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桃太郎「桃太郎」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/05/27(月) 22:08:43 ID:BEuh8i2k
昔々
あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました
おじいさんは芝刈りに
おばあさんも芝刈りに行ったので
桃は流れて行きました
32
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 00:24:05 ID:FeG1FwzY
志願兵達も何人も殺されましたが
なんとか島に乗り込むことができました
志願兵だけに聞かされた鬼と戦う為の作戦がもうひとつありました
それは鬼相手ならどんな状況でも3対1以上で戦うこと
大きな鬼に人間が敵うとしたらそれしかないと考えた人間の知恵です
33
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 00:31:14 ID:FeG1FwzY
鋼のように硬いと言われた鬼の皮膚は
簡単に一太刀で裂け、そこからは赤い鮮血が咲きました
一匹仲間が殺されると鬼たちはあわてふためき
たくさんの鬼たちが逃げ惑いはじめました
そうなればこっちのものです
志願兵達はバッタバッタと鬼たちを切り殺していきました
ですが、この感触にはみな覚えがあります
前の戦でやむを得ず、自分が生き延びるために切らざるを得なかったアレと同じ感触です
考えが心に追い付く前に志願兵達はそれらをかきけすように大声で叫び
一人また一人と鬼を切っていきました
34
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 00:35:35 ID:FeG1FwzY
雉1「まるで猿だな」
船から矢を射る雉の一人がそう呟きました
身分の低い彼らの戦いぶりに嫌悪感を隠そうともしません
雉2「懸命に戦ってる同士をそういうな、桃太郎殿は島の裏にたどり着いたろうか?」
雉1「あんなちっこいの殺されてなきゃいいがね」
35
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 00:44:03 ID:FeG1FwzY
島の裏
その奥にいくつかある建物の中でも一際大きい建物の中でその鬼は呪詛のような言葉を光る壁に向かって呟いていました。
桃太郎「お前が大将か!」
ハッと気がついた鬼は桃太郎の方を振り向くと
なめ回すように桃太郎の全身を見て不敵に笑いました
桃太郎は背筋が寒くなるのを感じましたが、グッと歯を食い縛りました
36
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 00:48:43 ID:FeG1FwzY
鬼は首を傾げ
眉間にシワを作り、片手をかざすようにしながら
桃太郎へ向かってきました
桃太郎は剣を抜き切ろうとしましたが、そこは鬼が早く腕を取られ剣を遠くへと投げられてしまいました
37
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 00:52:18 ID:FeG1FwzY
そのまま桃太郎は頭をわしづかみにされ
鬼はまた先ほどの呪詛のような言葉を呟来はじめました
桃太郎は頭がひどくいたくなりました
わしづかみににされているからではありません
内側から何かに頭のなかを突き破ろうとされているような感触です
38
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 00:57:37 ID:FeG1FwzY
昔々
あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました
おじいさんは芝刈りに
おばあさんも芝刈りに行ったので
桃は流れて行きました
川をずっと下って行った桃はある日
海に出てしまいました
39
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:01:18 ID:FeG1FwzY
海の真ん中で桃はゆっくりと溶け
中からは元気な角の生えた男の子が産まれました
桃は小さな大地になり男の子はそこで毎日明日を待ちましたとさ
40
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:02:08 ID:FeG1FwzY
昔々
あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは芝刈りに
おばあさんは川に洗濯に行きました
すると上流からドンブラコッコドンブラコッコと
大きな桃が流れてきました
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:03:08 ID:FeG1FwzY
おばあさんは洗濯に一生懸命で桃に気がつきませんでした
桃は流れて行きました
川をずっと下って行った桃はある日
海に出てしまいました
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:04:46 ID:FeG1FwzY
小さな大地のほとりで桃はゆっくりと溶け
中からは元気な角の生えた男の子が産まれました
桃は小さな大地になり男の子はそこでもう一人の男の子と毎日明日を待ちましたとさ
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:05:43 ID:FeG1FwzY
昔々
あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは芝刈りに
おばあさんは川に洗濯に行きました
すると上流からドンブラコッコドンブラコッコと大きな桃が流れてきました
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:07:32 ID:FeG1FwzY
おばあさんは
「(うっわぁ…なんか変なの見える…あたし疲れてるわ…)」
と思い、家に帰って早めに休みした
桃は流れていきました
川をずっと下って行った桃はある日
海に出てしまいました
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:09:19 ID:FeG1FwzY
小さな大地のほとりで桃はゆっくりと溶け
中からは元気な角の生えた男の子が産まれました
桃は小さな大地になり三人の男の子は毎日明日を待ちましたとさ
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:10:44 ID:FeG1FwzY
昔々
あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは芝刈りに行くふりをして朝キャバへ
おばあさんは川に選択に行きました
すると上流からドンブラコッコドンブラコッコと大きな桃が流れてきました
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:12:28 ID:FeG1FwzY
おばあさんは不真面目なおじいさんと別れるべきか添い遂げるべきかの選択を強いられていたので
桃に気づきませんでした
桃は流れていきました
川をずっと下って行った桃はある日
海に出てしまいました
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:15:05 ID:FeG1FwzY
島と呼べるほどの大地のほとりで桃はゆっくりと溶け
中からは元気な角の生えた男の子が産まれました
桃は島の一部になり男の子は何人もいる兄弟と楽しく暮らしましたとさ
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:18:40 ID:FeG1FwzY
変なところに島ができて、そこに鬼が住み着いてる
地元に住む漁師からの報告でしぶしぶ船を出した使者は自分の目を疑いました
確かにそこには島ができていて角の生えた大男達が桃の身を食べながら幸せそうに暮らしているのです
大陸のことを勉強していた使者はそこが話に聞く桃源郷だと思いその島をどうにかやんごとなきお方に献上したいと考えました
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:20:17 ID:FeG1FwzY
それからのことです
野党が出たり
大規模な焼き討ちがあると役人達がやってきて
こういうようになりました
「鬼が出た」と
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:22:52 ID:FeG1FwzY
鬼は島からでません
食料は桃があるし潮の流れからいって島を抜けるのは大変ですし
仲良く鬼だけで暮らしているのですから
出る必要がないのです
ですが、なぜだか村々や都は鬼のせいでたくさんの被害が出たということになっていきました
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:24:47 ID:FeG1FwzY
昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに
おばあさんは川へ洗濯に行きました。
すると上流からドンブラコッコドンブラコッコと大きな桃が流れてきました
おばあさんは何となくその桃を放っておけず
洗濯物を放り出してずぶ濡れになりながら
大きな桃を川から拾い上げました
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:27:33 ID:FeG1FwzY
見た目ほど重くない桃
そう例えるなら赤ん坊くらいの重さの桃を
おばあさんは家へと持ち帰りました
おばあさんはおじいさんになんと言おうかと考えていましたが
こんなおばあさんをお嫁に迎えるおじいさんですから
「でっかい桃なんてめでたい、早く切り分けて食べよう」
と大いに喜び早速薪割り用の鉈で桃を二つに割りました
すると中からは元気な角の生えた男の子が産まれました
おじいさん「お、鬼っ子じゃ!」
おじいさんとおばあさんは腰をぬかしました
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:29:41 ID:FeG1FwzY
桃のなかから都を荒らす鬼が出てきたのです
家の中に鬼の子を入れて
他の村人に匿ってるとでも思われたら二人とも命はありません
殺して隠さなければ
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 01:32:28 ID:FeG1FwzY
ですが、おじいさんもおばあさんもそれができませんでした
その赤ん坊があまりにも可愛くて鬼でも良いと魔が差したのです
おじいさんはその子の顔に傷がつかないように慎重にその角を切り落としました
二人で抱えるには重すぎる秘密を覆い隠すようにその子には桃太郎という奇妙奇天烈な名前をつけました
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 13:43:33 ID:wobx.rvI
序盤も伏線かよお!?
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 14:08:48 ID:NPdAeX4k
柴を苅りに行けやじいさん
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 22:18:29 ID:4iJKLtuE
同じ頃、鬼ヶ島と呼ばれるようになった島で
最初にうまれた鬼はあることに気がつき
弟たちにそのことを話しました
ですが、そのことを受け入れきれなかった
二人の鬼は島から、運命から逃げ出してしまいました
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 22:24:59 ID:4iJKLtuE
なんとか陸地に着いた二人の鬼は
人間に見つからないように暗い時間だけを使って
人間ができるだけいないところを目指しました
昼の間は荒れてしまった寺や人のいなくなった家で眠り
何日もかけて人間のいないどこかへむかって歩き続けました
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 22:27:25 ID:4iJKLtuE
ある日の夕刻
何日も歩いて疲れていたのかもしれません
何日も誰にも見つからず油断してしまっていたのかもしれません
隠れ家を出るところを野良仕事終わりの若い娘さんにみつかってしまいました
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 22:32:33 ID:4iJKLtuE
娘さんは角の生えた大男を前にして一瞬で彼らの正体に気がつきました。
鬼だ!鬼が出た!と大きな声で叫びながら持っていた鎌をむちゃくちゃに振り回しました
このまま叫ばれるとたくさんの人間に見つかってしまう
それにこのままでは娘さんが自分の鎌で自分を傷つけてしまう
そう思った二人はなんとかして娘さんを押さえつけました
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 22:35:57 ID:4iJKLtuE
その時にのし掛かるような形になったため
貞操を奪われると思った娘さんは更に狂乱して金切声をあげていました
今、口をふさいだら窒息してしまうと思った鬼はなんとか口を押さえずに黙らせようとました
ですが、二人の鬼は娘さんに通じる言葉を持っていませんでした
ですから、笑顔で娘さんを安心させようとしました
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 22:38:35 ID:4iJKLtuE
そこに風が吹きました
その風は二人にとって懐かしい
島を出るまでは毎日嗅いでいたあの香りと
汚れを知らない少年、桃太郎を運んできました
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 22:43:19 ID:4iJKLtuE
角はありませんでしたが、二人はすぐに気がつきました
彼は自分達の弟だと
彼になら自分達の言葉が届くと
娘さんを止めてくれと伝えました
ですが、その言葉は届きませんでした
一瞬のうちに鬼の背後をとった桃太郎は目にもとまらぬ早業で首を折りました
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 22:48:24 ID:4iJKLtuE
残った鬼が背後に気配を感じてプツンと意識が途切れました
鬼は死の直前、兄弟を失い、兄弟に殺されるという悲しみや苦しみをおぼえる前に
この幼い弟すらも運命から逃れられないのかと哀れみだけを感じました
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 22:56:34 ID:4iJKLtuE
桃太郎「お、おいらが鬼?それじゃあおいらは…」
桃太郎はあの日鬼の首をねじりおった時の感触を
その時よりも鮮明に思い出しました
手のひらに伝わる体温
喉仏のボコりとした突起
腕をのぼる筋肉の疲労感
それら全てが桃太郎に残酷な真実として襲いかかりました
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 23:00:09 ID:4iJKLtuE
嗚咽とビチャビチャという不快な音をたてながら桃太郎は胃のなかをひっくり返しました
桃太郎「ち、ちがう、お、おいらは鬼、鬼なんかじゃ」
口ではこう言っていますが、桃太郎は気づいています
今見えたものが全て真実だということを
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 23:02:42 ID:4iJKLtuE
鬼の大将「大丈夫…ではないよね」
桃太郎「お前しゃべれるのか?う、うえ…おえ…」
鬼「無理はしなくていい、ゆっくり受け入れればいい、全て運命だよ、しかたなかったんだ」
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 23:10:06 ID:4iJKLtuE
桃太郎「そうだ、それだよ!なんだよさっきからなんだよ!運命運命って!」
鬼「落ち着いて、この物語の正しい姿、それが運命だよ」
桃太郎「説明になってねえよ!さっきからおかしなことばかり、それなのになんでおいらは、、お前の話を信じてんだ!?」
鬼「すまない、ちゃんと説明しよう」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 23:17:02 ID:4iJKLtuE
鬼「例えばだ、そうだね、君がある日川に釣りに行って一匹魚を釣って帰ったとしよう」
桃太郎「だから!何を言ってるかわからねえんだよ!」
鬼「例えばの話のほうが分かりやすいんだ、聞いてくれ、川に釣りに行って一匹魚を釣って帰った」
桃太郎「う、うん」
鬼「もしかしたら君は気が変わって川ではなく海にいくかもしれない、池にいくかもしれないし魚を一匹ではなく二匹三匹つるかもしれない、いや釣りなんていかないかもしれない」
桃太郎「うん」
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 23:21:29 ID:4iJKLtuE
鬼「川に行って一匹魚を釣ったのが君だ、そして魚を釣りにいかなかったのが私だ 」
桃太郎「いや全然わからない」
鬼「言い方が悪かったね、選ばれなかった可能性そのものが私達、選ばれたのがおそらく君だ」
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 23:30:43 ID:4iJKLtuE
桃太郎「選ばれたとか選ばれなかったとか、頭おかしいのかよ!誰に選ばれたってんだよ」
鬼「物語を進めることを望んだものだろうね、そろそろかな?この遠眼鏡を覗いてごらん」
桃太郎「ふわふわした言葉ばっかり使って気取りやがってな、なんだよなんだってんだよ、おいら達の乗ってきた船?」
鬼「あと少しで今日が終わる、2……1…」
桃太郎「え?船が消えた?」
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 23:39:25 ID:4iJKLtuE
遠眼鏡のなかで起きたことが信じらなかった桃太郎は外にでて自分の目で確かめました
船どころか島には一つの死体もありませんでした。
鬼「これに気づくまで随分かかったよ
この島に関わるものの
間違った運命は正されるんだ、物も時間も命さえも」
桃太郎「正される?時間が巻き戻るってことか?じゃ、じゃあなんで死、死んだ…おいらが殺、した鬼達は死んだままなんだよ」
鬼「それが正しい運命なんだよ、君に殺されるのが」
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 23:54:22 ID:4iJKLtuE
桃太郎「正しい物語を選ばないと、この島は止まったまま?」
鬼「少々乱暴だけど、それに近いことが答えだ、少なくとも私はそう信じている」
鬼「事実、君の生まれたであろう時期から新しい桃は島に流れ着いていない」
桃太郎「わからない」
鬼「そうだろうね、あまりにもおかしなことが事実として起きすぎて、それら全てが君に選択を迫っている」
桃太郎「そうだけど、そうじゃない、正しい運命って、おいらがあんたらを殺すことだろう?」
鬼「…………………あぁ」
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/01(土) 23:58:40 ID:4iJKLtuE
桃太郎「正しい運命だか物語だか知らないけど、なんであんたらは死ぬなんて、殺されるなんてことを受け入れようとしてるんだ?」
鬼「難しい、難しい質問だ」
鬼「さっきもいったようにこの島では君の住んでいる村と違う時間が流れている」
鬼「この島に住む一番幼いものでも君を育てたおじいさんが生きてきた人生数万回分を生きているんだ」
桃太郎「そんな時間を生きているの?」
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/02(日) 00:01:26 ID:DHsPj1sw
鬼「残酷だけど君に任せる、ただ君以外の全ての鬼と人間は君が正しい物語を選ぶことを望んでいる」
桃太郎「桃太郎…………の物語」
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/02(日) 00:09:16 ID:DHsPj1sw
昔々
あるところに鬼ヶ島がありました
そこにはたくさんの鬼が住んでいました
そこに住む一番小さな鬼は健気にも毎日
二つの骸の納められていない墓に
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/02(日) 00:15:23 ID:DHsPj1sw
新しい花を置いて一生懸命に二人の魂の安らぎを願っていました。
毎日毎日、終わりのこない物語を生きましたとさ
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/02(日) 00:16:40 ID:DHsPj1sw
昔々
あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは柴刈りに
おばあさんは川に洗濯に行きました
すると上流からドンブラコッコドンブラコッコと
おしまい
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/02(日) 03:35:30 ID:88udCWVA
かなしいなあ
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/02(日) 11:40:09 ID:fMdOofIE
かなしい
乙
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