るる「…ラビくん･･･ちょっとお願いがあるの///」

2：以下、名無しが深夜にお送りします：2019/11/25(月) 04:35:20 ID:NW81k4ac: 夜遅く喫茶タキガワの倉庫ではラビット大佐が後片付けと明日の準備をしていた。
いつも一緒のかばまろとぴょんこ姫はいない。ラビット大佐の親心(？)で先に帰らせたのだ。

「ふぅ･･･これでよしであります」

ここ喫茶タキガワは言うなればブラックだ。給料は安いし仕事はキツイ。しかし切札ジョーの持つレアカードの為だ。
背に腹は代えられない。早く布団に潜りたい欲を我慢し彼はせっせと仕事をする。

彼はこの店の料理番も務めているため食材の仕込みをしに厨房へ向かった。

「明日のメニューは･･･と、おや？」

ふと人の気配を感じ振り返ってみれば、厨房の入り口に人が立っていた。

「…るる店長。どうしたのでありますか？」

立っていたのはこの店の主人、切札るる店長その人であった。
しかし顔は俯き息が上がっているのか肩が僅かに上下している。

「･･･（るる店長の様子がおかしい）」

彼女が口を開く。

「…ラビくん･･･ちょっとお願いがあるの」

その言葉が聞こえたと同時に彼の視界は半回転した。

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