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【俺ガイル】やはり俺のバイトは間違っている【CM、TV】
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/26(金) 17:28:47 ID:cP5K48vg
立てえええええええ
2
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/26(金) 19:06:01 ID:cP5K48vg
1話かけたからとりあえず投下してく
3
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/26(金) 19:07:01 ID:cP5K48vg
青春。その言葉で思い浮かべる光景はそれこそ人の数だけあるのだろう。
きらきらとした男女の交際を思い浮かべる人もいれば、バカバカしい話で盛り上がる友人関係を思い浮かべる人もいる。思い出し、懐かしそうに顔を綻ばせ、思い出話に花を咲かせることだろう。
そして、その中には俺のように昏いもの、それこそ喧嘩やいじめのような、青い春とは真逆のもの、底辺を思い浮かべる人もいるだろう。
4
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/26(金) 19:07:44 ID:cP5K48vg
あぁ、小学校中学校高校大学、その全てにおいて大概の人は当然のように表の世界、明るく楽しく不安なんてものはなく、日々花々しい生活を享受してきたのだろう。
その明るい青春?その裏で、影でおこっていることは知らないし知ろうともせずに。
そして俺のような一部の人間、青春が暗く淀んだドブ色の人間が、暗い青春を送っているな、と大概の人に思われ蔑まれるのだ。
でも、だからこそ俺は思う。殆どの人が思い浮かべないドブ色の青春。その暗く淀んで先の見えない霞みのような青春の中にこそ、大勢の人がそぎ落としてきた物の中にこそ、本物の青春、本物の関係があるのでは無いかと。
5
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/26(金) 19:08:28 ID:cP5K48vg
吐く息が白くなり、空気の中に溶け込んでいく。酷く淀んだ目でそれを追いながら、手をこすり合わせる。
黄昏時だからか、いつもは考えない、切り捨ててきた青春というものを考えてしまった。未だに本物は分からず霞み、今にも見えなくなりそうだが、それでも、霞みながらにも少しは見えてきた。手を伸ばせば届くのだろうか。届いたとして、その手をとってくれるのだろうか。
頭を振って、深く息を吸い込み、吐き出す。冷たい空気が鼻をツンとさせる。
ふと見えた公園の中にある自販機に吸い寄せられる。悴む手で小銭を取り出しいつもの飲み物、マックスコーヒーを買う。
6
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/26(金) 19:09:26 ID:cP5K48vg
苦い苦い、青春。人生。
これからもドブの中を進み続け、そして本物を求めてもがき続ける。もしかしたら、ドブの中にこそ光り輝くものがあるのでは、と考えて。
苦い思いにまみれながら生き続けるしか無いのだ。
「人生は苦い、だから、コーヒーぐらいは甘すぎるくらいで調度いい」
プルタブを開け、ごくりと一口。
身体の中がなんとも言えない甘さと暖かさで満ちていく。自然と口角があがるのを隠すためにマフラーで口元を隠す。
今度の吐息は、もう、苦くない。
—————貴方の人生に、温もりと優しさを。——————
———マックスコーヒー。————
7
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/26(金) 19:10:20 ID:cP5K48vg
・・・・
テレビ、またはyo-tu-beやにーこにこーに流れるCMを見て様々な人が様々な声をあげていた。
あるお団子頭の女の子は、スマホでyo-tu-beのお気に入りのチャンネルを見ようとした時に流れたCMを見て驚きのあまり叫ぶ
「え、ええ、えええええええええ!?」
そしてある読書中の黒髪ロングな清楚な女の子は驚きのあまり飲もうとしていた紅茶のカップを落とす。
「………え」
この二人だけではない、彼は自分に関心のある者の存在には気づいていない、いや、気づこうとしないが、それは彼が驚くほどその存在は多いということを思い知ることになる。
8
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/26(金) 19:11:14 ID:cP5K48vg
彼、比企谷八幡の家では、八幡の妹である小町がソファでテレビに流れるCMを見て可愛いお口を大きく開き戦慄かせているし、八幡の携帯はソファの前の机の上で、驚くほどのメールや電話の着信音、ライムの通知音や着信音がけたたましく鳴り響かせていた。
八幡は静かに、何も見なかったこと、聞かなかったことにして携帯の電源を切り、何故か知らないが額を伝う汗を拭う。
そのまま部屋に戻って寝てしまおうとするが、やはりそうは問屋が卸さなかった。隣の小町が凄い眼力でこちらを見つめてきて、そして指先でフローリングの床を指しているからだ。
八幡は全身を脱力させると、だらりと立ち上がり、そして冷たいフローリングの床で正座したのだった。
9
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/26(金) 19:13:38 ID:cP5K48vg
1話おわりんこ
2話目も書くつもりだけど各話完結だから乗っ取りも何話だけ書くってのも歓迎。
続き書いてくれる人いるなら超嬉しいけど設定だけは守ってくれると嬉しくて泣ける。
10
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/31(水) 09:40:06 ID:UzsqyiB.
続きはよ
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