[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
女神「異世界を救ってください」 男子「はあ?」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/23(水) 23:34:19 ID:szwfRzJk
男子「意味わかんねぇ。さっさと地球に戻せよ」
女神「え……えええええええええええっ!!? 救ってくれないんですか!?」
男子「むしろなんでやると思ったんだよ」
女神「そんな……ハッ! もしかして、チートですか!? チートが欲しいんですね!? でもズルは良くないと思います!!」
男子「いや、チートとかどうでもいいし」
女神「じゃあハーレム!?」
男子「俺にそんな甲斐性はない」
女神「圧倒的な魔法の才能は!?」
男子「オカルトとか嫌いなんだよね」
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:51:47 ID:ttCPBQUI
スライム「ピ、ピィィ……」
女神「うぅ、ひどい……ひどいです……きゃぁああっ!!」
ドガァァアン……!!
魔王「殺し合いの最中に背を向けるとは余裕だな、小娘!!」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:52:46 ID:ttCPBQUI
女神「……」
魔王「どうした? もう声も出んか」
女神「……」
魔王「ふん、他愛ない……次の一撃で消し炭にしてくれよう」
女神「……さない」
魔王「む?」
女神「許さない、許さない、許さない……よくもスラちゃんを……!!」
魔王「……まだ立ち上がるか。だが、無駄だ」
ガキィィインッ!!
魔王「なっ……!? 高位結界だと!?」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:53:30 ID:ttCPBQUI
女神「スラちゃんは私の大切な仲間……たった一人のお友達です。それを傷付ける者は、たとえ魔王でなかろうとも絶対に許しません……!!」
魔王「馬鹿なッッ!! これはまさか、神の……!!」
女神「女神の名の下に宣告します────消え失せなさい、魔の王よ!!!」
パァァアアアッ……!!
魔王「グァァアアアッ!!! やめろぉぉおお!!! 我の、力がぁぁあああ!!!」
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:54:00 ID:ttCPBQUI
パァァアアアッ……!!
魔王「消える……消えてゆくぅぅううう!!! ウォォオオオオ……!!!」
パァァアアアッ……!!
魔王「ガァアアアアア……ッッッ!!!」
パァァアアアッ……!!
魔王「くそっ……こんな……こんな終わり方があってたまるかぁあああ!!!」
女神「あれ!? まだ消えないんですか!? これ結構しんどいんですけど!!?」
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:54:43 ID:ttCPBQUI
魔王「かくなる上は貴様も道連れにィィイイイ……!!!」
女神「いやぁぁああ!! ちょっ、早く、消えて!! 消えて下さいぃぃいいい!!!」
魔王「ォオオオ……ォ────!」
シュゥゥン……
女神「はぁーっ……はぁーっ……!」
女神「……」
女神「……た、倒した?」
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:55:19 ID:ttCPBQUI
スラちゃん「ピィィッ!」
女神「あ、スラちゃん! 無事だったんですね! 良かったぁ……」
スラちゃん「ピギッ!」
女神「……えへへ。スラちゃん、私、やりましたよ。ついにやりました! 魔王を、倒したんです! 初の異世界救済です!」
スラちゃん「ピィー?」
女神「嘘じゃないです。本当ですよ! ……ふふふ。これで私も一歩、創世神に近付きましたね!」
スラちゃん「ピッ!」
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:55:59 ID:ttCPBQUI
女神「それにしても……人間さんの言っていた通りでしたね。私、また神の力が使えるようになってました」
スラちゃん「ピィ」
女神「もしかして、先輩神が気を遣って力を返してくれたんでしょうか……うーん。でも、なんか今までの力とは違う感じがするんですよね」
スラちゃん「ピィ?」
女神「……まあ、いいです! それじゃあ、一度神界に帰還して……」
先輩神『困る。困るんだよなぁ、そういうの』
女神「えっ?」
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:56:52 ID:ttCPBQUI
先輩神『悪いけど、ハッピーエンドはお呼びじゃないんだ。この世界は予定通り、崩壊して貰うよ』
女神「この声……先輩神様!? 一体何が……」
先輩神『可愛い女神。君には異世界救済という甘美な蜜はまだ早い。今は須く、辛酸を舐め耐え忍ぶべき……そうだろう?』
女神「……はい? すみません、おっしゃってる意味がよく分からないのですが……」
先輩神『あははっ! つまりは────こういう事さ!』
ゴゴゴゴ……
女神「きゃぁあああっ!?」
先輩神『さあ、行け! チートまみれの人間君! この世界を滅びへと導くんだ!!』
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:57:51 ID:ttCPBQUI
女神「な、なななな……!? 救済されたはずの世界が、壊れ……えっ!?」
男子「……」
女神「人間さん!? どうしてここに!?」
男子「……悪い。しくじった」
女神「しくじったって……何を?」
男子「あいつだ。あのクソ先輩神が、諸悪の根源だったんだよ……ッ!!」
女神「……え?」
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:58:37 ID:ttCPBQUI
先輩神『あははっ! その人間には、ボクが譲渡できるだけのチートを付与してある! この世界の寿命はもってあと10分さ!』
女神「そんな……っ! どうしてですか、先輩神様!?」
先輩神『どうして? まだ気付かないんだね。本当に間抜けで……愛おしい女神だよ、君は』
女神「ま、間抜けって……!」
男子「あのクソ神はお前に異世界を救済して欲しくなかった……だから間違った常識を教え込んで、お前の異世界救済をずっと邪魔していたんだよ。今までも、今回もな」
女神「はあ!? え、それってまさか……」
先輩神『……』
女神「私の才能に、嫉妬してたって事ですかぁ!?」
先輩神『……うん?』
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 00:59:34 ID:ttCPBQUI
女神「そ、そうだったんですね!! だから、私は二兆五千八十億四千三百万と八十五回も異世界救済を失敗して……許せません!!」
男子「あー……いや、その。女神?」
女神「人間さん、私、あなたの事をちょっと酷い人だなって思ってましたけど……でも本当は私の事をずっと考えてくれてたんですね! 誤解して申し訳ありませんでした!」
男子「うん、うん。分かった。一回落ち着け、な?」
女神「そして、ありがとうございます! あなたのお陰で諸悪の根源を見つける事が出来ました!」
男子「いやだから、違うんだって」
女神「さあ一緒に、あの憎っくき先輩神を討伐しましょう! えい、えい、おー!!」
男子「あーもう! 一回黙れ!!」
女神「むぐぅぅうっ!!?」
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:00:51 ID:ttCPBQUI
男子「いいか? お前の予想は半分当たっていて、半分間違っている」
女神「む、むぐぐっ!?」
男子「確かに俺の見立ててでは、お前の神としての才能はクソ先輩神を遥かに凌ぐ。だが、あいつの目的はそこじゃなかったんだよ….…」
女神「ぷはっ! ……えっ、それじゃあ本当の目的って?」
男子「それは……」
先輩神『待って。そこから先は、僕が話そう』
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:01:25 ID:ttCPBQUI
女神「……先輩神」
先輩神『様、はもう付けてくれないのかな? 悲しいなぁ……でも仕方ないか』
女神「いいから、早く話してください」
先輩神『はいはい……そうだね。僕が君の、女神の異世界救済を悉く妨害し、失敗させてきた理由……それは』
女神「それは……?」
先輩神『女神のお尻を────ペンペンする為だよ!!』
女神「………………………………………………………………………………………………………………………はあ?」
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:02:36 ID:ttCPBQUI
先輩神『……』
女神「……えっ。いや、あの……えっ? おし、り?」
先輩神『ペンペン』
女神「……」
男子「……女神」
女神「……」
ポンッ
男子「諦めろ。これが真実だ」
女神「はっ…………はぁぁあああああああああああああああああああ!!!?!?!? お尻ペンペン!!? 何ですかそれ!!?? バッカじゃないんですかぁ!!?」
男子「俺もそう思う」
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:03:25 ID:ttCPBQUI
女神「そ、そんなっ、そんな事の為に!!? そんなくっっだらない理由で私は二兆五千八十億四千三百万と八十五回も異世界救済を失敗させられたんですかぁ!!?」
男子「残念ながらそうらしいな」
女神「ふ、ふざっ……ふざけっ……ぁあああああああッッ!!!!」
先輩神『ふざけてなんかいないさ。君のお尻は非常に叩き心地が良いんだ。そう、打てば響く太鼓のように……ね』
女神「黙りなさいッッ!! この変態セクハラゴミクズ産業廃棄物ッッ!!!」
先輩神『もはや神ですらない』
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:05:25 ID:ttCPBQUI
女神「許しません……絶っっっ対に許さない……!! 殺じでやるぅぅぅううう……ッッ!!!!」
男子「落ち着け。気持ちは分かるが、冷静にならんとこの状況は解決出来ないぞ」
女神「だっ、だって!! あいつが!! あのゴミクズがぁあああ……!!!」
ポフッ
女神「ひゃああっ!!?」
スラちゃん「ピィー!」
女神「あ、わわっ……スラちゃん?」
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:06:14 ID:ttCPBQUI
男子「ほら、そのスラ……ちゃんも言ってるぞ。落ち着けって」
女神「ス、スラちゃん……」
スラちゃん「ピッ、ピィッ!」
女神「うん……うん。そうですよね。私が、この世界を守らないと……!」
男子「その意気だ。それじゃあ、作戦を伝えるぞ」
女神「さすが人間さん! もう作戦を用意してあるんですね!」
男子「ああ、つってもほとんどお前頼みになるけどな」
女神「任せて下さい! 私に出来る事なら、なんだってしてみせますよ!」
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:07:02 ID:ttCPBQUI
男子「よし。じゃあまず、お前に創世神の力があるのは分かるな?」
女神「あ、はい。何となく……ですけど」
男子「その力を使って、滅びゆくこの世界を片っ端から修正していってくれ」
女神「えっ。でも、それだけじゃ……」
男子「いいから、さっさとしろ」
女神「わ、分かりました! ふぐぅぅうううう……っっ!!」
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:07:43 ID:ttCPBQUI
ゴゴゴゴ……
女神「〜〜〜〜〜〜ッ!! や、やっぱり無理ですぅ!! 抑えきれません!!」
先輩神『あははっ! 無駄だよ。そんな付け焼き刃じゃあ、崩壊は免れないさ!』
女神「ああああ!!! やっぱりムカつきますぅぅうううう!!! ふぐぅぅうううう!!!」
男子「お、いいぞ。その調子で、崩壊を出来るだけ遅らせてくれ」
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:08:50 ID:ttCPBQUI
女神「つ、次は!? 次はどうするんですかぁ!?」
男子「そうだな。次は……こいつの番だ」
スラちゃん「ピギィ?」
女神「え、す、スラちゃん!?」
男子「そうだ。こいつに崩壊の核である俺を包ませて、この世界の歪みそのものを吸収してもらう」
女神「いや、何言ってるんですか!!? いくらスラちゃんが可愛くてもそれは無理ですよ!?」
男子「出来るんだよ。何故ならこいつはただのスライムじゃない。女神の力を注がれた、神聖生物だからだ」
女神「え……はい? 神聖?」
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:09:27 ID:ttCPBQUI
男子「ああ。お前、ずっとこいつと一緒に行動してただろ? そのせいで、本来は歪みをもたらす魔物の性質が、歪みを吸収する性質に変化したんだよ」
女神「えーっと、つまり?」
男子「こいつは歪みに強いんだよ。魔王に殴られても死なないくらいにはな」
女神「ああ、なるほど!」
男子「という訳で、頼んだぞ。スラ……ちゃん」
スラちゃん「ピギィ!」
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:10:06 ID:ttCPBQUI
グニグニ……シュゥゥウ
女神「あ、崩壊が収ま……って、人間さん溶けてませんか!? 大丈夫ですか!?」
男子「俺の事はいいから気を抜くな!! まだ崩壊は続いてるぞ!!」
女神「わ、分かりました! ふぐぅぅうううう……っ!!」
スラちゃん「ピギィィイイ……ッ!!」
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:10:38 ID:ttCPBQUI
ゴゴ……ゴ……
女神「ふぐぅぅうううううううッッッ!!!!」
スラちゃん「ピギィィイイイイイッ!!!!」
ゴ…………
女神「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!! ぷはあっ!!」
スラちゃん「ピィッ!!」
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:11:21 ID:ttCPBQUI
女神「ど、どうですか? 収まりましたか!?」
男子「……ああ。完璧だ。良くやった」
女神「って、きゃああっ!! 人間さん、服が……!」
男子「落ち着け。服程度で済んだなら安いもんだろ」
女神「で、でも! その格好は流石に刺激が……!」
男子「……いや、そう思うなら早く服をくれよ。創世神の力使えるんだろ」
女神「はっ! そうでした! ……ど、どうぞ!」
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:11:55 ID:ttCPBQUI
パァァア…!
男子「貫頭衣……まあ無いよりはマシか」
女神「それにしても、やりましたね人間さん! 今度こそ、この世界を救済出来ましたよ!」
男子「あ? 何もう終わった気でいるんだよ」
女神「え?」
男子「まだひとつ、ビックイベントが残ってるだろうが。ほら」
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:13:03 ID:ttCPBQUI
先輩神『あはは、まさか崩壊を止めてしまうなんてね……流石にこれは、予想外かな』
女神「……ああ。そうでしたね。私とした事が、うっかりしてましたぁ……うふふふ」
男子「ククク……諸悪の根源をぶん殴ってこそ、ハッピーエンドってもんだよなぁ? クソ先輩神さんよぉ?」
先輩神『おお、怖い怖い。まさか僕に攻撃するつもりなのかい?』
男子「出来ねぇと思ってんのか?」
先輩神『ふふふ、怖いね。怖いから……今日の所はここまでにしておこうか』
女神「ああ!! あのゴミカス、逃げようとしています!!」
男子「大丈夫だ。【一連托生】」
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:13:50 ID:ttCPBQUI
ジャラララッ……ガキィンッ!
先輩神『……あっれぇ? この鎖は何かな?』
男子「神々の盟約第五条。救済を全うせずに、救済を行う人間を変えること能わず……だったか?」
先輩神『……まさか』
男子「随分と念入りにチートを注ぎ込んでくれたからなぁ? お陰で細工をする時間はいくらでもあったよ」
先輩神『……』
男子「そして、元々俺と女神は【一連托生】だ。……つまり」
男子「てめぇはもう────俺達から逃げられない」
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:14:56 ID:ttCPBQUI
先輩神『……あはは。参ったね、これは』
女神「人間さんっ! あなたってば、本当に最高です!!」
男子「まだまだこんなもんじゃねぇぞ。スラちゃん、解放準備」
スラちゃん「ピギッ……ピィイッ!!」
女神「わっ!? す、スラちゃんが光って……!」
男子「吸収した歪みは消えた訳じゃない。それをまとめてぶつけりゃあ、いくら神といえどもひとたまりもねぇだろ」
女神「な、なるほど……!」
先輩神『えっちょっと待って、それは流石に洒落にならないんだけど』
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:15:48 ID:ttCPBQUI
男子「うるせぇゴミが喋るな。……おい、女神」
女神「はい!」
男子「お前がやれ」
女神「えっ?」
男子「お前がその拳にスラちゃんの力を乗せて、あのゴミクズの顔面をぶん殴るんだ」
女神「……いいんですか? 人間さんも、あのゴミカスを殴りたいはずじゃ」
男子「ああ、そうしたいのは山々なんだけどな……俺がやる場合、殴る前に歪みに耐えきれずに死ぬ。そして世界が滅ぶ。だが創世神の力を持つお前なら出来るはずだ。それに……」
女神「……」
男子「二兆回の救済失敗の恨みを持つお前が殴る方がふさわしい。そう思っただけだよ」
女神「人間さん……!」
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:16:19 ID:ttCPBQUI
男子「頼んだぞ、女神。あいつの顔面をボコボコのグチャグチャにしてやってくれ」
女神「分かりました! 誠心誠意、滅します!!」
ピカーッ!!!
スラちゃん「ピィィイーーーーーッ!!!」
男子「お、準備が出来たみたいだな。それじゃあ引き摺り下ろすぞ……ふんッッ!!!」
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:17:26 ID:ttCPBQUI
ジャラララッ……ドサッ
先輩神「痛っ! ちょっ、髪が絡まって……イタタタッ!!」
男子「さあ、やれ。女神」
女神「分かりました。……おいで、スラちゃん」
スラちゃん「ピッ!」
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:19:50 ID:ttCPBQUI
ゴゴゴゴ…
女神「はぁぁああああ…………ッッ!!!」
先輩神「あ、待って待って。それなんか本当にヤバいって! そんなので殴られたらシンプルに死んじゃうから! やめて!!」
女神「黙りなさい……あなたに告げる言葉はたった一つのみ。すなわち────」
カッ!
女神「悔い改めなさい、この────ド変態ッッ!!!!」
ドガァァアアアン!!!
先輩神「ぎゃぁあああああああああッッッ────!!!」
124
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:20:33 ID:ttCPBQUI
ガキィン!
先輩神「────ああああッ!? えっ!?」
男子「よし、じゃあ二発目よーい」
女神「任せてください! 次はアッパーです!」
先輩神「えっ、ちょっ、あっ……待って!! 一発だけじゃないの!?」
125
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:21:08 ID:ttCPBQUI
男子「はあ? いつ誰がそんな事を言ったよ」
女神「【一連托生】の効果は世界の歪みが無くなるまで、です。その意味、分かりますよねぇ?」
先輩神「…………え? 嘘でしょ?」
男子「嘘じゃねぇよ。とりあえず、最低でも地面とコイツの区別が付かなくなるまでは磨り潰すからな」
先輩神「あ、あははは…………あの、土下座するんで許し」
女神「せいやぁぁああああああ────ッッ!!!!」
ドガァァアアアン!!!
先輩神「ギャァアアアアアアアアアアアア──────ッッッ!!!!」
126
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:22:08 ID:ttCPBQUI
<神界>
女神「ただいま戻りました……」
男子「おう。で、あのゴミカスはどうなった?」
女神「えっと……故意に異世界を滅ぼし続けた罪で、神界追放八千億年、かつ私との関わりを永久に断つ事になりました」
男子「なるほどな。まあそのくらいが落とし所か」
女神「私としては神界永久追放の刑が良かったのですが……うぅ」
男子「仕方ねぇだろ。そもそも二兆回も騙されるお前にも責任はある」
女神「だ、だって!! あんな酷いこと考える神が居るなんて、普通思わないじゃないですかぁ!!」
男子「ああ、うん。それに関しては同意するけど……」
127
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:22:45 ID:ttCPBQUI
女神「ぐぬぬ……納得行きません。こんな事なら、もっと沢山殴って置くべきでした!」
男子「いや、無理だろ。あれ以上どうやって殴るんだよ。ほとんど赤黒い砂になってたぞ」
女神「でも! でもぉ……!」
男子「ま、あんだけ細切れにすりゃ数億年は復活しねぇだろうからな。それで納得して、あのゴミカスの事はもう忘れろ」
女神「うぅ……分かりたくないですが、分かりました」
男子「おう」
128
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:23:28 ID:ttCPBQUI
女神「……あ、そう言えば」
男子「ん?」
女神「人間さん、いつから気付いてたんですか?」
男子「何がだよ」
女神「えっと、色々です。ほら、異世界救済が邪魔される事とか、私の創世神の力が目覚めていた事とか!」
男子「あー……なんつーか、どっちも疑い始めたのはスライムを五百体倒した辺りで、確信を持ったのはホブゴブリン倒した辺りだな」
女神「え? 最初から気付いてた訳じゃなかったんですか?」
男子「んな訳ねぇだろ。どんなエスパーだよ」
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:24:05 ID:ttCPBQUI
女神「じゃあ最初にスライム五百体倒させた理由って……?」
男子「あ? そんなもん、それ以外にお前のレベルを安全に上げる方法が無かったからに決まってんだろ」
女神「……つまり、私を心配してくれていたんですか?」
男子「ああ。ほっといたら全裸で魔王に突撃して死ぬ恐れがあったからな……」
女神「ひどい!? 流石にそこまでバカじゃないですよ!!」
男子「つっても事実、突撃しようとしてたじゃねぇか。初期レベルで」
女神「うっ……た、確かにそうですけど」
130
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:24:55 ID:ttCPBQUI
男子「まーそういう訳で、最初の計画は酷く地道で堅実なレベル上げ。だが、途中でお前の創世神の力が目覚めたから……」
女神「それを利用する計画に変更したんですね?」
男子「そうだ。そもそも神を異世界に送る時点でかなり無理があったからな。ゴミカスの妨害も相まって、あの世界が崩壊するのは時間の問題だったんだよ」
女神「はぁー……割と、ギリギリの戦いだったんですねぇ」
男子「他人事みたいに言うな。お前の働き次第で失敗する可能性もあったんだぞ」
女神「あっ、すみません……その、まだ実感湧かなくて」
男子「実感?」
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:25:58 ID:ttCPBQUI
女神「だ、だって、今までずーっと失敗してたのに、今回初めて救済出来たんですよ! だから今でも信じられないというか……ふわふわしていて、なんだか幸せな気分です。えへへ」
男子「……そうかい。そりゃー良かったな」
女神「はい! 良かったです!」
男子「……」
女神「……あ! それでですね! 実はまた救済が必要な異世界が発生しまして、その……また人間さんと一緒に救済に行きたいのですが」
男子「え? 嫌だけど」
女神「本当ですか! よろしくお願いします! ……って、え?」
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:26:58 ID:ttCPBQUI
男子「そもそも、異世界救済したら地球に戻す約束だったろうが。早く戻せよ」
女神「え……えええええええええええっ!!? 救ってくれないんですか!?」
男子「むしろなんでやると思ったんだよ」
女神「だ、だってぇ……今回すごく上手く行ったので、次もやってくれないかなーって」
男子「どんだけ都合の良い思考回路してんだよてめぇは」
女神「そ、そんなぁ……!」
男子「今回のは例外中の例外だ。ほら、分かったらさっさと地球に戻せ」
女神「…………無理です」
男子「は?」
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:27:46 ID:ttCPBQUI
女神「無理ですよぉ!! だ、だって、救済回数がまだ全然足りませんし……!」
男子「……おい、てめぇ。ふざけてんのか?」
女神「ひぃっ!?」
男子「お前言ったよなぁ? 異世界を救済したら、その力を使って地球に戻れるって。まさか嘘ついたのか!?」
女神「ひぃぃんっ!! ご、ごめんなさい!! 嘘じゃないですぅ!!」
男子「だったら無理無理言ってないでさっさと地球に戻せや!!」
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:30:09 ID:ttCPBQUI
女神「だ、だから! 足りないんです! 私、何回も救済を失敗してたから! 負の救済エネルギーが溜まっちゃっててぇ!!」
男子「……ああん? どういう意味だよ」
女神「今回の救済で得た力も、ほとんど相殺されちゃって残ってないんですぅ! だから地球には戻せません!」
男子「はあああああ!!!? ざっけんじゃねぇぞ!!」
女神「ごめんなさいいいいい!!!」
男子「じゃあ何だ!? まさかあと二兆回異世界を救えとでも言うつもりか!!?」
女神「そ、そこまでじゃないですけど……その」
男子「その?」
135
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:30:42 ID:ttCPBQUI
女神「最低でも、あと百回くらいは救済が必要かなーって……てへっ」
男子「……」
ゴッ!
女神「痛ぁぁあああ!!?」
男子「ざっけんなコラァァアア!!! なんじゃそりゃぁああああ!!!」
女神「ま、また殴りましたね!? せっかくたんこぶ治りかけてたのに!!」
男子「うっせぇ黙れ!! ぬか喜びさせやがってこの疫病女神!!」
女神「疫病女神!?」
136
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:31:26 ID:ttCPBQUI
男子「ああ、もう。最悪だ……こんなのどうしろってんだよ……」
女神「……あ、あのー。人間さん?」
男子「ああん!?」
女神「ひぃっ! ……そ、その。次の異世界救済の話なんですが」
男子「……」
女神「実は、今回の件が神界の議会でも認められまして……限定的ではありますが、人間さんに神の力をお貸し出来る事になったんです」
男子「……で?」
137
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:32:03 ID:ttCPBQUI
女神「つ、つまり! 私と人間さんがタッグを組めば、神の力は二倍! どんな異世界も救済出来ちゃうに違いありません!」
男子「……」
女神「……ですからその、これからも一緒に異世界を救ってくれませんか? そうしたらきっと、百回分の救済エネルギーもすぐに溜まるはずですから……ね?」
男子「……一応聞いておくが、断ったらどうなる?」
女神「その場合は、私が一人で百回分の救済を成功させるまで、神界で待っていて頂く事になります。……もっとも、それだといつまでかかるかは分かりませんが」
男子「…………………はぁぁあああああ」
女神「に、人間さん?」
138
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:32:48 ID:ttCPBQUI
男子「……仕方ねぇな」
女神「!」
男子「おい、女神。次の異世界の情報を寄越せ」
女神「じゃ、じゃあ……!」
男子「付き合ってやるよ……あと百回だけだ」
女神「あ……ありがとうございます! ありがとうございます、人間さん!!」
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:33:35 ID:ttCPBQUI
男子「いいか? 百回救済したら速攻で地球に戻るからな! 今度は嘘とは言わせねぇぞ!」
女神「はい、はいっ! もちろんです! よろしくお願いしますぅ!!」
男子「本当に分かってんのか……?」
女神「分かってますよ! 人間さんが居れば百神力です!」
男子「不安だ……」
女神「えへへー」
男子「……まあ、いいか。それじゃあ、めんどくさいけど……」
男子「さっさと異世界、救っちゃいますか」
-完-
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 01:34:53 ID:ttCPBQUI
以上です。ありがとうございました。
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/24(木) 12:28:44 ID:8bU97SpI
その後の女神と男のイチャラブ物語まだかよ
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板