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とこのうえのねこ【安価】
160
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/17(月) 21:05:57 ID:XFD9ywKs
きゅっ …
「!!ぁ」
ぬる ぬる
きゅうっ……!
「あはぁ……さきっぽ、ぬるぬるしてる……♪」
くちっ
くちっ、くちっ、くちっ、
「あ、クロ、それ、あああう!」
くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、
柔らかくて小さな体温が何度も動く
早まらず 遅れず 強まらず 弱まらず
規則正しく 何度も 何度でも
くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、
「あ、ああっ、それ、あああっ」
腰の奥がすぐに「ドクン」と重くなった。
気持ち良いけど、気持ち良すぎなくて、身体がどうしようもなく堪えられなくなる、屈服の往復運動。
愛情を込めて自分だけに向けられる、最福の往復運動……!!
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/17(月) 21:27:12 ID:XFD9ywKs
くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、
くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、くちっ、
「あ ああ だめ ダメだ、クロ……!!」
「えへへ……ごしゅじん」
あらゆるところが鋭敏になり、
甘い甘い性感が膨れ上がる。
もう絶対に我慢させてくれない。
でもっ
「――ね、ご主人」
この子はっ、 大切な女の子で……ッ!!
「 私はずうっと…… あなたのメスだよ 」
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/17(月) 21:37:30 ID:XFD9ywKs
「ば――――!!!?」
「え、へ……♪」
くちっ…くちっ…くちっ…くちっ…♡
「っっっ、っああああ……!!」
そんなのどこで覚えやがったお前っ……ああああああ!!!!
どぷっ!!
「あ……♡ 嬉しい……♡」
ぬちゃ、ぬちゅ、くちゅ、こぷっ、ちゅく、にゅぐ、
「いっぱい、だして……♪」
どぷっ!
どぷっ!
どぷっ、
びゅく、
びゅく、
びゅる、
びゅ…
……
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/18(火) 01:59:19 ID:uDIDAnJc
「あ……れる。ん」
吐精が止むころ……
いつの間にか、クロが自分の精液で汚れた指を舌で拭い取っていた。
半ば固体のような白濁を口に含んで……嚥下している。
「なんで、舐めて」
「美味しいから……」
嘘だと思っても……正直それはクる。
まだ握られている片手に、反応を悟られただろうか。
いや、思い出した。クロへの精力供給は情事を介しても出来ると。
そんな、最もらしい理由の対価がこの快感だなんて。
『 私はずうっと…… あなたのメスだよ 』
しばらく……殺し文句の誘惑が、脳裏をチラついて離れなさそうだ。
【習慣:オスの誘惑 能力:性技術Ⅰを獲得】
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/18(火) 02:05:04 ID:uDIDAnJc
「ご主人……べとべとしない? 舐めてもいい?」
「もう勘弁して……」
(疲れた。精魂を抜かれた)
23:30 → !0:30!
1【触れ合い】
X【食事】
X【仕事】
4【入浴】
X【家事】
X【外出】
7【息抜き】
X【】
9【就寝】
↓2
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/18(火) 02:10:18 ID:uDIDAnJc
いちいちなげえんだよカス性癖だだ漏れチンポ野郎が
あとこんな15歳が居てたまるかよふざけんな
健気儚げな従順美少女がえちちだけ魔性帯びて一転攻勢するの最高なんだよね分かる君たち?
166
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/18(火) 02:18:51 ID:WVvoS9IY
4
もっと垂れ流せ
167
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/18(火) 07:30:49 ID:etHQNyt.
4
そうだ
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/18(火) 07:43:30 ID:Esu9ioD6
おつおつ
まだ漏らせ
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/18(火) 21:54:41 ID:etHQNyt.
まだ?
170
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/18(火) 22:22:56 ID:v1Y7d2Ko
寝ないと時間がヤバそうだけど大丈夫かね
171
:
取り急ぎこれだけ 土曜までお待ちを
:2020/02/19(水) 08:08:35 ID:hMmTe55g
4【入浴】
いい時間だし、大したことをする気力も無い……お湯でも浴びて、さっさと寝よう。
タオルと髭剃りを用意すると、クロはパジャマに手をかけて付いてきた。
「ご主人、お風呂?」
「そこで脱がないの」
しかし、どうしようか。
お風呂を沸かしている時間は無いし、シャワーだと一緒に浴びるには寒すぎる。
なんだったら、クロには日中浴びてもらってもいいかもしれない。
↓1
1【シャワー】
X【お風呂を沸かす】
X【一緒に入る】
B【自分が先に入る】
C【クロが先に入る】
D【クロには改めて入ってもらう】
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/19(水) 08:18:25 ID:wWQCKizE
1-C
この書き方でいい?
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/19(水) 16:41:37 ID:020bZeqc
X
174
:
分かる形であれば何でも大丈夫です。ありがとうございます
:2020/02/22(土) 10:57:12 ID:784Rf3YY
【シャワー】【クロが先に入る】
「クロ、先にシャワー浴びておいで。汚れちゃったでしょ」
「え、ご主人……寝るの遅くなっちゃう」
「どうせ一緒に寝るつもりだったからいいよ……ふぁ」
「ダメだよご主人。早く休もう?」
この様子は譲らなそう。
本当に、もったいないくらい優しい。
「じゃあ、クロには大事な仕事をあげよう。先に布団をあっためる仕事だ」
「う……わかった」
こういう転がし方はどうかと思うが、クロは基本的に頼まれ事が好きなのかもしれない。
……
「お湯の出し方分かるー?」
「うん!」
「出しっぱなしで良いからね」
「はーい!」
クロが猫の頃、一緒に身体を流した時もあったな。
おおよそ分かっているようで一安心。
175
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/22(土) 17:40:19 ID:I9NINq2g
どこまで続くかな?
176
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/23(日) 05:28:37 ID:1EwOtYeQ
「ご主人、空いたよ」
「お……頭もう少しちゃんと拭くの」
「わぷっ……」
タオルドライ用にフェイスタオルを投げ渡す。
クロの長髪は好きだから、あまり傷んで欲しくない。
「これドライヤーね。髪を乾かすやつ」
「い、いいから。早く入ってきてよう」
…………
身綺麗にしてシャワーから上がった。
布団の中で濡羽色の塊がもぞもぞと動いている……
0:30 → !1:15!
1【触れ合い】
X【食事】
X【仕事】
X【入浴】
X【家事】
X【外出】
7【息抜き】
X【】
9【就寝】
↓1
177
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/23(日) 06:38:31 ID:PnDQQcSs
9
178
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/23(日) 12:21:04 ID:1EwOtYeQ
9【就寝】
こんもりとふくれた布団をまくり上げる。
敷布団の中央にでかいネコが転がっていた。
「……はいる?」
「うーん、片側あけてくれるかな」
あけてくれたスペースに寝転び、一緒に布団をかける……
慣れ親しんだクロの香りと、ほのかにシャンプーの匂いがくすぐる。
「うわ、あったかい……ありがとね、クロ」
「んふふふ……♪」
「明日は5:30に出るから、4:30には起きるよ」
「うん、わかった!」
さて、明日は出張だ。しかもクレーム対応ときたもんだ。必要な道具は揃えてきたが、さて……
「むー」
「ん?」
179
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/23(日) 12:38:10 ID:1EwOtYeQ
もぞもぞと、隣の温もりが登ってくる。
「難しい顔しないで、ご主人」
「あ……」
【クロ電話】だ。
膝にあごを乗せると、自然にまぶたが重くなる。
頭を受け止める太ももがとてもあったかくて、思考力が抜ける。
「今日はいろいろあったけど。明日に行くときは、私が一緒だよ」
「!」
そういえば、エッチなこともしてしまった。うあー……いろいろあったわ。
それに比べれば、出張なんて些末なもんだ。
「あー、おもいだしてる。えっち」
「もう……おやすみ、クロ」
「うん。おやすみなさい、ごしゅじん……」
耳をクロの掌が塞ぐ。
今だけはどんなことからも護ってくれる気がした。
疲れた身体が、意識の海に溶けていく……
180
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/23(日) 12:46:32 ID:1EwOtYeQ
非常に性癖に刺さりまくったのでダイマさせてほしい
ttps://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ271502.html
はやくしあわせになれよ
はよ
181
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/23(日) 13:31:24 ID:hkkZNHpE
うん
182
:
鯖復活〜
:2020/02/25(火) 12:17:03 ID:iVo5xXq.
……
つんつん
「……」
「くぅ……くぅ……」
つんつんつん
「ご主人……」
「んん……」
てしっ、てしっ
「ご主人」
「んんっ、ん……?」
Day 4
Tue
クロのねこパンチで目が覚めた。時間は……4時45分。
「おはよう、クロ。ごめんね、ありがとう」
「おはよう、ご主人! えへへ、少しでも休めた?」
まだ眠い。身体は少し疲れてるけど……それ以上に腰がだるい。
入ってない感覚。エンプティーを感じる。
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/25(火) 12:46:26 ID:iVo5xXq.
寝起きで回らない頭を軽く振る。
5:30には確実に出よう。
4:45
1【触れ合い】
2【食事】
3【仕事】
4【入浴】
5【家事】
X【外出】
7【息抜き】
X【】
9【出張】
↓1
184
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/25(火) 13:23:16 ID:uSemAlDk
2
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/25(火) 20:36:09 ID:iVo5xXq.
2【食事】
「朝ご飯にしよっか」
「!」
今朝は安売りしていたハムでこしらえるハムエッグトースト……と野菜ジュース。
「クロ、手伝ってくれる?」
「うん!」
トーストをオーブンに投げ入れてもらう間、熱した油でハムをパチパチと炒め、火の通り始めるあたりで卵を、あっ。
「あー……収拾付かないやつだ」
「どうしたの?」
「崩れた。炒っちゃえ」
古い卵だったから仕方ないか。これからは、買ったものがはけていくのも二倍速だ。
……
186
:
ダークマリオ
:2020/02/25(火) 21:00:55 ID:xKaWEinQ
腐腐腐•••いいぞ!!このまま安価を増やしてしまえー!!ピピピピピピピピ
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/26(水) 21:43:40 ID:Vpdz53GU
「いただきます!」
「うん、どうぞ」
クロは少しの醤油で、自分はゆず風味のポン酢で。
クロが小さな口を目一杯開き、かぶり付くのを見届ける。自分も続いてひと口。
「――ご主人。食べちゃだめっ」
「え?」
「味が、すこしおかしい」
ひと口分、飲み込んでしまった。
……しまった。卵、そんなに古かったか。加熱さえすれば問題ないと思ったが。
何より、クロにそれを出してしまった事が申し訳ない。
その程度の生活能力も無いのか、自分は。
「ごめん、クロ」
「ううん」
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/26(水) 21:53:40 ID:Vpdz53GU
「夢魔の身体はたぶん大丈夫だよ。ご主人の作ってくれたご飯だもの、どんなものでも美味しいって思えるし、大事に食べたい」
「あっ、クロ!」
ひとしきり言い終えたクロが、自分の分のトーストを手元から奪ってしまった。
胸の締め付けられるような心地と……なんとも言えない嬉しさ。キュンとするなんて、柄にもない言葉が浮かぶ。
失敗したお菓子を意中の人に食べられるヒロインって、こんな気持ちなんだろう。
「だいじょぶだいじょぶ。それよりご主人、パンとっちゃったから、ご主人の分のパンも」
「ああっ、流石にそれは自分でやる! 座ってて!」
パン焼くくらいはさせてくれ。
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/26(水) 22:07:11 ID:Vpdz53GU
……
「ごちそうさま! ご主人っ、全部食べたよ! 美味しかった!」
「ふもむ、ふむ、うむむぐむ」
「ふふ、なんて言ってるか分からないよ〜」
「……っく。ごめん、クロ。ありがとね」
「そんな気にしないでよう。あと、なんでそんな急いで食べてるの?」
「時間が少し……」
トーストを焼き直したせいで余裕がない。
歯は磨くが、爪切って鼻毛も切って、もみあげ整えて眉剃って、なんで時間はなくなった。
野菜ジュースと口中調味して、2枚の小麦を詰め込むのだった。
【能力:毒味を獲得】
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/26(水) 22:21:08 ID:YuB6Gt8w
RPGwwww
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 18:39:05 ID:ADsdN.BI
忘れ物のないよう支度をしていると、すぐに時間が来た。
スマホで路線案内を確認する。
「よし……それじゃ、出てくる」
褪せた革鞄を拾い上げ、しわくちゃのコートを羽織った。
ガチャッ。
「……出張済んでも会社戻るから、遅くなるよ」
「ご主人っ」
艶やかな黒髪をはためかせ、真っ白なパジャマが駆けてくる。
大切な少女を、惜しむように抱きしめた。
「えへへ。大好きだよ」
「……。いってきます」
「いってらっしゃい!」
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 18:42:19 ID:ADsdN.BI
……
…………
………………
電車に揺られる。
シャツはよれてるし、コートも入社した時からずっと使ってるやつだ。カバンも底が擦れて芯材が出ている。
あんまり他所行きとは言えないが……正装なんだから仕方ない。
現地での段取りを考えながら、町を離れてゆく……
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 19:31:37 ID:ADsdN.BI
一日が始まる……
「おはようございます、××工業の自分と申します。……」
「こちらが実機ですね。カバーを開けてよろしいですか?」
「……はい。はい。図番968115開けますか? はい。……ええですから至急でお願いします。……ですから、そこはどうだった、じゃなくて図面見ないと分からないんですよ。自分が説明できないんです。」
「申し訳ございません、お待たせいたしました。今回の件につきまして……」
「はい。はい。はい。ええ、後日、補修部分再送の形です。そこからは担当にも継いであります」
「構成に都度手配品あるので、先に手配頼めますか? どうせ営業から話上がるの遅れますから今日のうちによろしくお願いします。……いや、あの、今から帰りますし来歴は提出しますが確実に定時回りますよ。」
「それ、ほんとに自分がやらなきゃいけないんですか? 至急なんですけど」
「はぁぁぁ……昼抜いちゃった。夕飯くいたい……」
ガタンゴトン……
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 19:42:12 ID:ADsdN.BI
「自分です。ええ。ただいま戻りました。」
「……机の上なにこれ? 何この量? 全部自分宛て?」
「出張報告はあとで、先に来歴飛ばして製作命令大至急でっ、」
『お前何してんの……出張報告書は?』
「こっちも大至急です……別に先輩に出すわけじゃないですし出張先から連絡はしましたよ」
「………………課長と喫煙所行きよった。はぁぁ……なんて吹聴されるかな」
……
『おーい……自分。今日キツかったろ、俺はもう上がるぞ』
「課長……お疲れ様です」
『時間掛けるのも良いが、ほどほどにな。んじゃ』
「……。半分も減ってないんですよねえ」
「ひとまず消灯……っと」
「……」
「はぁ……どうせまた遅れたらごねられるし」
……
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 19:50:46 ID:ADsdN.BI
ガタンゴトン……
ガーッ!!!!!
「……行きの、最終電車が到着します。……」
プシュー……
「クロ……」
1人分の座席に擦り切れた鞄を投げる。ちょうどその様子に自分は似ていた。
「なんか腹痛いし、寒い……」
そういえば、朝の卵、たくさん食べなくてよかったな……危なかった……
ガタンゴトン……
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 20:00:35 ID:ADsdN.BI
「――」
ガ、チャ……
「!!!!」
ダッダッダ……!
パッ!!
暗かった部屋の明かりが急に点いた。
「ごしゅじんっ!!!」
「………………ただいま」
「ぁぁ、ご主人、しっかりっ」
顔を見るなりクロの表情が歪む。
手から鞄をさらわれ、半分肩を預かられるような状態で部屋の中へ。
「部屋あっためといたから、ご主人、すごい冷えてるよ、んしょっ、」
「……なんだクロ……起きてたのか……」
「うんっ。気にしないでっ」
「あー……」
あったかい……
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 20:05:52 ID:ADsdN.BI
……
気がつくと、ソファに座っていて、クロに頭を撫でられていた。
「……スーツ、しわになっちゃうから、脱ぐよ。ありがとう」
「っ、ぅぅ……だいじょうぶ……?」
「大丈夫、ありがとう。トイレ行ってくる」
少し震えている指先でネクタイを解くと、寄りかかる温もりが離れていった。
!0:45!
1【触れ合い】
2【食事】
3【仕事】
4【入浴】
5【家事】
6【外出】
7【息抜き】
X【】
9【就寝】
↓1
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 20:23:44 ID:QT6vs4Dg
4
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 20:44:54 ID:ADsdN.BI
4【入浴】
……身体が冷えている。特に膝とつま先。
身体を流そう。
「ご主人?」
「シャワー……」
↓1
1【シャワー】
X【お風呂を沸かす】
X【一緒に入る】
B【自分が先に入る】
C【クロが先に入る】
D【クロには改めて入ってもらう】
200
:
ベジータ
:2020/02/27(木) 21:53:20 ID:7Xs0sKWo
x いっしょに入る
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 21:59:26 ID:KeTcnRlQ
それは選べないんだよ…
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 22:00:15 ID:vdRAG2Gs
1-B
203
:
ベジータ
:2020/02/27(木) 22:14:35 ID:7Xs0sKWo
ダニィ!?もう駄目だ••••
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 22:33:34 ID:Wa0c34pg
初めからちゃんと見ろよ…
205
:
ベジータ+ブロリー
:2020/02/27(木) 22:49:43 ID:7Xs0sKWo
「クズがぁ•••」「ニャメロン!!」 「ふおぉ!?」ヒュ-ンドガ-ン
「クズがすいません•••ここからは俺がやるロットー!!!!」
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 22:50:56 ID:QT6vs4Dg
流石にうぜえよ
207
:
すまんの坊主
:2020/02/28(金) 00:09:11 ID:8NfPhmPM
【シャワー】【自分が先に入る】
「ごめん……先に浴びるね」
「うん。あったまってきてね」
……
ジャー……
「……ねむい」
湯を浴びても、気怠さと眠気が少ししか抜けない。
頭の脂をこそぎ落とし、肌の汚れを削ぎ取っても、復調せず全身が今日の活動を終了しようとしている。
血行や体温や睡眠サイクルの話ではなく、身体が堪えているらしい。
朝から何も食べてなくてお腹も多分減ってるけど、お腹は緩くて痛くて何も作る気がしない。
消化器系がが循環した血液に熱され、忘れてた朝の過ちを呼び起こす。
あぁ……やっぱり収拾がつかない。こういう時どうしてたっけな。
夜食にせんべいかじってたっけ。
ジャー……
208
:
誤字が多くてすみません
:2020/02/28(金) 00:13:40 ID:8NfPhmPM
「ねむ……」
クロは入れ替わりでシャワーを浴びている……
待つか……待てるかな……
髪も乾かさなきゃだし……ねむい……
0:45 → !1:00!
X【触れ合い】
2【食事】
X【仕事】
X【入浴】
X【家事】
X【外出】
7【息抜き】
X【】
9【就寝】
↓2
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/28(金) 00:17:12 ID:J8TrqCik
9
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/28(金) 00:19:56 ID:8NfPhmPM
ローカルルールにアンダー18の記載もないし放置放任で、気になるなら専ブラから消えてもらってください
安価下の気遣いありがとうございます
若いうちからエロに触れるのは良い事だから別に構わないが、Bカップでしか勃たない大人に育っても責任取らないので悪しからず
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/28(金) 00:21:24 ID:dq3cgo4k
9
おつおつ
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 21:53:25 ID:dSa8PcWY
9【就寝】
視界が閉じたり開いたり。
意識が明滅している。
「まず……い」
身体が持たない。
寝落ちは良くない。
床で寝ると身体が軋む。
転がるようにして布団へ。
感覚の遠い手で毛布を引っ張る。
「……ぁ」
ふわりと届いた休息の香りが、
以降の思考をシャットダウンした。
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 21:58:33 ID:dSa8PcWY
「ご主人、出たよ……あ」
「……うん。ご主人、お疲れさまでした」
パチッ。
「起こさないように……っと」
「あれ……ご主人? 大丈夫?」
「なに、これ……知らない人の、気持ち……?」
「や、やだ、くっつかないで……取れない。ご主人をいじめないで……!」
「ご主人は休まなくちゃ、休まなくちゃダメなのに……!」
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 22:07:26 ID:dSa8PcWY
……ルルルル
…ルルルルルル
トゥルルルルルル!!
ピッ!
「はい自分です。申し訳ございません」
「すぐ伺います。あれ?」
「仕事、あれ?夢?」
そういえば、こないだの摺動板に図訂依頼来てたな。やらなくちゃ。
無能だから。早くしないと後輩に追い付かれるし、もう追い抜かれてる。使えない。クズだ。
『あいつホント時間だけかかるよな』
『給料泥棒。帰れよマジ』
『業績もアレだし、ほいっと整理解雇されねーかな』
声が聞こえる。絶対言ってる。そう言われてる。
もう無理だ。死ぬか。心臓を握り潰そう。
…………………
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 22:15:37 ID:dSa8PcWY
……………………ッッッア゛ァ!!!!!??!?
ビクン!!!
…………
……
…
胸に激痛、血は……出てない。
ここは……布団? 時間は……見えにくい。
4時か。
なにも思い出せないけど……辛い……怖い。
何か夢を見ていた気がする……。
「……ごしゅじん」
「あ――」
クロを起こしてしまったみたいだ。
けど、それ以上に悲痛な顔で、潤んだ瞳で、抱きつかれている事が……申し訳ない。
「クロが、そばにいるよ……」
あたたかい。
あたたかいけど……ごめん、クロ。
心配かけてごめん。ごめんな。
「ごしゅじん……」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 22:22:49 ID:dSa8PcWY
「護れなくて、ごめんなさい」
「分かってるのに、助けられなかった……」
クロが……謝ってる。悪いのはたぶん自分の方なのに。
「気にしないで」
「……っ」
胸にすがり付かれた。
「……、……、っく……、」
胸に熱い感触がある。……泣くこと無いと思うんだけど。
それに、少し目が覚めてきた。
二度寝したら起きられるか分からないし、クロをなだめて起きてしまおうか?
変に寝直すよりは体も回復するかもしれないし。
↓1
1【寝る】
2【起きる】
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 22:25:33 ID:RMVXwPlg
2
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 22:35:43 ID:dSa8PcWY
2【起きる】
「クロ……せっかく早く起きられたし、クロは寝かせといてあげるから一旦離して」
「……っ、――……――」
「え、何?」
「〜〜〜ッ」
顔がガバッと上げられる。
白く美しい肌の、目元だけを真っ赤に腫らして。
「ごしゅじんのばか」
「どうせ仕事する気でしょ」
「ばか……」
「…」
頭をガン、と殴られたような気がした。
変な夢なんてどうでも良いくらい心に刺さった。
クロに拒絶された。
ごめん。
何かしたか? したんだよな。ごめん。
クロの涙がパジャマに染みてて、胸が冷たい。
しばらく、布団の中で呆然と動けないままだった。
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 22:40:40 ID:dSa8PcWY
…
トイレに行く。腹痛は治っていた。
腰が痛い。
寒い。だるい。
なんとなく吐きそうな感じがする。
会社に行きたくない。
4:30
X【触れ合い】
2【食事】
3【仕事】
4【入浴】
X【家事】
X【外出】
7【息抜き】
X【】
X【出社】
↓1
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 22:45:02 ID:6SjTDbas
7
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 22:52:34 ID:dSa8PcWY
7【息抜き】
…
TVを点ける。
真っ暗な部屋の壁にチラチラした薄明かりがついた。
…
…
4:30 → 4:45
X【触れ合い】
2【食事】
3【仕事】
4【入浴】
X【家事】
X【外出】
7【息抜き】
X【】
9【出社】
↓1
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/01(日) 22:54:46 ID:RMVXwPlg
2
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/03(火) 11:36:37 ID:AN6Bv8Z6
2【食事】
「……」
キャベツと玉ねぎを炒める。
昨日の朝から何も食べてなかった事を思い出した。
油の香りを感じると、突き抜けていた空腹感が蘇ってくる。
身体は現金なものだ。
よしウインナー投下。
チーン!
レンチンご飯が炊けた……今ある分はこれで最後だな。
「ご主人、おはようっ」
「クロ」
Day 5
Wed
あのあと突っ伏していたクロが起きてきていた。
……自分としては気まずい。
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/03(火) 11:58:19 ID:AN6Bv8Z6
「ご主人、作りながらで大丈夫だから聞いて」
「……。どうしたの?」
「ご主人、今のお仕事してるところで、イヤな気持ちを向けられてるみたいなの」
イヤな気持ちか……心当たりは…………複数。
「ご主人が弱ってると、そういう悪いのが夢に出て、ご主人を休ませてくれないみたい」
「でも、私が一緒に眠れるなら……うん。 ――――絶対、大丈夫だよ。ご主人がどんなに弱っててもきっと護るから」
「クロ――」
「もしも怖い夢見て、起きちゃったら……私を頼って欲しいな。少しの間だけでも、一緒に寝よ」
「だから……その…… さっきは酷いこと言って、ごめんね?」
……ごめんだなんて、とんでもない。護りたい相手に頼られなくては、やりきれなくもなる。
クロの好意も厚意も、自分は無下にしていた。
自分は、クロに……
↓1
1【礼を言う】
2【抱き付く】
3【謝る】
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/03(火) 12:05:27 ID:GTZD2CDY
2
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/11(水) 12:48:14 ID:EtkRX6V6
2【抱き付く】
気が付けば、菜箸を放り投げ、その小さな体躯余すところなく抱き付いていた。
「……」
「えへへへ……うん。いいよ」
腕を深く回し、クロの肩を締め付け、子供のように。
言葉が出てこない。
「自分は、……」
「ごしゅじん。だいじょうぶだよ」
「……」
「だいじょうぶ」
自分という布人形を押し洗いするみたいに。
胸の奥底にある、辛苦や恐怖からなる染みを……押し潰すみたいにして、ふわふわの優しさの塊に吸ってもらえるように。
みっともなくて、情けなくて……それを、受け入れてくれる存在が居て。
押し潰した胸から滲んだ滴が、目頭からこぼれていた。
【習慣:依存Ⅰを獲得】
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/11(水) 21:47:19 ID:EtkRX6V6
……
「いただきます」
「いただきます」
少し焦げた炒め物と、半分のご飯と、野菜ジュースと、幸せそうな笑顔。
「……うーん。香ばしい」
「ちょっとだけね」
ふさぎ込みそうな心がほどかれて、言葉少なく、自然に振る舞える。
ありふれて優れたところのない食物を、穏やかに無心で口に運び、味わう。
「ごちそうさま! 運んじゃうね」
「ごちそうさま。……ありがとう、クロ」
恥ずかしくて言えなかったけれど……実はそんなものが美味しかった。
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/11(水) 21:51:36 ID:EtkRX6V6
……
しかし、こっちはダメだなこれ。
頭は痛いし腰も痛い。飯を食べて吐き気は治ったが、身体が全体的に重い。
せっかく気分はすっきりしたというのに、困ったものだ。
4:45 → 5:30
1【触れ合い】
X【食事】
3【仕事】
4【入浴】
5【家事】
X【外出】
7【息抜き】
X【】
9【出社】
↓1
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/11(水) 21:57:10 ID:8mLSBmNc
7
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/11(水) 23:07:50 ID:EtkRX6V6
7【息抜き】
スーツに着替え、ソファーに腰を降ろす。
つい、掌で腰を押すように伸ばしていた。
「ご主人、腰痛いの?」
「ああ……」
のけぞるようにぐいぐいと伸ばす。
「私がやろっか?」
時間も充分にある。快く了承し、フローリングに寝そべった。
……
「ど、どうかなっ、ご主人っ」
「うーん」
正直に言ってしまえば、クロは見た目通り非力であった。
本職のようなマッサージは望むべくもないが、小さな手が背中をおずおずと押し揉んでくれるのも……まあ。
……残念ながら痛みは取れそうに無い。
「それなら、手首を後ろに引いてみてくれる?」
「う、うん」
「そうそう、両方の手首を後ろに……」
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/11(水) 23:47:40 ID:EtkRX6V6
「――えいっ」
ゴキィ。
「あ」
「……ぁ」
体重をかけて手首を後ろに引かれた瞬間……肩と背骨と腰と首となんか繋がってるところが全部イった。
痩身とはいえ、女の重みを持ったそれなりの衝撃が意識をぶっ飛ばした。
……
「ごめんねっ、ごめんねご主人っ!!」
「うん……」
幸いにも……大事はなさそうだ。
クロに【相応の運動能力】があれば、人並みのマッサージを頼めるかもしれない……
とりあえず落ち着いた。歯を磨いて支度しよう。
それとも、1本目の電車を逃してやることが何かあっただろうか?
↓1
1【ない。行こう】
2【そういえば……】
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/12(木) 00:07:19 ID:i./UrMHM
1
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/19(木) 22:13:56 ID:ErvNKOWs
1【ない。行こう】
「よし……それじゃ、出てくる」
褪せた革鞄を拾い上げ、しわくちゃのコートを羽織る。
「ご主人っ」
艶やかな黒髪をはためかせ、真っ白なパジャマが駆けてくる。
「クロ」
惜しむように抱き締める。
「えへへ。大好きだよ」
「……。いってきます」
「いってらっしゃい!」
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/19(木) 22:18:52 ID:ErvNKOWs
……
…………
………………
電車に揺られる。
いつものシャツ、いつものコート、いつものカバン。
やつれた男たちに溶け込んで、騒がしい箱に押し込まれる。
始業前に進める仕事をぼんやり思い浮かべながら、町を離れてゆく……
……
「定例会に向けたクレームの資料は……少し掛かりそうだな」
「……性に合わない。終わらせよう」
「っと、始業か……こんなもんかな」
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/19(木) 22:42:30 ID:ErvNKOWs
一日が始まる……
「打ち合わせは……11時か」
「メールメール……あ、昨日のお礼」
『これ組図通りだと現合で合わないんだけどさ、見てくんね?』
「えーと……あった。いやいやいや、出図は△△さんですし、検図の▽▽さんじゃ駄目なんですか?」
『またまた、とか言ってどうせやってくれるんでしょ?』
「……。頼むだけ頼んで違うところ行くし。PHS置きっぱなしって、報告される気無いでしょ……」
「あ、やべ、打ち合わせっ! ……っ、……っ、は、すいません、遅くなりました」
『ちょっとー、やりっぱなしは無いんじゃないの? 流石に。責任持って最後までやるのが技術でしょ?』
「ごめんなさい、私も打ち合わせで……」
『そういうのは普通さぁ、行く前に連絡するでしょ? 社会人として常識でしょ?』
キーンコーン……
『あー、待った待った切らないで。それとは別に図面訂正して欲しいのあるからさ、注釈入れといたの現場の机に置いとくから。よろしくね』
「……。…………眠い。食う気にならないし、寝るか」
キーンコーン……
「っ。ねむ……」
「――この組図改善前のじゃん! 合わないわけだよ」
「というわけで、これは管理部にお願いします。ですから、おねがいしますっ!」
「……はぁ。頭働かない」
「机片付けるか……開発の進捗報告もまとめないとな……」
「…………。ねむい」
キーンコーン……
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/19(木) 22:48:28 ID:ErvNKOWs
(ふー……小休止しないと……)
「……図訂めんどくさい」
「これの留めネジ図面指示ないのか……あの人は何をやってんだ……」
「腹へった。カロリー棒」
「ねむ、っ……トイレトイレ」
「……」
「出来たけど……▽▽さん午後不在か。また明日、検図頼むか」
「…………駄目だ。もう頭働かない」
……パタン。
「……お先です」
ガタンゴトン……
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/19(木) 22:57:05 ID:ErvNKOWs
「……」
ガチャッ。
「あ、おかえり。ご主人」
トテトテトテ……
「お疲れさま。カバンちょうだい?」
「ただいま……クロ。ありがとうね」
幾分慣れた様子で、クロが出迎えてくれる。
半開きの視界に、にゅっと黒い頭が入ってきた。
「……。……」
「ご主人、眠い?」
「うん」
「少しだけ休む?」
「……うん」
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/19(木) 22:59:50 ID:ErvNKOWs
「っ。」
「……起きた? すっきりできた?」
「水……」
22:00 → 22:30
1【触れ合い】
2【食事】
X【仕事】
4【入浴】
X【家事】
6【外出】
7【息抜き】
X【】
9【就寝】
↓1
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/19(木) 23:00:45 ID:ppygL67E
2
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/20(金) 01:48:04 ID:MeTTDvoo
2【食事】
米を炊いておらず、レトルトご飯も無い。
仕方なく袋麺を開ける。
弾ける湯だまりに2人前の麺と、カット野菜が投げ入れられた。
……
「いただきます」
「いただきます!」
流石に出来上がるのは早い。
用意された塩気の香りが、まさしくインスタントな欲求を満たす。
「また買い物行かなきゃな……」
「ふーっ、ふーっ、」
もう2回もこれを食べたら、まともな夕食は家に残っていない事になる。
そんな事を悶々と考える横で、猫舌の同居人は滑る麺の熱さに悪戦苦闘しているのだった。
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/20(金) 07:47:24 ID:MeTTDvoo
……
「ごちそうさま」
「えへへ、ごちそうさま! 運んじゃうね!」
片方に汁を移されたお椀が重ねて運ばれていった。
そのまま洗い物に勤しむクロの背中を眺める。
22:30 → 22:30
1【触れ合い】
2【食事】
X【仕事】
4【入浴】
X【家事】
6【外出】
7【息抜き】
X【】
9【就寝】
↓1
242
:
ねぼけてました。時よ止まれッ
:2020/03/20(金) 08:11:44 ID:MeTTDvoo
22:30 → 23:00
1【触れ合い】
2【食事】
X【仕事】
4【入浴】
X【家事】
6【外出】
7【息抜き】
X【】
9【就寝】
↓1
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/20(金) 08:29:05 ID:Ew2nhkCY
1
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/22(日) 02:38:50 ID:TzBggWEk
1【触れ合い】
「クロ、おいで」
「はぁい、ご主人」
ソファから手招きすると、クロは猫であった時のように飛び乗り、頭を腿へ預けてくる。
昔からずっと変わらない、するりと抜ける美しい毛並みへ指を通す気持ち良さ。
無機質で安普請な昼光色の下でも、清水を湛えたような輝き。
「んふふ……」
何度も何度も、飽くことなく濡羽を梳く。
「……むかーしね」
撫でる手に促されるように、クロはぽつぽつとこぼし始める。
「ご主人が、私を連れてきてすぐのころね。私、自分が黒色なの、好きじゃなかったんだ」
「黒いせいで子供の悪戯に遭うし、ご主人のお母さんも、黒猫なんてやめておきなさいよって言うし。黒い色は悪い色なんだって思ってた」
「その時のこと、おぼえてる?」
自分は記憶を辿り……首を横に振った。
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/22(日) 02:59:26 ID:TzBggWEk
「その時ね、ご主人なんて言ったと思う?」
嬉しそうに喉を鳴らす同居人の上で……やっぱり覚えていない。
「どうしてウチのクルマも黒いのに、このテレビも黒いのに、おばあちゃんが大事にしてるタンスも黒いのに、この子はダメなの、って」
「その当時、私には人の言葉の意味は分からなかったよ? でもね」
「 黒は綺麗だよ って」
「そう言って、怯える背中を撫でてくれたの。言葉は分からないけど、私を肯定してくれたの」
クロがうっとりした様子で、自分の腰に腕を回す。
「……えへへへへ。私、その時、オチちゃったなぁ。」
「その時から、ご主人が呼んでくれる『クロ』って言葉が……ご主人だけが呼んでくれる時は特別で、大好きになった」
「私を見つめて、まっすぐ認めてくれるみたいで。」
「毎日、綺麗なクロになれますように、って願った」
「黒も、そのうち好きになれた」
「今も……えへへへ。」
手に取ったその黒髪に、不快でない……とても大切な重さを感じた。
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/22(日) 03:16:53 ID:TzBggWEk
「これからも、クロを、大事にしてね?」
「ああ……大事にするよ」
「……あう」
流石に恥ずかしかったのかもしれない。
クロは回した腕をぎゅうっと強め、自分の身体に顔をうずめる。
ぐりぐりと眼前のものへ額をこすり付けて……って、ちょっと。
「クロ、そこは」
「んぅ……んん?」
「……あはぁ。いいにおい」
直感的に、『スイッチ』を入れてしまったことを察した。
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/22(日) 03:17:03 ID:yX8bN4A2
「これからも、クロを、大事にしてね?」
「ああ……大事にするよ」
「……あう」
流石に恥ずかしかったのかもしれない。
クロは回した腕をぎゅうっと強め、自分の身体に顔をうずめる。
ぐりぐりと眼前のものへ額をこすり付けて……って、ちょっと。
「クロ、そこは」
「んぅ……んん?」
「……あはぁ。いいにおい」
直感的に、『スイッチ』を入れてしまったことを察した。
248
:
まちがえました
:2020/03/22(日) 03:28:27 ID:yX8bN4A2
上げた顔はにんまりと。
頬は赤らんでいる。
まるで獲物になったような感覚に強張って……その一方で期待が心臓を打つ。
心臓に押し流された血流はぴくん、と。
一拍だけ。
それでも、顔を押し付ける彼女が感じ取るに充分な、かすかな反応を示してしまった。
「……んふふ。」
「クロ、っ」
「なんですかぁ……?」
記録として、昨日のことは覚えている。
記憶として思い出してしまえば……クロの眼前で形になるくらい、膨れ上がってしまうだろう。
「ご主人」
「う……」
「――いいの?」
この柔らかくて美しくて愛しい少女に、自分は。
↓1
1【ああもうお前ってやつはもう】
2【おねがいします】
3【だめです】
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/22(日) 03:45:18 ID:M9BntW3.
1
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/24(火) 02:37:49 ID:1f5lduJ2
1【ああもうお前ってやつはもう】
いいの、とは。
私からシても……いいの? だなんて。
クロは確かに前から綺麗だったが、その他にも仕草や振る舞いだって可愛いし、一途なところも優しいところも魅力的だし。
近日に至っては、よりストレートに想いを伝えてくる上、女の魅力まで纏うようになって。
……惚れない方が難しいってものだ。
これでされるがままなんて、まるで自分はクロに夢中じゃないみたいじゃないか。
「クロ」
頭を撫でていた掌に力がこもる。
やり方なんて浮かんで来ないけど、長らく眠っていた自発的な意思が沸いてくる。
愛してくれて、嬉しくて。
なら自分からも愛したい。
「……しよう」
「!」
その意思を相手に示すこと。
小さい一歩で、確かな前進だった。
251
:
某ロナで仕事が減ったぜ! おせーよ
:2020/04/06(月) 20:32:17 ID:RTDnGeRI
言い切った自分は、もうこの高揚を隠さないでいい。
腰に重なる温かさと柔らかさから、存在を感じる。
愛でたい。
愛したい。
触れて、撫でて、抱きしめて。
心も身体も幸せにしたい。
自分を信じて、クロを信じて、思うままに。
ふたりで、はだかになりたい。
「クロ」
想いを込めて、肩に触れる。
置いた自身の掌から、どことなく熱を感じる。
もう片方の掌で、大好きな黒髪を撫でつける。
情愛を込めて、たっぷりと、優しく。
……
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/04/06(月) 20:55:16 ID:fTEh67sc
まってたぜ!
クリロナサンキュー!
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/04/06(月) 21:15:48 ID:RTDnGeRI
時間をかけて、彼女の形をなぞる。
感情を解き放つように、熱を加えていく。
……ふつふつと。
少しずつ、物足りなくなっていく。
頭から、わき腹へ。
腰から、太ももへ。
熱以外のものを加えたくなって、指先でなぞる。
「……」
「……」
同時に、目が合う。
確認、同意。
「クロ、っ」
「ごしゅ、じん……!」
……パジャマの中は、嘘みたいに熱かった。
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/04/06(月) 22:25:52 ID:RTDnGeRI
「――」
ぐぐっと視野が狭くなって、背中まで一気に手を回して、抱きしめる。
頭が、耳が熱い。
「ク、ロっ!」
「きゃっ! う」
腕を差し込んだ勢いのまま……自分じゃ信じられないくらいの勢いで上のパジャマを脱がせた。
黒髪がばさっと舞う。
まどろっこしくて、自分もワイシャツと肌着を脱ぎ捨てた。
服が首を通る時、クロに触れられなくて、見つめられなくて、寂しい。
服を放り投げ、少女を抱きしめる。
色気も何もなく、胸と胸を突き合わせるようにして。
けれども、強く滾る愛情を、両の腕に込めて。
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/04/07(火) 02:03:31 ID:.fdMWcRI
大好きな少女
大好きな存在
大好きなクロ。
愛しい
それを、伝えたい
俺だって、クロが、好きなんだって
「ごしゅ、じん」
「……ん?」
「ご主人のきもち、つたわってるよ……」
見れば、自分の腕が震えている。
らしくなかった……かも。
誰よりも自分のことを案じてくれてたんだ。知らないわけがない。
誰に張り合う必要だってない。
きっと、乱暴に気持ちをぶつけたら、後悔する男だって事も知ってる。
「……ありがとう」
「うん」
「キスしよう」
「ん」
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/04/09(木) 17:34:52 ID:SDwLYJIk
「……」
「んふ」
胸の高さにある、クロのもとへ顔を寄せる。
嬉しさを隠さない微笑みが迎えてくれた。
「んっ」
手も添えず、微かに震えた唇をそっと合わせた。
思うようにいかず、離れてしまう。
……自分から、もう一度。
「ん……」
クロが身体を委ねてくれる。
上手くいかなくても大丈夫だと教えてくれる。
寄り掛からせるようにして、折れないように上を向かせ、さっきより深く口を付ける。
しっとりと吸い付いた、上と下の唇が微かに開き……温かく柔らかく、ぬめった舌がつんつん、と。
自分も……舌を出す。
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/04/10(金) 03:29:55 ID:ogGsZFks
「ん……っ」
「ふふ……」
前にクロからしてもらった時とは比べるまでもなく、稚拙で緩慢で臆病な口づけ。
キスって想像以上に難しい。
「!」
舌の先が胡麻ほどに触れて……驚いてまた少し戻る。
クロは腕の中で力を抜き、ゆるやかに自分を待っている。
……自分から、もう一度。
触れ合った舌を臆せずに動かすと、ぬるりとした感触が遅れてやってくる。
心地良くてもう一度。気持ち良くてもう一度。
次第に深く、強く、大きく。
舌をより前に出し、左右にこすって味わって。
「ん……ふ、っ、く」
「ふ、にゅ……んん……」
キスは難しいけど、ディープキスへ進むのは自然と出来るものみたいだ。
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/04/10(金) 03:56:06 ID:ogGsZFks
「ん……っ!」
「う、にゅ……!」
唇の距離はゼロの先へ。
自分の舌がクロの口内へ侵入するのと同時に、クロの舌が自分の歯茎をなぞり上げていた。
互いの味で満ちた粘膜が、ひとつの空間で繋がる。
あ やっと、こないだと同じに。
あとはもう考えなくてもいいし、考えられない。
……愛する少女と口で交わる幸せ。
ひとつずつ先に進んで、初めて解る、唇の深い悦楽。
今夜は犯されることなく、流されることなく、自分の意思で、溺れる。
「ん……」
「……。んん」
口の中が熱くて、半裸のふたりは身震いする。
意図を察してくれたクロが、口づけを続けたまま引き寄せる。
腰を支え 覆い被さり 膝を付き 押し 前へ 背中を支え 肘を付き
深いキスをやめないままクロを布団に押し倒す。
これからセックスをすると告げたような体勢で、更に唇を擦り合わせた。
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/30(土) 02:14:27 ID:bpm.SGNs
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