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娘「貴方に注ぐ私の愛」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/04(木) 01:53:49 ID:oThqqQwY
娘「パパ起きてー!」
父「あと3分……」
娘「それさっきも聞いたよ!」
父「気のせぃ……」
娘「もうっ! 早く起きてご飯食べてよね。パパも私も遅刻しちゃうよ!」
父「おっけぃ」ムクッ
娘「よし、そのまま洗面台行って顔を洗って歯を磨いてね」
父「まかせろぉ」
娘「ほんと朝弱いんだから……」
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 21:27:33 ID:fglO3VIA
娘「あっ……行っちゃった」
『パパも大好きだ……愛してる』
娘「大好き……愛して、る」
娘(何これ……何で、こんなにドキドキしちゃうの? いつものパパなのに、いつもより何百倍も格好よく見える……///)
娘「ち、違う、家族なの! 私とパパは家族で……」
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 21:28:19 ID:fglO3VIA
娘「パパはパパで、私とパパは家族……私はパパの事を家族として好き」
父「薬持ってきたぞ」
娘「……」
娘(駄目っ、駄目なのに、こんなのいけない事なのに……)
父「本当に大丈夫か?」
娘(なんで今、こんな気持ちになっちゃうの)
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 21:29:44 ID:fglO3VIA
父「やばそうだな、無理もないか……飲むのはコレと、コレと」
娘「……」
娘「ねぇ、パパ」
父「どうした? 辛いようだったらこの薬も飲んでから寝て」
「愛してるって言ったら怒る?」
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 21:30:37 ID:fglO3VIA
父「怒んないぞ? パパも愛してるからな」
娘「っ……そうじゃなくて、私がパパの事を、一人の男性として愛してるって言ったら、怒る?」
父「なっ」
娘「ごめんなさい……」
父「……いいか、それは多分違う感情だ。自分で言うのもアレだけど、パパは娘に愛されていると思ってる。しかし、それは家族としての愛だ」
娘「でもっ!」
父「自分の気持ちを間違った方向に捉えちゃ駄目だ。やっぱり、疲れてるんだろう……薬を飲んだら寝て、頭の中をスッキリさせなさい」
娘「……うん」
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 21:31:14 ID:fglO3VIA
娘「パパぁ……」
父「はぁ……どうしよう」
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/11(木) 03:28:15 ID:x87emMIo
丸く収まりそうで良かった
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/13(土) 00:48:14 ID:s7NxwMPY
娘「パパ、朝だよ」
父「……」
娘「起きないと遅刻するよ」
父「……」
娘「パパ……」
父「んっ……うわっ! ビックリした、顔近付けてどうした」
娘「……寝顔見てた」
父「心臓に悪いから普通に起こしてくれ」
娘「朝ごはん出来てるよ、一緒に食べよ」
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/13(土) 00:49:10 ID:s7NxwMPY
父「無理してないか? 体調とか悪かったら言うんだぞ」
娘「無理なんてしてないから安心して」
父「そっか」
娘「うん」
父「行ってきます」
娘「……行ってきます」
父「行ってらっしゃい」
娘「……行ってらっしゃい」
父「……」
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/13(土) 00:50:05 ID:s7NxwMPY
娘「……」
娘友「おーはーよー!」
娘「あっ、おはよう」
娘友「あれ、今日元気ないね?」
娘「少しね」
娘友「まさか、お父さんと喧嘩でもしちゃった!? あんな仲良かったのに負のオーラを醸し出す程の喧嘩をしちゃったんだね!?」
娘「違うよ、そんなんじゃ」
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/13(土) 00:51:42 ID:s7NxwMPY
娘友「そして『昨日、言い過ぎちゃったなぁ。嫌われたらどうしよう……』とか思ってるんでしょ!」
娘「……」
娘友「大丈夫だって、お父さんと相思相愛なのは私が保証してあげるから安心しなさい! 素直に謝れば許してくれるよ!」
娘「……ふふっ」
娘友「よしっ、いい笑顔。で、何か辛い事でもあったの? 言いにくかったら無理には聞かないけど……」
娘「……少し言いにくい、かな」
娘友「そっか、分かった。辛くなったらいつでも私を頼るんだよ!」
娘「うんっ、ありがとう」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/13(土) 00:53:18 ID:s7NxwMPY
娘「ねぇ、娘友……私とパ、パパってどう見える?」
娘友「どうって傍から見たらってこと?」
娘「うん」
娘友「何も知らない人から見たら○交……痛いっ」
娘「次はグーで叩く」
娘友「ごめんて、ええっと、私から見ると『仲の良すぎる家族』かな? 私が居てもお父さんとイチャイチャしてるし、常にくっついてるし、お父さん第一思考だし」
娘「そんなイチャイチャしてない……よね?」
娘友「してるから」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/13(土) 00:54:53 ID:s7NxwMPY
娘友「で、何よ、恋心でも抱いちゃったとか?」
娘「なっ!? そ、そんな事……」
娘友「家族だよ、実の父親だよ?」
娘「パパはパパだけど……その、えっと」
娘友「……気のせいかと思ってたけど、マジか」
娘「なにそれ、どういう事?」
娘友「いや、その、昔から思ってたんだけどね? 娘って外見でお父さんに似てる所ないなーって……思ってて」
娘「え、そんなに……?」
娘友「似ている所を探してみても内面とかかな。 知らない人から見たら本当に家族って感じはしないと思う」
娘「え、えぇ? 私は似てると思ってたんだけどなぁ……」
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/13(土) 01:00:53 ID:s7NxwMPY
娘友「落ち込んでいた理由はそれ?」
娘「……うん」
娘友「お父さんの事は好き?」
娘「好き。でもどっちの好きか、よく分かんなくて……」
娘友「どっちでもいいんじゃない?」
娘「えっ?」
娘友「好きなのは変わらないし、どっちでもいいんじゃないって」
娘「そんな簡単な事じゃ」
娘友「娘は難しく考えすぎなのよ。もっと素直に、自分に正直になるべきだよ」
娘「正直に……?」
娘友「そうそう、好きな気持ちは抑えちゃうのは身体に毒だよー?」
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/13(土) 01:06:16 ID:s7NxwMPY
娘「そんな事言われても何すればいいか分かんないよ」
娘友「いつも通りでいいのよ。 そして、そのいつもの行動にちょっとした愛情と意識を加えればもっと良くなるわ」
娘「そんな……急に言われても」
娘友「取り敢えず頑張ってね」
娘「言うだけ言ってバイバイなんて酷くない?」
娘友「これでも応援してるのよ? 何を言っても決めるのは娘だし、親友の私でも娘を見守ることしか出来ないのよ」
娘「……」
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/13(土) 01:06:48 ID:s7NxwMPY
娘「……」
娘「パパ、ネクタイ曲がってるよ」
父「そうか?」
娘「私がやってあげる……よしっ」
父「ありがとな」
娘「いいよ……///」
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/13(土) 01:07:29 ID:s7NxwMPY
父「ふぅ……よいしょ」
娘「お疲れ?」
父「少し」
娘「また……マッサージしてあげようか?」
父「大丈夫、お風呂に浸かれば疲れも吹き飛ぶよ」
娘「……ちょっとそこで横になって」
父「え?」
娘「早くそこで横になってよ、前みたいにマッサージしてあげるから。それともマッサージは……イヤ?」
父「……分かった。痛くしないでくれよ」
娘「うんっ」
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/14(日) 16:47:52 ID:ZNg3xQu.
支援
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/15(月) 01:02:34 ID:y0vocstQ
娘「パパ、手握っていい?」
父「いいぞ」
娘「……」
父「……いつもより強く握るんだな」
娘「なんかぎゅーっとしたくて、駄目?」
父「いや、別にいいよ。ニギニギされて気持ちいいし」
娘「ぎゅー……ふふっ」
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/15(月) 01:03:56 ID:y0vocstQ
娘「美味しい?」
父「美味しいよ」
娘「んへへ」
父「毎日ありがたい」
娘「この先もずっと、パパに美味しいご飯を作ってあげるね」
父「いや、娘もいつかお嫁に行っちゃうし、ずっとは無理だろう……パパも料理作れるようにならなきゃな」
娘「わ、私は別に、ずっと作ってあげてもいいけど」
父「あぁ、娘が誰かのお嫁さんのなっちゃうの想像したら、今にも泣きそうだ」
娘「……」
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/15(月) 01:04:35 ID:y0vocstQ
父「あれから何日か経ったけど大丈夫か? 無理してないか?」
娘「ううん、平気だよ」
父「そっか……」
娘「それじゃあ」
父・娘「「行ってきます」」
父・娘「「行ってらっしゃい」」
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/15(月) 01:05:28 ID:y0vocstQ
娘友「かーえーろー!」
娘「うん」
─────
───
─
娘友「宿題多いよー、そして面倒だよ……ん? 急に止まってどうしたの?」
痩せた女性「……」
娘友「こんにちはー、娘のお知り合い?」
痩せた女性「えぇ、どうしても、話をしたくて」
娘「娘友、帰ろう」
娘友「え? でも、え?」
痩せた女性「お願い待って! 話だけでも!」
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/15(月) 01:06:04 ID:y0vocstQ
痩せた女性「娘にも父にも関係する事なのよ! お願い、どうか、行かないで……」
娘(パパに関係する事……)
娘「……」
娘友「えっと、えっと」
娘「わかりました。娘友、今日はここで別れよう」
娘友「う、うん、また明日……ね」
娘「うん、また明日」
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/15(月) 01:08:41 ID:y0vocstQ
娘「それで、私にも、父にも関係する話って何ですか?」
痩せた女性「敬語なのね」
娘「関係ないです。早く用件を話して下さい」
痩せた女性「……分かったわ」
痩せた女性「私と一緒に暮らす気はない? もちろん娘だけじゃないわ、父も一緒に」
痩せた女性「私ね、いま沢山のお金を持っているの。夜遅くまで頑張って働いている人達よりも、たぶん今の父よりも、継続的に多くのお金を稼いでいるわ」
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/15(月) 01:09:29 ID:y0vocstQ
痩せた女性「受け入れてくれれば、きっと父も楽になると思うの。経済的にも、心境的にも」
娘「パパが、楽に?」
痩せた女性「そう、こんな私だけど父や娘の力になりたいの」
娘「パパが、楽に……楽になる」
痩せた女性「きっとまだやり直せると思うの……」
娘「……」
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/15(月) 01:10:18 ID:y0vocstQ
痩せた女性「娘の協力があればきっといい方向へ進むと思う。だから、お願い、私に協力して──」
「娘」
娘「!」
痩せた女性「!?」
父「帰るぞ」
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/15(月) 01:57:50 ID:47U647DE
まさかここで力尽きたのか・・・
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/15(月) 02:37:14 ID:r/YZuuPQ
乙
貧乏だから痩せてるのかと思ってた
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:02:15 ID:mJi8p.VQ
娘「パパ!」
父「こっちにおいで」
娘「うんっ」
痩せた女性「男……」
父「久しぶりだな、女」
痩せた女性「仕事はどうしたの?」
父「色々あって午後は休みなんだ」
痩せた女性「……さっき、娘に相談した事があるのよ」
父「そうなのか?」
娘「う、うん、一緒に暮らさないかって、言われたの……」
父「女、それ本気で言っているのか?」
痩せた女性「当然あなたも一緒によ」
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:04:09 ID:mJi8p.VQ
父「はぁ……」
痩せた女性「……何を呆れたのかは知らないけど、私はあなた達の事を思って言ったのよ?」
痩せた女性「経済的にも余裕が出来るし、今よりもいい生活を送れるのよ? 私は何か間違えた事を言ってるかしら?」
父「沢山の事を間違えてる」
痩せた女性「……」
父「まず、俺って結構稼いでるんだぞ? 援助を求めるほど貧乏じゃない、生活の質が悪い訳でもない」
父「平均的な世帯ではあるけどゆとりはあるし満足してる」
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:05:18 ID:mJi8p.VQ
痩せた女性「……私は、娘の事を、娘のし、幸せを考えて」
父「さっき言ったことが娘の幸せに繋がると?」
痩せた女性「そうよ、きっと繋がるはずだわ」
娘「……それって、あなたが幸せになりたいだけなんじゃ」
痩せた女性「そんな事……」
娘「パパの為に、パパが楽に、その言葉で私を利用しようとしてたんですか?」
痩せた女性「違うわ、私は……私はまた、あなた達と家族になりたくて」
父「娘と俺を捨てたのは女、お前だ。なのに、なんで会いに来たんだ?」
痩せた女性「……っ、それは」
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:07:06 ID:mJi8p.VQ
父「ん? あぁ、以外と早かったな」
娘「誰か来たの……? あっ!」
痩せた女性「なっ、なんでここに」
「なんでって」
義父「お前を家に連れていく為だ」
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:08:33 ID:mJi8p.VQ
娘「おじいちゃん!」
義父「久しぶりだなー、更に美人になったみたいで爺ちゃん嬉しいぞ」
娘「えへへ、おばあちゃんは?」
義父「家でパッチワークしてるよ」
父「呼び戻したりしてすいません」
義父「いや、気にしないでくれ。私も妻もこの馬鹿娘にはだいぶ頭にきてるからな、なんて事無い」
痩せた女性「馬鹿娘って……それは、わ、私の事かしら」
義父「帰るぞ、話は家で聞く。お前に会わせるべき人も車で待っている」
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:09:21 ID:mJi8p.VQ
痩せた女性「イヤ、痛いっ、掴まないで!」
義父「今日はこのまま馬鹿娘を連れて帰る。詳しい話は後で私の方から連絡しよう」
父「お願いします」
痩せた女性「男、娘、私を助けて、やっ、お願い待って」
父「女、それは無理だ」
痩せた女性「娘、あなたなら分かるでしょ!? 男の為にもなるのよ!」
義父「いい加減にしろ! さっさと車に乗るんだ!」
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:10:32 ID:mJi8p.VQ
娘「……お母さん」
痩せた女性「!」
娘「もう、私とパパに関わらないで下さい」
痩せた女性「なっ、あ、え?」
娘「お願いします」
義父「……行くぞ」
痩せた女性「そんな……イヤっ! 待って、何かの間違いよ! イヤ、イヤっ!」
義父「ドアを開けてくれ」
??「はい」
痩せた女性「な、なんであなたがここに」
??「責任を果たす為です」
義父「早く乗れ」
痩せた女性「そんな……そんな、嘘よ」
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:11:10 ID:mJi8p.VQ
娘「おじいちゃん帰っちゃったね」
父「そうだな」
娘「おじいちゃんの他に誰か乗ってたみたいだけど誰なんだろう?」
父「……誰だろうな」
娘「……」
父「……」
娘「パパ」
父「ん?」
娘「大好き」
父「あぁ、パパもだよ」
娘「んへへ、夜は何を食べようか」
父「肉、魚」
娘「今日は……お肉かな」
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:12:10 ID:mJi8p.VQ
父「えー、お義父さんの話によると……」
娘「うん」
父「なぁ……手を繋ぐ必要ある?」
娘「ある」
父「結構、重要な話なんだが」
娘「おじいちゃん達の話によるとどうなったの?」
父「……お義父さん達の話によるとだな」
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:14:37 ID:mJi8p.VQ
父「女はどうやってか知らないけど結構なお金を稼いでいて、そのお金を使って俺達の家を家を突き止めたと」
父「家を見つけてからはストーカーのようにずっと家の前で俺達を観察してたらしい、そして娘に近付く機会を待っていたと……」
父「近付いてきた理由は『お金と娘の信用を得れば男とやり直せると思った』、『今の男と娘のように、私も幸せに暮らしたかった』だって」
娘「ふーん」
父「今は何を聞いても同じ事を繰り返すだけでどうしようもないらしい、現状はこれが限界か」
父「失踪していた15年間の事はどうも話したがらないとのこと……お金の事もあるし、こっちはあんまり首を突っ込みたくはないな」
娘「関わんなくていいよ」
父「最後に『娘には酷い言葉を言わせてしまって申し訳ない気持ちで一杯だ……次に会える時は美味しい物を沢山食べに行こう』だって」
娘「ふふっ、おじいちゃんらしいね」
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:16:19 ID:mJi8p.VQ
父「引き続きお義父さん達に任せよう。娘は疲れたりしてないか?」
娘「大丈夫だよ」
父「心強い」
父「これでやっと、いつも通り娘の美味しいご飯を食べて、娘と一緒にテレビを見て、娘と一緒に買い物行って」
父「いつもの日常に戻れるんだな」
娘「私はもっと、こう、違う日常になってもいいかなーって」
娘「その、もっと近付きたいというか、今まで通りじゃイヤというか、触れていたいというか」
父「……娘、前にも言ったがそれは」
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:16:52 ID:mJi8p.VQ
娘「そうだ!」
父「どうかしたか?」
娘「パパ、じゃんけんしよう」
父「え? い、いいけど」
娘「じゃん、けん」
「「ぽん」」
父「パパの勝ちだな。で、さっきの続きだが」
娘「そろそろ眠いから寝るね!おやすみなさい」
父「え、おやすみ……えぇ?」
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:17:27 ID:mJi8p.VQ
娘「パパ起きてー!」
父「あと5分……」
娘「起きないとちゅーするよ!」
父「ちゅ……ぅ?」
娘「ほら、起きてー」
父「おっけぃ」
娘「よしっ、そのまま洗面台に向かってジョリジョリのお髭剃ってきてね!」
父「まかせろぉ?」
娘「……ふふっ」
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:18:00 ID:mJi8p.VQ
娘「ご飯美味しい?」
父「随分とご機嫌だな。いつも通り美味しいよ」
娘「んへへ、嬉しい」
父「食べないのか?」
娘「パパが食べてるところ見るので忙しいかな」
父「……遅刻するぞ」
娘「それもそうだね、いただきます!」
124
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:18:44 ID:mJi8p.VQ
娘「全然気にしてなかったけどあの人の写真はもう仕舞ってもいいよね?」
父「あぁ」
娘「本当は捨てたいけど……パパが悲しんじゃいそうだし、残しとこうか?」
父「別に悲しまないし、捨ててもいいよ」
娘「パパはあの人の事、まだ好き?」
父「……好きじゃないよ」
娘「そっか、ならいいよね?」
父「何が?」
125
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:20:22 ID:mJi8p.VQ
娘「パパ……」
父「どうした──っ!」
娘「んっ……ふふっ、キスの責任はとんないとね」
父「なっ、お、おいっ」
娘「あとね、やっぱこの写真は捨てときます。パパとあの人の思い出を見るたび嫉妬しちゃって私の身体が持たないかも」
父「嫉妬って……」
娘「私の気持ちは嘘じゃないよ!だからパパも覚悟してよね!」
父「覚悟……?」
126
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:21:05 ID:mJi8p.VQ
娘「行ってきまーす」
父「あっ、待て!」
娘「ほらパパも早く!」
父「はぁ……夜に家族会議だ」
娘「んへへ、それじゃあ」
「「行ってきます」」
「「行ってらっしゃい」」
127
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:21:39 ID:mJi8p.VQ
おしり
128
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 00:32:21 ID:mJi8p.VQ
酷い作品でしたが読んでいただき有り難うございました
最後も急ぎ足だったりで申し訳ないです
娘、父、女、娘友、教師の過去や現在の話を他にも沢山書いていたんですが蛇足になりそうだったので削りました
またどこかで
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 18:31:28 ID:XM/UvC8M
もうちょい続きが読みたいな
130
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/16(火) 22:01:11 ID:R9o/QPMM
感じられる情念から末恐ろしさが感じられるだけに、続きが見たい気持ちとこの辺が綺麗に終えられる限界地点かなって予感とで半々だわ
乙乙
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/17(水) 10:24:58 ID:dm76trTA
乙でした。
続きが欲しいけども綺麗に終わってるからね…
次回作に期待!
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/18(木) 07:45:51 ID:4B4u2vy6
肝心の夜の家族会議(意味深)の描写がないんだが?
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