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石上優は気付かれた

2以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/11(月) 05:49:09 ID:Zj1FT.Lw

休日だったこともあり、喫茶店には多くの人が来ており、なんとか一ヶ所だけ空いていた席に座る。
コーヒーと店自慢のワッフルを注文し、品物が来る間、物思いに耽っていた。

思い出すのは、あの日のことと、クラスメイトの男子生徒。

小野寺「(噂は、アテになんないな)」

小野寺には、石上が聞いていた人物像とまるで結び付かなかった。
最初は噂通りだと思い嫌っていたし、応援団に居た石上を見て『正気かよ』とも思った。しかし、

小野寺「(あんな事する奴だって、思えない)」

応援団の練習時、石上はわたし達を『怖い』と言った。
それでも、逃げずに必死に取り組む姿を見て、石上があんな頭のおかしいストーカーみたいな事をする奴だとは、到底思えなかった。

小野寺「(そもそも、そんなのが生徒会の役員として任命されるっておかしくない?)」

現生徒会の会長、白銀御行だけでなく副会長の四宮かぐやが石上を厚く信頼している事は、誰の目にも明らかだった。
もし石上が本当にそんな人物だとして、彼等が石上を信頼し、生徒会に入れるだろうか?

小野寺「…何か知ってんのかな。生徒会は」

ぽつり、と呟いた所で注文の品が届き、小野寺はひとまず思考を止め、コーヒーへ手を伸ばした。

その時、喧しい『音』が耳を届く。


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