スタ スタ スタ…
718
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:44:21 ID:TTdZ85hY
―――――――――――
帝都 軍用空港玄関ロビー付近
ガヤ ガヤ
A「…………」
A「……あ!来たぞ!」
ダダダダダダ…
A「〇×新聞のA記者です!」
A「南方海域の撤退責任はどう取るおつもりですか!?」
ブサ督「ノーコメントです」
B「□〇新聞のB記者です!」
B「犠牲になった艦娘はどのくらい居るのでしょうか!?」
ブサ督「…………」
719
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:45:04 ID:TTdZ85hY
C「△△新聞のC記者です!」
C「皇国国民に対して」
C「何か言わなければならない事があるのではないでしょうか!?」
ワー ワー
ブサ督「ノーコメント!」
ブサ督「ノーコメント!」
榛名「…………」 ギリッ…
龍田「榛名ちゃん……堪えようね」
榛名「……はい」
龍田「…………」
720
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:46:08 ID:TTdZ85hY
龍田「さ……ここに長居は無用よ」
龍田「大本営でブサイク提督さんと合流できるわ」
榛名「……分かりました」
榛名「…………」
―――――――――――
宵の口
大本営の一室
フツ督「じゃ、正面玄関までブサイク提督を迎えに行ってくる」
龍田「はぁ〜い」
パタン
龍田「それじゃ榛名ちゃん、改めて。私は龍田」
龍田「西方鎮守府の秘書艦をやってるわ」
721
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:47:03 ID:TTdZ85hY
大淀「初めまして」
大淀「北方鎮守府の秘書艦をやっている」
大淀「大淀です」
大淀「以前は、ブサイク提督の下で働いていました」
榛名「初めまして」
榛名「榛名は、南方鎮守府の秘書艦代理として来ました」
龍田「代理?」
榛名「事情がありまして……」
榛名「ブサイク提督さんが仰るには」
榛名「榛名は、フツメン提督さんの許可がないと」
榛名「一緒に居られないとかで……」
722
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:48:04 ID:TTdZ85hY
龍田「……もしかしたら離島艦娘?」
榛名「はい」
大淀「という事は、榛名さんは西方海域で発見された」
大淀「という事ですね?」
榛名「そうなります」
大淀「…………」
龍田「…………」
榛名「?」
龍田「……あのね、榛名ちゃん」
榛名「はい」
龍田「あなたって、ブサイク提督さんと、どのくらいのお付き合いなの?」
榛名「ええと……3日くらい、でしょうか?」
723
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:49:03 ID:TTdZ85hY
大淀「…………」
龍田「…………」
龍田「……そんな短期間なのに」
龍田「随分とブサイク提督さんの事、慕ってるわね?」
榛名「おかしいですか?」
龍田「だって、出会って3日でしょう?」
龍田「それであんなに怒りを見せるほどの仲になったの?」
榛名「……そんなに不思議な事なのでしょうか?」
龍田「そりゃ蓼食う虫も好き好き、とは言うけど……」
大淀「…………」
榛名「……実はブサイク提督さんにも不思議がられてます」
724
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:49:57 ID:TTdZ85hY
龍田「あら」
榛名「榛名は、最初からブサイク提督さんのお顔を見ているだけで」
榛名「何故か安心できるし、心が落ち着きました」
榛名「そして、この人のお傍に居られる事が、何よりも幸せで……」
龍田「榛名ちゃん」
榛名「はい?」
龍田「それちょっと怖い」
榛名「え?」
龍田「だって出会って間もなく好き好き〜って言われるのよ?」
龍田「ちょっと引いちゃうわ……」
榛名「そ、そんな事……」
龍田「…………」
725
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:51:05 ID:TTdZ85hY
ガバッ!
榛名「!?」
龍田「きゃあ〜榛名ちゃん!」
龍田「好き好き〜」
榛名「えっ?ちょ……何ですか?いきなり!」
スッ…
龍田「……どう?」
龍田「程度に差はあるけど、榛名ちゃん」
龍田「あなたがブサイク提督さんにやってる事はこれよ」
榛名「!?」
龍田「あなたは嬉しく思った?」
榛名「…………」
榛名「……気持ち悪かったです」
726
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:51:56 ID:TTdZ85hY
龍田「そう正直に言われると少し傷つくけど」
龍田「言いたい事は伝わって嬉しいわ」
榛名「…………」
榛名「榛名は……間違っていたのですか?」
龍田「んー……誰かを好きになるのは間違いではないわ」
龍田「でも……相手の気持ちを考えないのは、よろしくないわね」
榛名「相手の……気持ち」
龍田「そう」
龍田「少しずつでいいの」
龍田「何をやったらダメで、何をやったら喜んでくれるのか」
龍田「好きな人とお話をいっぱいして、学んでいくの」
727
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:53:01 ID:TTdZ85hY
龍田「それが……大事な事なのよ」
榛名「はい!」
榛名「榛名、学びます!」
榛名「榛名はブサイク提督さんとたくさんお話します!」
龍田「す、少しずつ、を忘れないように、ね?」
榛名「はい!」
龍田(……本当に大丈夫かしら、この娘)
大淀(……離島艦娘は変わり種が多い、とは聞いてましたが)
大淀(明石さんとかで慣れてる私の方が異常なのでしょうね)
大淀「ごほん!」
大淀「それでは……本題に入ってよろしいでしょうか?」
728
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:54:10 ID:TTdZ85hY
榛名「あ、はい」
龍田「ごめんなさいね。いいわよ」
大淀「ありがとうございます」
大淀「とは言いましても……確認事項にすぎないんですけどね」
榛名「確認事項?」
大淀「まず……私は事情があって」
大淀「直属の上司である、イケメン提督に会わないようにしています」
大淀「そのため、ホテルではなく、ここ大本営の一室をお借りしているんです」
榛名「そうだったのですか……」
大淀「それから……フツメン提督によりますと」
大淀「私は明日、行われる緊急記者会見での切り札だと言われたんですが」
大淀「詳細は明らかにされませんでした」
龍田「……相変わらず腹黒いんだから」
729
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:55:24 ID:TTdZ85hY
大淀「そして、ブサイク提督なんですが……」
大淀「イケメン提督を油断させるために今はあえて」
大淀「好奇の目に晒される事を選びました」
榛名「…………」
大淀「以上が、現在の状況の確認事項となります」
大淀「榛名さんにとっては、辛い事でしょうが……」
大淀「どうか自重を心がけてください」
大淀「明日までの辛抱です」
榛名「……分かりました」
龍田「…………」
龍田(明日まで、か……)
730
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:56:17 ID:TTdZ85hY
コン コン
フツ督「龍田、いいか?」
龍田「あら、早かったわね」
龍田「どうぞ」
ガチャ
フツ督「待たせたな」
龍田「そんな事ないわよ」
キィ パタン
ブサ督「ふう……」
榛名「お疲れ様です、ブサイク提督さん」
ブサ督「ああ、疲れたよ、榛名」
大淀「ブサイク提督……」
ブサ督「大淀……」
731
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:57:26 ID:TTdZ85hY
大淀「本当に……本当にすみませんでした」
ブサ督「…………」
大淀「あなたが残してくれた戦術書」
大淀「あれが無かったら……私たち北方鎮守府の艦娘は」
大淀「大勢死者が出ていたと思います……」
ブサ督「…………」
大淀「どれだけ謝っても私の無礼は許される事では無いと思います」
大淀「それでも、それでも……どうか謝罪させてください」
ブサ督「…………」
ブサ督「顔を上げてくれ、大淀」
大淀「…………」
732
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:58:09 ID:TTdZ85hY
ブサ督「高雄たちにも似た様なこと言われたけどな」
ブサ督「わだかまりが無い、と言えばウソになるが……」
ブサ督「分かってくれたなら、嬉しく思う」
大淀「ブサイク提督……」
ブサ督「俺の残した戦術書が役に立って良かった」
ブサ督「また大淀の元気な姿が見れて、何よりだよ」
大淀「ありがとう……ございます……!」
榛名「…………」
ブサ督「さて、本題に入る前にフツメン提督」
フツ督「ん?」
ブサ督「榛名の事なんだが……彼女は例の離島で発見したんだ」
フツ督「…………」
733
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:58:53 ID:TTdZ85hY
フツ督「……ああ、そういう事か」
フツ督(所有権……こういうところは筋を通す男だが)
フツ督(自分から特定の艦娘を欲しがるのは珍しいな?)
ブサ督「…………」
フツ督「いいぞ。喜んでお前に所有権を譲ろう」
ブサ督「すまない」
フツ督「別にいいさ」
フツ督「今、南方は極端な戦力不足」
フツ督「戦艦級が喉から手が出るほど欲しいのは分かるさ」
ブサ督「……まあな」
榛名「これで、榛名は名実共にブサイク提督さんのものですね♪」
734
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 13:59:41 ID:TTdZ85hY
フツ督「…………」
フツ督(……なあ龍田)
龍田(何かしら?)
フツ督(榛名は……ブサイク提督に惚れてるのか?)
龍田(見れば分かるでしょ)
フツ督(いや、そうなんだが……まあいい)
フツ督「じゃあ……本題に入ろう」
―――――――――――
フツ督「――という感じだ」
ブサ督「…………」
榛名「…………」
龍田「…………」
大淀「…………」
735
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:00:43 ID:TTdZ85hY
ブサ督「……公開処刑か」
ブサ督「やる事がえげつない」
フツ督「不服か?」
ブサ督「あの情報を知らなければな」
ブサ督「あれを知った以上、異論はない」
フツ督「そう言ってくれるとありがたいよ」
フツ督「後は……」
大淀「天龍さんの事ですね……」
龍田「天龍ちゃんはどうなってるの?」
フツ督「その事なんだが……」
フツ督「茨城沿岸の漁村での燃料泥棒以降、騒ぎが途切れた」
736
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:01:34 ID:TTdZ85hY
龍田「行方不明って事?」
フツ督「そうなる」
フツ督「元帥閣下にも伝えて、関東沿岸部近海を」
フツ督「それとなく見張っている状況だ」
ブサ督「…………」
フツ督「燃料タンクを抱えながら夜間に移動しているのでは?」
フツ督「と推測して、対処を強化している」
龍田「対処、ね……」
フツ督「……願わくば、投降してくれる事を祈ろう」
龍田「…………」
大淀「…………」
榛名「…………」
ブサ督「…………」
737
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:02:07 ID:TTdZ85hY
フツ督「さて……そろそろいい時間だ」
フツ督「ホテルに部屋を用意してある」
フツ督「俺が案内しよう」
ブサ督「分かった」
ガチャ キィ
榛名「…………」
ブサ督「……何で榛名が付いて来るんだ?」
榛名「えっ?」
榛名「ご迷惑……ですか?」
ブサ督「いや、迷惑とかそういう話じゃ……」
フツ督「別に構わないだろ?」
フツ督「俺も龍田と一緒の部屋だし」
738
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:03:16 ID:TTdZ85hY
ブサ督「えっ……本当か?」
フツ督「ああ」
ブサ督「…………」
ブサ督「じゃあ……二人はそういう関係なのか?」
龍田「ええ。そうだけど?」
ブサ督「…………」
ブサ督「いやいやいや……流されそうになったけど」
ブサ督「俺と榛名はそういう関係じゃ……」
榛名「でも、ブサイク提督さん」
榛名「あの離島で榛名たちは、一つのテントで一緒に寝ましたよね?」
ブサ督「」
大淀「…………」
739
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:04:13 ID:TTdZ85hY
フツ督(ぷっ……くくくっ……!)
フツ督「なんだ……もうそういう仲じゃないか」
ブサ督「い、いや、それはマラリアとかを、だな」
大淀「……よろしいじゃないですか」
ブサ督「大淀!?」
大淀「きっと……榛名さんはブサイク提督の」
大淀「本質を見抜いている、という事なのでしょう」
ブサ督「…………」
大淀「それに」
大淀「女の子が了承しているのにそれを拒むなんて」
大淀「榛名さんに恥をかかせている様なものですよ?」
740
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:04:59 ID:TTdZ85hY
ブサ督「ええぇ……」
龍田「ブサイク提督さん」
龍田「諦めてエスコートしてあげた方がいいわよ?」
榛名「…………」
ブサ督「…………」
ブサ督「……分かった」
ブサ督「行こう、榛名」
榛名「はい!」
フツ督「それじゃ、大淀とはここで」
大淀「はい。お休みなさい、皆さん」
フツ督「ああ、君もな」
パタン
741
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:05:49 ID:TTdZ85hY
―――――――――――
夜
帝都 ホテルの一室
ブサ督「…………」
榛名「うわぁ、大きなベッドですね!」
榛名「二人でも余裕で寝れます♪」
ブサ督「は、榛名……あのな」
榛名「はい?」
ブサ督「その……男と女が一つの寝床を共にするって」
ブサ督「意味分かってるのか?」
742
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:06:33 ID:TTdZ85hY
榛名「……?」
榛名「一緒に寝る、という事でしょう?」
ブサ督「うん、知らないみたいで安心した」
榛名「教えていただけるのですか?」
ブサ督「いやその……俺の口からは……」
榛名「?」
ブサ督「と、とにかく!」
ブサ督「榛名は、俺と一緒に寝る、という事は」
ブサ督「一緒に睡眠をとる、と理解しているんだな?」
榛名「……違うのですか?」
ブサ督「……今はその認識でいい」
ブサ督(南方に帰ったら誰かに榛名の性教育を頼もう……うん)
743
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:07:28 ID:TTdZ85hY
ブサ督「それじゃ……風呂にでも行って来るか」
榛名「榛名も一緒に……」
ブサ督「だー! 一人で行くから!」
榛名「でも……」
榛名「!」
「相手の気持ちを考えないのは、よろしくないわね」
榛名「…………」
ブサ督「……榛名?」
榛名「……何でもありません」
榛名「榛名は、ブサイク提督さんがお嫌な事はしません」
ブサ督「……ん」
ブサ督「じゃ……」
744
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:08:21 ID:TTdZ85hY
スタ スタ スタ…
榛名「…………」
榛名(相手の気持ち……)
榛名(ブサイク提督さんは……榛名の事をどう思っているのでしょうか)
榛名(…………)
榛名(確かに……出会ったばかりだというのに)
榛名(こんな気持ちになるのは変かもしれません)
榛名(……でも)
榛名(榛名のこの気持ちは……ウソ偽りない本当の気持ち)
榛名(それは……真実)
榛名(…………)
榛名(ブサイク提督さん……大好きです)///
745
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:09:11 ID:TTdZ85hY
―――――――――――
翌日の朝
大本営、本日午前緊急記者会見!
疑惑釈明か?
釈明会見か?渦中はブサイク提督
イケメン提督、大将職へ昇進発表?
.
746
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:10:00 ID:TTdZ85hY
―――――――――――
大本営 廊下付近
テク テク テク
イケ督「ふふん♪ふ〜ん♪」
イケ督(急な記者会見には多少驚いたが)
イケ督(世論は俺の味方)
イケ督(例の事を暴露出来ない海軍は)
イケ督(不合理な決断を俺に下す事は不可能)
イケ督(……くくく)
イケ督(いよいよ、俺を大将へ昇進させる気になったか)
イケ督(焦らしてくれるぜ、まったく)
イケ督(…………)
イケ督(……ん?)
747
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:10:49 ID:TTdZ85hY
大淀「…………」
イケ督「大淀?」
大淀「はい?」
大淀「!」
イケ督「どうして大淀がここに居るんだ?」
イケ督「北方鎮守府で何かあったのか?」
大淀「…………」
大淀「……申し訳ありません」
大淀「イケメン提督と話すな、と命令されてまして」
イケ督「!?」
イケ督「……誰にだ?」
748
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:11:33 ID:TTdZ85hY
大淀「それもお答えしかねます」
イケ督「なっ……!?」
大淀「失礼します」
テク テク テク…
イケ督「…………」
イケ督(どういう事だ?)
イケ督(…………)
―――――――――――
ピピー ガガッ
イケ督「こちらイケメン提督」
イケ督「北方鎮守府、応答せよ」
ガガガー ピピー
イケ督「……北方鎮守府、応答せよ」
749
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:12:25 ID:TTdZ85hY
ガガピー ピピーガガッ
イケ督「クソッ!」
ブッ…
イケ督(……何だこれは?)
イケ督(何が起こっている?)
イケ督(…………)
イケ督(俺の有利は変わらんが……気になるな)
イケ督(…………)
イケ督(チッ……もう時間が無い)
イケ督(記者会見場に行かないと……)
750
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:13:21 ID:TTdZ85hY
―――――――――――
大本営 記者会見場
ザワ ザワ
中尉「…………」
中尉「えー各紙、新聞記者の皆さん、お待たせしました」
中尉「時間になりましたので、緊急記者会見を始めたいと思います」
中尉「ご静粛に願います」
…………
中尉「ありがとうございます」
中尉「それでは、皆様にご紹介いたします」
中尉「皆さんから見まして右側から」
中尉「海軍総司令官であらせられます、元帥閣下でございます」
751
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:14:03 ID:TTdZ85hY
ザワッ…
元帥「よろしく」
中尉「元帥閣下、ありがとうございます」
中尉「そして、その横からまとめまして順番に」
中尉「西方方面艦隊・鎮守府司令官のフツメン提督」
フツ督「よろしく」
中尉「南方方面艦隊・鎮守府司令官のブサイク提督」
ブサ督「よろしく」
中尉「北方方面艦隊・鎮守府司令官のイケメン提督」
イケ督「よろしく」
中尉「以上になります」
752
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:15:02 ID:TTdZ85hY
中尉「えー司会進行はわたくし、中尉が行います」
…………
中尉「それでは、まず」
中尉「フツメン提督から、記者会見の概要を述べたい、との事ですので」
中尉「フツメン提督、どうぞ」
フツ督「ありがとう、中尉」
…………
フツ督「えーご紹介にあずかりました、フツメン提督です」
フツ督「まず、今回の記者会見の概要ですが……」
フツ督「ある指揮官について、非常に重大な事実が判明しましたので」
フツ督「それをお知らせするために急遽、開いたものである」
フツ督「と言っておきましょう」
ザワッ…
753
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:15:51 ID:TTdZ85hY
フツ督「それでは、焦らす様で申し訳ありませんが」
フツ督「少々前提となるお話をしておきます」
…………
フツ督「我々各方面艦隊司令官と大本営は、緊密に連携を取っていますが」
フツ督「さすがに緊急事態……急に出て来た敵の対処や」
フツ督「海域の攻略などに関して、現地指揮官に一任されています」
…………
フツ督「これはいちいち大本営の指示を仰いだりしていては」
フツ督「対処に時間が掛かり、手遅れになる場合もあるためと」
フツ督「ご理解ください」
…………
754
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:16:55 ID:TTdZ85hY
イケ督「…………」
イケ督(……何故そんな当たり前の事をいまさら?)
ブサ督「…………」
…………
フツ督「それでは、本題に入りましょう」
フツ督「先日、私と元帥閣下はイケメン提督と面談を行いまして」
フツ督「そこで奇妙な話を彼から聞いたのです」
イケ督「……?」
ブサ督「…………」
フツ督「それは、艦娘の遠征部隊の行方不明、というものでした」
イケ督「!?」
ザワッ…
755
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:17:29 ID:TTdZ85hY
フツ督「遠征は、ご存じの方も多いと思われますが」
フツ督「比較的安全が確保されたルートを通り」
フツ督「資源確保などの雑任務をこなす作業の為」
フツ督「深海棲艦との遭遇戦は多少あれど、行方不明や全滅などは」
フツ督「ほとんどありません」
イケ督「…………」
…………
フツ督「ですが……無かった事ではない」
フツ督「それもまた事実です」
イケ督(……さっきから何が言いたいんだ?)
756
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:18:25 ID:TTdZ85hY
フツ督「しかしながら……」
フツ督「少し気になった私は、イケメン提督がかつて指揮を執っていた」
フツ督「南方方面艦隊・鎮守府の記録を、ここに居る」
フツ督「ブサイク提督に調べてもらいました」
イケ督「!!」
イケ督(な、なに!?)
…………
フツ督「すると……」
フツ督「イケメン提督が着任していた時期だけで」
フツ督「実に2部隊……人数にしますと」
フツ督「12名もの艦娘が遠征任務で行方不明となっていました」
ザワッ…!
イケ督(くっ……!)
ブサ督「…………」
757
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:19:14 ID:TTdZ85hY
フツ督「しかし、先ほども言いましたが」
フツ督「遠征任務で部隊全員が行方不明になった事例はあります」
フツ督「イケメン提督の指揮の下、不幸な偶然が重なった」
フツ督「とも言えなくもない」
イケ督「おい……さっきから私をどう」
フツ督「だが!」
イケ督「っ!?」 ビクッ
…………
フツ督「ブサイク提督の調べで分かった事はこれだけでは無かった」
イケ督「…………」
758
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:20:25 ID:TTdZ85hY
フツ督「行方不明になった遠征部隊の艦娘はすべて」
フツ督「緊急規制が掛けられていたのです」
イケ督(!!)
イケ督(バカな!……あれは通常の調べ方では出てこないハズ)
ブサ督「…………」
イケ督(どうしてこのブ男はそこへ行きついた!?)
…………
フツ督「記者の皆さんには馴染みの無い言葉でしょう」
フツ督「軍事機密に関しますので簡単に説明しますが」
フツ督「司令官権限で艦娘の通信機能をオフにする」
フツ督「という処置だとご理解してください」
ザワッ…!
イケ督「…………」
ブサ督「…………」
759
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:21:35 ID:TTdZ85hY
フツ督「ここまで言えば、勘の良い記者さんは疑問に思った事でしょう」
フツ督「なぜ、比較的安全な任務で通信を出来なくさせていたのか?」
フツ督「と」
ザワ ザワ
中尉「皆さん、ご静粛に願います」
…………
中尉「どうぞ、フツメン提督、お続けください」
フツ督「ありがとう、中尉」
フツ督「えーこの緊急規制という機能ですが」
フツ督「通常は無線封鎖など、隠密作戦などで使うのが一般的です」
フツ督「私が知る限り、遠征任務では必要のない機能と認識しています」
イケ督「…………」
760
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:22:21 ID:TTdZ85hY
フツ督「そこでイケメン提督にお尋ねしますが」
フツ督「どの様な作戦意図があって」
フツ督「緊急規制を遠征部隊に使用したのでしょうか?」
…………
イケ督「…………ぐ」
イケ督「軍事機密に……関わるので」
イケ督「この場での回答は控えさせていただきます」
…………
フツ督「分かりました」
フツ督「それでは、それらを踏まえた上で」
フツ督「北方鎮守府の行方不明部隊を調べてみたのですが」
フツ督「そこでも重要な事が判明しました」
761
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:23:13 ID:TTdZ85hY
ザワッ
イケ督(クソッ!)
イケ督(これ以上何が分かったんだ!)
フツ督「ここでゲストを呼びたいと思います」
フツ督「中尉」
中尉「了解です」
…………
中尉「それでは、ご紹介します」
大淀「…………」
中尉「彼女は、北方方面艦隊鎮守府で秘書艦をやっている」
中尉「大淀、と呼ばれている艦娘です」
大淀「……よろしくお願いします」
…………
762
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:24:03 ID:TTdZ85hY
フツ督「紹介ありがとう、中尉」
フツ督「さて、大淀」
フツ督「行方不明になった遠征部隊に」
フツ督「緊急規制が掛けられた当時の状況を教えてくれ」
イケ督「!!」
イケ督「ま、待て!」
イケ督「それは軍事機密に抵触する!」
元帥「……私の権限で発言を許可しよう」
イケ督「っ!!」
元帥「続けたまえ」
フツ督「ありがとうございます、元帥閣下」
763
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:24:52 ID:TTdZ85hY
イケ督「…………」 ギリッ…
…………
フツ督「では、大淀。 話してくれ」
大淀「はい」
大淀「当時……我が鎮守府の主力艦娘は某敵泊地を攻略中でして」
大淀「想定よりも多い敵艦隊から攻撃を受けている」
大淀「と、連絡がありました」
フツ督「ほう」
大淀「行方不明になった遠征部隊に緊急規制が掛けられた時間は」
大淀「ちょうどその連絡の直後くらいになります」
イケ督「……っ」
764
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:25:46 ID:TTdZ85hY
フツ督「ほう……それで?」
フツ督「主力艦娘の方はどうなったのかな?」
大淀「彼女たちの話では……」
大淀「敵からの激しい攻撃を受けていたものの、突然」
大淀「何の前触れもなく攻撃がやみ、撤退に成功した、との事です」
ドヨッ…
イケ督「…………」
フツ督「ありがとう、大淀」
フツ督「下がってくれ」
大淀「はい」
…………
フツ督「さて、イケメン提督殿」
フツ督「何か間違いはあるかな?」
765
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:26:27 ID:TTdZ85hY
イケ督「…………」
フツ督「貴殿の戦術がどんなものか、それは私の知るところでは無いが」
フツ督「これでは遠征部隊を囮にでも使ったのかと疑っ」
イケ督「ち、違う!」
イケ督「断じて違う!」
…………
元帥「……落ち着きたまえ、イケメン提督」
元帥「軍事機密に関わるという貴君の意見を尊重しよう」
イケ督「はっ……」
元帥「だが、後で文書での回答は求めさせてもらう」
イケ督「…………」
766
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:27:16 ID:TTdZ85hY
元帥「フツメン提督」
元帥「貴君も想像でモノを言うのは慎みたまえ」
フツ督「はっ。申し訳ありません」
元帥「では……続けてくれ」
フツ督「了解です」
…………
フツ督「えーそれでは最後になりますが」
フツ督「新聞各紙で報じられている」
フツ督「ブサイク提督の指揮に対する疑惑について」
フツ督「ここからは本人に申し開きをしてもらいましょう」
…………
ブサ督「……どうも。ブサイク提督です」
767
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:28:28 ID:TTdZ85hY
ブサ督「一部、軍事機密に触れますが」
ブサ督「元帥閣下の許可を得たので、話せる部分だけ話します」
ブサ督「まず、私が南方鎮守府に着任した当時」
ブサ督「かの地は極端な戦力・物資不足をおこしており」
ブサ督「支配海域の戦線維持すらままならない状況だったと」
ブサ督「言っておきます」
ザワッ…!
イケ督「…………」
ブサ督「その為、やむを得ず」
ブサ督「一部支配海域を切り捨てる判断を下しました」
ブサ督「自分からは以上です」
…………
フツ督「ありがとう、ブサイク提督」
768
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:29:31 ID:TTdZ85hY
フツ督「……これはどういう事なのか?」
フツ督「南方はイケメン提督が平定間近まで押していたはず」
フツ督「私も今現在、記者の皆さんと同様の疑問を抱きました」
…………
フツ督「そして、内密に調べた結果」
フツ督「何と、イケメン提督の独断で南方鎮守府の主力艦娘を」
フツ督「北方鎮守府へと移動させていた事が判明したのです」
イケ督「っ!」
ザワッ…!
フツ督(このネタは元大将がイケメン提督を糾弾するために)
フツ督(したためていたものだがな)
フツ督(これだけは元大将に感謝しかない)
769
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/08(日) 14:30:21 ID:TTdZ85hY
フツ督「……以上の事から」
フツ督「ブサイク提督に何ら落ち度はなく」
フツ督「むしろ主力艦娘不在でロクな戦力も物資も無い中」
フツ督「よく南方鎮守府を守り抜いたものだと」
フツ督「私としては畏敬の念すら抱いている次第であります」
イケ督「…………」
ブサ督「…………」
…………
元帥「……イケメン提督」
元帥「何か申し開きたい事はあるかね?」
イケ督「…………」
イケ督「こ、これは……大本営からの指示で」
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