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誰かこの状況を説明してください サプライズ後

1以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/15(日) 21:43:54 ID:Vu9632m6
どれくらいの人が知ってるかなあ
あと、会話形式じゃないです

37以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 06:56:22 ID:DtUbHYLk
何かブツブツ言っています。
「絶対すごい人気が出ると思うんだけどな。ヴィオラ・ヴァージン……」
ええ、もちろん無視です。処女を捧げた感激はどこにあるのやら…。

「ねえ、ヴィー」
「なんですか?ルビーに私の名前を付けるなんて絶対嫌ですから」
「それは、しばらくあきらめた。」
しばらくですか。全くコノヒトは
「僕たちにとってこの大切な夜を、痛みだけが記憶に残る夜にしたくないんだ」
決して痛みだけではありませんよ。旦那様が私を守ってくれることも実感できましたよ!
「ヴィーにも、最初の夜を満足してもらいたいんだ」
“にも”ってことは、えーとそっち方面のことかしら?ほかに考えられませんよね。
確かにこの交通事故みたいなのだけが最初の夜というのはさみしい気がします。
「でも、旦那様の手を煩わすのは…」
ちょっと渋るのも乙女の恥じらいというものです。もう処女ではないですけれど。

38以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 06:57:47 ID:DtUbHYLk
「それにまだ痛みも…」
「心配しないで、痛くするようなことはしない。僕に任せて。」
ウーム、そこまで言われるのであれば、お言葉に甘えてしまいましょうか。それなりに興味がないわけじゃないですから。
めくるめく官能の世界という響きに少しあこがれも・・・それに、旦那様に任せておけば大丈夫でしょう。
いろいろ経験があることでしょうし。ま、過去のことです、過去の。過去以外あったらただじゃ置きませんよ。
「それにさ、ヴィーだけが僕の裸を見て、僕が見てないって不公平と思わないか?」
そこですか。ここまでくれば、そんな手の込んだ言い回ししなくても、このツルペタボディぐらい見せますよ。
 旦那様が私の寝間着をはだけさせます。今度はするっと行きました。

39以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 06:59:12 ID:DtUbHYLk
「美しい…」
このメリハリのないボディを見て喜んでいる旦那さん、実はロリなのかしら。
「白いなだらかな丘の上に、ピンクの頂…」
白木の洗濯板の間違いじゃないですかね。確かに乳首はピンク系統ですけど、何色なら喜んでもらえるのかしら。
まあ、旦那様がピンク好きというのならそれはそれで問題ありませんが。
「まるでピンクサファイアのようだ」
いやな予感がします
「そうだ。これから産出される…」
「絶対だめです!」
「まだ何も言ってない…」
「どうせ、また私の名前を宝石に着けようって言うんでしょう?!」
「なぜ分かったんだ…」
バカでしょうか、コノヒトは。いえ失礼しました。

40以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:01:26 ID:DtUbHYLk
「でも、あんまりピンクサファイアって見かけませんね。」
「要は、色の薄いルビーだから、うちに出入りする商人はあんまり扱っていないんじゃないかな」
ははーん。つまりルビーの落ちこぼれがピンクサファイアと。
なんとなく親近感がわきましたね、落ちこぼれのオッパイを持っている人間としては。
「ヴィーの名前が付けば、サファイアと同じように飛ぶように売れると思うんだが」
意外に冷静な商売人ですね、旦那様は。頼りがいがあるというか。でも、こういうときに言うことかと…
「今はどのようなところで流通を?」
「以前のサファイアと同じで加工用かな」
フーム、お求めやすいお値段で売買されているわけですね・・・いよいよ親近感が高まってきました

41以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:02:33 ID:DtUbHYLk
「それが、私の名前を使えば売れ行きが上がると?」
「間違いないよ」
ヒンヌーで色気もない、貧乏伯爵の娘にそんな有難味があろうはずがありません。
侯爵夫人の肩書がつけば、時たま夜会に出るだけで、こんな地味子に付加価値を付くんですねえ。侯爵家おそるべし!
「えーと、サファイアと同じってことは、ピンクサファイアの屑石ってゴミ同然の扱いなんですよね?」
「まあ、そういうことになるかな」
「例えばですけど、その屑石を鉱山周辺の雑貨屋さんたちにタダで払い下げて、アクセサリを作ってもらうんです。」
「ふーん」

42以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:03:48 ID:DtUbHYLk
「で、私の名前で売れるのならそれに私の名前を付けてもらえば」
「屑石で作ったものにヴィオラの名前を付けるのは、納得いかないな」
「で、ヴィオラではなく、いつも旦那様が呼んでくださるヴィーと名前を付けて差別化を図るんです。」
「なるほど」
「お求めやすい価格で、普段使いとか、ヴィオラ・サファイアには手が出ないような、それほど裕福でないお嬢さん方にも使ってもらうんです。
雑貨屋さんたちの収入も安定するし、その売り上げの一部を福祉に回せば、一粒で二度も三度もおいしいということになりませんか?
今までは、鉱山の周りで細々と売っているだけでしたけれど、また旦那様と私で宣伝すればヒット商品になるかも。」
屑石が肩書を付けただけでありがたがられるなんて、まるで私のようじゃありませんか。それが世の役に立つというのなら光栄この上ないことです。

43以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:06:12 ID:DtUbHYLk
「つまりこのアクセサリを買うことは、福祉活動に参加するようなものと宣伝する…。素晴らしい。
こんな時にそんなことを発想できるなんてやっぱりヴィーは天才だ!」
こんな時ということは理解していらっしゃったんですね。仮にも私の処女を捧げた夜ですからね。方法に少し問題があった気はしますが。
でも、考えてみるとひどい夫婦ですね。初めて関係を持った直後に商売の話ばかりして。
「そうだな、名前はヴィー・サミットでどうかな?」
響きは悪くないですけれど…
「サミット?」
「山の頂とかいう意味だよ」
ニッコリ。
このウスラトンカチが!!いえ失礼しました。
「そこから離れてくださいませんか?山というほどのものではありませんし」
「そうかな、いい響きだと思うんだけど」
そういう問題じゃない!

44以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:08:08 ID:DtUbHYLk
「考えてもみてください。なんで、頂という名前が付いたんだろうとみんな疑問に思うじゃないですか。
そうしたら当然オッパイの方に気が向くでしょう!ヒンヌーのくせに頂なんて何考えているのってみんなの笑いものになります!!」
「笑いたい奴には笑わせておけばいい。ヴィーのオッパイを見た僕の感激は揺るがない」
このボケナスが!!!いえ失礼しました。冷静さを失っているかもしれません。旦那様にこういう言い方ではだめでした。
「ふう。えーとですね。こんな名前を付けたら私の乳首がこんな色だとみんなに思われるということなんです。
旦那様は、平気なんですか?私の乳首の色がみんなの話題になっても?!」
「ダメに決まっているだろう!そんなこと絶対に許さん!」

45以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:10:22 ID:DtUbHYLk
「だったら、こんな名前を…」
「このオッパイは僕一人のものだ!」
私がみなまで言う間もなく、旦那様は私の胸に顔をうずめました。すみません、うずめるほどの胸はありませんでした。
正確にいえば顔を押し付けたといった方が・・・。
この程度の胸で喜んでくれるの旦那様ぐらいでしょうからね、占有してくださって結構です。
そして旦那様は私の胸に口づけを…。何とも言いようのない刺激が体を走りました。
戸惑っている私をよそに、旦那様の指が私の体のそこかしこをやさしく…。枯れ子の人生には縁のなかった感覚でした。
「旦那様…」
「なんだい、ヴィー?」
「そのようなことをされたら声が出そうに……」
「いいんだよ、それで。そのために別棟で泊まることにしたんだから」
ウーム、計画的な犯罪でしたか。それはそれで感謝しましょう。

46以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:11:45 ID:DtUbHYLk
どれくらい時間がたったのでしょう?一瞬のような気もするし、とてつもなく長い時間だったような気もするし。
「はあ、はあ」
「疲れたかい?」
疲れたというか、心地よい脱力感とはこういうものでしょうか。ダンスレッスンの後よりはずっと穏やかな気持ちです。
いや決してダンスレッスンが嫌だと言ってるわけではありませんよ、ロータス。
でも、私は夫婦の交わりというものを勘違いしていたようです。挿入しなくても、めくるめく官能の世界ってあるものなんですねえ。
「少し…」
「気持ちよかった?」
「……恥ずかしいです…」
そういえばシーツが冷たい。快感で潤うという知識はあったけど、こんなに…。ここが自分の寝室でなくてよかった。
もしそうだったら、ステラリアに何してたかばれちゃう。ん、最初から何するかなんてわかりきってるかしら・・・

47以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:13:56 ID:DtUbHYLk
「僕はヴィーがしがみついてくれたのがすごくうれしかったよ。」
しがみついた?そんな記憶はないのですが…あれ、旦那様の体のあちこちに引っかき傷が。ひょっとして犯人は私でしょうか?
当たり前ですね、容疑者がほかにいたら大問題です。謝るべきかなあ?
まあ、私も流血したわけですし、お互いさまということで許してもらいましょう。
「これで永遠に、ヴィーは僕のものだ」
キラーンとイケメンの笑顔。今更クーリングオフなんてしないでくださいね。
「あ、でも…」
「でもって?」
旦那様の顔が曇る。
「オッパイは、サーシス様独占にはならないかも…」
「な、なんでだ?」
「お父ちゃんのもんとちがうのんやでぇ〜って聞いたことありません?」
「ない」
「赤ちゃんが吸う為にあるんやでって」
旦那様がほっとした表情を浮かべます。

48以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:15:53 ID:DtUbHYLk
「なんだ、赤ちゃんか。どこかの不逞な貴族連中が誘惑しているのかと…」
また、こんなことを。たまには懲らしめてあげないと。
「旦那様!」
「サーシス…」
「旦那様で十分です!」
「どうしたんだ、そんな怖い顔して」
「私が浮気するかもしれないと言うんですか!!」
「そ、そういうわけじゃないけど」
「旦那様が信じてくれないのなら、私はシャケクマと寝ます!!」
「それは勘弁してくれ」
「なら、別……」
「ごめんなさい!僕が悪かった!」
「ちゃんと反省していますか?」
「もちろん。ちゃんとオッパイは赤ちゃんに譲るから別棟にはいかないでくれ」
そこじゃない!別にこのツルペタが惜しいわけじゃないの!!でも、旦那様が珍しく反省するというのですから許してあげましょう。

49以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:17:35 ID:DtUbHYLk
「約束ですよ、赤ちゃんから横取りなんかしたら許しませんからね」
「もちろんだ。自分の子供のものを取り上げたりなんかしないよ」
そりゃそうでしょうよ、と普通なら思うんでしょうけど旦那様のことですからあてになりませんね。。
「あ、でも男の子だったらどうしようかな。」
やっぱり。だめだ、コノヒト…
「男の子でも一緒です!」
「そうか、じゃあ、赤ちゃんに盗られる前に…」
そういうと旦那様は、また私の胸を…。
「サーシス様、ずるいです」
「なにが?」
「気持ちよくすれば、私がゆるすとおもってるんでしょう!?」
まあ、許しちゃうんですけど…

50以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:19:23 ID:DtUbHYLk
「そんなことないよ。ただヴィーに喜んでもらいたいだけだよ」
絶対嘘です。でも気持ちいいという事実は否めない。それに…
「それなら、お願いが……」
「ヴィーが喜んでくれるなら何でもするよ」
その言葉に嘘がないことは十分承知しております。ベクトルに問題を感じることは多々ありますけれど。
「初体験のやり直しをしたいです」

51以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:20:57 ID:DtUbHYLk
「初体験のやり直し?!」
「どう考えても、さっきの初体験て間違ってた気がするんですけど……」
「正解とか、間違いとかあるものではないと思う。まあ、普通ではなかったかもしれないけれど」
さぞや普通を経験されてきたんでしょうねえ、なんて嫌味は言いませんよ。とりあえず今日まではね。
「でも傷がついているから痛むんじゃないかな?」
「おそらく先ほどサーシス様にしていただいたことがよい準備になっているのではないかと…」
シーツが冷たくなるぐらい潤っていますからね、先ほどみたいなことはないでしょう。たぶん…
「わかった。じゃあ、つらかったらすぐ言うんだよ」
コクっと私がうなずくのを確認すると、旦那様は私と唇を合わせました。

52以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:21:58 ID:DtUbHYLk
そしてそっと優しいキスを……するのかと思ったら旦那様の舌が私の口の中に。えっ、キスってこんなこともするの?
キスとは女性の唇、おでこまたはほっぺたに男性の唇を接触、もしくは吸引することだと思っていたのに。
驚きで目を見開いた私を、やさしく旦那様が見守っていました。
「行くよ」
「お願いします」
あ、旦那様のものが私の中に…

53以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:23:03 ID:DtUbHYLk
「痛むかい?」
「いいえ」
嘘です。少なからず痛みはあります。でも、旦那様の準備のおかげか、2回目だからか我慢できないほどのものではありません。
それに、もし痛いと言ったらきっと旦那様は、やめてしまいます。徹底的に私を守ってくれる人ですからね。
確かに痛みはあります。でもそれ以上に体が一つになっているという感覚を失いたくなかったのです。

54以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 07:59:47 ID:DtUbHYLk
・・・・・・・・・・・

チュン、チュン。すずめの鳴き声が。すずめさん今日は早起きしたのかしら…そういえば、おてんとうさまも真上に……
ヤバイッ、寝坊した!!
「旦那様?」
「はい、おはよう」
旦那様は、いつも通りのイケメンスマイル。私の0円スマイルと違って旦那様のスマイルはお金取れるかも…
まあ、朝一番にイケメンスマイルを見るのは心臓に悪い気もします。
「おはようとか爽やかに言っちゃってますけど、どう考えても朝なんてとっくに過ぎてると思うんですけど?」
「うん、そうだね、よく寝たね〜」
旦那様は平常営業です。私の処女を奪った翌日というのに。まあ、奪ったというより私が押し付けた感もありますけれど…
「よく寝たね〜、じゃありません! って、ゲホッ……喉が痛い……それに、体もだるい」
初夜の翌日は風邪症状が出ると、恋愛小説にもぜひ記載しておいてほしいものです。

55以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 08:01:28 ID:DtUbHYLk
「それは大変だ! 水を飲む?」
私の調子が悪い時には、血相を変えて国中のお医者様を集めそうになる旦那様がにこやかです。
つまり、よくあることなのでしょう、経・験・豊・富・な・旦那様にとっては。昨晩までとは少しちがったさざ波がハートを乱します。
いわゆる悋気の炎ってやつですね。せめてこき使ってあげましょう。
「ください。そして私は動けないので持ってきてください!」
「もちろん、ヴィーはそのまま寝てていいよ」
「動けないのは誰のせいですかっ! 誰の!」
旦那様は、これで永遠に、ヴィーは僕のものだって昨日言いましたけれど、それは間違いですね。
旦那様……いえ、サーシス様が、永遠に私のものなのです!!!

56以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/20(金) 08:06:44 ID:DtUbHYLk
ということで、これで終わりです。

読みにくかったらごめんなさい。

あと冒頭と、最後は原作をパクってしまいました。重ね重ねすみません。

57以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/01(水) 23:30:55 ID:QfnEmG3U
ヴィーちゃんが幸せそうでよかった


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