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リヴァイ「どこまでも」ハンジ「戯れてゆく」

1 ◆uSEt4QqJNo:2019/03/24(日) 21:06:26 ID:shFq.iOU
1スレ目、リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1387721339/
2スレ目、ハンジ「戯れの」リヴァイ「ハズだった」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1393766145/
3スレ目、リヴァイ「気ままに」ハンジ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1399643095/
4スレ目、ハンジ「戯れに」リヴァイ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1406120445/
5スレ目、リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1415881553/
6スレ目、ハンジ「戯れて」リヴァイ「過ぎる日々」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1427978790/
7スレ目、リヴァイ「いつまでも」ハンジ「戯れよう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1441112985/
8スレ目、ハンジ「戯れは」リヴァイ「終わらない」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1463146389/
9スレ目、リヴァイ「緩やかに」ハンジ「戯れようか」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1485956035/
10スレ目、ハンジ「戯れも」リヴァイ「幾星霜」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1514206364/

の続き。えぇ……な11スレ目。短編の様なモノでリヴァイとハンジ(女)がただいちゃいちゃしてるだけという念の為の説明

とにかく時系列やなんやらかんやら無視しながら思いつきで書いていく。その為サ○エさん時空化
まれにR18エロ有り。今回は2話目から
その後はないかもなので期待はしないでくれ。〆の後に∫や∬がついたら次の話がR18というお知らせ

月刊のネタバレとかあったりする。なるべく分からないように紛れ込ませるつもりだがどうなるか分からない
記憶喪失ネタの途中。も一つおまけの記憶喪失ネタが入る予定。予定は未定。スレのURLで溺れそう

857 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/04(月) 14:38:09 ID:tGgUBNGc

【立場逆転】


ニファ「ハンジさん! これ、これどうですか!?」ムフー!

ハンジ「大人っぽい服だね。そういうのが好きなのかい?」

ニファ「ハンジさんに似合うと思って!」

ハンジ「あ、あぁ、私のか」

ニファ「これ試着してみてください!」

ハンジ「え?」

ニファ「ダメですか……?」シュンッ

ハンジ「い、いやいや、ちょっと着てみようかな?」

ニファ「!」パァァ

ハンジ「……」ニッコリ

ハンジ(何が楽しいのかよく分からないな……)ウーン




858 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/04(月) 14:38:44 ID:tGgUBNGc

【ニファ好み】


ニファ「あの、良かったんですか? この服買ってもらって……」←買って着てる

ハンジ「いいんだよ。今日付き合ってくれた礼だ」

ニファ「でも……」

ハンジ「ニファには色々とお世話になっているからね。貰ってくれると嬉しいよ」

ニファ「……はい、ありがとうございます!」

ハンジ「それに可愛い服を着た可愛いニファが隣を歩いているなんて鼻が高いよ」

ニファ「そ、そんな……///」

ハンジ「……ちょっと遅くなったかな? さぁ、着いたよ」

ニファ「このお店ですか?」

859 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/04(月) 14:39:16 ID:tGgUBNGc

ハンジ「うん、ここ美味しいんだってさ」ギィー

ニファ「へぇ……、可愛いお店ですね」

ハンジ「女の子に人気なんだそうだ」

ニファ「そうなんですか」

ニファ(こんなお店に来るなんて珍しいなぁ。でも可愛くて良いお店)

店員「いらっしゃいませー」

ハンジ「予約したハンジ・ゾエです」

店員「かしこましました。こちらへどうぞ」

ニファ「……予約?」

ハンジ「行くよ」

ニファ「あ、はい!」




860 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/04(月) 14:39:51 ID:tGgUBNGc

【サプラーイズ!】


店員「こちらです」

ケイジ「よう……」

アーベル「……やぁ」

モブリット「やっと来てくれた……」ハァー

ニファ「みんな!? どうして」

ハンジ「なんだい、みんなその態度は」

アーベル「男三人で可愛い店で待機は結構ツラいっす……」

ハンジ「あぁ……」

ニファ「あの、これは一体?」

ハンジ「ふふふー。はい、せーの!」

「「「「ハッピーバースデー! ニファ!」」」」

ニファ「!?」

861 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/04(月) 14:40:57 ID:tGgUBNGc

ハンジ「おめでとう、ニファ。さぁ、座って」

ニファ「あ、え、あの」

モブリット「そっちだよ」

ニファ「は、はい」ストンッ

ケイジ「先にプレゼント渡しとくか。ほら」

アーベル「ん」

モブリット「はい」

ニファ「! ……皆さん、ありがとうございます!」ウルッ

ハンジ「あーみんなが泣かせたー」

モブリット「ハンジさんも共犯ですよ」

ハンジ「うはは、そうだった」

ニファ「ほんとうに、ありがとうございますぅー」グスッ

862 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/04(月) 14:41:38 ID:tGgUBNGc

ハンジ「あーよしよし。ニファは良い子だねぇー」ナデナデ

ケイジ「俺らの前でいちゃいちゃせんでください」

アーベル「ニファがハンジさんの歯牙に……」

モブリット「何を言ってるんだよ、お前らは」


ハンジ「ふふーん、羨ましいだろー」ギュー
ニファ「ふわっ!?」


モブリット「ハンジさんも遊ばないでください」モー

ハンジ「嫉妬か、モブリット」

モブリット「違います」

ニファ「ふふっ、あははは」

ハンジ「! さ、パーティーを始めようか」

ニファ「はい!」




863 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/04(月) 14:44:01 ID:tGgUBNGc
レスありがとうございます
モブリットはお片付け癖があるのかもしれない
ずっと見ててくれてありがとう


4月28日、ニファ誕生日


すまーん!曜日を勘違いしたwwダラダラしすぎてた
ニファ誕生日、略してニファたんおめ
だいぶ過ぎてるけど……
日曜に。ではまたーノシ

864以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/04(月) 20:58:36 ID:spe4Zlzo

誤解はないと思うけど、日曜だからじゃないんだ
更新してくれるのが嬉しいんだよ
いつもありがとう

865 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:49:41 ID:G2y3I5ww

【裏で活躍中】


ニファ「そういえばまだ書類が……」

アーベル「俺たちで終わらせたよ」

ニファ「でもハンジさんがいないと終わらないんじゃ……」

ケイジ「あー……ハンジさんのサインがいるやつは先に処理したんだ」

ニファ「そうですか………………」

モブリット「……」

ハンジ「何か気になることがあるのかい?」

ニファ「えっと……サインだけじゃ終わらないかなって……」

モブリット「…………兵長だよ」

ニファ「え?」

モブリット「プレゼントの代わりかもね」

866 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:50:16 ID:G2y3I5ww

ケイジ「おい、モブリット」

アーベル「言うなって言われただろ」

モブリット「隠すのは無理だよ。後で書類の文字見れば分かるし」

ハンジ「リヴァイは異様に字が綺麗だからね」

ニファ「兵長が……兵長のお仕事は……」

ハンジ「リヴァイ自身が自分の仕事には影響ないって言ってたから大丈夫。それにね」

ニファ「?」

ハンジ「だいぶ前の石鹸のお礼も兼ねてるみたいだよ」

ニファ「お礼言われましたよ?」

ハンジ「お返しはしてなかったんでしょ?」

ニファ「……後でお礼しないと」

ハンジ「お礼合戦になっちゃうねぇ」アハハ




867 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:50:53 ID:G2y3I5ww

【優しさの種類】


ニファ「兵長ってこっそりこういうことしますよね」フフッ

ハンジ「優しいことを分かりづらくすることあるね」クスッ

ケイジ「そういやこの間、優しいんですねって言ったら“妙なこと言うな”って言われました」

ハンジ「あー、照れなのか優しいって言われるのあんまり好きじゃないみたいね」

アーベル「そうなんスね」

ハンジ「はっ!?」

モブリット「やめてください」

ハンジ「まだ何も言ってないだろ!」

モブリット「絶対碌なことじゃないです」

868 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:51:35 ID:G2y3I5ww

ハンジ「優しくされたら優しいって言いまくろうぜって」

モブリット「ほら」

ハンジ「碌なことだろ。良いことだろ」

モブリット「本人はあまり言われたくないんですから。お礼でいいじゃないですか」

ハンジ「いやいや、リヴァイを労わなければ」

モブリット「ただのいたずらじゃないですか」

ニファ「今回の礼は私が言いますから、ね?」

ハンジ「なんだよー優しいに慣れてくれればと思ったのにぃ」

モブリット「……それはそれで優しさかもしれませんが今回は控えてください」

ハンジ「ちぇっ」




869 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:52:17 ID:G2y3I5ww

【笑顔攻撃】


ニファ「リヴァイ兵長」

リヴァイ「……なんだ?」

ニファ「この間はありがとうございました」

リヴァイ「なんのことだ?」

ニファ「書類の字、とても綺麗です」ニッコリ

リヴァイ「………………」

ニファ「ふふっ、あの日とても楽しかったです。ハンジさんとみんなに祝ってもらえて」ニコニコ

リヴァイ「……そうか」

870 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:52:50 ID:G2y3I5ww

ニファ「はい。心置きなく楽しめたのは書類の心配をしなくてよかったからです」ニコニコ

リヴァイ「……」

ニファ「兵長、ありがとうございます」ニッコリ

リヴァイ「…………………………もういいか?」

ニファ「え?」

リヴァイ「仕事がある」

ニファ「あ、はい。頑張ってください」

リヴァイ「…………」スタスタ

ニファ「……」フフッ

871 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:53:37 ID:G2y3I5ww


リヴァイ「……」ピタッ


ニファ「?」


リヴァイ「…………」ガシッ

角壁|ハンジ「のわっ!」ズルッ

リヴァイ「……」ゲシッ

ハンジ「いたっ!!」

リヴァイ「…………」スタスタ

ハンジ「ちょっ、理不尽!!」


ニファ「ハンジさん……覗いてたんですか……」




872 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:54:57 ID:G2y3I5ww

【きっと】


ハンジ「あっははははははははは!!!」

モブリット「笑いすぎです。覗き見してたときも笑ってたんでしょう? だから蹴られるんですよ」フゥー

ハンジ「だってさー、ニファの笑顔に圧されまくりのリヴァイを見たらさー」アハハハ

ニファ「え、えーっと……」

モブリット「ニファは気にしなくていいよ」

ニファ「はぁ……」

873 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:55:37 ID:G2y3I5ww

モブリット「兵長は嬉しかったと思うよ」

ニファ「そうだといいんですけど」

ハンジ「ごめんごめん、きっと喜んでるよ」

ニファ「喜んで……」

ハンジ「喜んでると思うよ」クスッ

ニファ「……だといいんですが」フフッ



リヴァイ「へくしっ」




874 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:56:09 ID:G2y3I5ww

【優しい人】


ハンジ「リヴァイ、ありがとね」

リヴァイ「どれがだ」

ハンジ「……何が、じゃなくてどれがなんだね」

リヴァイ「お前に対してはいろいろ身に覚えがありすぎてな」

ハンジ「うっ、反論できない」

リヴァイ「出来るようになれ」

875 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:56:47 ID:G2y3I5ww

ハンジ「はいはい」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「さっきのお礼はね、ニファのことだよ」

リヴァイ「…………」

ハンジ「ありがとう、助かった」

リヴァイ「…………ああ」


ハンジ「ふふっ」ギュッ
リヴァイ「……」




876 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/11(月) 00:59:39 ID:G2y3I5ww
レスありがとうございます
大丈夫、わかってるよ。いつもありがとう
この前は本気で曜日間違えたんだww今日はやることあって普通に遅れた


というわけでごめん、遅くなった
ニファの誕生日続いてしまった
石鹸の話を確認したら一年前だった……しかもこのスレだし。進行遅っ
日曜に。ではまたーノシ

877以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/11(月) 07:38:55 ID:2QrTojZg
おつー
ゆったりまったりがこのスレのいいところ

878 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:04:57 ID:3Ga6nyso

【懐かしいモノ】


ミケ「ハンジ、リヴァイはいるか……いたな」

リヴァイ「何か用か?」

ミケ「この書類にお前のサインがいる」

リヴァイ「これか」

ニファ「皆さーん! お茶請けのお菓子ですよー!」

ケイジ「お、これどうしたんだ?」

ニファ「団長に書類届けたら団長がくれたんです。貰い物らしいですけど」

アーベル「そりゃラッキーだったな」

ニファ「はい! あ、ミケ分隊長にリヴァイ兵長。お二人もいかがですか?」

ミケ「いいのか?」

ニファ「たくさん貰いましたから。お茶していかれますよね?」

879 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:05:35 ID:3Ga6nyso

リヴァイ「……ああ、そうだな」

ハンジ「それじゃ一息いれようかね」

ニファ「ふふっ、そうしてください」

ハンジ「そうするよ……あ」

リヴァイ「どうした」

ハンジ「あーいや、このお菓子……」

リヴァイ「…………」

ニファ「どうかしましたか?」

ハンジ「いや、なんでもないよ。美味しそうだね」

リヴァイ「…………」スッ

リヴァイ(イザベルが気に入ってたお菓子だな……)サクッ




880 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:06:11 ID:3Ga6nyso

【夢で逢えたら:助けて】


『アーニーキー!!』ドンッ

リヴァイ「!」

イザベル『へへっ』

リヴァイ「お前は……後ろからいきなり飛び付くな」ガシッ、ワシワシ

イザベル『いーじゃん』

リヴァイ「よくね……」

『リーヴァーイー!!』ドンッ

リヴァイ「!?」

ハンジ『楽しそうだね!』ムギュー

イザベル『あははは!』ムギュー

リヴァイ「クソメガネ……イザベルが潰れるだろうが」

イザベル『アニキとアネキに挟まれたー!』アハハハハ!!

881 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:07:14 ID:3Ga6nyso

ハンジ『楽しそうだよ?』

リヴァイ「……」

ファーラン『なにやってんだよ、お前ら』

ハンジ『おや、ファーラン。混ざるかい?』カモーン

ファーラン『混ざらねぇよ』

リヴァイ「こいつらどうにかしてくれ」

ファーラン『……ひっぺがすのは苦労しそうだな』

ハンジ『離れるもんかー』ギュー

イザベル『もんかー』ギュー

リヴァイ「……」

ファーラン『イザベルのやつ、ハンジに感化されてるな……』アキレ

リヴァイ「…………」

ファーラン『……そんな目で見るなよ。どうにもできねぇよ』




882 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:07:56 ID:3Ga6nyso

【夢で逢えたら:区別だ】


ミケ『何事だ』スンッ

ファーラン『ミケの旦那』ヨッ

ミケ『その呼び方はやめろ』

ファーラン『イザベルとハンジがひっつき虫になったんだよ』

イザベルハンジ『あははははは!!』ムギュー

リヴァイ「………………」

ミケ『……珍しく助けを求めてるな』

ファーラン『あいつイザベルに甘いからな。ハンジだけなら投げ飛ばされてるだろうな』

ハンジ『ちょっ、差別だ! 抗議する!!』

リヴァイ「抗議されても聞かねぇよ」




883 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:08:42 ID:3Ga6nyso

【夢で逢えたら:助けろよ】


ミケ『ハンジだけ投げ飛ばすのは難しそうだな』

ファーラン『まぁ、やりすぎりゃあイザベルも吹っ飛ばされるけどな』ケラケラ

ミケ『その前に剥がした方がよくないか?』

ファーラン『いや、思ったんだけどな?』

ミケ『?』

ファーラン『剥がすってことはハンジの後ろに付くわけだが多分剥がれないよな?』

ミケ『まぁ、一人では無理かもな』スンッ

ファーラン『だろ? そうなると何人か必要になる訳だが……想像してみろよ』

ミケ『………………』スンッ

ファーラン『薄ら寒いだろ?』

884 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:09:45 ID:3Ga6nyso

ミケ『大きなかぶみたいだな』

イザベルファーラン『『大きなかぶ?』』

ハンジ『あぁ、絵本だよ』パッ

イザベル『絵本?』

ハンジ『うん。持ってるから貸すよ。絵で内容も分かるし難しい文字があるわけじゃないから読みやすいと思うよ』

イザベル『ふーん。見てみる』

ハンジ『そうかい? じゃあ、部屋に行こうか。あのお菓子もあるよ』

イザベル『お菓子! 行く!!』

ミケ『離れたな』

ファーラン『ホッとした。そろそろリヴァイが限界っぽかったしな』

リヴァイ「………………」

885 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:10:25 ID:3Ga6nyso

ミケ『………………ふっ』

リヴァイ「……」ジロリッ

ミケ『お疲れさん』クックックッ

リヴァイ「……」シワー

ハンジ『みんなも来なよ。お茶しよう』

ファーラン『そうだな、イザベルの菓子を食うか』ニヤニヤ

イザベル『お、俺の分はやらないからな!!』

ミケ『からかうな』ポンッ

ファーラン『ははっ、ついな』

ミケ『リヴァイ、不貞腐れてないで行くぞ』

リヴァイ「不貞腐れてねぇよ」




886 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:11:00 ID:3Ga6nyso

【受け入れてくれる存在】


ハンジ「ん……」パチッ

リヴァイ「……」ボー

ハンジ「……おはよう、リヴァイ」

リヴァイ「……あぁ」ボー

ハンジ「なんかボーッとしてるね。寝ぼけてる?」

リヴァイ「いや……あぁ、そうかもしれねぇな」

ハンジ「? 夢見悪かった?」

リヴァイ「悪く……はなかった」

ハンジ「ふぅん?」

リヴァイ「………………なんでミケも」ボソッ

ハンジ「うん? 夢にミケが出てきたの?」

887 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:11:36 ID:3Ga6nyso

リヴァイ「…………お前もいた」

ハンジ「へー」

リヴァイ「…………あいつらもいた」

ハンジ「あいつら?」

リヴァイ「多分、昨日の昼の茶菓子のせいだ」

ハンジ「茶菓子?」

リヴァイ「……イザベルが……気に入っていた」

ハンジ「…………あぁ。あのお菓子食べたかったのかな? 今度持っていこうか」

リヴァイ「……」

ハンジ「ん?」ニコッ

リヴァイ「…………そうだな」




888 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/17(日) 22:12:35 ID:3Ga6nyso
レスありがとうございます


唐突にファーラン、イザベルを登場させたくなった謎回
日曜に。ではまたーノシ

889以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/22(金) 00:16:52 ID:iCm3IvrM
4年前からずっと読んでます!久しぶりに全部読み返して来ました

890 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:11:39 ID:cbuQrhjU

【嘘だよ】


ハンジ「リヴァイ、目の近くに何か付いてるよ」

リヴァイ「……」ゴシゴシ

リヴァイ「……どうだ?」

ハンジ「あー、取れてないね。取ってあげるよ」

リヴァイ「頼む」

ハンジ「そんじゃ、上向いて目瞑ってじっとしててね」

リヴァイ「ん」

ハンジ「……」

891 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:12:14 ID:cbuQrhjU


ハンジ「……」チュッ
リヴァイ「!」


ハンジ「ふふっ、隙ありー」

リヴァイ「……」

ハンジ「騙されてやんのー」ヘッヘーン♪

リヴァイ「何か付いてるというのは……」

ハンジ「ふふふー♪」

リヴァイ「………………馬鹿か」

ハンジ「照れるな照れるな」ンフフッ

リヴァイ「…………」




892 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:12:55 ID:cbuQrhjU

【仕返し隙あり】


ハンジ「リヴァイ、見てくれ」キランッ

リヴァイ「……眼鏡だな」

ハンジ「新調したんだよ。分からないかなー?」

リヴァイ「分かるわけねぇだろ」

ハンジ「つまんないなー。せっかく新しいのにぃ」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「? どうかしたのかい? ハッ!? もしや眼鏡に汚れでも……」

グイッ

893 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:13:42 ID:cbuQrhjU

ハンジ「――んぅ!?」
リヴァイ「――――」ヌルッ


ハンジ「ん……ふ、ぅ……」
リヴァイ「――――」


ハンジ「――っは、はぁ……い、いきなり何なんだよ……」

リヴァイ「……油断するからだ」

ハンジ「……意味が分からないよ、リヴァイ」




894 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:15:24 ID:cbuQrhjU

【男たちの暇】


ミケ「よう」

リヴァイ「ミケ」

ミケ「休憩か?」

リヴァイ「まぁな」

ミケ「今日は暇だな」

リヴァイ「ああ」

ミケ「それでここでサボってるのか」

リヴァイ「休憩だと言っただろ」

ミケ「まぁ、気にするな」

895 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:16:02 ID:cbuQrhjU

リヴァイ「気にする。わびになんか面白いことでもしろ」

ミケ「いきなり無茶な要求をするな。そうだな……」

リヴァイ「ノるのか」

ミケ「匂いを嗅いで某かを当て――」

リヴァイ「やめろ」

ミケ「止めたからにはお前が面白いことでもしろ」

リヴァイ「ミケお前、俺がそんな真似できると思うか?」

ミケ「全く思わないな」

リヴァイ「なら言うんじゃねぇよ」




896 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:16:52 ID:cbuQrhjU

【暇潰しを探して】


エルヴィン「やあ」

ミケ「エルヴィン」

エルヴィン「暇なのか?」

ミケ「書類は少ないな」

リヴァイ「……」

エルヴィン「警戒されてるな。俺も暇だから安心しろ」ガタッ

リヴァイ「それを早く言え」

897 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:17:47 ID:cbuQrhjU

ミケ「珍しいな」

エルヴィン「まぁね」

ミケ「しかしこのままボーッとしてるのもなんだな」

エルヴィン「まぁなぁ」

ミケ「カードでもするか?」

リヴァイ「昼だぞ、憲兵じゃあるまいし」

エルヴィン「部下たちに見られたら少し問題だな」

リヴァイ「少しか?」

ミケ「まぁ、問題だな……」




898 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:18:30 ID:cbuQrhjU

【見られても大丈夫】


ハンジ(今日は早く終わりそうだな)

ハンジ「ん?」

ハンジ(リヴァイにミケ、そしてエルヴィンだ)

ハンジ(男三人で何してんだ?)


ミケ「り……立体機動」

リヴァイ「……馬」

エルヴィン「マリア」

ミケ「足場」

リヴァイ「ば……」

エルヴィン「はでもいいぞ」

リヴァイ「は……」

899 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:19:32 ID:cbuQrhjU

ハンジ「おっさんが集まってしりとりってなんだよ」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「は?」

ミケ「人名はありか?」

リヴァイ「マリアは人名じゃねぇのか」

ミケ「それは壁の名前だしな」

エルヴィン「まぁ、調査兵だから……」

ミケ「人名ありか」

エルヴィン「でないとちょっと難しすぎるかもしれん」

ハンジ「…………兵団しばり?」




900 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/24(日) 21:21:45 ID:cbuQrhjU
レスありがとうございます
読み返したとは!見づらいところもあったろうに
どっかにまとめようかと考えたこともあったけど長すぎてそのままなんだよな……
ずっと見ててくれてありがとう


日曜に。ではまたーノシ

901以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/25(月) 19:56:49 ID:1uURieKY
しりとりww
なんて健全な暇潰し

902 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:36:58 ID:GygvU172

【繊細】


ハンジ「いくら暇だからっておっさんたちがしりとりって」

リヴァイ「おっさんじゃねぇ。おばさんめ」

ハンジ「私はギリ20代ですぅー」

リヴァイ「ギリな」

ハンジ「30代に言われたくないね。そっちの二人なんてもうすぐ40代だろ」

エルヴィン「まだ30代だ」

903 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:37:39 ID:GygvU172

ミケ「俺も30代だ……」

ハンジ「おっさんじゃん」

エルヴィン「お前はどうしてそうおっさん心を傷つけるんだ」

ハンジ「おっさん心……」

ミケ「傷ついた」ションボリ

リヴァイ「ミケが傷ついてんじゃねぇか、謝れ」

ハンジ「くっ、多勢に無勢だった」




904 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:38:16 ID:GygvU172

【逃がさない】


ハンジ「なんでしりとりだったんだよ」

エルヴィン「カードはどうだという話が出たんだが、さすがにそれはとなってな」

ハンジ「それはちょっとダメだね。憲兵じゃあるまいし」

ミケ「……似たもの夫婦」スンッ

リヴァイ「黙れヒゲ」

エルヴィン「パッと見じゃ分からない上に
ちょっと耳に入ったくらいではバレない遊びと考えたらしりとりになったんだよ」

ハンジ「まー確かに。それくらいしかないね」

エルヴィン「だろう?」

905 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:38:53 ID:GygvU172

ハンジ「あ、みんな暇なら巨人の」

ガタガタガタッ

エルヴィン「そろそろ戻るよ」

ミケ「もう充分休んだ」

リヴァイ「部屋に戻る」

ガシガシギュッ

ハンジ「まだ暇だろ?」ニヤァ ←腕をクロスして三人捕獲

エルヴィン「……」←服を掴まれてる

ミケ「……」←服を掴まれてる

リヴァイ「……」←二人を掴んでクロスしたハンジの腕に抱き込まれてる




906 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:39:39 ID:GygvU172

【観察】


マレーネ「何あれ」

ナナバ「今は近づかない方がいいよ」

マレーネ「ハンジのあの興奮ぐあいからすると巨人の話か」ガタッ

ナナバ「そ。それに幹部三人が捕まったんだよ」

マレーネ「珍しいね」

ナナバ「暇なのがバレたんだろうね」

マレーネ「ふぅーん」

ナナバ「……見てるとね」

マレーネ「ん?」

907 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:40:13 ID:GygvU172

ナナバ「たまにこっちが恥ずかしくなる瞬間があるんだよね」

マレーネ「ハンジのアレはいつものことでしょ」

ナナバ「ハンジじゃなくてさ」クスッ

マレーネ「ハンジじゃなくて?」

ナナバ「まぁ、見ててみなよ」

マレーネ「うん」ジー

ナナバ「あ、気づかれないようにね」

マレーネ「うん」ジー

ナナバ(……ちゃんと分かってるのかね)




908 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:40:54 ID:GygvU172

【初見】


ハンジ「――――ってことなんだ!!」ガタンッ

エルヴィン「ちゃんと座って話しなさい、ハンジ」

ミケ「……」スンッ

リヴァイ「うるせぇ」


マレーネ「…………みんな普通だけど」

ナナバ「まぁまぁ、ちょいちょい見ててよ」

マレーネ「うん……」ジッ


ハンジ「でさー、その時の部下たちが本当に凄くてね」ニコニコ

エルヴィン「労ってやらねばな」

ミケ「お前のとこの部下たちは優秀だよ」

909 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:41:29 ID:GygvU172

リヴァイ「……苦労人たちだな」

ハンジ「えへへへへー、そうかなぁ」テレッ

リヴァイ「…………」


マレーネ「あ」

ナナバ「気づいた?」

マレーネ「何あれ!? 初めて見た!」

ナナバ「ちょっと、静かに!」シー!

マレーネ「リヴァイってあんな顔できたの!? マジびっくりなんだけど!!」

ナナバ「ちょっ、気づかれる! 静か――」

ハンジ「やぁ、二人もいたんだね」

マレーネ「ハ、ハンジ」

ナナバ「だから静かにって……」ハァー




910 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:42:11 ID:GygvU172

【分かるのはごく一部】


ナナバ「お陰で捕まっちゃったじゃないのさ」ヒソッ

マレーネ「ごめん」

ミケ「仲間が増えたな」スンッ

リヴァイ「なんの救いにもなりゃしねぇがな」


「幹部や古参の人たちが集まってるぞ」

「何か作戦でも練ってるのか?」

「食堂で?」

「話してる間に良い案が出たとか?」

ザワザワ……

911 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:42:50 ID:GygvU172


エルヴィン「大事になってるな」ハハハッ

ナナバ「笑い事でいいの?」

エルヴィン「まぁ、今日は暇だしな。たまにはハンジの話を聞いてあげるのも悪くない」

ナナバ「悪くない、ねぇ」

エルヴィン「稀にしか見れないリヴァイの表情を楽しむのもオツだろう?」ヒソッ

ナナバ「エルヴィンも気づいてたんだ? リヴァイの柔らかくも微妙な笑顔」ヒソッ

エルヴィン「まぁね」

ナナバ「みんなに気づかれたら騒ぎになりそう」

エルヴィン「さて、それはどうかな?」

ナナバ「?」

912 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:43:29 ID:GygvU172

ハンジ「その巨人がほんっっとに可愛くてさー!!」

リヴァイ「……」

ナナバ「…………」チラッ


「ハンジ分隊長だけやたら興奮してるな」

「……もしかしてあれって」

「目を合わせるな! 巻き込まれるぞ」

「エルヴィン団長たちお疲れ様です……」

「リヴァイ兵長真顔だよ……」

「兵長はいつもあの顔だよ」


ナナバ「……」

ナナバ(気づく連中は少ない、か)




913 ◆uSEt4QqJNo:2020/05/31(日) 22:44:31 ID:GygvU172
レスありがとうございます


ハンジの三人捕獲分かりづらいよな……
両手を交差してエルヴィンとミケを掴んで、リヴァイは腕の中にいるんだけどこの説明も分かりづらいww
絵心があればっっ
あとこれ多分リヴァイの首がしまってそうだなと思った

日曜に。ではまたーノシ

914以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/31(日) 23:23:06 ID:2jk29C7o

ションボリするミケさん可愛いな

915 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:01:10 ID:2Apm51Wg

【そんな馬鹿な】


ハンジ「今日は森での訓練だね」

リヴァイ「暑くなってきているしありがたいが……」

ハンジ「雨期に入るから心配なところもあるよね」

リヴァイ「ああ、足を滑らせる奴が出ないといいが」

ハンジ「でもこの時期の森は気持ちが良いんだよね。もっと先の方が雨の心配はあまりしなくてすむんだけど」

リヴァイ「少し肌寒いくらいがちょうどいいな」

916 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:01:42 ID:2Apm51Wg

ハンジ「動くと暑くなるからねぇ」

リヴァイ「油断して暑さにやられるなよ」

ハンジ「それみんなにも注意しておかないといけないね」

リヴァイ「涼しいからと調子に乗る奴も出てくるからな」

ハンジ「わかるわかるー。涼しいときの立体機動って最っ高だもんね」ウンウン

リヴァイ「……お前が筆頭だがな」

ハンジ「え!?」




917 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:02:13 ID:2Apm51Wg

【ペラペラペラペラ……】


ハンジ「雲行き怪しいね」

リヴァイ「ひと雨来そうだな」

ハンジ「ここって濃い森だから軽い雨なら大丈夫だと思うけど……」

リヴァイ「だといいがな」

ハンジ「もう、立体機動楽しめると思ったんだけどな」

リヴァイ「訓練だぞ」

ハンジ「分かってるよ。気を引き締めないとね」

リヴァイ「雨が降ったらぬかるみそうな場所は避けるか……?」

918 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:02:45 ID:2Apm51Wg

ハンジ「ダメだよ。ルートはそのまま。ぬかるんだとしても訓練だよ」

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「馬も足下もぐっちゃぐちゃの泥だらけになるね」ニシシッ

リヴァイ「最っ悪だな」シワー

ハンジ「潔癖だもんねー」

リヴァイ「泥は落ちにくい」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「普通に洗っただけじゃまず落ちねぇ」

ハンジ「んん?」

919 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:03:20 ID:2Apm51Wg

リヴァイ「乾かしてブラシ等を使って泥を落とし、石鹸を裏表にたっぷりこすり付け、
水をためた桶につけてからもみ洗いを何度かやり、重曹と洗剤を入れて付け置きを最低でも1時間。
それからまた普通に洗う。それでも真っ白とはいかねぇ。頑固すぎる汚れだ」

ハンジ「…………」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「……めっちゃ喋るね」

リヴァイ「バカ言え、俺は元々結構喋る」

ハンジ「……あぁ、そうだったね」

ハンジ(ことに掃除洗濯紅茶に関しては……)




920 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:03:58 ID:2Apm51Wg

【翻訳】


ハンジ「あー、降ってきたねぇ」

リヴァイ「足を滑らせるバカがチラホラいやがる」

ハンジ「チラホラか。危ういねぇ」

リヴァイ「外なら死ぬぞ」

ハンジ「内でも死んじゃいそうだけど。多少は仕方がないけれど足場の確認がおろそかな子がいるのは良くないな」

リヴァイ「クソが。死にてぇのか」

ハンジ「そうだね、このままだと心配だね」

リヴァイ「……チッ」ザッ

ハンジ「うん、ちゃんと教えておかないとね」


ナナバ「……クソと舌打ちでよく分かるもんだ」




921 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:04:33 ID:2Apm51Wg

【放牧】


ハンジ「無事に訓練終えたね」

リヴァイ「まだ森だ」

ハンジ「帰りつくまでが訓練だってことだね!」

リヴァイ「……」

ハンジ「雨も止んでてひんやりしてて気持ちいいねぇ」

リヴァイ「足下ぐちゃぐちゃのドロドロだがな」シワー

ハンジ「子供の頃は泥遊びとかしたなー」グッチャグッチャ

リヴァイ「てめぇ、わざとぐちゃぐちゃに歩くんじゃねぇ」

922 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:05:15 ID:2Apm51Wg

ハンジ「まぁ、汚れても帰り馬だから」

リヴァイ「そういう問題じゃねぇ。馬も無駄に汚れる」

ハンジ「泥も楽しめば良いのに」

リヴァイ「楽しめるか」

ハンジ「あ!」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「この時期に湿気の多い森でしかも雨! 近くに川もある!」

リヴァイ「だからなんだ」

ハンジ「多分アレがあるはずだ! エルヴィン! ちょっとだけ寄り道して帰っていいかい?」

エルヴィン「寄り道はダメだな。今は休憩中だ。すぐ戻るなら少しくらい離れても構わないが」

923 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:05:48 ID:2Apm51Wg

ハンジ「ありがとう! エルヴィン」

リヴァイ「おい」

ハンジ「こっちだよ、リヴァイ」

リヴァイ「おい、クソメガネ」


ミケ「……いいのか?」スンッ

エルヴィン「リヴァイが一緒ならすぐ戻るだろ」

ミケ「甘いな」

エルヴィン「そうでもない。禁止するほうが面倒だしな。それにすぐ戻るならと言ってある」

ミケ「…………遅れれば罰が待っている、と」フム

エルヴィン「まぁ、そういうことだ」




924 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:06:30 ID:2Apm51Wg

【見せたかった】


ハンジ「お、あったあった」

リヴァイ「いきなり草むらをガサガサとなんだ。川に近づきすぎるなよ」

ハンジ「あの程度の雨じゃ増水はしてないよ。ほらこれ見てごらんよ」

リヴァイ「花、だが……透明……?」

ハンジ「すごいだろ!? 元々は白い花なんだけど雨に濡れると透明になって花脈も綺麗に見えるんだ!」

リヴァイ「ほう」

ハンジ「サンカヨウという花でね、湿地や森の奥なんかに咲く花なんだ。
濡れると透明になると言ったがただ水をかけるだけではこうはならない。
ゆっくりじっくり濡れないとダメなんだ。何故透明になるかはよくわかっていないんだけどね」

925 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:07:56 ID:2Apm51Wg

リヴァイ「そうなのか」

ハンジ「元々は白い可憐な花だ。
でもちょっと弱い花で不用意に触れると花弁が落ちてしまう。取扱注意だね。
そして日に当たりすぎてもだめなんだ」

リヴァイ「それで森の奥か」

ハンジ「見た目はまるでガラスのようだろう? 乾くと元の白い花に戻るけどね」

リヴァイ「戻るのか」

ハンジ「うん。多分このあたりなら濡れてないのがあると思うんだけど……あ、あった。ほら」

リヴァイ「ほう。確かに同じ花だが白いな。透明じゃねぇ」

926 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:08:39 ID:2Apm51Wg

ハンジ「ね? 花が終わると実を付けるんだよ。青紫の楕円形で白粉を帯びたような……ブルーベリーみたいな実だよ」

リヴァイ「食えるのか?」

ハンジ「食べられるよ。黒く熟した実は甘酸っぱいらしいよ」

リヴァイ「食べたことはねぇのか」

ハンジ「まだないね。実が成る頃に来てみる?」

リヴァイ「…………」チラッ ↓ぐちゃぐちゃな足下

ハンジ「晴れの日に行けばいいじゃないか」クスクス

リヴァイ「……そうだな。暇があればな」




927 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/07(日) 21:09:46 ID:2Apm51Wg
レスありがとうございます


サンカヨウ、湿地や山の奥深くに咲くそうな。訓練というと森のイメージなので森してしもた
日光に当たりすぎてもダメで暑さに弱く、咲いて1週間で散る
開花時期は5〜7月、今頃だね
ヤフーニュースで見かけたからネタにしたwwら、泥洗いの話まで書くことになるとは
もみ洗いしたあと更に食器用洗剤で洗うといいらしいよ。皮脂汚れと絡み付いてる泥を取るために

補足が多いっっ!!
日曜に。ではまたーノシ

928以下、名無しが深夜にお送りします:2020/06/08(月) 23:50:24 ID:6i44wXuo
サンカヨウ知らなかったので調べた
素敵な花だなー!
このスレは面白くてためになる

929 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:04:41 ID:zd8JeWbQ

【早とちり?】


ハンジ「ぶへっくしょん!!」

リヴァイ「……風邪か」

ハンジ「あ゙ー多分そう。くしゃみ止まんないっくしょんっ!!」ズズッ

リヴァイ「………………」

ハンジ「……なんだよ」ズズッ

リヴァイ「夏風邪は」

ハンジ「バカが引くって言いたいんだろ。でも残念!! まだ夏じゃ」

リヴァイ「夏だな、初夏」

ハンジ「梅雨でもあるし!」

リヴァイ「だが夏だろ」

ハンジ「ふふっ、リヴァイ。四季ではなく六季という言葉があってだね」

リヴァイ「一般的には四季で今は夏だな」

930 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:06:12 ID:zd8JeWbQ

ハンジ「………………」

リヴァイ「……」

ハンジ「季節の変わり目なんだから体調崩すことあるでしょーっぶへっくしょん!!」

リヴァイ「落ち着け」

ハンジ「どーせバカですよーだ」

リヴァイ「ハンジ、夏風邪は長引くと言いたかっただけだ」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「ごめん……」

リヴァイ「風邪でバカになってんだろ。寝ろ」

ハンジ「……結局バカだった…………」




931 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:06:46 ID:zd8JeWbQ

【ワンセット】


ニファ「おはようございます。あれ?」

モブリット「おはよう。ハンジ分隊長はお休みだよ」

ニファ「風邪こじらせちゃったんですか?」

モブリット「うん、そうみたいだ。看病はナナバさんがやってくれることになってる」

ニファ「……そうなんですか」

モブリット「兵長もお忙しいからね」

ニファ「何考えてるか分かっちゃいましたか」エヘヘ

932 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:07:23 ID:zd8JeWbQ

モブリット「そりゃあね」クスッ

ニファ「お昼はどうしますか?」

モブリット「部屋に持っていく予定だよ。二人分ね」

ニファ「分かりました……」

モブリット「三人分じゃないよ」

ニファ「な、なんで分かるんですか!?」

モブリット「兵長とセットで考えすぎだよ……」




933 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:08:01 ID:zd8JeWbQ

【無慈悲な扉】


ハンジ「あつーい」

ナナバ「仕方無いね」

ハンジ「ねっちゅーしょーになるー」

ナナバ「頭は冷やしておきなよ」

ハンジ「喉乾いたー」

ナナバ「はいよ」スッ

ハンジ「んー」ゴクゴク

ナナバ「子供みたいだね」

ハンジ「こういうときは甘えて見えようともとにかく休む」

934 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:09:07 ID:zd8JeWbQ

ナナバ「見える、ねぇ。まぁ休むならいいか。そろそろ体拭かないとね」

ハンジ「んー」

コンコンコンッ

ナナバ「はいはーい。ちょっと待ってねー」ガタッ、スタスタ、ガチャッ

リヴァイ「飯だ」

ナナバ「ありゃ、もうそんな時間だったか」

リヴァイ「代わる」

ナナバ「いいのかい?」

リヴァイ「昼だけだ」

ナナバ「了ー解。1時間後に戻るよ」

リヴァイ「あぁ」

935 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:09:40 ID:zd8JeWbQ

ナナバ「じゃあ、ハンジ。後でね」

ハンジ「うん。…………あれ? ちょっと待って」

ナナバ「リヴァイ、清拭まだだからそれもやっといて」

ハンジ「ナナバ!!」

リヴァイ「分かった」

ハンジ「分かるな!!」

ナナバ「新しいパジャマそこね」

リヴァイ「ん」

ナナバ「じゃね」

ハンジ「ちょっと、ナナ――」

パタンッ




936 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:10:13 ID:zd8JeWbQ

【そうだった】


ハンジ「………………」

リヴァイ「まず飯を食え」ガタッ

ハンジ「……うちの子たちが持ってくる予定だったはずだけど」

リヴァイ「途中でニファに会った」

ハンジ「奪ったのかい?」

リヴァイ「いや」

ハンジ「押し付けられたのか」

リヴァイ「……いや」

ハンジ「??」

937 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:10:55 ID:zd8JeWbQ

リヴァイ「見舞いに行くのかと聞かれた」

ハンジ「うん?」

リヴァイ「一緒に食わないのかと言われた」

ハンジ「…………食べますよね! って目をキラキラさせながら言われた?」

リヴァイ「…………」コクリッ

ハンジ「ぶほっ!」

リヴァイ「…………」

ハンジ「ぶふっ、ぶくくくっ、あっははははははは!」

リヴァイ「クソメガネ、元気そうだな」シワー

ハンジ「ニファのあの目には勝てないよねぇ! 分かる分かる!!」アハハハハハ!!

938 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:11:33 ID:zd8JeWbQ

リヴァイ「…………」

ハンジ「心底疑いのない純粋な目でさ!」

リヴァイ「……」

ハンジ「いやぁ、ほんっと可愛い子だよ」クスクス

リヴァイ「…………とにかく食え」ハァー

ハンジ「うん、食べるよ」カチャッ

リヴァイ「その後で清拭だ」

ハンジ「ぼふぅっ!!」

リヴァイ「汚ぇな」




939 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:12:10 ID:zd8JeWbQ

【じっと見ながら】


ナナバ「うーん」

ミケ「どうした」

ナナバ「うん、リヴァイに清拭頼んできたんだ」

ミケ「あぁ、ハンジか」

ナナバ「そう」

ミケ「それがどうかしたのか?」

ナナバ「なんか、戻りづらいなって」

ミケ「…………」

ナナバ「……」

940 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:12:55 ID:zd8JeWbQ

ミケ「いや、さすがに」

ナナバ「だよね」

リヴァイ「ナナバ」

ナナバ「うひょうっ!!」ビクッ

リヴァイ「……何メガネみてぇなことしてやがる」

ナナバ「びっくりしただけだよ。どうしたの?」

リヴァイ「もう時間だ。油売ってねぇで戻れ」

ナナバ「あ、ごめん。お邪魔かと思って」

リヴァイ「何がだ。着替えとシーツは洗っておく」

ナナバ「あぁ、助かるよ」

941 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:13:37 ID:zd8JeWbQ

リヴァイ「じゃあな」

ナナバ「…………」

ミケ「何事もなかったみたいだな」

ナナバ「あぁ、下世話がすぎたよ。さすがに病人にどうこうはないよね」アハハ

―――
――


ハンジ「…………」

ハンジ(何もなかったけど無言で拭かれるってのも恥ずかしくて熱が上がるかと思った……)クゥッ///




942 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/14(日) 22:16:18 ID:zd8JeWbQ
レスありがとうございます


日曜に。ではまたーノシ

943 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:38:57 ID:NwsFVM1A

【愛されハンジ】


ナナバ「具合はどう?」

ハンジ「たった1時間じゃどうもこうもないよ」

ナナバ「そりゃそうだ。リヴァイは紳士だったみたいだね」

ハンジ「病人に何かするわけないだろ」

ナナバ「頼んだら焦ったくせに」

ハンジ「リヴァイの前で裸になるんだから焦ってもおかしくないでしょうが」

ナナバ「今更っ」

ハンジ「明るい場所で見られながら拭かれるとか恥ずかしいっての」

ナナバ「あー微妙に紳士じゃなかったのか」

944 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:40:00 ID:NwsFVM1A

ハンジ「敢えて目を逸らすことはなかったね」

ナナバ「愛されてんねぇ」

ハンジ「あ!? あい、とか」

ナナバ「あれぇ〜? 顔赤いなぁ? 熱上がったかなー?」ニヨニヨ

ハンジ「っナナバ!!」

ナナバ「あはははは! ごめんごめん。おとなしく寝てな。まだ熱下がってないでしょ」

ハンジ「もう!」

ナナバ「悪いことでもないでしょ」ソッ

ハンジ「?」

ナナバ「いいじゃない。愛されてて」ナデ…

ハンジ「……………………………………ウン」

945 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:40:43 ID:NwsFVM1A

ナナバ「ふふっ」ナデナデ

ハンジ「……リヴァイは今日忙しいんだね」

ナナバ「うん。昼に来るのが精一杯だったみたいね」

ハンジ「そっか」

ナナバ「私で我慢なさいな」ポンポンッ

ハンジ「ナナバがいてくれて嬉しいよ」

ナナバ「リヴァイの次に、ね」

ハンジ「ナナバ」ムゥー

ナナバ「ごめんごめん」クスクス

ハンジ「お水」ムゥー

ナナバ「はいはい」




946 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:41:24 ID:NwsFVM1A

【顔を見に】


ハンジ「全っっっ快!!」ウヒョー!!

モブリット「おめでとうございます。早速書類です」

ハンジ「労りがない」

モブリット「全快したのなら問題ないでしょう」

ハンジ「モブリットが冷たいー」

ケイジ「書類が結構溜まってるんですよ」

アーベル「ほとんどは確認してサインするだけですから」

ハンジ「はーい」

947 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:41:59 ID:NwsFVM1A

リヴァイ「メガネはいるか」

ハンジ「やあ、リヴァイ」

リヴァイ「いたか」

ハンジ「何か用かい?」

リヴァイ「これを」

ハンジ「なんだい?」ガサッ

ニファ「わぁ、砂糖菓子ですね!」

リヴァイ「茶請けにでもしろ」

ハンジ「うん……午後にでも休憩とるよ。リヴァイも来るだろ?」

948 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:42:40 ID:NwsFVM1A

リヴァイ「いや、演習がある」

ハンジ「え? そうなんだ」

リヴァイ「ああ。用はそれだけだ」クルッ

ハンジ「あ、ありがとうね!」

リヴァイ「……」ヒラッ∩))

ハンジ「……」

ニファ「残念でしたねぇ」

ハンジ「仕方ないさ。でも午後が楽しみになったね」

ニファ「そうですね」フフッ




949 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:43:20 ID:NwsFVM1A

【名残甘え】


ハンジ「リヴァイ、お疲れ」

リヴァイ「…………」

ハンジ「安心しなよ、ここはあなたの部屋だ」

リヴァイ「どうした」

ハンジ「今日はあなたとすれ違いの1日だったからね。会いに来た」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「ちゃんと全快したよ」

リヴァイ「知っている」

ハンジ「甘い物をありがとう。美味しかった」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「病み上がりだったから?」

950 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:44:13 ID:NwsFVM1A

リヴァイ「滋養はつけた方がいいだろ」スッ

ハンジ「そうだね」フフッ

リヴァイ「よかったな」ナデ…

ハンジ「うん。わざわざありがとうね」スリッ

リヴァイ「礼はもう聞いた」


ハンジ「うん」ギュッ
リヴァイ「……甘えがまだ抜けねぇか」ポンポンッ


ハンジ「そんなことはないと思うけど」スリスリ
リヴァイ「…………そうか」


ハンジ「そうだよ」ギュー
リヴァイ「…………」ポンポンッ




951 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:45:09 ID:NwsFVM1A

【兵長がいたら……】


ハンジ「むー」モゾモゾ

モブリット「今日は……も、落ち着きがないですね。どうしました?」

ハンジ「言い直さなくてもいいだろ。まぁ、ちょっとね」

モブリット「トイレなら早く行ってくださいね」

ハンジ「何てこと言うんだよ。仕方ない、教えてあげるよ」ヌギッ

モブリット「!?」

952 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:45:59 ID:NwsFVM1A

ハンジ「見てごらん……」プチッ…

モブリット「ちょっ、ハンジさん!?」ワタワタッ

ハンジ「ほれ」メクリッ

モブリット「うわぁぁぁぁ……って腕?」

ハンジ「自分のベッドで寝たら虫に刺されまくっちゃってさー」ポリポリ

モブリット「……掃除してください。兵長に殺されるかと思いましたよ」ハァー

ハンジ「なんでリヴァイ?」ポリポリ




953 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:46:41 ID:NwsFVM1A

【モブリットの逆襲】


――ハンジ自室――

リヴァイ「クソメガネ!!」バンッ!!

ハンジ「うっおわぁぁぁぁぁ!! ビックリしたぁ!!」

リヴァイ「てめぇ、自室で虫を繁殖させているらしいな」

ハンジ「虫の繁殖……? あぁ、ダニのこと?」

リヴァイ「涼しい顔でほざくな」

ハンジ「いやぁ、なかなか干す暇がなくて」

リヴァイ「暇は作れ」

ハンジ「なんと無茶な」

リヴァイ「無茶じゃねぇだろ。無駄な時間を使え」

ハンジ「無駄な時間なんてないよ」

リヴァイ「今てめぇは何をしてやがる?」

954 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:47:29 ID:NwsFVM1A

ハンジ「本を読んでる」

リヴァイ「何の本だ」

ハンジ「ダニの種類について」

リヴァイ「無駄な時間じゃねぇか! 掃除しろ!!」

ハンジ「ダニの種類を知ることで退治の仕方が楽になるかもしれないだろ!?」

リヴァイ「掃除して布団を干しゃいいだろうが! 
いいからさっさとベッドから出て布団を干せ! クソメガネ!!」ガシッ、ベロンッ

ハンジ「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」ベシャッ



ニファ「……ハンジさんの悲鳴ですね」

モブリット「虫のことをリヴァイ兵長にお知らせしたからそれかな?」

ニファ「あぁ……」




955 ◆uSEt4QqJNo:2020/06/22(月) 00:48:19 ID:NwsFVM1A
日曜過ぎた……すまぬ
日曜に。ではまたーノシ

956以下、名無しが深夜にお送りします:2020/06/26(金) 07:04:32 ID:c950wI66
おつー


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