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美玲「舞網チャンピオンシップ?」
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:17:46 ID:0kTksTiA
《幻奏の音女アリア》(アニメ版、一部効果独自解釈)
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻 1600/守 1200
①:1ターンに1度、このカードの攻撃で相手が
戦闘ダメージを受けなかったターンのメインフェイズ2に発動できる。
800ダメージを相手に与える。
美玲「下級モンスターを並べるだけ……?一体何を――」
柚子「メインフェイズを終了。バトルよ!」
美玲「――んなッ!?何かある……アクションカードを!」ダッ
柚子「速攻魔法、『ピアニッシモ』発動!このターン、ハイパーサイコライザーは攻撃力が100になり、戦闘破壊されない!」
《ピアニッシモ》(アニメ版)
速攻魔法
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで100になり、このターン戦闘では破壊されない。
美玲「くっ……!攻撃力が!」
130
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:18:55 ID:0kTksTiA
柚子「これで攻撃が可能になるわ!ソロでハイパーサイコライザーを攻撃!」
美玲「ぐっ!」LP4000→2500
柚子「続けてアリアでハイパーサイコライザーを攻撃!シャープネス・ヴォイス!」
美玲「二度も食らうもんか!」パシッ
美玲「アクションマジック、ダメージ・バニッシュ!戦闘ダメージを0にする!」
柚子「防いだわね……でも!」パシッ
柚子「こっちもアクションマジック、『ア・テンポ』!モンスターの攻撃力が変化しているとき、それをもとの数値に戻す!」
《ア・テンポ》(SSオリジナル)
A魔法
(1):フィールドの、攻撃力が元々の数値と異なるモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は元々の攻撃力の数値になる。
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:20:38 ID:0kTksTiA
柚子「これでハイパーサイコライザーは攻撃力が2000に戻るわ」
美玲「効果の範囲を無理やり変えたのかッ!」
柚子「その通り。アリアの効果!相手に戦闘ダメージを与えられなかった場合、800ポイントのダメージを相手プレイヤーに与える!リゾネイト・ウェーブ」
美玲「やってくれるな……ッ!」LP2500→1700
修造「いいぞー!柚子ー!」
タツヤ「さすが柚子姉ちゃんだ。あのロックも気にせずにライフポイントを削り取ってる!」
遊矢「ハハ……」
遊矢(昨日のデュエル、なんであんなことに……)
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:22:04 ID:0kTksTiA
柚子「私はカードを1枚伏せてターンエンド!」
美玲「してられちゃったけど、ライザーの攻撃力は元に戻っている。ウチのターン!」
美玲(アクションカードを探しながら……)
美玲「ウィングド・ライノを召喚!そしてバトル、ハイパーサイコライザーでアリアを攻撃!ハイパー――」
柚子「トラップ発動!『分断の壁』!このターンバトルする相手モンスターの攻撃力は、相手モンスター1体につき800ダウンするわ!」
《分断の壁》(アニメ版)
通常罠
①:このターン、以下の効果を適用する。
●戦闘を行う相手モンスターの攻撃力は、
相手フィールドのモンスターの数×800ダウンする。
美玲「……!ウィングド・ライノの効果!罠カードの発動時、このカードを手札に戻す!」
柚子「それでもハイパーサイコライザーの攻撃力は1200!そしてその攻撃は止まらないわ!」
美玲「その結果は……このカードが決めてくれるさッ!」パシッ
柚子「あの足場にアクションカードがあったのね……!」
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:23:12 ID:0kTksTiA
美玲「ラッキーだ。アクションマジック、『フォルツァート』!モンスターの攻撃力を500だけ上昇させる!」
《フォルツァート》(SSオリジナル)
A魔法
①:自分のモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップする。
柚子「やるわね……」LP4000→3900
美玲「ウチはこれでターンエンド!フォルツァートの効果は終了する」
美玲「攻撃力は下がったけど、おかげで効果を発動できない範囲は広がった。どうする、ユズ!」
柚子「ライフをなかなか削れず、攻撃力も劣っている状況。その言葉をそのまま返すわ!」ダッ
美玲「言ってくれるな……!」ダッ
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:24:05 ID:0kTksTiA
イイゾー!フタリトモガンバレー!
アツイゼー!ウオオオオネッケツダー!
遊矢「……!」
ユート『みんなの未来に、笑顔を……!』
遊矢「二人のデュエルで、観客達が笑顔に……」
遊矢(そうだ、これがデュエルだ……俺は何をやってるんだ!)
柚子「私のターン、ドロー!」
柚子「永続魔法、『スローテンポ』。通常召喚したターンそのモンスターは攻撃できない」
《スローテンポ》(未OCG)
永続魔法
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
通常召喚されたモンスターは、そのターンには攻撃できない。
135
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:24:41 ID:0kTksTiA
美玲「?このタイミングでどうして……」
柚子「魔法カード、『幻奏のオーバートーン』!お互いのフィールドの表側表示の魔法・罠カードの効果をこのターン無効にする!」
《幻奏のオーバートーン》(SSオリジナル)
通常魔法
①:自分フィールドに「幻奏」モンスターが存在する場合、
お互いのフィールドの表側表示の魔法・罠カードをそれぞれ
1枚ずつ対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
②:墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
美玲「あっ……!」
柚子「これで厄介な追走の翼は効かない。バトル!ソロでライザーに攻撃!」
美玲「アクションマジック、あった!……ぐっ!」LP1700→1300
柚子「局面に合わないカードを引いちゃった?私はこれでターンエンド!」
136
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:26:17 ID:0kTksTiA
美玲「……ウチのターン、ドロー!」
美玲「よし!魔法カード、『死者転生』!手札のウィングド・ライノを墓地へ捨て、カイザー・ブラッド・ヴォルスを手札に加える」
美玲「そして、そのまま特殊召喚するッ!」
柚子「攻撃力1900……」
美玲「悪いなユズ、これじゃ終わらない。チューナーモンスター、妖海のアウトロールを召喚する!」
柚子「また、チューナーモンスターを!」
美玲「もう1度決めてやる!レベル5のカイザーにレベル3のアウトロールをチューニング!」
美玲「逆巻け、そして思考を支配しろッ!シンクロ召喚!レベル8、『メンタルスフィア・デーモン』ッ!」
ニコ「出ました!早坂選手のエースモンスターですっ!」
137
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:27:45 ID:0kTksTiA
柚子「私のターン……ドロー!!」
美玲「ユズ!オマエが狙ってるカードは、ウチのほうが先に届く!」
柚子「そして!アクションカードも……!」バッ
美玲「なにっ、あんな高さから飛び降りた!?」カンコーン
柚子「ふう……いよっと。頂いたわ」
ウオー!スゲー! マジストロング!
修造「柚子う……!」
フトシ「さすが柚子姉ちゃん!しびれるぅ〜!」
柚子「墓地のオーバートーンの効果発動!私の場のスローテンポをデッキに戻して、カードを1枚ドローする効果」
柚子「私はこれに勝負を賭けるわ!」ドン
美玲「そっか……!ユズ!ウチに、全力を見せて勝ってみろッ!」
修造「いけー柚子!」
タツヤ「柚子姉ちゃーん!」
138
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:29:57 ID:0kTksTiA
柚子(ここで引き当てたら、私の勝ち。でも引けなかったら、それは――)
遊矢「柚子ーーーーー!!!!」
柚子「――遊矢!?」
遊矢「頑張れ、柚子!お前のエンタメを見せてやれ!」
美玲「ユーヤ……」
柚子「遊矢、元気を取り戻したのね……うん、絶対成功させるんだから!」
柚子「これが私の……ディスティニードローッ!」シュピィ
美玲「……」
柚子「……」
柚子「私は『幻奏の歌姫ソプラノ』を召喚!」
《幻奏の歌姫ソプラノ》(アニメ効果)
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻 1400/守 1400
①:融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターとして、
自分フィールドのこのカードと自分の手札・フィールドのモンスターを墓地へ送る事で、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚できる。
美玲「来るか、ユズの融合召喚!」
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:32:17 ID:0kTksTiA
柚子「ここで――!」
P「……?」
柚子「――ここでアクションマジック、『純白の裏拍』!自分フィールドのモンスターと属性が同じで種族が異なる、低いレベルのモンスターを手札から特殊召喚できる!
《純白の裏拍》(SSオリジナル)
A魔法
(1):自分フィールドのモンスター1体を選び、
そのモンスターよりレベルが低く、
同じ属性で種族が異なるモンスター1体を手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは効果を発動できない。
柚子「私はレベル2、光属性・岩石族『クリスタル・ローズ』を特殊召喚!」
《クリスタル・ローズ》(アニメ版)
効果モンスター
星2/光属性/岩石族/攻 500/守 500
①:フィールドのこのカードは融合モンスターカードに記された
融合素材モンスター1体の代わりにできる。
美玲「あれはマスミが使ったカード!」
柚子「このカードは融合素材モンスターの代用にできる。私はこのカードを『幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト』扱いとする!」
美玲「そしてソプラノは、融合カードなしで融合する効果がある!」
柚子「私はソプラノとモーツァルト扱いのクリスタル・ローズを融合!天使のさえずりよ!至高の天才よ!タクトの導きにより力重ねよ!」
柚子「融合召喚!今こそ舞台に、勝利の花を!『幻奏の花歌聖ブルーム・ディーヴァ』!」
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 19:34:56 ID:0kTksTiA
《幻奏の花歌聖ブルーム・ディーヴァ》(アニメ版、一部独自解釈)
融合・効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻 1000/守 2000
「幻奏の歌姫」モンスター+「幻奏」モンスター
①:このカードが特殊召喚された相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
このカードはその戦闘では破壊されず、その戦闘によって自分が受ける戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
ダメージステップ終了時、その相手モンスターを破壊する。
ウオオオオ! シンクロニユウゴウ、モエルゼ!
ナニアレナニアレ! キレイナモンスター!
美玲「会場が、さらに盛り上がってる……」
柚子「美玲、『覚えてる?』ブルーム・ディーヴァは戦闘ダメージと戦闘破壊を跳ね返す!」
美玲「ああ……わかってる。来い!」
柚子「バトル!ブルーム・ディーヴァでメンタルスフィア・デーモンを攻撃!」
美玲「……残念だったな!トラップ発動、『波動障壁』!シンクロモンスター、メンタルスフィアをリリースしてブルーム・ディーヴァを守備表示にする」
美玲「そして攻撃モンスターの守備力分のダメージを相手に与える!」
遊矢「ブルーム・ディーヴァの守備力は2000、そして柚子のライフも2000……」
フトシ「柚子姉ちゃーん!」
美玲「これでウチの勝ちだッ!」
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 20:02:18 ID:0kTksTiA
柚子「……残念だったわね!」
美玲「へ?」
柚子「トラップ発動、『幻奏のイリュージョン』!自分のバトルフェイズに相手が発動したトラップを無効にする!」
《幻奏のイリュージョン》(アニメ版)
通常罠
①:自分のバトルフェイズ中に相手が罠カードを発動した場合、
自分フィールドの「幻奏」モンスター1体を対象として発動できる。
その罠カードの効果を無効にする。
さらに、このターン対象のモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
美玲「なんだって……!」
柚子「さらに、このターン幻奏モンスターは2回攻撃できる!」
権現坂「流石だ柚子ー!」
柚子「そして。ここにアクションマジック、『アクション・リユース』を発動!相手の墓地のアクションカードを使うことができる!」
《アクション・リユース》
A魔法
①:相手の墓地のA魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果を発動する。
142
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 20:02:56 ID:0kTksTiA
美玲「な……!まさか、さっき少し止まっていたのって」
柚子「そう、これを見つけたから!美玲の墓地のスターライト・アップを発動!ブルーム・ディーヴァの攻撃力は600アップ!」
美玲「……はは。ユズ!完敗だ!ウチの、そしてミキヨの分まで頑張れよ!」
柚子「!……ええ!ブルーム・ディーヴァで2回のダイレクトアタック!イリュージョン・ダブル・シャウト!」
美玲「うわああああああ!!!!」LP2900→1300→0 ピーッ
ニコ「ついに、ついに決まりました!勝者は遊勝塾、柊選手!」
ニコ「本当に本当に、素晴らしいデュエルでした!」
柚子「ふふっ」
修造「うおおおお!燃えた、燃えたぞ!熱血だー!」
タツヤアユフトシ「やったー!」
遊矢「柚子……美玲……二人のおかげで、俺は前を見つめなおせたよ」
遊矢「最高のデュエルをありがとう……!」
143
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 20:03:45 ID:0kTksTiA
P「美玲。お疲れ様」
美玲「プロデューサー。ゴメン……負けちゃった」
P「いいデュエルだったよ。昨日の会場の雰囲気を覆す盛り上がりだ」
美玲「でも、優勝どころかベスト32……こんな結果じゃ社長もガッカリしてるだろッ」
P「社長が舞網チャンピオンシップを勧めたのは、美玲の活動の幅をより広げるためだ」
P「この柚子ちゃんとの試合は、世界中でも注目されたはず。その影響で今後の仕事も良くなるというわけだ」
美玲「ホントに……?」
P「それに、この敗北の悔しさで美玲はさらに強くなれるはずだよ」
美玲「!別に悔しくなんかッ――」
美玲「――いや、ホントは悔しい。今日はウチが勝ちたかった」
P「とりあえず、明日は事務所に戻って報告しよう」
美玲「ああッ」
144
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:19:17 ID:TZAq2r4M
〜翌日、浦月プロダクション〜
P「社長。失礼します」
「はい、どうぞ」
P「早坂美玲、及びプロデューサーです。ご存知かとは思いますが、舞網チャンピオンシップの結果をご報告いたします」
「ご苦労様です」
P「一回戦。デュエルっ子クラブの斜芽美技代との一戦では、連続攻撃で大ダメージを受けるも、連続シンクロ召喚を成功させみごと勝利しました」
P「二回戦。遊勝塾の柊柚子との一戦では、ロックを掻い潜られましたが、エースモンスターのシンクロ召喚でライフを逆転します」
P「しかしその後融合召喚を許し、結果的にそのモンスターの攻撃により敗北しましたですが!それは美玲のデュエルが不甲斐ないものであったというわけではなく――」
「わかっていますよ。貴方も美玲も、健闘しましたね」
P「――!」
「どちらの試合も、会場を大いに盛り上がらせてくれました」
「そしてわがプロダクションのデュエルモンスターズの実力も、しっかりと知れ渡りました」
「当初の目的の通り、これからのライブはより良いものになるでしょう」
P「社長……!ありがとうございます!」
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:21:02 ID:TZAq2r4M
P「よかったね。社長には好印象だ」
美玲「ああ。ウチはこれでよかったんだな」
P「デュエルというのは、勝敗がすべてじゃない」
P「もちろん勝利することは喜ばしいが、勝利さえあれば何をも捨てていいわけじゃない」
P「どうせデュエルをするなら、楽しくいかなきゃだ」
美玲「それ、ユーショーって人の言葉か?」
P「……バレたか!」
美玲「前もそんなこと言ってただろッ」
P「しょうがないでしょ?好きなんだから」
P「そんなことよりだ。今日からは今までより踏み込んだトレーニングをするぞ!」
美玲「踏み込んだって?」
P「ああ。以前やった融合に加えてエクシーズ召喚を、そしてペンデュラム召喚を学ぶ」
美玲「おおッ!できるのか!?」
P「今回もプロダクションがカードを用意してくれた。まずはエクシーズだ!」
146
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:23:05 ID:TZAq2r4M
〜後日、デュエルルーム〜
美玲「レベル5となった『ゼンマイソルジャー』と『ゼンマイドッグ』でオーバーレイ!」
《ゼンマイソルジャー》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守1200
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度、発動できる。
ターン終了時まで、このカードのレベルは1つ上がり、
攻撃力が400アップする。
《ゼンマイドッグ》
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1200/守 900
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度、発動できる。
ターン終了時まで、このカードのレベルは2つ上がり、
攻撃力が600アップする。
美玲「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ、ランク5!『始祖の守護者ティラス』!」
147
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:24:09 ID:TZAq2r4M
《始祖の守護者ティラス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/天使族/攻2600/守1700
レベル5モンスター×2
(1):このカードがX素材を持っている限り、このカードは以下の効果を得る。
●このカードは効果では破壊されない。
●このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
このカードのX素材を1つ取り除く。
美玲「いけ、ティラス!ダイレクトアタックだ!」
P「トラップ発動、『Vain-裏切りの嘲笑』!ティラスはこのターン攻撃できない!」
《Vain-裏切りの嘲笑》
永続罠
(1):相手のXモンスターの攻撃宣言時、
そのモンスターを対象としてこのカードを発動できる。
対象のモンスターは攻撃できず、果は無効化される。
そのモンスターがフィールドを離れた場合にこのカードは破壊される。
(2):対象のモンスターがモンスターゾーンに存在する場合、相手エンドフェイズに発動する。
相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
148
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:24:47 ID:TZAq2r4M
美玲「カウンター罠、『エクシーズ・リフレクト』!その発動を無効にして800ダメージを与える!」
《エクシーズ・リフレクト》
カウンター罠
(1):フィールドのXモンスターを対象とするモンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、800ダメージを相手に与える。
P「くっ……」LP3000→2200
美玲「ティラスの攻撃は続行!行け!」
P「負けたよ……」LP2200→0
P「これでエクシーズも習得できたみたいだね」
美玲「ああッ。融合もエクシーズも敵じゃないぞ!」
P「それじゃ次はペンデュラムを――」プルルルル
P「ん、通信だ。もしもし、浦月プロの……」
P「……え。はい、はい。すぐ向かいます」ピッ
美玲「どうしたんだ、プロデューサー?」
P「社長がお呼びだ。特訓は中止、すぐに向かおう」
美玲「社長が?何だろ……」
149
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:28:44 ID:TZAq2r4M
〜社長室〜
P「二人ともそろっております」
「トレーニング中にごめんなさい。しかし緊急の連絡なのです」
美玲「緊急?」
「たった今、レオ・コーポレーションの社長から直々に連絡を受けました」
P「レオ・コーポレーションの赤馬零児が?」
「はい。今、大会で何が起こっているのか」
「そしてこの世界の真実。全て話してくださいました」
美玲「真実って……?」
「ええ――」
150
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:29:20 ID:TZAq2r4M
〜少し前〜
「社長。お電話です」
「堀川。ありがとうございます、どちらから?」
堀川「レオ・コーポレーションです」
「?……わかりました」パッ
頼絵「こちら、浦月プロダクション。社長の浦月頼絵です」
零児『ご多忙の折恐れ入ります。赤馬零児です』
頼絵「あら。わざわざ社長の貴方が電話だなんて、どうかいたしましたか?」
零児『浦月社長は、現在開催されている舞網チャンピオンシップの現状をご理解いただけているでしょうか』
頼絵「はい。なんでも三回戦からは急遽トーナメントから舞網市内でのバトルロイヤルとなったと」
頼絵「そして中継カメラの回線不良で、現在はジュニアクラスの決勝戦以外の模様は不明。ですよね」
零児『その節は非常に申し訳ありません。しかし、これは市民のパニックを軽減するために必要な処置なのです』
頼絵「それは、中継されていない裏側にて尋常ではない事態が起きている、ということでしょうか?」
零児『話がお早くて助かります』
151
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:29:54 ID:TZAq2r4M
零児『実は信じがたいことに、この世界には別次元からの侵略者が多数存在しています』
頼絵「別次元……」
零児『そこでユースクラスの上位8名を対抗組織「ランサーズ」と称し、ジュニアユースのバトルロイヤルに紛れて迎撃に向かわせました』
零児『ところが、彼らでは侵略者たちの実力には及ばず、一人を残して全滅してしまいました』
零児『現在、迎撃を行っているのはジュニアユースの選手たちですが、これも劣勢に陥っています』
零児『つきましては、貴社が誇る新世代のデュエリスト、早坂美玲の力をお借りしたい』
頼絵「うちの美玲を。それはどうしてでしょう」
零児『異次元の力には、昔の技術で太刀打ちはできません』
零児『しかし彼女を含む世代、称するなら「榊遊矢世代」は、ペンデュラム召喚に抵抗なく順応して、新たな武器を手にした』
零児『そのうえで彼女は、美玲は必要な存在なのです。どうかお力添えいただけないでしょうか』
頼絵「話はわかりました。ところで、その侵略者とやらの迎撃に成功したあと、貴方はどうするつもりですか?」
頼絵「異次元の住人だというのなら、今来訪した者を倒したところで、一方的に侵略しに現れるだけです」
頼絵「こちらは異次元に手出しすることは不可能なのでしょう?」
152
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:30:43 ID:TZAq2r4M
零児『迎撃に成功したメンバーでランサーズを再結成します。そして我々の技術で開発した次元移動装置を使い、侵略者の次元へと向かう予定です』
頼絵「ということは、美玲も貴方の装置を使って別次元へ行くというのですか?」
頼絵「それは、まだ14歳の女の子を戦争の道具として死地に送り込むことを意味しているのではないですか?」
零児『我々は戦争をしに向かうのではありません。戦争を止めるために向かうのです』
頼絵「戦争を止めるための戦争が正義だとおっしゃるのですか」
零児『戦争を用いずに戦争を止める方法があるとしたら……?』
頼絵「何ですって?」
零児『榊遊矢の「エンタメデュエル」。それは人々に笑顔をもたらす最高のショーです』
零児『たとえそれが悪人であってもね』
頼絵「侵略行為を働く敵が、エンターテインメントを真に受けて侵略をやめるでしょうか。にわかに信じられませんね」
頼絵「それに榊遊矢といえば、二回戦で相手を打ちのめす残忍なデュエルをしたと聞きました。なおさら信用できませんが……」
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:32:55 ID:TZAq2r4M
零児『一回戦、そしてバトルロイヤル中の試合の情報は入っていないのですか?』
零児『一回戦では沢渡シンゴと熱い攻防を繰り広げ、バトルロイヤルではデニス・マックフィールドとのタッグで華麗な勝利を収めました』
零児『今名を挙げた2人は、どちらもエンタメデュエルに感化された者です』
頼絵「わかりました。しかし、戦争の道具ではないとしても死地に送り込むことは確かなはず」
頼絵「あなたに戦地で、それに異次元で美玲の安全が保障できるのですか?」
零児『我々にはアクションデュエルという武器があります。他次元のデュエリストには優位性があるでしょう』
零児『そして榊遊矢世代の秀でた順応力なら、他次元の情勢も問題ありません。早坂美鈴もその一人だ』
頼絵「はぁ……そこまでおっしゃるのでしたら、認めざるを得ませんね」
頼絵「ですが、それは私の一存では決めかねます。美玲と、そしてそのプロデューサーが受け入れれば、美玲は晴れてランサーズの一員です」
頼絵「2人をそちらに向かわせましょう――」
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:33:29 ID:TZAq2r4M
P「な……なんだって?別次元の侵略者!?」
美玲「まさか、融合次元の……ッ!」
P「融合次元?美玲、何か知ってるのか」
美玲「!やば……」
頼絵「美玲。あなたは別次元が存在することを知っていたのですね」
美玲「あ、あはは……」
頼絵「その融合次元かどうかはわかりませんが、話した通り貴方たちには至急レオ・デュエルスクールに向かってもらいます」
頼絵「車は用意しました。どうするかは貴方たちがあちらに伝えなさい」
美玲「……はい」
P「いきなりで呑み込めませんが……わかりました。向かいます」
155
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:35:47 ID:TZAq2r4M
〜レオ・コーポレーション〜
沢渡「おせーぞ、早坂美玲!」
美玲「な、オマエはシンゴ!どうしてここにいるんだ!?」
沢渡「俺もお前も同じだ!アカデミアをぶっ倒してランサーズになるためにここにいる!」
P「アカデミア……?」
美玲「ユートの言ってたヤツか。ってことは、やっぱり融合次次元なんだなッ!?」
沢渡「そうさ。アカデミアの精鋭、オベリスクフォースってヤツらが来ている」
P「それが侵略者たちの名前ということか……」
沢渡「詳しいことは赤馬零児に聞け!俺は行くぜ!」
美玲「な、おいシンゴ!どこ行くんだ!」
美玲「行っちゃったし……」
P「アカデミアとやらの場所をすでに聞いていたのかもしれない。俺たちも話を聞こう」
156
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:36:19 ID:TZAq2r4M
〜管制室〜
零児「よく来てくれた。早坂美鈴、そしてプロデューサー」
零児「経緯は浦月社長に話した通りだ。早坂美玲、君の力を借りたい」
美玲「ウチの……」
美玲(まさか、舞網がそんなことになってるなんて……)
美玲(……アカデミアは、ユートとシュンの敵でソラの所属だ)
美玲(エクシーズ次元を壊滅させたら、今度はこっちを、スタンダードを襲うのか?)
美玲(ユートとシュンを追って?それとも別の目的がッ?)
美玲(……考えたってわからないッ!でも、この次元も壊滅させられるのを黙って見過ごすわけにもいかない)
P「……考え込んでるね。美玲」
美玲「そりゃそうだッ。いきなりで頭がぐちゃぐちゃになりそう」
157
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:36:52 ID:TZAq2r4M
美玲「……でも、ウチはこの舞網が好き。ユーヤ、ユズ、みんなのいるこの街を守りたいッ!」
美玲「赤馬零児。ウチの力が必要なら、オベリスクフォースっていう奴らを倒してやるッ!それでスタンダードを守るんだッ!」
零児「スタンダード……榊遊矢から聞いたのか」
P「美玲……!わかった。俺は美玲の意見を尊重する」
P「でも、社長さん。俺は担当プロデューサーとして美玲を守る義務がある」
P「俺も別次元とやらに、美玲と一緒に向かわせてもらいたい!」
美玲「プロデューサー……」
零児「……良いだろう。契約成立だ」
零児「それに当たって、早坂美鈴。君にプレゼントがある」
美玲「プレゼントって?」
158
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:38:13 ID:TZAq2r4M
零児「ああ。中島、あれを」
中島「はっ!早坂美鈴、君のためのペンデュラムカードだ。受け取れ」
美玲「ペンデュラムカード……!」
零児「浦月プロダクションに差し上げたペンデュラムカードはバトルロイヤル用と同じ量産型だが、それはオリジナルのものだ」
零児「使うも使わないも自由だが、君に渡しておく」
美玲「ふふ、こんなありがたいことはないぞッ。これでウチはより強くなる」
P「それはいいけど、ペンデュラムの学習はまだだったはず。練習もなしに使える?」
美玲「あ、そーいえばそうかッ……」
零児「それならばここのデュエルルームを使うといい」
159
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:39:30 ID:TZAq2r4M
〜デュエルルーム〜
美玲「行くぞッ、ペンデュラム召喚!レベル6、『暗黒のマンティコア』!」
《暗黒のマンティコア》
効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻2300/守1000
(1):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズ、
自分の手札・フィールドの獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
墓地のこのカードを特殊召喚する。
美玲「そしてレベル6のマンティコアにレベル2のタロをチューニング!」
美玲「シンクロ召喚!メンタルスフィア・デーモンッ!」
美玲「よし……できた!ペンデュラム召喚!」
P「これならバッチリなはずだ。いいぞ美玲!」
零児「流石だ。ペンデュラムに容易に順応した」
美玲「さあ、オベリスク・フォースの居場所に案内してもらうぞッ!」
零児「いや、その必要はない。沢渡シンゴの乱入により、オベリスク・フォースとは決着が見えてきた」
160
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:41:24 ID:TZAq2r4M
美玲「んなッ!練習に時間をかけすぎたか……」
零児「現在は、榊遊矢と紫雲院素良のデュエルが行われている」
美玲「ソラが!?」
零児「彼はバトルロイヤル中、オベリスク・フォースと共に現れた」
零児「その後はデュエルによって黒咲隼を手負いにし、風魔日影をカードにした」
P「カードにした……?どういうことなんだ」
零児「融合次元、アカデミアのデュエリストは人間をカードにする装置を使用している」
零児「このカードは、バトルロイヤルに参加していたデュエリスト2人のものだ」ピラッ
P「……!これは……カードに封じ込められているのか……?」
美玲「うええ……」
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:42:13 ID:TZAq2r4M
零児「そして、この次元に来ているのは彼とオベリスク・フォースだけではない」
零児「柊柚子とそっくりな少女、セレナ。彼女もまたアカデミアのデュエリストだ」
美玲「!柚子にそっくりなヤツが、瑠璃以外にも……」
零児「元はと言えば、侵略者は全て彼女を連れ戻すための人員だ」
零児「彼らはその過程でこの街を襲っているに過ぎない」
美玲「じゃあ、そのセレナを引き渡せばいいんじゃ……」
零児「彼女は我々にとって有力な交渉材料。渡すことはできない」
零児「それに彼女がアカデミアに戻されようとそうでなかろうと、この次元が危険に晒されることに変わりはないのだから」
P「そんな……」
零児「そのためにランサーズが必要だったのだ。我々がアカデミアを止める」
零児「それにセレナは柊柚子の説得で、アカデミアの思想から離反の動きを見せている。彼女もランサーズの一員として戦ってもらう」
美玲「ユズが……」
零児「その柊柚子も、すでにこの次元にはいないが……」
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:42:59 ID:TZAq2r4M
P「柚子ちゃんもアカデミアに……!?」
零児「いや、柊柚子はカード化されてはいない事は明白。アカデミアに連れ去られてもいない」
零児「だがそれを今榊遊矢に伝える事はない」
美鈴「何だって?」
零児「私はこれからジュニアユースの彼らと合流し、榊遊矢とのデュエルに持ち込む」
零児「柊柚子への想いの強さを引き出し、彼の兵士としての能力を向上させよう」
美鈴「そんな真実を隠して遊矢を利用するような真似させるかッ!」
零児「アカデミアは強大な組織。我々が今よりもパワーアップしなければ対抗は不可能だ」
零児「そのために必要な工程だと言えよう。違うか?」
美鈴「……間違ってるッ!」
P「よせ美鈴!」
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/22(金) 22:43:40 ID:TZAq2r4M
零児「早坂美鈴。君は直情的だ。自らの発言の筋道が無い」
零児「感情をむき出しにするようでは、戦場ではいの一番に狩られることになるだろうな」
美鈴「……レージ。ウチとデュエルだッ!ウチが勝てば遊矢に真実を伝えて、兵士として利用するのをやめると約束しろッ!」
零児「ほう、私に挑むか……いいだろう。君が勝てば約束は守ろう」
P「落ち着け美鈴!」
零児「アクションフィールド展開!フィールド魔法、『絶海の孤島』!」
美鈴「こ……これは?」
零児「この景色は融合次元、アカデミアを再現したものだ」
P「ということは、アカデミアに行ったことがあると!?」
零児「さあ、始めよう」
美鈴「……ああッ!」
「「デュエル!」」
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:14:05 ID:cKdJrVs2
零児「私のターン。手札の『DDスワラル・スライム』の効果を発動!」
《DDスワラル・スライム》(アニメ版)
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 200/守 200
(1):手札のこのカードと手札の「DD」モンスターを、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターとして墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚できる。
零児「このカードを含む手札のモンスターを素材に、DDD融合モンスターを融合召喚する!」
美鈴「融合カードなしの融合召喚……!」
零児「スワラル・スライムと『DD魔導賢者コペルニクス』を融合!」
《DD魔導賢者コペルニクス》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化できない。
(2):このカードがPゾーンに存在する限り1度だけ、
自分にダメージを与える魔法カードの効果が発動した場合、その効果を無効にできる。
その後、このカードを破壊する。
【モンスター効果】
「DD魔導賢者コペルニクス」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「DD魔導賢者コペルニクス」以外の「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を墓地へ送る。
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:14:35 ID:cKdJrVs2
零児「自在に形を変える神秘の渦よ、世界を覆す賢者よ。今ひとつとなりて新たな王を生み出さん!」
零児「融合召喚!生誕せよ、レベル6!『DDD烈火王テムジン』!」
《DDD烈火王テムジン》
融合・効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻 2000/守 1500
「DD」モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、
自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが特殊召喚された場合、
自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、
自分の墓地の「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
零児「さらにチューナーモンスター、『DDナイト・ハウリング』を召喚。このカードが召喚に成功したことで、墓地のコペルニクスを特殊召喚する!」
《DDナイト・ハウリング》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 300/守 600
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、
そのモンスターが破壊された場合に自分は1000ダメージを受ける。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。
166
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:15:08 ID:cKdJrVs2
美鈴「チューナー……シンクロ召喚も使えるのかッ」
零児「コペルニクスの効果発動!召喚または特殊召喚に成功した時、DDか契約書を墓地に送ることができる。『DDバフォメット』を墓地へと送る!」
《DDバフォメット》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 1400/守 1800
(1):1ターンに1度、「DDバフォメット」以外の自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象とし、
1〜8までの任意のレベルを宣言して発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで宣言したレベルになる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「DD」モンスターしか特殊召喚できない。
零児「私はレベル4のコペルニクスにレベル3のナイト・ハウリングをチューニング!」
零児「闇を切り裂く咆哮よ。疾風の速さを得て新たな王の産声となれ!シンクロ召喚!生誕せよ、レベル7!『DDD疾風王アレクサンダー』!」
《DDD疾風王アレクサンダー》
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/悪魔族/攻2500/守2000
「DD」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、
自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、
自分の墓地のレベル4以下の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
零児「この瞬間、テムジンのモンスター効果発動!DDモンスターが特殊召喚された事で、墓地のDDバフォメットを特殊召喚する!」
零児「アレクサンダーも同じく、バフォメットの特殊召喚をトリガーとして墓地のDDを復活させる。DDスワラル・スライムを特殊召喚!」
167
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:15:39 ID:cKdJrVs2
零児「バフォメットのモンスター効果も発動。スワラル・スライムのレベルを2から4に変更する」
P「レベル4のモンスターが2体……!これは!」
零児「私はレベル4となったスワラル・スライムとバフォメットで、オーバーレイ・ネットワークを構築!」
零児「この世の全てを統べるため、今世界の頂に降臨せよ!エクシーズ召喚!生誕せよ、ランク4!『DDD怒濤王シーザー』!」
《DDD怒濤王シーザー》(アニメ版)
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/悪魔族/攻2400/守1200
悪魔族レベル4モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターンに破壊されたモンスターをバトルフェイズ終了時に、
自分の墓地から可能な限り特殊召喚する。
次のスタンバイフェイズ、自分はフィールドに存在する
この効果で特殊召喚したモンスターの数×1000ダメージを受ける。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
美鈴「融合……シンクロ……エクシーズ……ッ!」
P「なんてことだ。赤馬零児はすべての召喚法を操れるというのか!」
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:16:09 ID:cKdJrVs2
零児「最後に永続魔法、『独占封印の契約書』を発動!」
《独占封印の契約書》(未OCG)
永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):自分フィールドに融合・S・X・Pモンスターの内、
いずれかが表側表示で存在する限り、
相手はそのモンスターと同じ種類のモンスターをエクストラデッキから特殊召喚できない。
零児「このカードがある限り、私はエクストラデッキからの特殊召喚が封じられるが、私のフィールドのモンスターの種類と同じモンスターを相手は呼べなくなる!」
零児「つまり融合召喚とエクシーズ召喚、そして――君の得意とするシンクロ召喚も封じられた」
美鈴「んなッ……なんだって!?」
零児「私はカードを1枚伏せてターンエンド。さあ、私を超えてみろ」
P「まずい……まずいぞ!」
美鈴「……ウチのターン、ドロー」
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:18:00 ID:cKdJrVs2
美鈴「スケール2の『ドラコニアの獣竜騎兵』とスケール7の『ドラコニアの海竜騎兵』で、ペンデュラムスケールをセッティング!」
《ドラコニアの獣竜騎兵》
ペンデュラム・通常モンスター
星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 200
【Pスケール:青2/赤2】
(1):1ターンに1度、自分の通常モンスターが
戦闘で相手モンスターを破壊したダメージ計算後に発動できる。
デッキからレベル4以上の通常モンスター1体を手札に加える。
【モンスター情報】
龍人族の国、ドラコニア帝国が有する竜騎士団の陸兵部隊。
鳥銃と鉄槍によるコンビネーション攻撃には隙が無く、
レプティア皇国などの周辺国から恐れられている。
《ドラコニアの海竜騎兵》
ペンデュラム・通常モンスター
星3/水属性/海竜族/攻 200/守2100
【Pスケール:青7/赤7】
「ドラコニアの海竜騎兵」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手のモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
手札から通常モンスター1体を特殊召喚する。
【モンスター情報】
龍人族の国、ドラコニア帝国が有する竜騎士団の海兵部隊。
深海から音も無く忍び寄る隠密作戦に長けている。
対岸のディノン公国兵とは、領海を巡り小競り合いが続いている状態である。
美鈴「ペンデュラム召喚!現れろッ、ウチのモンスター達!」
170
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:18:44 ID:cKdJrVs2
美鈴「レベル3、『妖海のアウトロール』!レベル4、『ジェネティック・ワーウルフ』!レベル5、『カイザー・ブラッド・ヴォルス』!」
《ジェネティック・ワーウルフ》
通常モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守 100
遺伝子操作により強化された人狼。
本来の優しき心は完全に破壊され、
闘う事でしか生きる事ができない体になってしまった。
その破壊力は計り知れない。
美鈴「バトルだッ!ジェネティック・ワーウルフでテムジンを攻撃!」ダッ
P「アクションカードか!」
美鈴「この戦闘は相打ちだ。ケド、獣竜騎兵のペンデュラム効果発動!通常モンスターが相手モンスターを破壊したダメージ計算後、デッキからレベル4以上の通常モンスターを手札に加えられる!」
美鈴「そしてモンスターが戦闘で破壊されたとき、海竜騎兵のペンデュラム効果が発動!手札から通常モンスターを特殊召喚できる!」
P「なるほど!この2枚のコンボでデッキから即座に通常モンスターを呼び出せるのか!」
美鈴「来いッ、『スパイラルドラゴン』!」
《スパイラルドラゴン》
通常モンスター
星8/水属性/海竜族/攻2900/守2900
海流の渦をつくり出し人々を襲うと伝えられる海竜。
巨大なヒレから放たれるスパイラルウェーブは全てを飲み込む。
零児「攻撃力2900……」
171
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:19:37 ID:cKdJrVs2
美鈴「いけ、スパイラルドラゴンでアレクサンダーを攻撃!スパイラルウェーブ!」
零児「……」LP4000→3600
美鈴「……!今の衝撃で。見つけたッ!」パシッ
美鈴「カイザー・ブラッド・ヴォルスでシーザーを攻撃!」
零児「迎え撃て、シーザー!」
美鈴「アクションマジック、突撃!カイザー・ブラッド・ヴォルスの攻撃力を600アップさせるッ!」
零児「……!」LP3600→3500
美鈴「戦闘が終わると突撃の効果は終了するけど、この戦闘破壊に成功した事で攻撃力は500上がる!そしてアウトロールでダイレクトアタック!」
零児「くっ……!」LP3500→2500
零児「シーザーの効果発動。フィールドから墓地へ送られたことで、『地獄門の契約書』をデッキから手札に加える」
《地獄門の契約書》(アニメ版)
永続魔法
(1):自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は1000ダメージを受ける。
(2):1ターンに1度、この効果を発動できる。
デッキからレベル4以下の「DD」モンスター1体を手札に加える。
P「いいぞ!相手モンスターを一掃した!」
美鈴「ああッ、これでシンクロ召喚も――」
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:20:12 ID:cKdJrVs2
美鈴「――なッ……なんで破壊したはずのモンスターがフィールドに居るんだ!?」
零児「私は破壊される直前、怒濤王シーザーの効果を発動していた」
零児「オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで、バトルフェイズ終了時にこのターン戦闘破壊されたモンスターを全て特殊召喚することができる」
美鈴「ッ……!これじゃシンクロ召喚ができない……カードを1枚伏せてターンエンド。突撃の!」
零児「ただしその代償に、次のスタンバイフェイズに私は1体につき1000のライフを失う」
P「自ら3000ダメージを受けるつもりか!」
零児「フ……まさか。トラップ発動。『DDDの人事権』!この3体をエクストラデッキに戻し、デッキから『DD魔導賢者ニュートン』と『DDD壊薙王アビス・ラグナロク』を手札に加える」
《DD魔導賢者ニュートン》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【Pスケール:青10/赤10】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):このカードがPゾーンに存在する限り1度だけ、
自分にダメージを与える罠カードの効果が発動した場合、その効果を無効にできる。
その後、このカードを破壊する。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、「DD魔導賢者ニュートン」以外の自分の墓地の、
「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:20:54 ID:cKdJrVs2
《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2200/守3000
【Pスケール:青5/赤5】
「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が「DD」モンスターを特殊召喚した場合、
自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、自分は1000ダメージを受ける。
このターン、相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。
【モンスター効果】
「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の「DDD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「DD」モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
美鈴「デメリットを回避するカードも用意してたのか……ッ」
零児「そして私のターン、ドロー。永続魔法、地獄門の契約書を発動し、この効果で『DDオルトロス』を手札に加える」
174
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:21:38 ID:cKdJrVs2
《DDオルトロス》
ペンデュラム・チューナー・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 600/守1800
【Pスケール:青3/赤3】
(1):1ターンに1度、フィールドの魔法・罠カード1枚と、
このカード以外の自分フィールドの「DD」カードまたは
「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
【モンスター効果】
(1):自分が戦闘・効果でダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚に成功したターン、
自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。
零児「そして私はスケール3のDDオルトロスと、スケール10のDD魔導賢者ニュートンでペンデュラムスケールをセッティング。これでレベル4から9のモンスターが同時に召喚可能!」
美鈴「レージもペンデュラムを……」
零児「DDオルトロスのペンデュラム効果発動!フィールドの魔法・罠カードと、他のDDか契約書を共に破壊する」
零児「私が選択するのは君の伏せカードと、独占封印の契約書!」
美鈴「くっ、破壊される前に永続トラップ発動!『ビーストライザー』!獣族・獣戦士族モンスターを除外することで、別の獣族・獣戦士族に攻撃力を移し替える!」
《ビーストライザー》
永続罠
(1):1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の獣族・獣戦士族モンスター1体を除外し、
自分フィールドの獣族・獣戦士族モンスター1体を対象として発動できる。
その自分の獣族・獣戦士族モンスターの攻撃力は、
この効果を発動するために除外したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
175
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:22:39 ID:cKdJrVs2
美鈴「アウトロールを除外し、攻撃力1000をカイザー・ブラッド・ヴォルスに加える……!」
零児「だが攻撃力が上がっても3400。対処は簡単だ」
P「独占封印の契約書が無くなったことで、エクストラデッキからの特殊召喚が解禁された……!」
零児「我が魂を揺らす大いなる力よ。その身に宿りて、闇を引き裂く新たな光となれ!ペンデュラム召喚!現れろ、私のモンスター達よ!」
零児「エクストラデッキからレベル4、DD魔導賢者コペルニクス。レベル4、『DDリリス』!そしてレベル8!DDD壊薙王アビス・ラグナロク!」
《DDリリス》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 100/守2100
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
●自分のEXデッキから、表側表示の「DD」Pモンスター1体を手札に加える。
零児「DDリリスの特殊召喚に成功したことで、墓地からDDナイト・ハウリングを手札に加える」
零児「さらにコペルニクスの効果により、デッキから『DDネクロ・スライム』を墓地へ送る!」
176
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:23:46 ID:cKdJrVs2
《DDネクロ・スライム》(アニメ版)
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 300
(1):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドから、「DDD」融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
零児「レベル4のコペルニクスとリリスでオーバーレイ!再び現れよ、怒濤王シーザー!」
零児「さらにDDナイト・ハウリングを召喚し、墓地のDDバフォメットを特殊召喚!」
零児「レベル4のバフォメットにレベル3のナイト・ハウリングをチューニング。再び現れよ、疾風王アレクサンダー!」
美鈴「またさっきのが……」
零児「そして墓地のDDネクロ・スライムの効果!このカードを墓地から除外し、融合召喚を行う!」
美鈴「また融合カードなしの融合召喚!?」
P「しかも、ペンデュラム召喚からの融合召喚……!」
177
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:24:20 ID:cKdJrVs2
零児「シーザーとアビス・ラグナロクを融合。神々の黄昏を打ち破り、押し寄せる波の勢いで新たな世界を切り開け!」
零児「融合召喚!出現せよ!極限の独裁神、レベル10!『DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク』!」
《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》
融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3200/守3000
「DDD」モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードが戦闘を行う攻撃宣言時に、
このカード以外の自分フィールドの「DD」カードまたは
「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻し、このカードと戦闘を行うモンスター以外の
相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで
装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力は、
このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
美鈴「攻撃力3200……それならまだ大丈夫!」
178
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:25:07 ID:cKdJrVs2
零児「バトルフェイズ。カエサル・ラグナロクでアウトロールを攻撃!」
美鈴「ッ!?何かある。アクションカードだ!」ダッ
零児「攻撃宣言の瞬間、カエサル・ラグナロクの効果発動!DDか契約書を手札に戻すことで、攻撃対象以外の相手モンスターを装備する」
零児「地獄門の契約書を手札に戻し、スパイラルドラゴンを装備する!さらにカエサル・ラグナロクの攻撃力は、スパイラルドラゴンの攻撃力の2900分アップする!」
P「攻撃力6100!?」
美鈴「ぐあッ……!?」LP4000→1300
P「美鈴ッ!」
零児「終わりだ。疾風王アレクサンダーでダイレクトアタック!レイジ・オブ・ガスト!」
美鈴「カードは……あった!……くっ、このカードじゃ――」
美鈴「――うわああああああ!!!!」LP1300→0
179
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/23(土) 22:26:33 ID:cKdJrVs2
P「美鈴ー!大丈夫!?」
美鈴「ぐ……!」
零児「私の勝ちだ。ペンデュラム召喚の使いこなしは見事だが、やはりまだ甘い。榊遊矢とのデュエルは予定通り進行する」
零児「君達にも着いてきてもらうが、話はすべて私が行う。黙って見ているがいい……中島、ハートランドの用意と会場説明の準備を頼む」
中島「はっ!」
美鈴「く……くそッ……!」
P「赤馬零児……やけに美鈴を煽り立てるような言動が目立った」
P「遊矢と同じように力を引き出すためか……?」
180
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:16:47 ID:dcGMFoiM
〜市街地〜
零児「君たちのデュエル、見せてもらった」
遊矢「赤馬零児!……それに美玲とプロデューサー!?」
美玲「……ッ」
沢渡「いいところに来た。俺はお前に言われた通りアカデミアの連中を追っ払った」
沢渡「これで俺もランサーズの一員になれたってことだよな?」
権現坂「ランサーズ?なんだそれは!」
沢渡「このバトルロイヤルは、デュエル戦士選抜のための試験だったってことだよ」
遊矢「試験……?どういうことだよ!答えろ赤馬零児!」
遊矢「お前は融合次元のやつらが現れることも、最初からわかっていたのか!?」
零児「ああ、わかっていた。だからこそ私はジュニアユースの3回戦を街中でのバトルロイヤルに変更し」
零児「君たちの力で敵を撃退しようと考えたのだ」
181
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:17:56 ID:dcGMFoiM
遊矢「俺達で?どうしてプロやユースじゃなくてまだジュニアユースの俺達を……」
沢渡「ユースも戦ってたぜ。1人を残して全滅させられちまったがな」
権現坂「全滅!?」
沢渡「だからこそこの俺、そして早坂美玲が投入されたんだ」
零児「私の見込み通り、君たちはアカデミアの撃退に成功した」
零児「まさに対・アカデミアのためのデュエル戦士――ランサーズの名にふさわしい力を示したというわけだ」
遊矢「ふざけるな!何がランサーズだ……そんなことのために未知夫は!鉄平は!ほかの皆もカードにされて――」
遊矢「――柚子も!お前のせいで柚子は……!」
美玲(……ユズは今、この次元にも融合次元にもいない)
美玲(それがシンクロ次元か、エクシーズ次元か……後者なら、柚子は変わらずアカデミアに狙われているはず)
182
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:19:16 ID:dcGMFoiM
零児「君は勝ち、そして生き残った。今我々に必要なのはその強さだ!」
零児「敗れ去った者に心を残すより、強敵とのデュエルに勝ったという事実を誇りに思うがいい!」
遊矢「黙れ!何が誇りだ、お前が俺達を戦わせたりしなかったら……」
遊矢「柚子を……みんなを返せえええ!」グーパン
零児(無言の受け止め)パシッ
零児「君もデュエリストなら、怒りを拳ではなくデュエルで表せ!」
遊矢「やってやる。カードにされた柚子や仲間たちに代わって、お前を這い蹲らせてやる!」
零児「いいだろう。私が負ければ、君の気が済むまで懺悔すると約束しよう」
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:19:57 ID:dcGMFoiM
零児「アクションフィールドオン!未来都市ハートランド発動!」
セレナ「ハートランド。エクシーズ次元の……」
黒咲「そうだ。俺の、俺たちの――故郷だ!」
零児「黒咲よ、柊柚子の意志を受け入れ語るがいい。ハートランドで何が起こったのかを」
黒咲「クッ……!」
零児「言葉にできないほどの屈辱がよみがえったか……ならば私から言おう」
零児「バトルロイヤルの最中君たちに襲い掛かってきた融合次元のアカデミアは――」
遊矢「やめろ!……やめてくれ!」
184
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:20:32 ID:dcGMFoiM
ミエル「ダーリン……」
権現坂「遊矢!」
零児「彼らはここに来る前に――」
遊矢「やめろ……」
零児「既にエクシーズ次元を――」
遊矢「やめろ!」
遊矢ユート「「それ以上は言わせない!!」」
美玲「……!?今のは……」
遊矢「すぐにお前を叩きのめして懺悔させてやる!」
遊矢零児「「デュエル!」」
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:21:10 ID:dcGMFoiM
黒咲「柊柚子に何を聞いた……アカデミアの人間が何を知りたい!」
セレナ「……元々私がこの次元に来たのは、エクシーズの残党がいると聞いたからだ」
セレナ「それを倒すことで、私をいつまでも前線に出さないプロフェッサー――赤馬零王に実力を示す。そのつもりだった」
セレナ「私は、アカデミアが他次元を統一するために戦っていることは正義だと思っている。その戦いで武勲を立てることを誇りに思っている」
セレナ「だが我々の仲間がエクシーズ次元で、正義に悖るようなことをしていると柚子は言った」
セレナ「まるでハンティングゲームをするかのように楽しげに……笑いながら人々に襲い掛かっていたと」
セレナ「柚子が私に語ったこと。それは本当なのか?」
黒咲「……本当だ。ヤツらは無防備な市民たちをまさにゲームのように狩り続けた」
黒咲「あの顔、あの笑い声。今でも俺の目や耳に刻み込まれている。決して忘れることなどできない」
セレナ「ならば妹が連れ去られたというのも?」
黒咲「事実だ。だがなぜお前も瑠璃とそんなに似ている?」
186
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:21:40 ID:dcGMFoiM
零児「烈火王テムジンでダイレクトアタック!」
遊矢「ぐっ……LP4000→2000」
零児「恐らくここまでは君の読み通り。ここからが本番、そう思っているのだろう」
零児「ペンデュラムの先は既に見つけている。さあ、それを私にも使うがいい。君が手に入れた新しい力を」
遊矢「なんでもお見通しか。さすが天才と呼ばれるデュエリストだな、赤馬零児」
遊矢「その頭脳でバトルロイヤルの展開も読んでいたのか。何人やられて何人生き残って……予想通りの結果で満足したか?」
遊矢「俺達はお前の人形じゃない!未知夫や鉄平、カードにされたやつらも、みんな同じ人間だ!柚子だって……!」
遊矢「柚子がいてくれたから俺は!俺がペンデュラムの先を見つけることができたのも、柚子が強くなろうと頑張っていたから!だから俺もって……」
美玲「ユーヤ……」
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:22:17 ID:dcGMFoiM
遊矢「俺はマンモスプラッシュとオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを融合!」
遊矢「二色の眼の龍よ。巨獣の飛沫をその身に浴びて、新たな力を生み出さん!融合召喚!いでよ、野獣の眼光りし獰猛なる龍。ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」
権現坂「おお!あれぞ俺とのデュエルで初めて姿を現した融合ドラゴン!」
遊矢「星読みの魔術師の効果で、素材となったオッドアイズを特殊召喚。さらにトランプ・ウィッチのペンデュラム効果で、オッドアイズと星読みの魔術師を融合!」
遊矢「神秘の力操りし者、眩き光となりて龍の眼に今宿らん!融合召喚!いでよ、秘術振るいし魔天の龍。ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」
ミエル「今度はミエルとのデュエルの時に現れた融合ドラゴン!」
遊矢「ビーストアイズもルーンアイズも、どちらも柚子からヒントをもらったから呼べたモンスター」
遊矢「LDSに勝ちたいと思って素良から――!」
零児「ほう、紫雲院素良から。知らなかったとはいえアカデミアのデュエリストから融合召喚を習っていたとはな」
遊矢「お前は知っていたのか。素良がアカデミアだと!」
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:23:20 ID:dcGMFoiM
零児「ああ。彼の召喚エネルギーはLDSの者達とは桁外れの強さを持っていた」
零児「なるほど……その影響が君にも及び、新たなドラゴンを呼び出す力の発現を促したのかもしれない」
遊矢「素良の力が。柚子から俺に?俺がビーストアイズやルーンアイズを呼び出せたのもアカデミアの力だって言うのか!」
零児「一つの仮説だ。まだ証明されたわけではない」
遊矢「俺は柚子の、LDSに勝ちたいというあいつの思いに感動して……」
遊矢「だから俺も、どうしてもお前に勝つ!」
P「今の遊矢は……もはやエンタメデュエリストではない」
P「文字通り怒りをぶつけているだけだ。このデュエルの勝敗も見えるよ」
美玲「ああッ。感情をむき出しにすると、いの一番に狩られる――レージの言っていた事も、痛いほどわかる」
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:24:00 ID:dcGMFoiM
零児「君がペンデュラムから融合への道を見つけた過程には、柊柚子への思いが強く影響していたことはよくわかった」
零児「だが思いの強さだけで進化してもデュエルには勝てん!」
零児「ランサーズは対アカデミアのための実戦部隊。実戦では詰めの甘さが命取りになることを覚えておけ」
遊矢「俺はランサーズなんかなるつもりはない!」
零児「――柊柚子を助けたくはないのか?」
権現坂「何!?」
遊矢「柚子が……生きているのか!?」
セレナ「オベリスクフォースに捕らわれたというのか!それをお前は見ていたと?」
デニス「えっ!?」
零児「さあターンエンドしろ。次は私が本気を見せる番だ。アカデミアを倒し柊柚子を助けたくば、まずは私を乗り越えていけ!」
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:24:33 ID:dcGMFoiM
零児「私は怒涛壊薙王カエサル・ラグナロクでビーストアイズを攻撃!ジ・エンド・オブ・ジャッジメント!」
遊矢「ビーストアイズ!くっ……」LP2000→1800
零児「これが君の本気か?」
遊矢「なんだと!?」
零児「まだすべて出し切ってはいないはずだ。私もまだ全力ではないぞ……まったくな」
零児「さあ君のターンだ。私に全力を出させたければ、出し惜しみせず君のすべてを見せるがいい」
柚子「柚子はアカデミアに捕らわれているんだな?知ってるなら答えろ!」
零児「ならば私を倒せ。私を這い蹲らせるんじゃなかったのか?」
零児「柊柚子さえ無事なら、ほかのカードにされた仲間のことなど……どうでもいいと?」
遊矢「ッ!ぐあっ……!」
権現坂「遊矢!なぜだ……なぜ赤馬零児はこんなにも遊矢を挑発する!?」
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:25:13 ID:dcGMFoiM
遊矢「俺はレベル4となった星読みの魔術師とペンデュラム・マジシャンでオーバーレイ!」
遊矢「漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う反逆の牙。今降臨せよ!エクシーズ召喚!ランク4、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!」
黒咲「ユートのドラゴン!」
零児「……よし」
零児「見事だった。またひとつ君のペンデュラムのその先を見せてもらった」
零児「ペンデュラム融合が柊柚子との絆により生まれたとするなら……今のペンデュラムエクシーズは誰との絆で?」
遊矢黒咲「「……!」」
美玲「それは……」
零児「まあいい。それも追々明らかになるに違いない」
零児「ペンデュラム召喚!DDD死偉王ヘル・アーマゲドン!」
権現坂「あれは!前の戦いの時も、遊矢はあのモンスターによって崖っぷちまで……」
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:25:52 ID:dcGMFoiM
零児「双暁王カリ・ユガでダーク・リベリオンを攻撃。ツイン・ブレイク・ショット!」
遊矢「うわあああ!」LP1800→800
零児「どうした、もう終わりか?私を這い蹲らせると言った勢いはどうした。さあ!」
遊矢「くっ……」
零児「懺悔させたいんじゃないのか?」
権現坂「もう見ておれんわ!」
ミエル「ミエルが助太刀するわ!」
遊矢「邪魔するな!!これは俺のデュエルだ……俺と柚子と――ユートの!」
美玲「ユート……!」
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:26:30 ID:dcGMFoiM
遊矢「俺は……どんなことをしても柚子を助ける。そして――ユートとの約束を守る!」
遊矢「だから俺は負けるわけにはいかないんだ!俺達を勝手に戦わせようとするやつに……デュエルで人を傷つけるやつなんんかに……!」
遊矢「絶対に負けちゃ、ダメなんだ!!」
遊矢「俺はレベル7となったダーク・リベリオンとオッドアイズで、オーバーレイ・ネットワークを構築!」
遊矢「二色の眼の龍よ。その黒き逆鱗を震わせ、歯向かう敵を殲滅せよ!エクシーズ召喚!」
遊矢「いでよ、怒りの眼輝けし龍!ランク7、覇王黒龍オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!」
美玲「な……なんだこのモンスターッ!?」
零児「フフフフ、これだ……私が見たかったものは!」
遊矢「いけ、オッドアイズ・リベリオンでカリ・ユガを攻撃!」
零児「トラップ発動、護封の契約書!ミスディレクションの翼の効果を無効にする」
零児「さらにトラップ発動、再契約の契約書!今無効にしたミスディレクションの翼の効果を、私自身が使用する!」
遊矢「なんだって!?」
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 15:27:08 ID:dcGMFoiM
零児「バトルは継続中だ。さあカリ・ユガよ、オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンを返り討ちにしろ!」
遊矢「ぐわああああああ!!」LP800→0 ピーッ
ミエル「そんな……」
権現坂「遊矢……!」
零児「やはり詰めが甘い。そんなことでは柊柚子を助けることなどできない!」
遊矢「くっ……」
零児「だが君にはまだ見込みがある。バトルロイヤルを生き残った諸君にもだ」
零児「ペンデュラム召喚を受け入れた君たちの力は、現在のLDSトップチームをもしのぐ!」
零児「だから私は君たちをランサーズに選び、ともに次元を超えていくことを決意したのだ」
沢渡「次元を超える?」
遊矢「今のままじゃダメだ……俺はもっと、今よりももっと強くなって、絶対に柚子を助ける!」
遊矢「柚子うううううう!!!!」
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 17:54:17 ID:.Ho2ZMSg
〜数時間後〜
美玲「舞網チャンピオンシップは中止か。ま、そりゃそうだよなッ……」
P「しかしランサーズの事、ここまで正直に話すとは思わなかったな。てっきりパニックになると思っていたが」
美玲「アカデミアを撃破した映像と、レージの熱弁で納得させられてた。やっぱりアイツは凄い」
P「そうだね……」
美玲「……ん?あれはレージとユズ――じゃなくてセレナか」
P「服が元に戻っている。もう服を返した後なのかな」
美玲「おい、セレナ!」
セレナ「……?確かお前は、赤馬零児と一緒にいた女」
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 17:54:50 ID:.Ho2ZMSg
美玲「なあ。ウチとデュエルしろよッ」
P「えっ……」
セレナ「いいだろう。私もランサーズの一員であるお前の実力を見てみたいと思っていた」
美玲「ウチも同じだ、アカデミア仕込みのデュエルってやつを見せてくれよなッ。いいだろレージ?」
零児「構わない。同じランサーズの味方として協力する以上、戦術の把握は高度な連携に直結する」
P「美玲、いきなりどうしたんだ?」
美玲「……言った通りだって。セレナのデュエルが見たい」
P「……」
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 17:56:59 ID:.Ho2ZMSg
〜デュエルルーム〜
セレナ「零児はアクションカードはランサーズの武器になると言った。その訓練にもなるだろう」
美玲「ウチがアクションデュエルを叩き込んでやるッ!」
零児「アクションフィールドオン!フィールド魔法発動、絶海の孤島!」
セレナ「これは……デュエルアカデミア。悪趣味な奴め」
美玲「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が、モンスターと共に地を蹴り宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」
セレナ「……?なんだそれは」
美玲「アクションデュエルの口上だッ。アクショーン――!で開始だぞ」
セレナ「これがスタンダードの文化……」
美玲「見よ、これぞデュエルの最強進化形!アクション――」
「「デュエル!!」」
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 17:57:35 ID:.Ho2ZMSg
美玲「ウチのターン。ジェネティック・ワーウルフを召喚!」
美玲「そしてカードを2枚伏せてターンエンド!」ダッ
P「開始早々アクションカードを……手札があまり良くなかったか」
セレナ「私のターン、ドロー!手札から『月光翠鳥』を召喚!」
《月光翠鳥》
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1200/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「ムーンライト」カード1枚を墓地へ送り、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
「月光翠鳥」以外のレベル4以下の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 17:59:00 ID:.Ho2ZMSg
セレナ「このモンスターの召喚及び特殊召喚に成功した場合、手札のムーンライトを墓地へ送って1枚ドローできる。私は『月光紅狐』を墓地へ送り、カードをドロー!」
《月光紅狐》
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1800/守 600
(1):このカードが効果で墓地へ送られた場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで0にする。
(2):自分フィールドの「ムーンライト」モンスターを対象とする
魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
その発動を無効にし、お互いのプレイヤーは1000LP回復する。
セレナ「カード効果で墓地へ送られたことで、紅狐の効果発動。ジェネティック・ワーウルフの攻撃力をこのターンの間0にする」
美玲「んなッ、攻撃力が!?……でも、アクションカードは発見した」
セレナ「そしてマジックカード、『融合』を発動。フィールドの翠鳥と、手札の『月光蒼猫』を融合!」
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 17:59:35 ID:.Ho2ZMSg
《月光蒼猫》(アニメ版)
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1600/守1200
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分フィールドの「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで倍になる。
P「来たか、融合……!」
セレナ「翡翠の翼持つ鳥獣よ、青き闇を徘徊する猫よ。月の引力により渦巻きて、新たなる力と生まれ変わらん!」
セレナ「融合召喚!現れ出でよ、月明かりに舞い踊る美しき野獣!『月光舞猫姫』!」
《月光舞猫姫》(アニメ版)
融合・効果モンスター
星7/闇属性/獣戦士族/攻2400/守2000
「ムーンライト」モンスター×2
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズ1に
このカード以外の自分フィールドの「ムーンライト」モンスター1体をリリースして発動できる。
このターン、このカードは全ての相手モンスターに2回ずつ攻撃できる。
この時、相手モンスターは1度目の戦闘では破壊されない。
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:01:39 ID:.Ho2ZMSg
P「これが本場の融合召喚か……」
セレナ「翠鳥のもう1つの効果を発動。カード効果で墓地へ送られたことで、墓地の蒼猫を効果を無効にして特殊召喚!」
セレナ「そして舞猫姫の効果を発動!蒼猫をリリースすることで、このターンこのカードは全ての相手モンスターに2回攻撃でき、1度目の戦闘での破壊を無効にする」
美玲「えッ?ってことは……」
P「2400の2回攻撃が、攻撃力0のワーウルフを襲い、4800ダメージ……1ターンキルだ!」
セレナ「ゆけ、舞猫姫!ジェネティック・ワーウルフに攻撃!フルムーン・クレスタ!」
美玲「待った!アクションマジック、『グローリアス・フラッシュ』!ワーウルフをリリースし、その攻撃力の2000だけ舞猫姫の攻撃力をダウンさせる!」
《グローリアス・フラッシュ》(SSオリジナル)
A魔法
(1):自分フィールドのモンスターをリリースし、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、対象のモンスターの攻撃力は、リリースしたモンスターの元々の攻撃力分ダウンする。
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:03:29 ID:.Ho2ZMSg
セレナ「墓地の紅猫を除外して、モンスター効果発動!ムーンライトモンスターを対象としたカードを無効にし、お互いのライフを1000ポイント回復する」LP4000→5000
美玲「防がれたけど、モンスターがいなくなった。受ける攻撃は1度だけだッ!」LP4000→5000→2600
P「効果の適用前にリリースしたことで、発動が無効になっても関係ない。上手いぞ美玲」
セレナ「フン。カードを2枚伏せてターンエンドだ!」
美玲「ウチのターン、ドロー。突撃ライノスを召喚!」
美玲「さらにレベル3モンスターがいることで、チューナーモンスター、『サイコウィールダー』を特殊召喚ッ!」
《サイコウィールダー》
チューナー・効果モンスター
星3/地属性/サイキック族/攻 600/守 0
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「サイコウィールダー」以外のレベル3モンスターが存在する場合、
このカードは手札から守備表示で特殊召喚できる。
(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合、
このカードをS素材としたSモンスターより低い攻撃力を持つ
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
美玲「そしてレベル3のライノスにレベル3のウィールダーをチューニング!」
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:04:13 ID:.Ho2ZMSg
美玲「天焦がせ、そして大地を噛み砕け!シンクロ召喚!出でよ、レベル6。『天狼王 ブルー・セイリオス』ッ!」
《天狼王 ブルー・セイリオス》
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/獣戦士族/攻2400/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は2400ポイントダウンする。
セレナ「これがシンクロ召喚……!実際に目にするのは初めてだ」
美玲「まだまだ。このカードは墓地の獣戦士族2体を除外して特殊召喚できる!ライノスとワーウルフを除外し、来い!『ピューマン』!」
《ピューマン》
特殊召喚・効果モンスター
星6/地属性/獣戦士族/攻1500/守1000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から獣戦士族モンスター2体を除外した場合に特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、手札から獣戦士族モンスター1体を捨て、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードの攻撃力はターン終了時まで倍になる。
●このターン、このカードは直接攻撃できる。
美玲「ピューマンの効果発動!手札の獣戦士族のモザイク・マンティコアを捨て、このターン攻撃力倍化か直接攻撃ができる。攻撃力倍化を選択!」
P「攻撃力3000!舞猫姫を上回ったぞ!」
セレナ「アクションカードはこのタイミングか……?」ダッ
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:05:04 ID:.Ho2ZMSg
美玲「バトル!ピューマンで舞猫姫を攻撃!ピューマ・スラッシュ!」
セレナ「くっ……だがトラップ発動、『月光輪廻舞踊』!舞猫姫の破壊をトリガーに、デッキから『月光虎』と『月光狼』を手札に加える」LP5000→4400
《月光輪廻舞踊》(アニメ版)
通常罠
(1):自分フィールドの「ムーンライト」融合モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「ムーンライト」モンスターを2体まで手札に加える。
《月光虎》(アニメ版)
ペンデュラム・効果モンスター
星3/光属性/獣戦士族/攻 1200/守 800
【Pスケール:青5/赤5】
(1):1ターンに1度、自分の墓地の「ムーンライト」融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、その効果は無効化され、
攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。
【モンスター効果】
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の墓地から「融合」魔法カード1枚を選んで手札に加える。
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:05:37 ID:.Ho2ZMSg
《月光狼》(アニメ版)
ペンデュラム・効果モンスター
星6/光属性/獣戦士族/攻 2000/守 1800
【Pスケール:青1/赤1】
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから「ムーンライト」融合モンスターカードによって
決められた融合素材モンスターを除外し、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
【モンスター効果】
(1):このカードが手札からの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「融合」魔法カード1枚を手札に加える。
美玲「あの2体はペンデュラムモンスター……セレナもレージから受け取っていたのか」
美玲「だが関係ない!ブルー・セイリオスでダイレクトアタック!ウルフズ・ファング!」
セレナ「アクションカード、これだ!」パシッ
セレナ「なんだこれは!この場面では使えないアクションカード……」LP4400→2000
美玲「そんな時もある。ウチはこれでターンエンドッ!」
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:06:17 ID:.Ho2ZMSg
セレナ「私のターン!私はスケール1の月光狼とスケール5の月光虎でペンデュラムスケールをセッティング!」
セレナ「手札から『月光黒羊』を召喚!」
《月光黒羊》(アニメ版)
効果モンスター
星2/闇属性/獣戦士族/攻 100/守 600
(1):自分フィールドのこのカードが融合素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札に戻す。
セレナ「月光虎のペンデュラム効果を発動。よみがえれ、舞猫姫!」
セレナ「さらに月光狼のペンデュラム効果発動!手札・フィールドのモンスターを除外して、融合召喚を行う!」
美玲「ペンデュラム融合……!」
セレナ「舞猫姫と黒羊を融合。月明かりに舞い踊る美しき野獣よ、漆黒の闇に潜む獣よ。月の引力により渦巻きて、新たなる力と生まれ変わらん!」
セレナ「融合召喚!現れ出でよ、月光の原野で舞い踊るしなやかなる野獣!『月光舞豹姫』!」
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:07:49 ID:.Ho2ZMSg
《月光舞豹姫》
融合・効果モンスター
星8/闇属性/獣戦士族/攻 2800/守 2500
「月光舞猫姫」+「ムーンライト」モンスター
(1):このカードは相手の効果では破壊されない。
この効果は無効化されない。
(2):このカードは相手モンスター全てに2回ずつ攻撃できる。
この時、その相手モンスターは1回目の戦闘では破壊されない。
(3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したダメージ計算後に発動する。
このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで200アップする。
美玲「融合モンスターを素材に融合召喚かッ!」
セレナ「まだだ。ペンデュラム召喚!レベル4、月光蒼猫。このカードが特殊召喚に成功した時に効果発動!舞豹姫の攻撃力を2倍にする!」
美玲「んなッ……攻撃力5600!」
P「ピューマンの攻撃力は下がっている。この攻撃を受けたら終わりだ!」
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:08:27 ID:.Ho2ZMSg
セレナ「バトルだ!舞豹姫でピューマンを攻撃!フルムーン・エヴァ!」
美玲「トラップ発動、『ドレイン・シールド』!攻撃を無効にし、攻撃力分のライフを回復する!」LP2600→8200
美玲「これに合わせて、アクションカードで防ぐ!」
セレナ「だがまだ2回目の攻撃が残っている。やれ!」
美玲「ぐあッ……!」LP8200→5300
セレナ「2度目の攻撃は破壊する。さらに舞豹姫の効果発動!モンスターを破壊した場合、バトルフェイズ終了時まで攻撃力を200アップさせる!」
セレナ「そしてブルー・セイリオスを攻撃!」
美玲「アクションカードは……クッ!」LP5300→1900
美玲「……!よし、あったッ!」パシッ
セレナ「これで終わりだ。舞豹姫で2回目の攻撃!」
美玲「効果もOKッ!アクションマジック、『勲章の威光』!ブルー・セイリオスをリリースする。舞豹姫の攻撃力の半分のダメージを受けろッ!」
《勲章の威光》(SSオリジナル)
A魔法
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃対象となったモンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターの攻撃力の半分の数値のダメージを相手に与える。
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:09:12 ID:.Ho2ZMSg
セレナ「ここで使う時が来たか。アクションマジック、『撤退』!自分のモンスター1体をデッキに戻す!」
《撤退》(SSオリジナル)
A魔法
(1):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻す。
美玲「逃げられた……!でも、これでオマエのモンスターはいなくなったし!」
セレナ「それはどうかな?永続トラップ、『闇次元の解放』を発動!除外されている舞猫姫を特殊召喚する!」
《闇次元の解放》
永続罠
(1):除外されている自分の闇属性モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊され除外される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
美玲「嘘だろ……」
セレナ「今度こそとどめを刺してやる。舞猫姫でダイレクトアタック!フルムーン・クレスタ!」
美玲「うわああああああ!!」LP1900→0 ピーッ
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:13:26 ID:.Ho2ZMSg
P「美玲、大丈夫!?」
美玲「うう……ウチ最近負けてばっかりじゃないか?」
セレナ「これがアクションデュエル……!面白かったぞ、美玲」
美玲「……!それなら良かった。これでウチ達はランサーズの仲間だ!」
美玲「……本当のことを言うと。ウチは疑ってた。改心したふりをして、実はやっぱりアカデミアの手先なんじゃないかって……」
セレナ「そう思うのも当然だ。実際に私はアカデミアの戦士だったのだから」
セレナ「……しかし。柚子と黒咲の話でもう決めた。私はアカデミアに、赤馬零王に反旗を翻す」
セレナ「柚子がアカデミアに捕らえられているのだとしたら、私は彼女を救うために全力を尽くす。ランサーズの一員としてアカデミアと戦う!」
美玲「そっか……セレナ。お互い頑張ろうな!」
セレナ「ああ。次に会う時はこの次元を越える時だ」
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:14:23 ID:.Ho2ZMSg
翌日〜
美玲「とうとう今日は融合次元に出発か……」
P「バトルロイヤルに参加していないから、アカデミアの実力がどれほどのものかはわからない」
美玲「ああ、わかってる。でもなんとしても侵攻は食い止めてみせるぞッ」
P「その意気だ。俺も美玲の近くで常にサポートするつもりだよ」
P「……っとと。赤馬零児の言っていた場所はここだな」ガチャ
セレナ「来たか」
美玲「あ、セレナ――と。お前は」
月影「拙者は風魔の月影。零児殿よりセレナ殿を護衛する依頼を仰せつかっていたが、今はランサーズの一員。よろしく頼もう」
美玲「あ、ああッ……よろしく、ツキカゲ」
P「風魔というと、あの風魔一族の……赤馬零児はそんなところにまで手を伸ばしていたのか」
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:14:59 ID:.Ho2ZMSg
美玲「それから今居るのは、シュンと……あいつは?」
セレナ「デニス・マックフィールド。腑抜けたデュエルをするエクシーズ使いだ」
美玲「腑抜けたデュエルって……」
デニス「酷い言いようだなあ。あの時は手札が良くなかっただけだよ」
美玲「んあ、オマエいつの間に!」
デニス「僕はデニス・マックフィールド。LDSブロードウェイ校の留学生さ!」
デニス「遊矢のお父さん――榊遊勝のエンタメデュエルに感動しちゃって、それ以来はエンターテイナーの道を歩んでいるんだ」
P「!君も遊勝さんのファンなのか!」
デニス「そうさ。美玲ちゃん、これからよろしく☆」
美玲「お、おうッ。よろしく、デニス」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:15:33 ID:.Ho2ZMSg
沢渡「俺様、到着ー!」ガチャ
美玲「あ、シンゴだ」
デニス「沢渡君!1回戦でのキミと遊矢とのデュエル最高だった!」ズイッ
沢渡「うわっ、なんだお前!?」
デニス「あんないいデュエルそう見られたものじゃない、僕すっごく興奮しちゃったよ!」
デニス「キミもペンデュラム召喚を使えるんだろう?ぜひ僕とエンタメデュエルショーを……」
沢渡「ええい離れろ、そして落ち着けー!だいたい今はデュエルする時間はねえだろ」
デニス「それもそうか。それじゃ、全部終わった後にやろうよ」
美玲「癖が強いヤツだな……」
P「マイペースな子なんだね。面白いじゃないか」
美玲「そしてあと来ていないのは、ノボルとユーヤだけか」
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:16:09 ID:.Ho2ZMSg
遊矢「ここだな」ガチャッ
沢渡「おせーぞ榊遊矢。この俺様を待たせるとは10万年はええんだよ!」
デニス「その例え、早いんだか遅いんだかよくわからないね」
沢渡「うるせえな、茶々入れんじゃねえよ!」
P「権現坂君。その顔のケガは?」
権現坂「道場の親父殿と真剣勝負のデュエルをした。俺の決意を示すためにな」
美玲「ユーヤは……元気になった?」
遊矢「昨日は母さんに叱咤激励されたから、もう大丈夫だ。絶対に柚子を助け出そう」
美玲「ああッ」
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:16:47 ID:.Ho2ZMSg
零児「揃ったか」
美玲「レージ……!」
沢渡「フン、社長さんは最後にお出ましか」
デニス「ランサーズのメンバー9人全員揃っております、隊長殿!」
零児「9人ではない」
デニス「おっとこれは失礼。体調を含めて10人――」
零児「11人だ。零羅も連れていく」
P「零羅君を!?一体どうして……」
黒咲「俺たちは遊びに行くんじゃない。そんなガキと一緒にアカデミアと戦えるか?足手纏いだ!」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:17:36 ID:.Ho2ZMSg
零羅「……」
零児「零羅の能力は君たちに匹敵する。決して足手纏いにはならない」
沢渡「俺たちに匹敵?」
デニス「へぇ〜、隊長にそこまで見込まれるなんてすごいね。キミ何歳?」
沢渡「どう見ても小学生だろうが。まだジュニアクラスのやつに、俺らペンデュラムを極めた沢渡世代と同等の力があるとはとても信じられねえな」
権現坂「誰が沢渡世代だ!ペンデュラムを最初にやったのは遊矢だ。自分が見つけたような顔するな」
黒咲「とにかく俺は認めん。そんなガキと一緒にアカデミアに乗り込めるか!」
零児「アカデミアには行かない。我々が目指すのはシンクロ次元」
美玲「えッ!?」
黒咲「シンクロ?融合ではないのか!?」
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:19:57 ID:.Ho2ZMSg
遊矢「どうして!?」
零児「シンクロ次元にはいまだ次元間の争いが波及していない。そこで仲間を募る」
零児「我々スタンダードとの絆を結び、ともに融合次元に対抗する同盟関係を築くのが最大の目的」
権現坂「同盟だと!?」
黒咲「そんな悠長なことを言っている場合ではない。俺たちは一刻も早く融合次元に乗り込みアカデミアを叩き潰すんだ!」
黒咲「そのためのランサーズだろうが!」
美玲「おいッ、落ち着けよシュン」
零児「私は勝てる勝負しかしない。勝つにはそれに向けての十分な準備が必要だ」
零児「今の段階でアカデミアに戦いを挑んだところで、我々に勝算はない」
黒咲「……貴様と手を組んだのは間違いだった。俺は一人でアカデミアに乗り込み瑠璃を救い出す!」
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:20:39 ID:.Ho2ZMSg
セレナ「一人では無理だ。アカデミアは融合次元全体からデュエリストを集め、高度な教育を施し、実践に耐えうる強靭なデュエル戦士を日々生み出している」
セレナ「そこにたった一人で乗り込んだところで何ができる!」
セレナ「私は零児の計画に賛同する。今我々は戦力をととのえ、勝つための準備をするときだ」
セレナ「大丈夫、プロフェッサーは瑠璃に手荒なことはしない。私への扱いを見ればわかる。私と瑠璃はそっくりなんだろう?」
セレナ「それに柚子とも……。プロフェッサーはなぜか私に似ている者たちを集めようとしている」
セレナ「瑠璃がアカデミアにさらわれたのも私が連れ戻されそうになったのも、彼の命令。おそらく柚子もそうだ」
デニス「……」
セレナ「彼が私たちを集めて何をしようとしているのかはわからない。だが私たちは彼にとって大事なものらしい」
セレナ「だから瑠璃も、きっと大事にされているに違いない」
遊矢「柚子は?柚子に手荒な真似は――」
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:21:12 ID:.Ho2ZMSg
セレナ「柚子はアカデミアにはいない。そうだろ?零児」
遊矢美玲「「えっ!?」」
セレナ「彼は見ているそうだ。柚子がシンクロ次元のデュエリストと共に消えたのを」
デニス「えええええ!?」
美玲「本当かッ!?本当にユズがシンクロ次元に!?」
零児「本当だ。彼女はシンクロ次元のデュエリストと共に消えた……そしてそのデュエリストは、オベリスク・フォースと呼ばれるアカデミアのデュエル戦士を殲滅した」
零児「その時私は確信したのだ。シンクロ次元は味方になりうると」
セレナ「柚子はシンクロ次元にいる、間違いない。柚子は私の恩人……アカデミアに渡すわけにはいかない」
セレナ「瑠璃を確実に救い出すためにも、シンクロ次元との同盟は必要だ!」
黒咲「……フン、不本意だが……」
P「彼を説得するなんて。やはり妹に似ているという相手では仕方がないか」
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:21:46 ID:.Ho2ZMSg
零児「これは我々が新たに開発した、次元移動装置を搭載したデュエルディスクだ。エクシーズ次元のものを参考にした」
黒咲「エクシーズ次元のを……ユートのディスクか!」
黒咲「貴様、ユートからカードを託されたと言ったな。本当は力ずくでデュエルディスクまでも!」
黒咲「……なんとか言ったらどうだ!」
ユート『信じるんだ』
黒咲「!?」
ユート『遊矢は俺が信頼する仲間だ。俺たちを裏切るような真似は絶対にしない』
黒咲(ユート……!?)
遊矢「ど、どうした?」
黒咲「あ、いや……」
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:25:15 ID:.Ho2ZMSg
零児「話を続けよう。このデュエルディスクには、黒咲とセレナのディスクにも同じ処理を施した」
零児「我々にとってペンデュラム召喚とアクションカードは最大の武器。それを存分に生かせるようにした」
零児「では配布したカードを用意してくれ。これにはシンクロ次元の座標データが入力済みだ。各自ディスクにセットし、私の合図で発動せよ」
美玲「それがこのカードか……」ピラッ
P「まさかシンクロ次元に行くことになるなんて、想像できなかったよ」
美玲「でもウチのやるべきことは決まってる。シンクロ次元と同盟を結んで、柚子を助け出して、アカデミアを倒す!」
P「さらば、スタンダード。絶対に生きて帰ってくるぞ」
美玲「いくぞッ!プロデューサー!」
零児「では出発する。シンクロ次元に向けて――ディメンションムーバー、発動!」
――――シュン――――
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:26:23 ID:.Ho2ZMSg
〜同時刻、スタンダードの何処か〜
朱里「今日、碧葉ちゃんに緊急招集を掛けてもらったのは他でもありまセーン!榊遊矢の動向について非常に重要な情報をゲットしたよ」
碧葉「言っておくけど、その情報を得たのは貴女だけじゃないわ」
朱里「わかってますよーだ、その場のノリだよ」
深玄「改めて共有しよう。結論から言うと、榊遊矢はランサーズとやらの一員となり、次元を超えることが発覚した」
素直「はい。この『次元』という所……私達の『神』に繋がる重大なキーワードのようです」
朱里「これまでの調査で、この世界に『次元』が4種類存在することが発覚してる」
朱里「しかも、私と霧絵たそは中央公園で榊遊矢と瓜二つの男を目撃してるし、見えてきたね」
霧絵「うん。恐らくだけど、4つの次元それぞれに対応する榊遊矢がいる」
霧絵「そして次元を移動するなら、私達も付いて行って次元を超える必要があるよ」
碧葉「でも、私達は次元を移動する手段なんて知らなかったわ。そんな時に榊遊矢がレオ・コーポレーションに入るのを見た」
深玄「次元移動の技術。それはレオ・コーポレーションに存在するとみて間違いないだろう」
素直「首領様。こうなればすることはただ一つにございます」
碧葉「ええ、勿論……突入よ!」
朱里「よっ!待ってました!」
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:28:34 ID:.Ho2ZMSg
〜レオ・コーポレーション〜
朱里「やって来ました某企業。この建物の構造はもう調べが付いてるから、侵入は楽勝でござんした!」
深玄「どうやら榊遊矢も、その仲間もここにはいないようだ。既に次元を超えたあとといったところか」
朱里「そんで、その技術が隠されている部屋も恐らくはここってこと」
碧葉「さすがね。密偵や潜入だけは一流なんだから」
朱里「デュエルも一流だし!さあ突入するよ!」バン
社員A「!?なんだお前ら、どこから来た!」
朱里「教えてしんぜよう。ただし、どこから来たのかをではなく、どこへ行くのかをね!」
素直「朱里様、お上手ですわね!」
碧葉「いや別に何も上手くないわよ……」
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:29:29 ID:.Ho2ZMSg
社員B「社長は今は不在……ここは我々が守り抜く!」
社員C「侵入者よ、我々とデュエルしなさい!」ジャキッ
深玄「まあ、そうなるな……霧絵、相手してやるといい」
霧絵「え、私が?自信無いな……」
素直「私達で一番デュエルが強いのはお嬢様でしょう。何も問題ありませんわ」
霧絵「全然そんなことないけど……まあ、いいよ。3人まとめて片付けてやる」ジャキッ
社員B「先攻は我々3人のターン、ドローとバトルは無し」
社員C「その後貴様のターンはドローもバトルも許しましょう!」
朱里「なんだ、超有利じゃん。これなら何の心配もないね」
「「「「デュエル!」」」」
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:31:56 ID:.Ho2ZMSg
社員A「俺のターン!『ヴォルカニック・カウンター』を召喚!」
《ヴォルカニック・カウンター》
効果モンスター
星3/炎属性/炎族/攻 300/守1300
(1):このカードが墓地に存在し、自分が戦闘ダメージを受けた時に発動する。
墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地に「ヴォルカニック・カウンター」以外の炎属性モンスターが存在する場合、
自分が受けた戦闘ダメージと同じ数値のダメージを相手に与える。
社員A「さらにカウンターを墓地へ送り、『トランスターン』を発動!レベルが1つ高い炎族・炎属性、『ヴォルカニック・ロケット』を特殊召喚する!この特殊召喚に成功したことで、デッキの『ブレイズ・キャノン・マガジン』1体を手札に加える」
《ヴォルカニック・ロケット》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1900/守1400
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分のデッキ・墓地の「ブレイズ・キャノン」カード1枚を選んで手札に加える。
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:32:29 ID:.Ho2ZMSg
《ブレイズ・キャノン・マガジン》
永続罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、魔法&罠ゾーンに存在する限り
「ブレイズ・キャノン-トライデント」として扱う。
(2):自分及び相手メインフェイズにこの効果を発動できる。
手札の「ヴォルカニック」カード1枚を墓地へ送り、
自分はデッキから1枚ドローする。
(3):自分及び相手メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「ヴォルカニック」カード1枚を墓地へ送る。
社員A「俺はカードを2枚伏せてターンエンド!」
社員B「私のターン!フィールド魔法『炎王の孤島』!その効果で手札の『炎王獣 キリン』を破壊し、『炎王獣 ガネーシャ』を手札に加える」
《炎王の孤島》
フィールド魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分メインフェイズにこの効果を発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、
デッキから「炎王」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこの効果を発動できる。
手札の鳥獣族・炎属性モンスター1体を特殊召喚する。
(3):フィールドゾーンの表側表示のこのカードが、
墓地へ送られた場合または除外された場合に発動する。
自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:33:06 ID:.Ho2ZMSg
《炎王獣 キリン》
効果モンスター
星3/炎属性/獣族/攻1000/守 200
(1):自分フィールドの表側表示の「炎王」モンスターが効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから炎属性モンスター1体を墓地へ送る。
《炎王獣 ガネーシャ》
効果モンスター
星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドに存在し、モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、このカード以外の自分の手札・フィールドの炎属性モンスター1体を選んで破壊する。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた場合、
「炎王獣 ガネーシャ」以外の自分の墓地の炎属性の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/09(月) 18:33:57 ID:.Ho2ZMSg
社員B「キリンが破壊された時にモンスター効果発動、デッキから『炎王神獣ガルドニクス』を墓地へ送る」
《炎王神獣 ガルドニクス》
効果モンスター
星8/炎属性/鳥獣族/攻2700/守1700
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「炎王神獣 ガルドニクス」以外の「炎王」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動できる。
墓地のこのカードを特殊召喚する。
(3):このカードが(2)の効果で特殊召喚に成功した場合に発動する。
フィールドのこのカード以外のモンスターを全て破壊する。
社員B「ガネーシャを召喚。カードを1枚伏せてターンエンド!」
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