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【古見さんは、コミュ症です。】 なじみ 「これも秘密です。」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/06(土) 01:51:40 ID:0O24lWYM
………………2年1組教室

留美子 「あんさぁ、あーし、ずっと気になってることがあんだけど……」

古見さん 「?」

留美子 「結局さ、長名ちゃんって男子なの? 女子なの?」

!?

只野 (そういえば、もう慣れっこになって忘れてたけど……)

只野 (あいつの性別、僕も知らない……)

古見さん 「………………」 ←もちろん知らない。

留美子 (えっ……な、何この沈黙。あーし、地雷踏んだ系?)

156以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/13(土) 01:42:10 ID:znc07UPI
………………幕間 そのときの周囲

(!? 片居くんが物陰で笑ってる! 怖っ!)

(何を企んでいるんだろう……)

おわり

157以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/13(土) 01:43:37 ID:znc07UPI
>>1です。読んでくださった方ありがとうございました。

たぶん、また投下します。

>>37
遅レスですみません。たぶんそうです。

158以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/13(土) 04:23:19 ID:LmC3bRMY

みんな良い子ばっかなんだよなー
仲良く楽しく過ごしてほしい

159以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/13(土) 23:24:14 ID:R3GmDE7g
おつです

160以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/17(水) 13:24:33 ID:iVZuJ8cM
古見さんの二次あんまないから嬉しい

161以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 22:55:06 ID:FWj2O0mw
【古見さんは、コミュ症です。】 只野 「母の日です。」

162以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 22:56:01 ID:FWj2O0mw
………………

只野 「うーん……」

只野 「んー……」

只野 「……あー」

古見さん 「……?」

なじみ 「………………」

ニコッ

なじみ 「ところで古見さん、この前の体育のときさー」

古見さん 「!?」 ←気にしてあげないの!? という表情。

なじみ 「へ? いや、ほら、なんか只野くん構ってほしそうだからさ」

なじみ 「そういうの、ボク逆にスルーしたくなるタチじゃない」

古見さん 「!?」

163以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 22:56:32 ID:FWj2O0mw
古見さん [只野くん、どうかしましたか?]

只野 「へ? あ、ああ、古見さん」

只野 「もうすぐ母の日だから、スマホで色々調べてたんです」

只野 「でも考えてもなかなかいいプレゼントが思いつかなくて……」

古見さん 「………………」

ハッ

古見さん 「………………」 ガタガタガタガタ

只野 「ど、どうかしましたか?」

古見さん 「………………」 カリカリカリ……

古見さん [母の日のことをすっかり忘れていました。]

只野 「ああ……」 クスッ 「古見さんもそういうことあるんですね」

只野 「大丈夫ですよ。僕も昨日妹に言われて思い出しましたから」

164以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 22:57:07 ID:FWj2O0mw
なじみ 「なになにー? 母の日のプレゼントー?」

古見さん 「!?」

なじみ 「ボクはもう準備してあるよー。何用意したか聞きたい?」

只野 「お前は発想が小学生だからな。どうせ肩たたき券とかだろ」

なじみ 「ちっちっち、甘いぜ、只野くん」

ニヤァ

なじみ 「川原で拾った綺麗な石! ホラ見て、すっごくピカピカでしょ」

只野 「どっちにしろ小学生低学年レベルなのな」

なじみ 「ほんと、只野くんのボクには容赦がないところ好きだなぁ」

165以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 22:57:56 ID:FWj2O0mw
なじみ 「母の日のプレゼントってそんなに悩むようなものかなぁ」

只野 「難しくないか? 母親って言っても異性だから、何がほしいかとか分からないし」

古見さん 「………………」 ヌヌヌヌヌヌ……

古見さん 「………………」 ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ……

只野 「……?」 (古見さんどうしたんだろ)

古見さん [あの、只野くん。]

只野 「は、はい」

古見さん [もしよかったらなのですが、] カリカリカリ……

古見さん [今日の放課後、一緒にデパートに行きませんか?]

只野 「へ……へっ!?」

古見さん [母の日のプレゼント、一緒に買いに行きませんか?]

古見さん [女子として、少しはお役に立てるかもしれません。]

只野 「あっ……えっと……」 カァアアアア…… 「ぜ、ぜひ、お願いします……///」

古見さん 「……///」 コクッ

なじみ 「………………」 (青春してんなー……)

166以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 22:59:03 ID:FWj2O0mw
………………放課後 デパート前

只野 「………………」

古見さん 「………………」

只野 「えっと……じゃあ、行きましょうか」

古見さん [はい。]

只野 「あっ、催事場で母の日ギフトコーナーなんてやってるみたいですよ」

古見さん 「………………」 フムフムフム

只野 「……行ってみますか?」

古見さん 「………………」 コクッ

古見さん 「………………」 ←今さらふたりきりだということに気づいた。

ドキドキドキドキ……

古見さん 「………………」 カァアアアア…… ←しかも自分から誘ったのだと気づいた。

167以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 22:59:38 ID:FWj2O0mw
………………

只野 「おお……!!」

古見さん 「………………」 ピョコピョコッ

只野 「色んなものが置いてありますね。ここなら何でもありそうです」

古見さん 「………………」 コクコクコク

只野 「ちなみに、古見さんはどういうものをプレゼントしようか考えては……」

古見さん 「………………」 ムムムムムム……

只野 「……ない、ですよね。さっき思い出したんですもんね」

只野 「じゃあ、色々と見て回って決めましょうか」

古見さん [はい。そうしましょう。]

168以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 23:00:13 ID:FWj2O0mw
………………

只野 「へぇ、美顔パック……」

只野 「色々な模様があって面白いですね。歌舞伎とか、レスラーのマスクとか……」

只野 「へぇ、般若の顔もありますよ。少し怖いですね」

古見さん 「………………」

カリカリカリ……

古見さん [般若の顔を見ると、修学旅行中の佐々木さんを思い出します。]

只野 「!?」 (えっ、どういうこと?)

只野 (修学旅行、古見さんすごく楽しそうだったけど、何かあったのか!?)

169以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 23:01:00 ID:FWj2O0mw
………………

古見さん 「………………」 ジーーーーーーーーーッ

只野 「……? ぬいぐるみですか?」

古見さん 「!?」 ブンブンブン

只野 「へ? 違う? 何がですか?」

古見さん 「………………」 カァアアアア……

カリカリカリ……

古見さん [すみません。ねこのぬいぐるみがかわいいなと思って……。]

古見さん [私が欲しくなっていただけです。ごめんなさい。]

只野 「あはは。分かります分かります。人のプレゼント見てると、自分の欲しいものに目が行っちゃうんですよね」

只野 「古見さんへのホワイトデーのプレゼントを買いに来たときも、瞳とふたりで……――」

――――ハッ

只野 「………………」 カァアアアア…… 「す、すみません。何でも、ないです……///」 ←ホワイトデーの色々を思い出した。

古見さん 「……///」 ←ハンドクリームのくだりとかアメのくだりとか思い出した。

170以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 23:01:43 ID:FWj2O0mw
………………

只野 「……なかなか、“これだ” っていうプレゼントがありませんね」

古見さん 「………………」 コクッ

只野 「少しスマホで調べてみますね」

只野 「えっと……あっ、母の日に母親がもらって嬉しいプレゼントなんてページがありますよ」

古見さん 「!?」 フンスフンス

只野 「母親がもらって嬉しいもの、第一位は……」

只野 「………………」

古見さん 「?」

只野 「……えっと、その…… “時間” だそうです……」

古見さん 「………………」 ズーン

只野 「あー……」

只野 「……もう少しがんばって、プレゼント探してみましょうか」

古見さん 「………………」

古見さん 「………………」 コクリ

171以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 23:02:37 ID:FWj2O0mw
………………数時間後

古見さん 「………………」 ホクホクホク

只野 (古見さん、めっちゃホクホク顔だ)

只野 (時間はかかったけど、プレゼントが無事買えてよかった……)

只野 (僕もまぁ、良さそうなものが買えたし……)

古見さん 「………………」

カリカリカリ……

古見さん [只野くん、今日はありがとうございました。]

只野 「いえいえ、こちらこそありがとうございました」

只野 「……プレゼント、喜んでくれるといいですね」

古見さん 「………………」

ニッ……

古見さん 「………………」 コクッ

只野 「………………」

只野 (……なんだこの綺麗で可愛いすぎる生物は)

172以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 23:03:09 ID:FWj2O0mw
………………母の日 古見家

秀子 「まぁ!? これプレゼント!?」

古見さん 「………………」 コクリ

秀子 「ありがとー! すっごく嬉しい!!」

秀子 「……でも、例年のチョイスと少し違うわね」

秀子 「硝子のセンスとは、少し違うような……」

古見さん 「……?」

秀子 「……はっはーん」 キラン

秀子 「さては、只野くんと一緒に買いに行ったわね?」

古見さん 「!?」 ←何で分かったの!?

将賀 「!?」 ←何だと!?

173以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 23:03:52 ID:FWj2O0mw
………………只野家

只野母 「仁ちゃんも瞳もありがとねー! とっても嬉しいわ!!」

瞳 「……?」 (お兄ちゃんにしてはプレゼントのセンスがいい……)

キラン

瞳 「……お兄ちゃん、さては硝子さんと一緒にプレゼント買いに行ったね?」

只野 「!? い、いや、そんな、全然……!!」

瞳 「………………」 ジーーーッ

只野 「……まぁ、そう、だけど……」

只野母 「!? 古見さんとこのお嬢さんと!? そ、それは大変だわ……」

只野母 「うちの凡庸な息子がご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんって電話しなくちゃ……」

只野 「母さん的に息子ってどういう存在なの?」

おわり

174以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 23:04:28 ID:FWj2O0mw
………………幕間

笑介 「………………」

スッ

秀子 「え? あら、笑介も用意してくれたの? ありがとう」

秀子 「……?」 (こっちも笑介らしくないチョイスね……)


………………只野家

只野母 「瞳まで!? 古見さんとこのお坊ちゃんと一緒にプレゼント買いに行ったの!?」

瞳 「うん。笑介くんほっといたら何も用意しないんじゃないかと思ったからね」

只野母 「ど、どうしたらいいかしら!? また土下座で大丈夫かしら!?」

只野母 「お父さんが帰ってきたら急いでお詫びをしに行かないと!!」

只野 「いやほんと母さんは息子と娘のことなんだと思ってるの?」

おわり

175以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 23:05:09 ID:FWj2O0mw
>>1です。
滑り込みですが投下できて良かったです。
読んでくださった方ありがとうございました。

176以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 23:10:55 ID:mueI5tdg
おつつつつつ

177以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/13(月) 09:11:49 ID:BF0oVDFI
最高

178以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/14(火) 08:09:48 ID:lk98i3E2
おつーもっとだ

179以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/14(火) 12:00:08 ID:rP3Yir1Y
おつ

180以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:26:07 ID:E5xYJByg
【古見さんは、コミュ症です。】 なじみ 「滑るやつです。」

181以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:26:57 ID:E5xYJByg
………………コミュ143

なじみ 「じゃあアスレチックも攻略したことだし!」

バーン!!!!

なじみ 「次はアレ行くよアレ!」

只野 「アレって……ああ、あの滑るやつか」

只野 (ターザンみたいに滑るやつだけど、すごく高い……)

只野 (近所のちょっと大きな公園に似たようなやつあるけど、規模が全然違うな)

古見さん 「………………」

只野 「あ、古見さん、高いところとか大丈夫ですか? もし無理だったら……」

古見さん 「………………」

ピョコッピョコッ

古見さん 「………………」 フンスフンス

只野 (ああ、行きたいんだ……)

瞳 「そんなこと言っちゃってさ、お兄ちゃん、自分が怖いだけなんじゃないの?」

只野 「!?」

182以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:27:27 ID:E5xYJByg
只野 「そ、そそそ、そんなわけないだろ。怖いなんて、そんな……」

シャーーーーーーッ!!!! キャーーーー!!!

只野 「!?」

只野 (ず、頭上を滑っていった……た、高い……!!)

瞳 「………………」 ニヨニヨニヨ

只野 「い、いや、べつに怖くはないよ! ま、まぁ、せっかくだし行こうか」

なじみ 「よっしゃー! じゃあまずは山登りだ行くぞー!」

ドドドドドドド……!!!

只野 (あいつアスレチック登ったばっかりなのに元気だな……)

古見さん 「………………」

タタタタタ……!!!

只野 「!?」

183以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:28:00 ID:E5xYJByg
笑介 「………………」

フラッ……ガシッ

笑介 「!?」

瞳 「ほら、笑介くんも行くよ」

ニコッ

瞳 「まさか笑介くん、怖いなんて言わないよね?」

笑介 「………………」

瞳 「うん。じゃあ行こう」

ズルズルズルズル……

只野 「………………」

只野 (……僕も行こう)

184以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:28:48 ID:E5xYJByg
………………滑るやつスタート地点

只野 (ヘルメットとかハーネスつけるんだな。本格的だ……)

ドキドキドキドキ……

只野 (す、少し怖いな……)

なじみ 「じゃあ行ってくるよ! もし死んだら骨は拾ってくれよ!」

なじみ 「ヒャッハー!!!」

シャーーーーッ……

只野 (知り合いだと思われたくない……)

古見さん 「………………」 ワクワクワクワク……

係員 「では、次の方どうぞ」

古見さん 「!!」 ピョコッ

185以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:29:19 ID:E5xYJByg
古見さん 「………………」

古見さん 「………………」 ジーーーーッ

只野 「?」

只野 「……ああ、はい。いってらっしゃい、古見さん」

古見さん 「………………」 コクッ

シャーーーッ……

瞳 「………………」

笑介 「………………」

瞳 「……私たちも目と目で通じ合ってみる?」

笑介 「!?」

186以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:30:03 ID:E5xYJByg
………………

只野 (ああ、とうとう僕の番だ……)

ドキドキドキドキ……

係員 「では、楽しんできてくださいね」

只野 「は、はい……」

只野 (た、高い……)

只野 (ええい、ままよ……!!)

トンッ……

只野 (わっ……わわっ……わわわ……)

只野 (た、高い! それに思ってたよりずっと……)

只野 (スピードが遅い!!!!)

只野 (た、滞空時間が……とてつもなく長い!!)

只野 「………………」

只野 (普通に怖いぞこれ!!!)

187以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:31:00 ID:E5xYJByg
………………

只野 「………………」

ゼェゼェゼェ……

只野 (お、終わった……)

只野 (想像通り怖かったけど……)

只野 (終わってみれば、爽快で気持ちよかったな……)

只野 (……? あれ? でも、みんないないな。どこに行ったんだろう)

係員 「はい、では、復路の方にどうぞ。固定しますね」

カチャカチャカチャ……

只野 「へ……?」

只野 (ふ、復路!? わっ、よく見たら別のコースがある!?)

只野 (この足場はただの中間地点なのか!?)

係員 「では、いってらっしゃい!」

只野 「………………」

アアアァアアアーーーー…………

188以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:31:31 ID:E5xYJByg
………………

只野 「………………」 チーーーン

なじみ 「おおう、見事に死にかけてるね、只野くん」

瞳 「まったく、お兄ちゃんはお兄ちゃんだなー」

古見さん 「………………」 アセアセアセ……

古見さん [只野くん、大丈夫ですか?]

只野 「あ、はい……。ちょっと、疲れただけなので……」

只野 「みんな、僕はここで休んでるから遊んできていいよ……」

なじみ 「っしゃー!! 許可が出たところで次はゴーカートだー!!」

瞳 「おー!!」

笑介 「………………」

瞳 「ん? どうしたの、笑介くん。ほら、笑介くんも私たちとラップタイム競うんだから」 グイッ

瞳 「おいで?」 ニコッ

笑介 「………………」

ズルズルズル……

189以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:32:21 ID:E5xYJByg
なじみ 「……あっ、でも、只野くんひとり残しておくのも心配だなぁ」

なじみ 「ってことで、古見さん、只野くんのことお願いしてもいいかい?」

古見さん 「!?」

只野 「!?」

只野 「い、いやいやいや! そんな申し訳ないことさせられないよ!」

只野 「古見さんも、みんなと一緒に遊んできてください。僕も落ち着いたら合流しますから……」

古見さん 「………………」 フルフル

只野 「古見さん……?」

なじみ 「………………」 ニヨニヨ 「……じゃっ、よっろしっくねー!」

ダダダダダ……

只野 「あ、おい! なじみ! 瞳! ……行っちゃったよ」

古見さん 「………………」

只野 「あ、古見さん、無理してここで待ってなくていいですからね」

只野 「あそびにいっていいですからね」

古見さん 「………………」 フルフルフル

190以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:33:19 ID:E5xYJByg
カリカリカリ……

古見さん [ここにいます。]

只野 「いや、でも……」

古見さん 「………………」

ズイッ

古見さん [ここにいます。]

只野 「わ、わかりましたから、ノートを押しつけないでください……」

古見さん 「………………」 フンスフンス

只野 「……すみません、せっかく楽しんでたのに……」

古見さん 「………………」 カリカリカリ……

古見さん [私も少し休みたかったので、ちょうどよかったです。]

只野 「でも……」

古見さん [気にしないでください。]

古見さん [プールのときの、お返しですから。]

191以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:33:57 ID:E5xYJByg
只野 「へ……プールのとき……?」

古見さん 「!?」

ハッ

古見さん 「………………」 ←何を書いてしまったのだろうと思っている。

古見さん 「………………」 ガリガリガリ ←慌てて消している。

古見さん 「………………」 フゥ ←一息ついている。

カリカリカリ……

古見さん [なんでもないです。]

只野 「あ……はい……」

只野 (古見さん、何もなかったかのような顔をしている……)

只野 (プールのときって……)


―――― 『あ、いや、僕も疲れちゃったんで、ちょっと休憩に。』

―――― 『立てますか?』


只野 「あっ……///」 カァアアアア…… (あのときのことか……)

192以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:34:28 ID:E5xYJByg
古見さん 「………………」

只野 「………………」

ドキドキドキドキ……

古見さん 「………………」

カリカリカリ……

古見さん [何か飲み物でも買ってきます。]

タタタタタ……

只野 「あ……」

只野 「………………」

只野 (……あっ、もう、あれだ)

只野 (気分悪いのとか吹っ飛んじゃったな……)

※この後なじみたちと合流して夕暮れまでたっぷり遊んだ。

おわり

193以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:35:04 ID:E5xYJByg
………………幕間

秀子 「5人だけで滑るやつ行っちゃったの!?」

只野 「あ、はい……」

秀子 「むーー……」

只野母 (さすが古見さん。美人さんだからむくれる顔も絵になるわ……)

秀子 「……よしっ」

ニコッ

秀子 「じゃあ、今から主婦同士ふたりで行きましょうか、只野さん!」

只野母 「!?」

おわり

194以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 22:36:41 ID:E5xYJByg
>>1です。
読んでくださった方ありがとうございました。
キャンプ回が好きすぎてツインリンクもてぎにあそびにいってきました。
只野くんの感想はほぼわたしの感想です。

195以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 23:09:12 ID:kzK89wus
乙ーもっとだ

196以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/02(日) 23:15:59 ID:fkCkqtjE
おつあつ
取材しにいったのか!脱帽

197以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/03(月) 00:33:59 ID:yE.YaVhs

ここに書くことじゃないかもしれないけどなじみが大久保瑠美で再生される俺

198以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/03(月) 17:56:46 ID:eFjtB7t2
おつです


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